肉獄・美姉狩り!

著者: 神子清光

本販売日:2003/06/23

電子版配信日:2008/01/11

本定価:576円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1201-9

高貴だからこそ、辱められながらも美を放つ姉・千鶴子。

シルクの白下着姿を、牡情のこもった目で射られる視獄!

若く逞しい肉棒を咥え、擦りあげなければならない恥獄!

M字型にされた股間の中心で咲く美肉を舐められる縛獄!

夜の公園で月の光を浴びながら、背後から貫かれる魔獄!

そして、牝として、女家庭教師とともに3Pに陥る肉獄!

登場人物

ちづこ(27歳)姉

あやか(20歳)家庭教師

本編の一部を立読み

「姉さんを気持ちよくするまで、やめないよ」

克彦はきっぱりと宣告すると、さらに力をこめて太腿を割りひろげていった。

恥丘はこんもりして、高貴なまでに小高い。その上に顔を近づけ、くんくんと鼻を鳴らした。黒い草むらを鼻息でそよがせて、女性自身の匂いを嗅いだ。カマンベールチーズにも似た芳醇な発酵臭が、鼻奥でむわっとひろがる。昨夜、シャワーを浴びていないせいだろう。匂いは濃く、生々しかった。獣じみてさえいた。

「すっ、すごい匂いだよ、姉さん。昨日、よっぽどオナニーで燃えたんだね」

「うっ、嘘っ! 嘘よっ!」

しきりに首を振りながらも、自分でもわかっているらしい。典雅な細眉が、羞恥にきゅうっと歪んでいく。

「嘘じゃないよ。いつもはインテリぶってるくせに、いやらしいんだな」

克彦は親指と人差し指を使って、割れ目をぐいっと割りひろげた。みっちりとしたサーモンピンクの肉層が、こぼれんばかりにさらけだされる。

「いっ、いやああぁぁぁっ……」

「こっ、これは昨日のおかえしなんだからねっ!」

長々と伸ばした舌で、ねっちょりと肉層をすくった。舌先に、甘酸っぱくも塩辛い味がじわっと染みた。

なっ、舐めちゃったっ! とうとう姉さんのオマ×コを舐めちゃったぞっ……。

感動に身震いしつつ、縦長の亀裂に沿って、下から上に舌を這わせる。ぷりぷりした襞肉の感触に、目眩にも似た興奮を覚える。

だが同時に、身の底から恐ろしさがこみあげてきた。舐められるより舐めるほうが、禁断を破っている実感が遙かに強い。

子供の頃から母親代わりだった姉。知的で凛々しくて、いつも憧れの対象だった姉。その後ろをついてまわっていた少年時代の記憶が、走馬燈のように脳裏をよぎる。

おっ、おれは、なんて悪いことをしているんだっ……。

恐ろしさを振りきるように、夢中で舌を動かした。わざとべちゃべちゃと下品な音をたてて、淫らなムードを盛りたてた。

「はっ、はおおおおおおおっ……」

千鶴子の細い背中が、ぎゅうっと弓なりに反りかえっていく。

悶える顔が、たとえようもなくセクシーだった。食いしばった白い歯列が唾液で濡れ光り、赤い花びらのような上下の唇の間から、苦悶の喘ぎがもれこぼれる。

割れ目に舌を行き来させるほどに、姉の体温があがっていくのが、はっきりとわかった。太腿がピンク色に紅潮し、じっとりと汗ばんでくる。女の匂いがぐんっと強まり、肉層の間から唾液とは違う粘っこい愛液が溢れてくる。

姉さんっ、感じているんだねっ! ぼくの舌で、感じているんだねっ……。

そのことが、罪悪感に震える克彦に少なからぬ勇気を与えた。姉の欲求不満を解消してやるのだという大義名分が、後ろめたさを塗りつぶした。

「かっ、克彦くん、もうやめてっ! お願いっ! お願いよぉぉぉっ……」

千鶴子が切羽つまった声をあげる。後ろ手に縛められた肢体をぎゅうぎゅうとよじり、すがるように克彦を見る。

だが、やめるわけにはいかなかった。

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