【のぞく夫】
本販売日:2004/05/23
電子版配信日:2007/08/01
本定価:597円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-1276-7
(ああっ、さやかの尻の狭間にやつの巨根が!)
暗闇におどる新妻の白い肌、這いまわる男の舌……。
「妻交換」の罠に堕ち、青年は愛する者を提供した。
絶倫男の性技に屈した妻は、羞じらいもなく叫ぶ。
「いいっ! あなたのオチン×ンの方がいいのっ!」
のぞき、浮気、裏切り……暗い悦びが男を狂わせる。
さやか(19歳)人妻
さき(32歳)人妻
本編の一部を立読み
「目の前で愛する奥さんが他の男にやられている感想はどうかしら?」
沙希はあお向けに寝転がっている稔の足もとに立ち、妖しい笑みを浮かべた。
「…………」
屈辱のあまり、稔の口からは言葉も出ない。
「あら、じゃあここはどうなっているのかしら?」
沙希は笑みを浮かべたまま、ストッキングを穿いた足で稔の股間をムニュッと踏みつけた。
「ウッ……」
ペニスを踏みつけられた稔は、ビクッと体を折り曲げる。
「まあ、稔くん。もうビンビンに勃起しているじゃないの」
沙希はそう言いながら、稔の勃起したペニスをズボンの上からグイグイと足で踏みしだいていく。
「……や、やめてください」
はちきれんばかりに隆起したペニスを力強く踏まれたのでは、たまったものではない。稔はあえぐように、沙希に懇願した。
「さやかちゃん、アナタのご主人はチ×ポを足でマッサージされてギンギンになっているわよ。情けないったらありゃしないわね」
沙希はさやかに向かって軽蔑の言葉を吐きながら、稔の股間を足の裏全体で按摩しつづける。
「いやぁ、やめてぇ!」
さやかは夫の腑甲斐ない姿に、目に涙を溜めてイヤイヤをする。
「だが、西野くんは夫のみっともない姿を見て興奮しているようだよ。穴全体でグイグイと締めつけてくる」
犬山はさやかの脚を抱えて、執拗に腰を打ちつけていく。
「ああッ、いやッ……いやぁッ……」
さやかは犬山のピストンに合わせて、クイクイと腰を使いはじめた。
(く、糞……。犬山とさやかのセックスは、まるで本当の夫婦のようだ……)
二人の腰の動きは呼吸がぴったりで、稔の屈辱はいっそう膨らんでいく。その屈辱が興奮に転化され、稔のペニスはさらに勃起する。そして、股間を踏みつける沙希の足にそれが伝わっていく。そして、さらには、
「あらあら、さやかちゃんだけじゃないわ。稔くんもたいそう興奮しているみたいよ。いやらしいわねぇ」
と、それを沙希はさやかに口頭で伝えていくのである。稔にとって、最悪の悪循環だった。
稔は沙希に辱しめられ、さやかは犬山に責めたてられていく。稔とさやかは、犬山夫妻にこれ以上ないほどの屈辱を受けていた。
だが、その一方で、屈辱のなかに性的興奮を呼び起こしているのも事実だった。
「さて、こんなうっとうしいズボンなんか脱いじゃいましょうね、坊や」
稔は沙希にベルトをはずされ、ズボンをおろされていく。