人妻VS.熟女

僕だけの太腿

著者: 羽沢向一

本販売日:2012/08/23

電子版配信日:2013/02/15

本定価:734円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-1878-3

食べ頃の果実のような甘い女薫を放つ熟女の美尻。
羞恥に頬を染めつつ迫って来る悩ましき人妻の美乳。
完熟ふとももの奥には甘蜜したたる最高の秘苑が……
奈生美35歳、静香28歳、涼子33歳、亜矢36歳。
僕をとことん狂わせ迷わせる素敵なふともも美人たち。
体がいくつあっても足りない!――夢の楽園戦争!

●もくじ
第一章  熟・女・楽・園
第二章  美・臀・誘・惑
第三章  3・P・浴・場
第四章  姦・淫・中・毒
第五章  人・妻・三・昧
エピローグ

登場人物

なおみ(35歳)人妻

しずか(28歳)人妻

あや(36歳)人妻

りょうこ(33歳)人妻

本編の一部を立読み

「これが、女の人の……」
 志郎は息を呑む。
 チアリーダーをやっているとは思えない白い太腿の中心に、ふっくらとした恥丘が盛り上がっている。柔肉の曲面を走る縦の溝は、今も堅固に閉ざされて、秘密の中の秘密を護り隠した。
 両手の指で溝の左右をつまみ、精密機械の部品をあつかうように広げる。
 奈生美は全身を硬くした。志郎がどんな反応をするのか、息を殺して見守る。
 現れたものは、志郎が知るどんな精密機械よりも精緻で、生々しく息づいていた。一度、絶頂を迎えた奈生美の女性器は、触られていなくても、すでにぐっしょりと濡れて、キラキラと輝きを放つ。
「奈生美さんのココは、みんなプリプリしてる」
「そっ、そんなこと、いちいち言わないで!」
「それに、このふくらんでいる丸いものが、クリトリスですよね」
「だから、口にしないで! 恥ずかしすぎるわ」
「この、真ん中のひくひくしてる穴が、膣の入口ですか」
「わたしを恥ずかしがらせるために、わざと言ってるでしょう、きゃうっ!」
 丸まると膨張したクリトリスを、志郎は右手の指でつついた。
 女の身体で最も敏感な部分に、男の指が当たると同時に、人妻の背筋を快感の衝撃波が貫通した。
「ひっ、ひぃぃい、か、感じすぎるぅっ!」
 奈生美の自慰のクライマックスは、いつもクリトリスへの刺激だった。しかし、今の指のひと突きほど強烈な快感を味わったことはない。
(ああ、やっぱり、性感が鋭くなっているんだわ。正岡さんになら、なにをされてもイッてしまいそう)
 そう考えているうちにも、痺れる陰核を指で責められつづける。親指と人差し指でつままれて、コリコリとしごかれる。
「ひいっ、あっ、あああっ! たっ、たまらないのっ! ふあああ!」
 ひとりでに全身がくねり、まるで処女のようにベッドの表面をずり上がっていく。
 奈生美があげる濡れた喜声が、志郎を動かす燃料になった。右手を駆使しながら、左手の人差し指を肉襞の中心に押し当てた。肉襞がざわめき、指の表面に触れてくる。
 そして、指先がすっぽりと穴に入った。
「あひゅうっ!」
 クリトリスをしごかれる愉悦が充満した奈生美の体内に、新たな悦楽がどろりと流しこまれる。自分の意志とは関係なく膣壁が収縮して、志郎の人差し指を懸命に締めあげた。
 志郎は自分の指にかかる圧力に、目を見張る。
「指がちぎれそうです! 女の人の中は、こんなに強いのか」
 志郎の言葉が、また奈生美の羞恥の炎に油を注いだ。自分が抱える肉欲の飢餓の大きさを、ずばりと指摘されているようだ。
(なんて恥知らずで、あさましい身体なの。このままでは、ああっ)
「あああっ! は、入ってくるうっ!」

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