女捜査官・麻衣【危険な休暇編】

著者: 草飼晃

電子版配信日:2023/04/28

電子版定価:880円(税込)

「ひいっ。先輩、それ……だめっ」
突き込むごとに肉棒で感じる、可愛い後輩捜査官の強烈な締め付け。
恋心を抱いていた麻衣の女肉の味わいに雄介は我を忘れた。
休暇で訪れた温泉旅館、武器ブローカーの密売会に遭遇し、
顧客の暴力団やテロリストの前で強制交合を命じられた二人。
(こんなかたちで夢がかなってしまうなんて)
意思に反して膨らみきった硬直で、淫らなイキ顔を見せる麻衣に俺は……
草飼晃が贈る渾身の書き下ろし──捜査官バディ小説の最高峰、登場!

目次

第一章 温泉雪国

第二章 絶対に中出ししてはいけない本番

第三章 麻衣の危険な告白?

本編の一部を立読み


 すごいボディを隠すすべを失った裸の後輩捜査官は、深いうめき声を短く放った。
 締めつけがひときわ強くなっていた。
 それまでとは比べものにならない。
 引きつづいて抽送を叩き込もうとしていた雄介の動きが阻止されていた。
 ひだのからみつきがいっそうキツくなる。亀頭の雁の返りにからまった分が、きゅうっとより強く張りつき絞り上げてくる。
 それだけではなかった。大ぶりなひだひだが亀頭傘の表面にべっとりと張りつき、擦り上げてきた。ひだひだにはほとんど吸盤めいてすらいるような細かいぷつぷつした突起が広がっていた! その手前の細かいひだひだにそれがあるのはもうわかっていたけれど最奥にまでそれは広がっていたのだ! それが亀頭に張りついたまま前に進もうとする肉棒の動きそのものを強い弾力で押し返してくるのだ。いや。押し返すどころか吸いついてさえきている。吸いついて、押し返して、その上なお亀頭海綿体を撫で上げるかのように小刻みにねっとり、ねっとりと蠢きさえしている。その蠢きのたびにぷつぷつした微細な突起に海綿体が擦られる。信じられない濃い快感が肉棒のつけ根から雄介の腹部にまで疾走する!
「ま、麻衣っ、おま、すごいぞ……こんな……俺、こんなの知らねえ……ッ」
「あ……は……あた、し、ま、へんに……なっ……」
 麻衣もまた、ここまでになったことはなかったのではないか。
 自分で自分のコントロールが完全に効かなくなっているようだ。
 すぐ目の前にある麻衣の顔。その目はもう雄介すら見えていないようだ。何も見えていないのではないか。口をぱくぱくさせているけれどその口から発せられることばはもう意味のあることばにはなっていない。それは雄介もそうだ。お前すごいぞと言おうとしたのか、おま×こすごいぞと口走りそうになったのか、自分でもわからない。
(麻衣の締めつけと擦り、これ、すげえな……ッ)
 ぎりぎりと歯を食い縛る。胸をいっぱいに張り、もう一度腹に力をこめて射精をこらえる。出すなと脅されているからではない。この時間をもっともっと愉しみたかったから。もっともっと長引かせたかったから。もしかしたらこんな経験はもう二度とできないかもしれないから。身体にもっともっとこの感覚を覚え込ませたいから。死ぬまで覚えていたいから。
 ぐっ、ぐっ、ぐっ、きゅっ、きゅっ、きゅっ……。
「ああっ、先輩、あたし、終わらない、止まらない、怖い、怖い」
 雄介は歯を食い縛るのに精一杯でもう、ことばを返してもあげられない。
 ぷつぷつを浮かべた大ぶりな肉ひだが、きゅっ、きゅっ、と音を立てながら亀頭の表面を舐めるみたいに擦ってくる感覚は、徐々に弱くなり始めている。ところがそれと入れ替わるかのように、それよりもやや外側の肉ひだが亀頭冠の返りの溝部分にいっそう強く食いついてきていた。ぐっ、ぐっ、ぐっ、という音まで鳴っている。しかも食いつきはますます強く、その音はますます大きくなっていく。
(お、おいっ、麻衣、すごいぞ、お前の粘膜! こんなの、俺知らないぞ! あの時の黒人だって経験してねえんじゃねえのか、こんなの! 俺たち、ここまで身体の相性がよかったんだな……ッ!)
「先輩、あた、うれし、うれ、先輩と、こうなれて……っ」
 何か言っているが、感じすぎているのか、うまくことばにならないようだ。たぶん、雄介とこういうことができてうれしい、こういう風になれてうれしい、と言ってくれているのだとは思うが。
(俺だって、うれしいに決まってるじゃねえかよ……!)
 そうささやいてやりたいのもやまやまなのだが、口を開いたとたんに下の蛇口も開いてしまいそうだ。
「ああ、先輩、あたし、まだ、こんなの、知らな、い、長すぎ、まだ、まだ」

「いくっ」

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