本家が絶えそうなので分家の俺が種馬2 ―陰謀渦巻く王都でお嬢様と子作り!―

著者: 遊家@R18

電子版配信日:2022/05/27

電子版定価:880円(税込)

王国五大貴族フレグランス家のお嬢様リーティアと子作り中の俺。
王都で待っていたのは、リム王子による帝国との開戦宣言だった!
貴族たちの思惑が渦巻く中――絶頂するツンデレお嬢様に中出し!
幼なじみメイドの真白と妹分騎士アルメスともいちゃつきながら、
俺の仕事は種馬業務と戦の準備!(えらい連中の事情は知らんわ!)
人気ナンバー1ノクターン孕ませ戦記、150ページ番外編大加筆!
(文庫換算335ページ)

●もくじ
【生誕祭①】
【生誕祭②】
【王都での仕返し①】
【王都での仕返し②】
【王都での仕返し③?】
【土地持ち貴族と根無し貴族】
【実家での出来事①】
【実家での出来事②】
【実家での出来事③】
【実家での出来事@GirlsTalk】
【お嬢様の夜這いと言い伝え】
〈番外編①〉
【お嬢様と王都デート①】
【お嬢様と王都デート②】
【お嬢様と王都デート③】
〈番外編②〉
【お風呂での共同作業とお見舞いと①】
【お風呂での共同作業とお見舞いと②】
【お風呂での共同作業とお見舞いと その後】

登場人物

リーティア 令嬢

アルメス その他

ましろ メイド

本編の一部を立読み

「ちゅ、んっ、ちゅっ……ぁ、れる、ちゅる……んぅ」
 しかも今度は舌と舌を絡め合う深いキス。
 押し当てられた唇で強引に開かれた口の中に、荒い息遣いごとお嬢様の舌が侵入してくる。
「ん、まだいや?」
「だからそういう聞き方はズルいですって」
「ふふっ、たまにあんたもするじゃない。おあいこよ、おあいこ」
 そう言って笑うお嬢様。今夜はやけに素直というか、妙に積極的というか、変なスイッチ入ってませんかね?
「あの、いい加減俺も手が出ちゃうので本当にやめてもらっていいですか?」
 けど、さすがに我慢の限界が近づいている。これ以上は本当に無理なので、お嬢様の肩を掴んで引き離そうとするも、
「いや」
「えぇ……、怒られるのは俺なんですけど?」
 駄々をこねる小さな子供のように、俺から離れようとしない。
「というか、あたしのお父様のせいにすれば、きっと大して怒られないわよ」
「え?」
 困惑する俺を見てか、お嬢様がぽつりとそう言う。
「だから、その、あたしのお父様に命令されたってことにして、その騎士には言い訳しとけばいいのよ」
 近くで囁くお嬢様のその提案に、俺の中で固めてた自制心がグラッと大きく揺れた。
 確かに種馬のためと言えば、エルフィーはおろか親父すら下手に口は出せないだろう。……けどまさか娘のセックスのために、自分が都合のいい言い訳に使われるとは、フレグランス家の当主様も思っていないだろうな。
「ーーっ、わかりましたよ! けど、そこまで言うなら声とか我慢してくださいね」
「な、なんでよ?」
「わざわざ騒ぎにしたくないってことです。色々と事情があるんですよ」
「そういうことなら、わかったわ」
 言い訳をもらい、ここまでお嬢様から言われているのに無下にし続けるのも悪い気がした。あと正直に言えば、もう我慢の限界だった。 
「んっ!」  少し離れたお嬢様の肩を掴み、引き寄せて今度は俺から彼女にキスをした。
「ちゅ」
 ふにふにとしたお嬢様の唇の感触を感じながら、少しだけ長く、けれど舌までは入れない軽めのキス。
 しばらくして顔を離すと、顔を少しだけ赤く染めたリーティアお嬢様は閉じていた目を開き、その小さな口をかすかに震わせながらこう呟いた。
「もういっかい」
 消え入りそうな声音で呟かれた、お嬢様からの甘く誘うような声に、今度は強めにキスをする。
「ん、ちゅっ」
 どちらともなく手繰り寄せた手を繋ぐ。指を一本ずつ絡めた恋人繋ぎ。
「んちゅ……ちゅ、ちゅっ」
 もっと繋がりを求めて押しつけ合うお嬢様の唇を舌先でなぞる。
 するとリーティアお嬢様はピクっと体を震わせ、やがてゆっくりと閉じていた唇が開く。
「んっ、ちゅぷっ、れろ……ん、ちゅぅ、ちゅる、れる……ちゅっ」
 熱くて蕩けたお嬢様の口内を舌でかき乱していく。時折、お嬢様の小さな舌が俺の舌に絡み、くちゅくちゅと唾液に濡れた舌全部を重ね合わせる。
 荒くなった鼻息が少しこそばゆい。けど俺とお嬢様は離れようとはせず、ただ求めるがままに深いキスを繰り返す。

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