人妻調教工房

沙耶の蜜楽

著者: 高木七郎

本販売日:1995/03/23

電子版配信日:2010/06/18

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0609-4

縄、鞭、浣腸器、膣圧計、張型、滑車、女体診察台……。

気品あふれる美貌の人妻・沙耶が連れていかれたのは、

あらゆる責め具で女を辱める牝奴隷調教工房だった!

熟れた肢体を全裸に剥かれ、何人もの男たちに輪姦され、

ビデオ撮影される屈辱、恥辱! やがて、倒錯した

マゾの悦楽が人妻を隷従のエスクタシーへと導いていく。

登場人物

さや(32歳)人妻

あゆみ 人妻

えいこ 女子学生

さとみ 女子学生

本編の一部を立読み

「さあて、仁科沙耶さん。診察しますからね。ここに腰をおろして」

山野は立ちすくむ沙耶の身体を抱くようにして、産婦人科用の椅子に腰かけさせた。

「ああ……い、いや……」

毛布の敷いている椅子に腰をおろしたとたん、うろたえた沙耶は、悲鳴のような声を噴きもらした。

沙耶が腰をおろすと同時に、椅子の背もたれの部分が後ろにさがり、沙耶は、両脚を高くあげたまま上体を深い角度に折り曲げられてしまったのだ。それにつづいて、隣りにいた加瀬が素早い動作で沙耶の両足首を持ち、慣れた手さばきで足首にベルトを巻きつけると、椅子の肘かけの部分に固定した。

「ああ……いや……いや……こんなこと……かんにん……」

大股開きで両足首を固定された沙耶は、あまりのみじめさ、恥ずかしさにいたたまれず、言ってもせんのない哀訴を口にしてしまう。

痛々しく眉根を寄せ合わせて哀願する沙耶の、白い歯並びの浮きでたあえかな朱唇からは、香水のような甘い息が、男心を溶かすように立ち昇ってくる。

「おお……ヘアも申しぶんないが、オマンコも素晴らしいですな、山野先生」

加瀬が横からのぞきこむようにして、沙耶のヘアをかき分け、肉芽をさぐりだした。それから指の先で、剥きだされた秘裂に潜む沙耶の可憐な肉芽を巧みにまさぐった。

「あッ、あッ……ああーン……うふン……」

そのとたん沙耶は、切なそうに甘い喘ぎをもらした。

「おお……これは、いい感度をしている。このクランケは、不感症なんかじゃありませんな、山野先生」

「まったくですな。加瀬先生の手がちょっと触れただけで、こんな可愛いよがり声をあげるんですからな。不感症どころか、セックス感度抜群ですよ」

山野も加瀬も、沙耶の前にはまわらず横から批評している。

沙耶は気がつかなかったが、舞台用のアイマスクをつけた女が、三台のビデオカメラを操作しているからであった。そのうちの一台は、沙耶の露わに剥きだされた秘園を正面から撮っており、あとの二台は、左右の斜め上の位置から撮影するようになっている。被写体である沙耶の肉体を、幾つものライトが照らし、室内は真昼の戸外のように明るくなっている。斜めの、位置の高い三脚にセットされたビデオカメラの横には脚立が用意されていて、女は三台のカメラを交互に行き来しては、沙耶の羞恥の映像をアップに撮影していた。

それで、山野と加瀬はカメラアングルからはずれないように、沙耶を弄ぶ位置にも気を配っているのだった。

「いやはや、驚きましたな、山野先生。ごらんなさい。このクランケは、わたしがちょっとクリトリスを触っただけで、もうこんなに蜜を溢れさせていますよ」

早くも花蜜を豊潤に溢れさせはじめた沙耶のサーモンピンクの花びらを、加瀬が指でこじ開けるようにひろげた。

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