若妻・亜沙美と渚 倒錯露出蟻地獄

著者: 佳奈淳

本販売日:2001/12/23

電子版配信日:2009/06/19

本定価:545円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1081-7

見られている。夫以外のペニスに口づけする唇を。

視姦されている。牡に貫かれ、穢しつくされる女性器を。

恥ずかしいわ。でももっと見せなきゃいけないのね。

私は脅迫され、男たちの前で痴態を演じる哀しい奴隷妻……

浴びる視線で女体が熱い。これは屈辱か、悦楽なのか?

若妻・田島亜沙美が陥った蟻地獄、それは露出の魔空間。

登場人物

あさみ(25歳)人妻

なぎさ(27歳)人妻

本編の一部を立読み

「ああ、意地悪なさらないでください」

亜沙美はずっと砂浜のほうを見つめている。みんな、こっちを見ていた。みんな、今、私が裸同然なのは知っていた。

オマ×コをぐしょぐしょにさせていることも知っているはずだ。

私は変態女と思われている。それを否定することは無理だ。

じゃあ、とことん、変態女になってやる。きっと、死ぬほど気持ちいいはずだ。

「く、ください……」

「欲しいんだな」

「ああ、入れる前に、お名前を、せめてお名前だけでも、教えてください」

「顔を見てもいいぞ」

「いいんです……お名前だけ、わかれば、亜沙美、それで幸せです」

顔を見るのは怖かった。どこか、非現実の気分でいたかった。相手の顔を見てしまえば、あまりにリアルになってしまう。

「佐伯だ」

一気に貫かれた。

立ったまま、水中で、後ろから、亜沙美は夫以外の男にオマ×コを許した。

「いいっ」

一撃で、亜沙美は絶叫していた。

一撃で、亜沙美はイッていた。イッたまま、歓喜の声をあげつづける。

「いい、いいッ、イク、イイッ、イク、イク、いいっ……」

亜沙美は目を閉じなかった。こちらを見つめる男女を瞳に映したまま、骨までとろけてなくなりそうな肉の愉悦に、すべてをゆだねていた。

「イク、イク……イクっ、イクっ」

亜沙美は歓喜の声を叫びつづけた。

「おうっ、なんてオマ×コだっ。水中なのにチ×ポ、食いちぎられそうだっ」

「イク、イク……イクっ」

「おうっ」

佐伯のスペルマを子宮に浴びた。

亜沙美の頭も身体も真空になった。

ペニスが抜かれ、支えを失った亜沙美はそのまま、水中に沈んでいった。

気が遠くなる。このまま消えてなくなってもいいと、ふと亜沙美は思った。

が、これで終わりではなかった。

腕をつかまれた。引きあげられる。

「もっと、気持ちよくなりたいか、亜沙美」

背後から抱きしめられ、耳もとで囁かれた。

「はい、なりたいです」

「よし、じゃあ、砂浜に戻って、みんなにオマ×コを見せつけろ。そうだな、四つん這いがいいな」

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