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三十四歳の実姉

著者: 黒澤禅

本販売日:2002/10/23

電子版配信日:2009/02/06

本定価:576円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1144-9

弟の舌が乳房を這い、股間に熱い吐息がふきこまれる。

再会した実弟と、禁断の交わりに溺れていく十和子。

18年の時を経て、秘唇に突き入る逞しく成長した肉棒に、

女体は震え潤み、夫を裏切る罪の深ささえ忘れてしまう。

たとえ義弟に淫蕩を罵られ、媚肉を弄ばれたとしても、

34歳の熟肉は、背徳を貪ることをやめられない!……

登場人物

とわこ(34歳)姉

本編の一部を立読み

雄一郎の視線が十和子の秘所に注がれる。

弟は両目を大きく見開き、食い入るようにして十和子のもっとも恥ずかしい場所を凝視した。雄一郎の視線が自分の秘所に注がれているだけで、十和子の女体は熱く火照っていく。

「どう、雄ちゃん。これが私。私のオマ×コよ」

十和子は脚をMの字に開くと、雄一郎によく見えるように、両腕で太腿を支えた。

股間の秘所は溢れでた愛液で、透明なオイルを塗りこめたようにぬめっている。淫肉の亀裂からは、今なお半透明な愛液がとろとろとこぼれでていた。

「う……うん」

雄一郎は微動だにせず、固唾を呑むようにして十和子の女陰を見つめている。神聖なものを見ているような視線。雄一郎の視線が、秘所を愛撫しているような気がする。十和子は下半身が疼き、自然に腰が動くのを感じた。

「見て、雄ちゃん。私の全部を見ててね」

十和子は言うと、右手を秘所へと滑らせる。雄一郎の視線が、十和子の手の甲を追う。十和子は中指の先を、クレヴァスの上端にそっと押し当てた。

「ああっ!」

指先で淫裂上端の肉豆に触れると、官能の電流が衝きあがってきた。身体の内側がとろけたようになり、クレヴァスから愛液となってこぼれでていく。

十和子は指を淫裂に滑らせ、指の腹に溢れる愛液をまぶした。淫露に濡れた秘所はぬめぬめとしていて、触れると指先にまとわりついてくる。

愛液を指先にたっぷりとまぶし、再びクリトリスに指の腹を押し当てる。肉豆に触れると、火花のような快感が弾けた。

「あうっ! くうぅぅ」

十和子は指の腹で転がすように、クリトリスをいじった。自分の指で触れているだけでも、普段の何倍もの快感がほとばしっている気がする。腰が自然に動き、唇からはいやらしい声がもれていた。

「はうぅぅん……どう、雄ちゃん。あはぁっ……これが私なの……くうっふ……私、こんなにいやらしいのよ」

自分のすべてを弟にさらけだしたい。その思いが、十和子を大胆にさせる。十和子は太腿を支えていた左手を離し、秘所に近づける。

クレヴァスからはみだした薄赤い肉襞に指先を添え、ひろげてみる。ピンク色の粘膜がのぞき、女陰の内部までもが晒される。弟に、こんな恥ずかしい場所を見せるのは初めてのことだ。

雄一郎は右手を自らの股間に伸ばし、肉棒を指先で摘んでいた。弟のペニスは下腹にくっつきそうなほど反りかえり、真っ赤に見えるほど紅潮していた。

「あああ……す、素敵だよ、姉さん。すごく綺麗だ」

雄一郎は上気した表情を十和子に向けると、正座したまま屹立した肉棒をこすりはじめた。ゆっくりとした愛撫。弟の指が肉棒を上下するたび、屹立がぴくぴくと引きつる。亀頭の先端の鈴口からは、透明な前ぶれの露がもれだしていた。

「す……すごく大きくなってるわ、雄ちゃん。感じてくれているの? 私の裸に感じてくれているの?」

背筋が性感に粟立った。皮膚の内側を官能の電流が駆けめぐっている感じだ。

「う……うん。すごく感じてるよ。なんだか、おかしくなっちゃいそうだ」

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