亜樹が狂った相姦夜
本販売日:1998/05/23
電子版配信日:2010/01/29
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0817-3
「お姉さん、すごいよ。こんなによく見えてる」
結合部分に熱い視線を注ぎ、驚嘆の声をあげる少年。
息を荒らげ、痴情に白い柔肌を火照らす18歳の美姉。
実母、志穂子の体に溺れる弟を取り戻した充足感と、
姉弟相姦の妖しい愉悦に浸りながら、亜樹は悟る。
ああ、私たち、もう堕ちていくしかないんだわ……
あき(18歳)姉
しほこ(36歳)実母
本編の一部を立読み
「ヒイーッ!」
部屋の空気を引き裂くような悲鳴に、健太はあわてて離れた。
目の前で、亜樹の白い下腹が前よりも激しく波打っている。しかし亜樹は、その後はなにも言わず、じっとしているだけだった。
と同時に健太の司会に飛びこんできたのは、肉の裂け目から溢れる多量の透明液だった。それは、唇を押しつけた結果起きた現象にほかならなかった。
あの悲鳴は、うれしい悲鳴だったんだ……。
健太の喜びは倍増した。
もっと姉を喜ばせなくてはならないと、健太の舌は女陰の縁取りに沿うように、右にまわったり左にまわったりして、充血した陰唇の上を往復した。
亜樹の腰のうねりがますます大きくなった。湧出する愛液の量もおびただしくなり、あたりに強い性臭がたちこめていく。
そうした変化を、健太のあらゆる器官は敏感にキャッチしていた。
「あーっ」
突然、またしても亜樹の腰が跳ねた。大きく跳ねたのでベッドが軋んだほどだった。跳ねあがった陰阜に、健太は顔をぶつけてしまった。
どうして?……
健太は、今までとは違った女体の反応に興味を抱いた。
おれ、どうやったんだっけ……。
単調な縁取りへの舌の使い方を念入りに繰りかえしてみたが、さっきのような反応はない。
さっきは特別なことをしたわけではない。だが、今までと違う反応を示したのは事実である。それをもう一度見たかった。
亜樹はぐったりしたまま横たわっていた。そのくせ、胸や下腹だけはせわしなく上下していた。
健太は、鼠蹊部に大きな窪みができるほど亜樹の両脚をひろげた。女陰そのものは、美しい容姿に似合わない醜さをそなえている。それでいて、これほど魅力に富んだものはないように思われた。
大きく太腿の付け根を開かせたことで、これまで隠れていた会陰部が全容を現わした。そのはるか下の谷間の合わせ目にちょっぴり可憐なすぼまりが見えた。
放恣な姉の姿を眺めた末に、届く限り、奥にまで舌先を伸ばした。少しだけすぼまりに触れてから、舌は会陰部を滑って上昇し、割れ目の下から窪んだ部分を通過して、上辺に到達した。
その瞬間だった。亜樹は少し叫んで、再び腰を跳躍させたのだ。