本販売日:1993/04/23
電子版配信日:2011/03/04
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0487-8
逞しくなった息子の体に聳える青い肉柱のため、
どれだけ美沙緒は懊悩したことか。
康彦の目が自分以外の女にも向くのを知った時、
激しい嫉妬と淫情が三十二歳の体内を走った。
康彦の女になろう。思いきり抱かれよう……。
決断した今、母は朱唇を愛息の一物に這わせ始めた。
みさお(32歳)実母
なつこ(24歳)人妻
本編の一部を立読み
「ねえ、康彦……ママ、興奮してきちゃった。ママにも……お口でしてくれない?」
「も、もちろんだよ、ママ! ぼくだって、ママのあそこが舐めたいんだ!」
「まあ、康彦ったら……」
さらに顔面を紅潮させて、美沙緒は立ちあがった。おもむろにベッドにあがり、あお向けに横たわる。
「お願い、康彦。きて……」
足もとに絡みついていたパジャマとブリーフを、もどかしげに取り払うと、康彦はベッドに突進した。シングルベッドだから、母のベッドのように広くはないが、体を丸めて、開かれた脚の間にうずくまる。
「康彦……ママのパンティ、もう濡れてる?」
問いかけられて、康彦は股間に顔を近づけた。奈津子との付き合いで馴れているはずの行為だが、ベッドに肘をついて両手で太腿の裏側を支えると、体がブルブル震えてくるほど興奮した。
弾力に満ちたすべすべの太腿を、両のてのひらでやんわりと撫でつけながら、康彦は目を閉じて、胸いっぱいに息を吸いこんだ。パンティははいていても、甘酸っぱいような、なんともいえない淫靡な香りが漂ってくる。
ああ、ママの匂いだ! パンティについていた、あの匂いだ……。
康彦には、もちろん嗅いだ覚えのある匂いだった。洗濯機から毎晩のように持ちだしていたパンティの匂いは、もう鼻にしみついている。この匂いを嗅いだだけで、ペニスはいちだんと硬さを増してしまうのである。
「康彦……ねえ、どうなの? ママのパンティ、濡れてるんでしょう」
目を開けると、康彦のすぐ前に母の股間があった。着ているネグリジェと同系色の薄紫のパンティには、すでに大きな楕円形のしみができている。ただでさえ極薄の布切れが、濡れたためにいっそう透明度を増して、康彦には秘唇の形までが確認できた。
「濡れてるよ、ママ! もうビチョビチョだ!」
「ああっ、康彦……」
興奮した美沙緒が両手で康彦の頭を押さえた。
その動作に合わせて、康彦は母の股間にむしゃぶりついた。舌を突きだし、薄布の上からペロペロと秘唇を愛撫する。そうしているうちにも、母のクレヴァスからはとめどなく淫水が湧きだして、さらにパンティをグショグショにしていく。
甘い! ママのおつゆは、まるで蜂蜜みたいだ……。
無我夢中で舌を使いながら、康彦は本気でそう思った。
「康彦……ねえ、お願い……もうパンティを脱がせて……」