姉交換

生贄の部屋

著者: 高竜也

本販売日:1993/02/23

電子版配信日:2011/04/08

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0476-2

シチュエーション

「俺の姉さんを抱かせてやるよ……」

同級生の悪魔の囁きから、悲劇は幕を開けた。

20歳の女子大生・真紀をレイプも同然に犯し、

かぐわしい、悩ましい、熟れた肉体に溺れる悦楽。

その一方で、姉・裕美子は同級生の生贄に……

二組の姉弟が織りなす、禁断と暴辱のダブル相姦!

登場人物

まき(20歳)女子大生

ゆみこ(18歳)女子学生

本編の一部を立読み

「姉さん……おれ、したい……」

伸介は大きな体に似合わぬ甘ったれた声を出した。小さい頃の、姉に何かをねだるときの声と少しも変わらなかった、短い言葉のなかに、伸介の欲望がぎっしりつめこまれていた。

「何を馬鹿なことを……出ていきなさい!」

やさしい真紀はそれまで、四つ違いの弟に大きな声を出したことがなかったし、希望はなんでもかなえてあげていた。

しかし、伸介の申し出はあまりにも唐突で、人の道をはずれたものだった。

「おれ、見たよ……姉さん、何もはかないで寝たんだろう……ちゃんと見たもの」

伸介がひらひらと手にかざしたものは、眠る前にオナニーをしたとき脱ぎ捨てたパンティだった。

「ベッドの足もとに落ちていた……」

真紀は真っ赤になった。しかし、オナニーまでは知られていないだろうと思った。

「オナニーしていたんだろ。ちゃんと知ってるよ。だって廊下に変な声が聞こえてきたもの。おかしいと思ってドアの隙間から覗いたけど、真っ暗で何も見えなかった。でも、声だけはちゃんと聞こえた。はっきりと、イッちゃうって言ってたじゃないか」

真紀は恥ずかしさでいっそう赤くなった。死んでしまいたいほど恥ずかしい。

「ねえ、させてくれよ」

屹立したペニスを揺らしながら、伸介が体を投げだすように真紀の横に倒れこんだ。

真紀は突き離そうとしたが、一メートル七十五センチ、六十八キロもある伸介はびくともしなかった。

真紀はパッと起きあがって、逃げだそうとした。しかし、すぐに強い力で腕を掴まれてしまった。痺れるほど痛い。

「離して……痛いわッ……」

泣き声をあげると、伸介はすぐに腕を離した。同時に、押さえこむような形で上半身を真紀の胸の上にのせ、やにわに股間に手を伸ばした。

「やめなさい! 私たち姉弟なのよ! どいて!」

しかし、伸介の手は太腿の付け根を強引に押し分けて、女の中心の淫裂をとらえた。乱暴なやり方なので痛みしか感じない。

真紀が暴れようとしたとき、指が偶然にクリトリスに触れた。

「あうッ……」

一瞬、全身から力がスーッと抜けてしまった。

そのチャンスを、伸介は巧みに利用した。まだオナニーの余韻が残っている、ヌルついた亀裂に指を滑りこませたのだ。

「あ、いやッ」

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