冤罪 無実の人妻を…

著者: 草飼晃

本販売日:2013/12/24

電子版配信日:2014/04/18

本定価:765円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-1976-6

シチュエーション

「違います、濡れ衣だわ。私は何も悪いことは……んっ」
下着を毟り取られ剥き出しの女陰に吸いつくケダモノの唇。
媚肉への執拗な「尋問」で、悲鳴はやがて恍惚の嗚咽に……。
疑われた不倫関係、理不尽な怨恨、万引き誤認、企業秘密の漏洩。
いわれのない罪を着せられた無実の女体を襲う肉拷問。
23歳28歳32歳38歳――官能の疑獄から逃れられない美囚たち!

●もくじ

Ⅰ  京香38歳   不倫の濡れ衣
Ⅱ  逸美23歳   ひとまちがい
Ⅲ  美月28歳   万引き誤認
Ⅳ  奈津美32歳  情報漏洩
Ⅴ  四匹の美牝 「疑獄」に囚われて

登場人物

きょうか(38歳)人妻

いつみ(23歳)人妻

みづき(28歳)人妻

なつみ(32歳)未亡人

本編の一部を立読み

「ひい……ひい……そんな、こと、されたら……ひい。ひい」
というか細い声を洩らしていた。
息は荒くなっていく一方。身体からは勝手に力が抜けていき、左右の腰骨の張り出したあたりがひりひりと痺れてきた。全身の骨がとろとろと溶けてどこかから抜け落ちていってしまいそうな変な感じだった。
(なんでこんな目に……人違いなのに……濡れ衣なのにっ)
女の指が八十三センチCカップの乳房をむんにりと握りしめた。思わず、ああ、と声が出てしまった。それは夫に愛撫されて悦ぶ時の声と大差なかった。これ以上はいけないと逸美は思い、誓う。今度こそこれ以上の反応を見せてはいけない、と。
「なんだよアユミさん。あんた、相当の意地っ張りみてえだなあ」
巨漢は逸美の気持ちを読んだのか、さらに悪質な責めに出た。
包皮が自然に剥けかけていた肉真珠を別の指で撫でられた。そっと、そっと。刺激を受けて、指を含んだままの粘膜がどくんと脈を打った。陰毛の一本一本までもが敏感になりきって逆立ち始めている。次のひと擦りでまた、ぴくん──っ。
「ぅあうッ」
新妻の腰が瑞々しく弾んだ。軽くイッていた。男は構わず慈しむような肉真珠擦りをつづける。それに素直に反応して腰がまたうねった。クリトリスに張りめぐらされている神経という神経がぱちぱちと痛みにほど近い鋭い痺れを下腹部につたえてくる。
乳房もたぷたぷとまさぐられている。髪の根元の毛穴から強い匂いを放ちながらどろりと新たな脂汗が噴き出した。いや。髪の根元だけではなかった。身体中の毛穴という毛穴が一斉に開ききった感じだった。そしてそこから熱いぬるみがとろーり……と噴き出している。
クリトリスへ口が寄せられた。生温かくやわらかい舌の感触に肉の真珠は芯まで硬直し、下腹部全体にまた鋭く火花が散る。
「うぁ……っ……!」
目を固くつぶり、くちびるを引き結び、イクまいとした。しかし遅かった。指を含んだ粘膜が激しく収縮し、蜜を噴き出す音が響き渡る。体重をかけられた状態で腰と太ももがみだらにびくん、びくん、と動く。腰が浮き上がり、そのまま硬直していた。
出産後初めて体験するエクスタシーだった。一秒、二秒、三秒。しばしの静寂につづいて──。
「うっ、うっ、うっ、ううー……っ!」
甘いうめき声と共に二十三歳の腰は浮いたままぶるッぶるッと脈打ちのように震えていた。うわ、抜けねえぜ、もう何もしてねえのに、と男がせせら笑う。膣肉は勝手に指に吸いついていたのだ。
二十数秒間の飛翔の後、逸美の腰はばたりと沈んだ。ようやく指を抜かれた粘膜は、まだ絶頂の余韻を味わうかのようにひくひくと蠢きながら粘ついた膣蜜を吐き出している。逸美の額もまた汗まみれ。髪の毛が何本も張りついている。絶頂が強かったせいで口元はよだれにまみれていた。

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