僕の姉は人妻

著者: 牧村僚

本販売日:2001/01/23

電子版配信日:2009/08/14

本定価:545円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1011-4

深夜、脱衣所に忍びこむ少年の目的は芳しい使用下着。

人知れず募らせてきた思いを薄布にまき散らすその姿を

まさか当の姉に見られていたとは!

「あなたを刺激してしまったのね……ごめんなさい」

弟の思いを知った則子が、とまどいつつも踏みこんだ禁域。

ふたりきりの寝室で、一度だけしてくれたことは……。

登場人物

のりこ(31歳)姉

ゆか(21歳)OL

りさ(29歳)年上女(若)

あやの(37歳)義母

まさみ(31歳)年上女(熟)

本編の一部を立読み

「祐ちゃん! いいわ。私の体で、あなたを男にしてあげる。どうする? あなたのお部屋へ行く? それとも……」

「待てないよ、姉さん! ここでいい。ぼく、ここで姉さんを抱きたい」

膝のあたりで止まっていたパジャマのズボンとブリーフを、祐一は足踏みするようにして取り去った。ペニスを包んでいた姉のパンティーもはずし、それを大切そうに床に置く。

「すごいわ、祐ちゃん。オチン×ン、お腹にくっついちゃいそう」

「姉さんのこと考えたら、いつだってこうなるんだ。一日に何度でもね」

姉に見つめられたまま、祐一はパジャマの上もはぎ取り、すっかり裸になった。

「すてきよ、祐ちゃん。待ってて、いま私も……」

背中に手をまわしてジッパーをおろし、姉は手際よくワンピースを脱ぎ捨てた。

ベージュのパンティーとブラジャーだけになった姉に、祐一は熱い視線を送った。夢にまで見た姉の体が、いまこうして目の前に存在するのである。

「最高だよ、姉さん。やっぱり姉さんが最高だ」

祐一は歩み寄り、がっしりと両腕で姉を抱きしめた。じっと見つめ合ったあと、二人はごく自然に唇を重ねた。祐一が突き入れた舌に、姉も熱烈に自分の舌をからめてくる。

「ああ、当たるわ、祐ちゃんのオチン×ンが。私、我慢できなくなっちゃった」

唇を離し、身をくねらせて言うと、姉は乱暴にブラジャーをはずした。釣り鐘状に発達した乳房が、プルプルと揺れながら姿を現わし、祐一は感嘆のため息をもらした。薄茶色の乳暈、その中央で球状に硬化しているピンクの乳首が、祐一の性感を激しく揺さぶる。

「見て、祐ちゃん。ほら、パンティーにシミができてるの、わかる?」

はいているパンティーの股布に指先をあてがい、姉は祐一のほうへ腰を突きだした。

「ほんとだ。濡れてるんだね、姉さん」

「そうよ。祐ちゃんのオチン×ンが入ってきやすいように、こうやって濡れたの」

うわずった声で言い、姉は崩れるように床にひざまずいた。ほっそりした指で祐一のペニスを握り、張りつめた亀頭をぱっくりと口に含む。

「うわっ、ああ、姉さん!」

姉にフェラチオをしてもらうのは、これが二度目だった。だが、祐一にはきわめて新鮮に感じられた。童貞少年の気持ちになりきっていたせいなのだろう。

(姉さんがくわえてくれてる。ぼくのチ×ポを姉さんが……)

感激とともに、すさまじいまでの快感が背筋を這いのぼった。そして次の瞬間、祐一は射精していた。ペニスが大きく脈動するごとに、煮えたぎった欲望のエキスが、姉の口内に噴射される。

感動は六年前と変わらなかった。いや、あるいは当時より大きかったかもしれない。姉の朱唇に包みこまれた肉竿が震えるさまを、祐一は眺めていることができたからだ。

すっかりペニスがおとなしくなったところで、姉は口を離した。上目づかいで祐一を見ながら、音をたてて精液の残滓を飲みくだす。

「ごめんね、姉さん。こんなに簡単に出しちゃって」

「いいのよ。祐ちゃんが気持ちよくなってくれたら、それがいちばんなんだから」

「でも、ぼくだけなんていやだよ。今度は姉さんが気持ちよくなる番だ」

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