淫母相姦

麗子・三十八歳の独白

著者: 白石澪

本販売日:2004/06/23

電子版配信日:2007/08/01

本定価:597円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1283-5

就寝前の日課は、息子を手で慰めてあげること――

我が子を愛するあまり、麗子がつづけた危険な遊戯。

「ママ、今日は本当のセックスがしたいんだ」

求められるまま結んだ関係、そして相姦の日々……

次第に後悔を強めた母は、息子との訣別を選ぶ。

だが別の女と交わる少年の姿を見た時、麗子は獣に!

登場人物

れいこ(38歳)実母

本編の一部を立読み

結局、私はなにも言えませんでした。洋一は私に言わせまいとして、気でも狂ったかのように抽送に熱中しています。

私はすべてを諦観し、再び洋一との甘く切ない官能の世界に逆戻りすることを決心しました。

現金なものです。そう心に決めた途端、前にも増して女体に刺すような鋭い快感が芽生えたのです。たった今しがたの疑念と悔恨を忘却の彼方へ押しやった私は、我が子の力強いピストン運動に負けじと腰をうねらせ、突きあげ、官能の世界へと突っ走りました。

「ママのそういう姿を見たかった」

この時の私は、洋一の目にも、いつもと違っているように映ったのでしょう。

「だって、すごくいいんですもの」

「あそこがいいんだね」

「そうよ。そうなの。あああ、また溶けそう」

「オマ×コ」

洋一にあの恥ずかしい言葉を耳もとで囁かれた途端、その四文字言葉が私のなかに潜んでいた無限の欲望に油を注ぎ、火を放ちました。

「そうよ、燃えちゃうの、私のオマ×コ」

高々と両脚を跳ねあげた私は、洋一のヒップの上で交差させました。洋一も私のウエストの下に両手を差しこんで、自分のほうへ引きつけます。二人の性器は、これ以上密着できない状態で組み合わさりました。

洋一の動きは回転に移行しました。恥骨がクリトリスを押しつぶさんばかりに圧迫すると、チリチリした快感が花火となって爆ぜます。括約筋が強烈な収縮を繰りかえし、肛門までがひくつきました。

硬く逞しいペニスが膣口を軸に胎内を無遠慮にかきまわすと、肉襞がまるで躍るようにして絡みつくのです。それが手に取るようにわかるのです。そして洋一の反応も、それを充分に裏づけるものでした。

「ママ、そんなに締めると千切れちゃうよォ。あー、いいよ。すごくいいよ」

このストレートな本音は、私をどんなにいい気分にさせてくれたでしょう。母として女としてこの二重の喜びを満喫できるのです。それが私を限りなく高め、刺激となってくれるのです。

二人は異口同音に、何度「いい」という言葉を声高に放ったことでしょう。

「いい、いいわ。たまんないの。して、して、もっとして」

洋一は再び密着した体を引き離して、抜き差しを開始しました。今度は優しさでなく、荒々しさに変わるのです。洋一自身、そうした変化を楽しむ術を身につけたようでした。

その変化は、私にも違った愉悦の渦を送りこんでくれます。長大なペニスを叩きこむ。そんな感じなのです。

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