新妻キャスター・淪落の履歴書

著者: 高木七郎

本販売日:1998/11/23

電子版配信日:2010/01/08

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0857-9

佑希の身体にはぬぐい去れない傷跡があった。

純真な女子大生時代に受けた悪夢のレイプ体験。

トラウマを背負いながらもキャスターとなり、

幸せな結婚をした26歳を再び性鬼の牙が襲う!

夫の職場で全裸解剖、露出ショウに強制出演……

果てしなくつづく輪姦地獄に終わりはない!

登場人物

ゆうき(26歳)人妻

じゅんこ(30歳)看護婦

本編の一部を立読み

「あ、あの……わたしは、テレビキャスターを務めています、竹内佑希でございます」

諦めて覚悟はしたが羞恥がどっとこみ上げて、佑希はへたへたと座りこみそうになった。

「よしよし。では、テレビキャスター竹内佑希。おまえは、みなさんに、どこをご覧いただくんだ?」

鞭をしごきながら近づくと、田口が卑猥なセリフをささやいた。

「ああ、そんな……」

佑希は力なくよろめいて、息を呑んだ。野村たちには散々言わされてきた言葉だが、衆人監視のなかで口にするには、あまりに卑猥すぎる。

「さあ、つづけるのよ。竹内佑希さん。じゃないと、鞭が飛ぶよ」

「鞭がいやなら、しっかり立って、ご主人さま方によく見えるようにするの」

足下に這い寄った二人の女が、小声で指示を出す。

「は、はい……わかりましたわ」

鞭の一言に怯えて、佑希は教えこまれたセリフを口にした。

「ゆ、佑希は……あ、あのオマ×コを……」

「聞こえないぞ。オマ×コをどうしてもらうんだ!」

「は、はい……佑希はご主人さま方にオ、オマ×コを……テレビキャスター竹内佑希のオマ×コを……ご覧いただきます」

震えを帯びた小声だが、さすがにキャスターらしく、よく通る声である。並みいる男たちの耳には、テレビでささやかれたように心地よかった。

「おおっ! 見てやるぞ。竹内佑希のオマ×コ、見てやるぞ」

「キャスター佑希、早く、脚をひろげろ」

「オープン、オープン! オマ×コ、オープンしろ!」

顔を乗りだした男たちが、口々に叫んだ。

「ご主人さま方がよく見えるように、真理子のようにやれ!」

いたぶるうちに興奮の極に達した田口が、肉塊をしごいて命じた。

「はい……これが、竹内佑希の……オマ×コです」

卑猥な言葉を口にしながら、静かに腰を沈め、すんなりと綺麗に伸びた両脚をためらいながら開いていった。

「もっとひろげろ。真理子を見習えっ!」

田口がわざと真理子の名を大声で口にした。

「いいか、真理子のように、大股開きに開くんだっ!」

「はい……ご主人さま方、こ、これが、テレビキャスター竹内佑希のオマ×コ、佑希のオマ×コでございます。どうぞ、ご覧になって」

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