本販売日:1991/12/23
電子版配信日:2009/09/23
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0407-6
夜ごと悩まされる空閨を、指で快感を貪る麻美。
募りくる性欲を、義母をオナペットに慰める俊介。
義母と息子、二人きりの生活は、一度壁を越えれば
相姦地獄へ走ってしまう危うさと甘美さに満ちていた。
そこへ艶熟した女体をもてあました叔母が現われ、
少年の欲望を挑発しはじめ、妖しい事件が次々と……。
あさみ(29歳)義母
ゆきえ(34歳)叔母・伯母
まりこ(20歳)その他
本編の一部を立読み
「俊くん、もう寝ちゃったの?」
「ううん、まだ起きてるけど……どうしたの、ママ!?」
義母の突然の行動に、俊介はとまどいを隠せない。何をするのかと訝っていると、麻美はその場で着ているコートや上着を脱ぎはじめた。
「フーッ、寒い。ねえ、お願いだから、ちょっとだけ俊くんのベッドであっためて!」
鼻に抜けたような甘ったるい麻美の声にドギマギしながら、俊介は暗闇のなかで目をこらした。
「そ、そりゃあ、かまわないけど……」
「わあ、うれしい。ああ、寒い、寒い」
言いながら、すでにスリップ姿になった麻美が、布団をまくり上げて俊介の隣りに身体をすべりこませてきた。途端にお酒の匂いが俊介の鼻をついたが、すぐに麻美独特の芳香が俊介を包みこんだ。
しかし、驚くのはそれからだった。確かに寒かったが、麻美はガクガクと身体を震わせながら、思いっきり俊介に抱きついてきたのだ。
「マ、ママ!?」
「ああ、寒いわ。ねえ、お願い、俊くん。ママの身体、あっためて!」
こうして麻美の身体に触れるのは、最後に添い寝してもらったとき以来二年ぶりになる。ところが、今回は、あのときとはまったくちがった感触が俊介の肌に伝えられていた。すべすべの麻美の肌に触れた瞬間、なんとも言えない心地よさが全身を衝き抜けたのだ。
こ、これは!?……
それが何を意味するのか、まだ俊介にはわからなかった。だが、義母の次の行動は、さらに刺激的だった。
「フフフッ、久しぶりね、こうやって寝るの……ねえ、またオッパイ吸ってみる?」
言うが早いか、麻美はスリップとブラジャーのカップをずらして、すでに俊介の前に、見事な円錐形を保った豊満な乳房を露わにしていた。
「さあ、俊くん。ママのオッパイ、吸ってちょうだい」
昔と同じように、左手で右の乳房のふくらみを俊介の口にあてがい、さらに俊介の右手を左の乳房に導いた。
ああっ、ママ! なんて……なんて気持ちがいいんだ……。
幼い頃の添い寝は、眠る前の儀式にすぎなかった。
麻美の乳房を弄んでいるうちに不思議な安心感に包まれ、知らずしらず睡魔が俊介を襲ってくるのだった。だが、いまはさっきまでの眠気が、逆に吹き飛んでしまっている。