本家が絶えそうなので分家の俺が種馬5

─帝都遠征軍、果てしなき終着点─

著者: 遊家@R18

電子版配信日:2023/04/28

電子版定価:770円(税込)

俺率いる手負いの王国軍に迫る、帝国軍の恐るべき刺客たち!
〝名無しの十三人〟巨乳眼鏡フラウの奇襲、隻眼のロジスコ中将の激憤で
窮地に陥った俺だけど力尽きる訳にはいかない──幼なじみメイドの真白、
妹分騎士のアルメス、新しい命を宿すリーティアお嬢様に再会するまでは!
書き下ろしイチャラブ番外編【俺が一番好きなのは──】を収録。
大人気ノクターン最強戦記【王国編】、感動と興奮のフィナーレ!

目次

【暗部組織】

【連鎖】

【閑話 私と兄さん】

【約束したから】

【急襲】

【終焉の足音】

【諦念と悪あがき】

【最後の脱落者】

【閑話 失ったもの】

【閑話 真白の親友】

【閑話 動乱の始まりとメイドの想い】

【番外編 俺が一番好きなのは──】

本編の一部を立読み

「じゃ、そこに座って」
「え?」
 視線を明後日の方へと向けていると、真白がペシペシと風呂の縁を叩く。
「え? じゃなくてお風呂の中には出せないでしょ? ほら、口でしてあげる」
 繋いだ手が優しく引かれ、まるで年下の子供がお姉さんに導かれるようにして、俺は風呂の縁に腰を下ろす。
 眼下には、これでもかと天高くまで硬く屹立する息子。
 そして、その前に女の子座りで湯船に浸かったままの真白が近づいてきた。
「硬いね?」
「……まあ、そりゃ」
 射精間近だからか、あるいはこれから起こる事に期待してなのか、さっきより明らかに息子の硬度は上がっていた。
 そんな言い訳を前に、真白は少しだけ意地悪な笑みを浮かべると、
「えっち」
「……っ」
 そう呟くと同時に、先端に軽くキスをした。
「ん、ちゅ……ぁむ、ちゅる、ちゅっ」
 小さく開かれた真白の口が、パクリと俺の息子の先を咥える。
 風呂よりも熱くて、じんわりとした快楽が背中のあたりを這い上がってくる感覚と混じって伝わってきて、思わず身震いする。
「ん、ちゅっ……ふぁ、ちゅる、れる……んぅ」
 真白の舌先が亀頭とカリ首のあたりの裏を伝う。
 そしてそのままゆっくりと真白の頭が沈んでいき、半分ほど咥えたあたりで、またゆったりとした速度で顔を上げていく。
 激しくはない、どこか優しい口での奉仕は、暴発ギリギリだった俺の息子に程よい刺激を与えてくれる。
「ちゅる、ちゅ、…………んっ、れろ、ちゅっ、ちゅうぅ」
 時折、鈴口に吸い付いて先走りを啜る真白は、嫌な顔一つせず、むしろちょっとだけ俺をからかうような視線を向けてくる。
 それがどこか妙に気恥ずかしくて、俺はつい目線を彼女から外す。……なんか主導権を取られたみたいで少し悔しい。
 月が輝く夜空を眺めながらふと思い返す。
 そういえばお嬢様と一緒に入った時には、こんな事してもらってないよな。まあ、あの時のお嬢様は口に咥えるなんて真似、どうやっても無理だったろうけど……って、
「いってえ!」
 息子の真ん中あたりに激痛が走り、思わず叫び声を上げる。
「い、いきなり噛むなんてなんて事するんですか真白さん!?」
 とっさに真白から距離を取りながら、涙目で俺はそう告げる。
「……今いるのはわたしなんだけど?」
 けれど返ってきたのは、さっきまでとは打って変わって、静かな怒りと共に冷徹な目だった。
「あの、つかぬことを伺いますが真白さん」
「なによ」
「俺は今、声を出していましたか?」
「……」
 僅かな沈黙が答えだとばかりに、半目になって俺を見上げてくる真白。どうやらお嬢様との回想が漏洩したらしい。いや、これは俺が悪いというか、もう終わったのでは?
「次はないからね。……んっ、ちゅっ」
「き、肝に銘じます。ハイ」
 けど真白はそう呟くと、再び先っぽのあたりにキスをして、そのまま口に咥える。
「んっ、ちゅぷ、ちゅう……はむっ、ちゅむ……んちゅっ、ちゅっ……んんっ、ちゅるっ」
 そしてもう優しくするのは終わりだと言わんばかりに、じゅぷ、じゅぷと卑猥な水音を奏でながら、激しい口淫に変わる。
「っ、真白。もう出そう」
 募った快楽が一気に限界点まで達する。
 まで秒読み態勢に入った息子を、尻に力を入れて必死に押し留めながらそう告げるも、真白は息子を咥えたまま、口での奉仕を止めようとはしない。
 それどころか息子の先端が頬の内側に強く当たるほどの激しい口淫に、俺の息子はいよいよ限界を迎えようとしていた。
「ちょ、お前」
「んちゅ、ちゅっ……出していいから……んっ、ちゅる、口に、らして……いいから……ちゅぅ、ちゅぷ、き、きて……ん、ちゅっ」

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