潔癖症の恋人みしろに振られた日、瓜二つのギャル夕月が妹になった。
君がしてくれなかったこと全部してくれる小悪魔に身も心も奪われ、
俺の人生は、一気にエロ色ハーレム生活へと変わっていく!
元カノの妹から始まり、気の置けない親友女子、保健室の先生……
もうヤンデレ義妹のいない日々なんて考えられない!
人気WEB青春小説、番外編の監禁プレイを加え、ここに登場!
(文庫換算272ページ)
もくじ
一章 義妹との出会い
二章 義妹が俺を誘惑してくる
三章 親友ともセックスする
四章 義妹以外とも、やりまくる
五章 保健室の先生ともする
エピローグ
書き下ろし番外編 義妹と監禁プレイ
ゆづき 妹
ましろ 女子学生
本編の一部を立読み
「私とえっちしたら……誰かに後ろ指、差されるかもしれない。家族同士でセックスなんて、不純だ、不潔だって……言われるかも知れない。だから……怖いんだね?」
……その通りだった。俺を飢えた獣から理性ある人間につなぎとめているのは倫理観。世間一般の意見。誰かからの批判。
「怖いんだね。……女の子に、拒まれるのが」
その通りだ。俺は一度、元カノから拒絶されたことがある。
女に拒まれてしまったことが、最大のブレーキになってしまっていた。
「大丈夫だよ、亮太くん♡」
夕月が妖しく微笑むと、俺のことを抱きしめる。
生の乳房が俺に左腕に当たる。なんてリアルな感触なんだ。
ゼリーやプリンなんて比じゃない。温かくて柔らかい。
押しつぶされてぐにゃりといやらしい形に変形している。
俺の意思であの胸を思う存分触れてしまいたい。
「その衝動に身を任せて♡ 私は……否定しないよ♡ あなたの全部を受け入れるよ♡」
彼女が抱きついたまま耳元でささやく。
彼女の甘いと息が耳に拭きかかるたび、頭の中から雑念が消えていく。
「世間一般が亮太くんを批判しても、私は絶対に批判しない。あなたが妹相手にセックスしても、私だけは……何も言わないよ♡ 受け入れるから、あなたの全部を……否定しないで、受け止めてあげる♡」
夕月が俺から思考を奪っていく。
考えるという行為を奪われると、欲しいという衝動だけが残る。
びくびくと俺の体が……いいや。股間が痛いほどに怒張していく。
れろ……と夕月が俺の耳を舐める。内側の軟骨を、丁寧にねぶっていく。
「じゅる……じゅる……れるぅ♡ んぅ……♡ はぁ……♡」
下品な音を立てながら耳を舐める。
俺の体が震えて、どきどき、ばくばく……と心臓が高鳴る。
「何も考えなくていいんだよ。気持ちよくなりたい、だから……えっちする。それでいいじゃない?」
夕月が顔を離してベッドの上に、横になる。仰向けに寝ると、彼女の美しい体が月明かりに照らされる。まるで夏の夜の淫らな夢みたいだ。
「難しく考えないで♡ 今までだって、むらむらしたらティッシュに吐き出してたでしょ? それと一緒だよ」
夕月が両手を俺に向ける。眼を細めて、ぎらついた欲望の光を、俺に向ける。
……ああ、違う。欲望にまみれた光を発しているのは、俺だ。
夕月の眼に映っている俺だ。
「ティッシュに出すのとおんなじ感覚で、無責任に出して? ね……その方が気持ちいいよ?」
糸が、ぷつんとキレそうになる。
もうこの糸が切れたら、俺は自分を制御できなくなる。
つなぎ止めているのは、なんだ?何が俺を縛っている? 何が……誰が……? ……誰? 俺の頭の片隅にいるのは、誰?
「…………」
ああ、そうだよ。そいつのことなんて、もうどうでもいいじゃないか。 あいつは、俺を捨てたじゃないか。何をいつまでこだわってるんだよ。もう、終わったんだ。もう彼女との関係の糸は断ち切れたんだ。
向こうが、切ったんじゃないか。ならもう……俺は……。
「夕月……!」
もう止められなかった。俺は自分の体が自分で制御できなかった。
頭で考えるより体が動く、妙な感覚。彼女を押し倒して体を重ねる。
「亮太くんっ……♡」
もう我慢できなかった。