四六時中つけている黒マスク、耳にはキラキラ光るいくつものピアス。
ガードの緩い着崩した制服の隙間からのぞく、深い胸の谷間と豊満なバスト。
和(のどか)は、一見近寄りがたいほどにダウナーな俺のクラスメイト。
でも見た目に反し人懐っこい和が、ひとり暮らしの俺の家に転がり込んで日常は一変!
彼女の誘いに抗えず、ズブズブと快楽に沈んでいく自堕落な日々が始まった!
そこに、和に勝るとも劣らない美貌と肉体を持つ母親・滝さんまで現れ……
官能大賞eブックス賞受賞作、書き下ろし短編付きで堂々書籍化!
1 プロローグ
2 ダウナー少女
3 危険なママ
書き下ろし1 嫉妬のダウナー少女
書き下ろし2 お節介する危険なママ
本編の一部を立読み
1 プロローグ
男の前では、まさに絶景という光景が広がっていた。
大きなベッドの上には、男が一人。
そして、男よりも数が多く、女が二人。
全員、衣服を着ていない。
全裸の男女がベッドの上にいるということは、そういうことである。
「ぅ……あ……♡」
膝立ちになっている男と違い、二人の女はだらしなくベッドの上に身体を投げ出していた。
身体に力はまったく入っていない。
時折、思い出したようにビクビクと身体を震わせている。
それは、絶頂の余韻で、また軽く絶頂を迎えてしまったからだった。
二人の女は、顔をベッドに埋めているから容姿を拝むことはできない。
だが、その代わり投げ出された肢体は見える。
その身体は、まさに傾国のそれだった。
二人とも肉付きが非常に良く、しかし無駄な肉はない。
胸は大きく前に突き出ていて、臀部はむっちりとしている。
長い脚はある程度張りのある肉がついていて、触るだけでも気持ちがいい。
その白い肌の上には、珠のような汗が浮かび上がっていて、怪しく光らせていた。
甘酸っぱい匂いが立ち上り、男の股間がまたいきり立つ。
「ま、待って。まだ、イった余韻が残ってて……」
いきり立った男根に従うように、男は片方の女に手を伸ばす。
何度も絶頂を味わって身体に力が入らない女を、無理やり動かす。
くびれた腰を掴んで、臀部を上げさせる。
上半身は力が入らず潰れたままなので、お尻を男に捧げるような格好。
人間ではない獣のメスが、オスに絶対的な服従を示す体勢。
むっちりとした尻タブを開くと、そこからむわっと一気に雌の匂いが広がった。
何度も突きほぐされてグズグズになっている秘裂。
周りは愛液でべたべたに汚れており、秘部からはゴポリと白濁液が零れ落ちてくる。
すなわち、先ほどまで散々に中出しされたことを意味していた。
ヒクヒクと肛門も動いており、それはその禁忌の場所でさえも、男に蹂躙され調教されきっていることを示していた。
そこを使ってもいいのだが、男がぴとっ、と亀頭を押し当てたのは、秘裂の方だった。
「あっ、あっ……ま、待って、まっ――――――」
必死に腕を後ろに伸ばして抵抗してくるが、当然待つはずもなかった。
いきり立つ男根を、一気に膣内に押し込んだ。
「おごっ♡」
今日だけでなく、月日を重ねて調教し続けた膣内だ。
男の逸物の形を、完全に覚えこんでいる。
むしろ、形はそれに合わせるように作り替えられており、欠けていたものが埋まったような感覚にすら陥る。
ピッタリと膣壁が男根に吸い付く。
そうすると、弊害としては……男女ともにとてつもない快楽を叩き込まれるのである。
とくに、女はひどかった。
たった一撃。男根を挿入されただけで、潮を噴いた。
プシャッ! と勢いよく噴き出した体液。
しかし、女にはそれを気にする余裕は微塵もなかった。
「おっ、ごっ、うっ、うっ、おっ、おぉぉっ♡」
バチュッ、バチュッ、バチュッ、バチュッ!
くびれた腰を掴んで、何度も激しく男根を突き入れる。
むっちりとした尻肉がちょうどいいクッションになって、腰を打ち付けやすい。
ゴリゴリと膣壁を削って容赦なく子宮口を何度もぶん殴られる。
女は白目をむき、口から舌をだらしなく垂らしながら、ひたすらに快感の暴力に浸っていた。
「おっ、おおおおっ……!!」
興が乗ったのか、男は手を振り上げ、ベチン、と尻を叩いた。
本気で相手を痛めつけてやろうと振るわれたものではないため、ケガをするような行為ではない。
四つん這いでひたすらに嬌声を上げ続けている女を、さらに屈服させているのだという征服欲。
それを満たすためにやった。
真っ白な肌なので、すぐに赤くなって効果が出てくる。
女も女で、被虐性癖もどきがあった。
男に痛めつけられたいとか、そういう願望はない。
ただ、男からしつけられている。
その事実が、暗い快感を与えてくるのだ。
「はあ、はあ……!」
激しく後ろから女を犯し、女は獣のような喘ぎ声を絞り出していると、だらしなくダウンしていたもう一人の女がすり寄ってきた。
その眼には、強い意志が感じられた。
なるほど、今犯されている少女を助けようというのだろう。
その理由はとても良く分かる。
何せ、今すり寄ってきたこの成熟した女は、少女の実の母親なのだから。
男に犯されてあられもない絶叫を上げている娘を助けようというのだろう。
感動的である。
だが、それだけでないことは、彼女の火照った顔を見れば一目瞭然だった。
娘を助けようとはしているのだろう。
だが、それ以上に、熟れた経産婦の身体も満たしてほしい。
そんな浅はかで卑しい性欲も、確かに女にはあった。
「んっ、ちゅっ、ちゅっ……はっ……あぁ……っ♡」
男の身体に縋り付くと、上半身や首に何度も唇を落とす。
しっかりと立てば、女は男よりも身長が高い。
平均よりも高い身長をしている男よりも、なお高いのである。
しかし、先ほどまで暴力的なまでの快感を与えられていたため、足腰に力が入っていない。
そのため、何とか男に抱き着き、身体を起こして口づけを落としている。
それは、明確な媚だった。
そもそも、男の上半身に唇をいくら落としたところで、娘の援護には微塵もなっていない。
自分も忘れないでほしい。自分も可愛がってほしい。
そんな浅はかな、母親の情欲しかなかった。
「あっ……♡」
だが、その浅はかさを男は見捨てなかった。
グイっと女の身体を片手で抱き寄せる。
そして、自分の身体に押し当てられる豊満に過ぎる乳房をわしづかみにした。
圧倒的な大きさだ。
なにせ、カップサイズで言うとJカップ。
そこらにほとんど存在しないほどの大きさだ。
加齢とともに柔らかさが増し、多少形は崩れている。
しかしながら決して不格好ではなく、むしろ成熟した色気を醸し出している。
そこを、我が物顔で握る。
女は嫌がるどころか歓喜の声を漏らし、背をそらして男の手に押し付けていた。
男は深く息を吐きだした。
下を見れば、お尻を捧げるような形で激しく犯されている娘。
傍らにはそんな娘を差し置くように自分を可愛がってほしいとアピールする母。
二人とも乳房はとても大きく、爆乳と言えるほど。
きらりと光るピアスが耳やへそ。母に至ってはそれ以上のところにもつけられている。
ダウナーというか、どこか危なげな雰囲気を持っている爆乳母娘。
そんな彼女たちを、母娘丼というとんでもない方法で手中に収めている男。
さぞやいい空気を吸っているのかと思われるのだが……。
(……どうしよう、これ)
冷や汗ダラダラ流していたりする。
どうしてこのようなことになったのか。
男――――|乙名《おとな》 |無一《むいち》は思い返すのであった。
2 ダウナー少女
「ねえ、おとなくん」
「ん?」
気だるそうな声で名前を呼ばれる。
ただ、なんというか、だるそうに呼ばれるので、|乙名(おとな)という俺の名前が違う意味に聞こえた。
誰だろうか、と一瞬考えるも、今教室にいるのは俺と彼女だけだったので、すぐに相手が分かってしまった。
振り返ると、やはりと言うべきか、彼女――――|宇津保《うつほ》 |和《のどか》が、だるそうに机に突っ伏していた。
俺の名前を呼んでいるのにもかかわらず、こちらには一切視線を向けてこない。
どう考えても失礼だし、これで腹立たしく思っても不思議ではないのだが、宇津保 和という人間はこういう性格だし、平気でこういう言動をとるということは、もはや周知の事実である。
特別仲が良くない俺でも知っていることだから、基本的にクラスメイトはみんな知っている。
だから、俺は苛立ったりはしなかった。
ただ、同性の大部分からは、こういう性格もあって忌避されているらしいが。
いじめまではいかないが、浮いている感じらしい。
ちなみに、異性からは評判はそれほど悪くない。
見た目はとっつきにくいところはあるが、なんというか……衣服のガードが緩いのだ。
「何か用か、宇津保?」
「おとなくんってさ、今一人暮らしなんだっけ?」
ようやく、机から顔を上げた宇津保。
そのおかげで、彼女の顔がよく見えた。
黒髪はウェーブがかっていて、肩口あたりで切りそろえられている。
ウェーブも、手入れの結果とかパーマを当てているというより、天然のそれを乱雑にそのままにしているような形だ。
真っ白な肌は、ほとんど日の下を歩いていないんだろうなと思わせられる。
そして、その肌に映えるような、目の下の濃い隈。
別に宇津保にはそういうつもりはないのだろうが、どうしてもその眼で見つめられると、睨まれているように感じる。
加えて、四六時中身に着けている黒マスク。
口元の表情がうかがえないので、なおさら目の印象が強くなる。
その目つきが悪ければ、威圧感を与えてしまうのは当然だろう。
さらにとっつきにくい雰囲気を醸し出すのは、両耳にいくつも付けられた、キラキラと光るピアスである。
気だるげな言動も相まって、このせいで宇津保は周りから敬遠されていると言っていいだろう。
俺だって、自分から積極的に声をかけることはない。
まあ、どういう趣味とか、そういうことを一切知らないから距離を詰めないだけなんだが。
ただこれだけなら、周りからひたすらに避けられるような感じだろう。
同性からは忌避され、異性からは好意を持たれる理由は、宇津保の着崩した制服にある。
胸元は緩く、深い谷間が見えている。
角度によれば、ブラまでちらりと見えるほどだ。
スカートは非常に短く、むっちりとした長い脚がほとんど見えており、これまた場合によってはショーツがちらちらと見える。
要は、宇津保 和という少女は、ガードが極めて緩いのである。
俺もそんなに話しているわけじゃないが、おそらくわざとそういう感じをしているというわけではないみたいだ。
単純に、彼女の気だるい性格からそうしているだけに見える。
だが、それは周りの人間からすると、知ったことではない。
男たちは思春期ということもあり、性欲の混じった目を宇津保に向ける。
そして、男たちの視線を集めている宇津保が気に食わず、同性は彼女に負の感情を向ける。
いやー、面倒くさい。
随分と大変な環境下にいるなと思う。
まあ、俺からすると、それだけの話なんだが。
「ああ、そうだよ。というか、宇津保にそのこと話したっけ?」
「んーん。直接は聞いていないけど、おとなくんが友達と話しているのが聞こえてきたよ」
「あー……そっか」
後頭部をかいて考える。
別に、誰かにばらしてはいけない秘密というわけではない。
誰彼構わず知ってほしいというわけではないが、隠しているわけでもないからな。
「それで、俺が独り暮らしってこと、何か関係あるのか?」
「うん、そんなに大したことじゃないんだけどさ」
宇津保は本当に何でもないように、さらりと言った。
「今日、おとなくんの家に行ってもいい?」
「……えっ?」