本販売日:1996/06/23
電子版配信日:2010/04/23
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0697-1
かつて自分に低姿勢だった病院関係者達の前で、
全裸を、秘肉を晒し、奴隷の口上を述べる屈辱と悲憤。
父と妹を守りたい一心で、麻実は人妻の操を差しだす。
事務長の性器を舐め、業者には果芯を抉られる。
夢であってほしい……。願いもむなしく、
麻実の女体は恥虐に蝕まれ、毒牙は妹にまで……。
くみこ(32歳)看護婦
あさみ(26歳)人妻
ひろみ(22歳)女子大生
本編の一部を立読み
「嘘ではありませんよ、裕実お嬢様。それが証拠に、お姉様は、いつもこのように恥ずかしいところを平気で見せますし、とっても淫らなお遊びをせがむんですからねえ。フッ、フフフ」
根本の人を食った高笑いに、裕実は愕然とした。
気でも狂ったんじゃありませんの、根本事務長。わたしのお姉様は、そんな人ではないわ……。
裕実は大きな声で叫びたかった。
だが、恐ろしさに気が動転して声が出ない。あまりのことに頭のなかが真っ白になり、喉がカラカラに乾いた。
「お姉様がどういう女か、試してあげますよ、裕実お嬢様」
横から高山が、ニヤニヤ笑いながらしゃしゃりでた。
「おい、麻実。おまえがどんなに淫乱女か、妹に見せてやりな!」
M字型開脚ポーズで羞恥をさらす麻実の前に立つと、露わに剥きだされている少女のような花びらをスーッと指でこすった。
「ああっ、あああん……いやあっ」
麻実の腰がピクンと跳ね、切なそうに開いた唇からよがり声がもれた。
「どうだ、気持ちいいだろう、麻実」
高山の指が、包皮から顔を出してキラキラと輝いている肉芽を転がしたり、撫でたりすると、
「あっ、あっ、あああーん……あああん、あん」
麻実は妹の前であることを忘れたようによがり泣いた。
ああ、つらいわ。裕実さん、見ないでね。わたくしは、もうだめな女なの……。
歯を食いしばって耐えようとしても、声が自然にもれた。
フェラチオのあと、二人のペニスを迎え入れてエクスタシーの大波に呑みこまれた余韻は、花芯ばかりか細胞の隅々にまで残っている。ほんのちょっとした刺激にも、敏感に反応してしまう。いったん引いていた性感が、触れられた瞬間に快楽の渦潮となって、脳髄にまで達していくのだ。
ああ、もう、わたくし、だめだわ。裕実さん、許してね……。
体が溶けていくような心地よい陶酔感が、花芯から泉のように湧いてくる。麻実は、その快感にたゆたいながら次第に意識が朦朧となった。