青い光 催眠魔術で女の子たちを美味しく頂く日々

著者: けてる

電子版配信日:2023/09/08

電子版定価:880円(税込)

〝青い光〟──それは他人を意のままにする洗脳魔術。
陰気で冴えない男・黒宮は力を悪用しテレビ局を支配した!
乳揺れリポーター・水科香織、家元女子校生・神無月京子、
芸能秘書、グラドル、地雷系女子、元女優人妻、受付嬢……
目についた最高の美女を食い散らかしていく。
外道魔術師によるハーレムワールド創世物語、開幕!

目次

【第一部 華やかな世界で】


◇プロローグ

◇巨乳リポーター 水科香織

◇場末のラブホテルで、香織と

◇華やか美人秘書 藤森水樹

◇メチャシコグラドル 夏木恋

◇地雷女とトイレックス

◇愛されボディ食べ放題

◇家元女子校生 神無月京子

◇学生二名・デリバリーセックス

◇美巨乳リポーターとハメ撮り記録

◇オナペット自撮りレイヤー 草壁寧々

◇女たちの変化 下半身の神秘体験

◇托卵セレブ妻 香月静香

◇女子大生と聖なる性体験

◇ゆるふわスイーツ受付嬢 小橋美亜

◇レイヤー少女とオフパコ収録

◇地雷女は眠り姫

◇湯けむり美少女ふたり旅

◇持て余した人妻と、中出し姦淫セックス

◇青い光

◇補遺 モデル達を味見する

登場人物

かおり キャスター

きょうこ 令嬢

みずき(26歳)秘書

れん 女優・アイドル

ねね 女優・アイドル

しずか 人妻

みあ 受付嬢

なおこ 女子学生

本編の一部を立読み

◇プロローグ


 黒宮恭一は冴えない男だ。
 目はぎょろりと大きく、下には常に隈があって、髑髏のような顔つきをしている。常に陰気な雰囲気をまとっているが、その通り、うだつの上がらない人生を送ってきた。
 ついこの間、三十を目前に風俗で童貞を捨てたので、危うく魔法使いになるのだけは避けたものの。
 このまま、灰色の人生を送るのだろうと、諦めに似た気持ちで日々を過ごしていた。
 ──しかし。
「まさか、こんなことになるとはなぁ」
 つい先程、自分のものになったマンションの最上階で、思わずため息を吐く。
 一面ガラス張りになったフロアから、眼下の街を見下ろし、何度も手を握ったり開いたりを繰り返す。
 そこには、小さな青い光が瞬いていた。

◇◇◇

 ──青い光。
 この不思議な光が体に宿ったのは、先週の夜のこと。
 リッチのような魔道士に襲われる、という嬉しくもなんともない悪夢を見たのだ。
(何だこりゃ……覚醒夢、ってやつか?)
 夢の中にも関わらず、黒宮の意識は鮮明だった。こうした状況は、以前に本で読んだことがある。
 覚醒夢。訓練すれば、自分の夢をコントロールすることも可能だという。
 眉唾話だと思っていたが、いざ目の前に化け物がいて、『その肉の身体を明け渡せ』などと繰り返す状況では、ありがたい知識だった。
(なるほど。これは夢か。ホラー映画はあんまり見ないんだがな……)
 気分は不思議なくらい落ち着いていた。どうせ人生は、どこまで行っても灰色なのだ。化け物の一体や二体、恐れることもない。
 それに、不思議なことに。
 ここでこの怪物を倒すのが、自分の使命──召命なのだと、何か大きな存在が、そう仕向けているのだと。そんな変なヒロイズムが、心の中に沸き立っている。
 そんなことを思うのも、よほど日常が退屈だからなんだろう。
 益体もない思考を巡らせた後、黒宮は拳を握りしめると。他に方法も思いつかないので、目の前の化け物へ大きく振りかぶり。
「悪夢なら悪夢らしく、さっさと消え去ってくれよ」
 思い切り拳を振り抜いて、『何か』が決定的な形で滅んだのを、しっかりと感じ取る。
 これが夢をコントロールする、ということなのか。妙な爽快感を覚えながら、握りしめた拳を開こうとすると──
「……んが?」
 驚くほど陳腐なオチ。見慣れた部屋の見慣れたベッド。
 ファイティングポーズを取ったまま起きるなんて、ガキみたいだな、と苦笑しながら拳を開いて、
「はあ!?」
 思わず叫んでしまう。
 開いた手のひらには、青い光が浮かび上がっていた。
 困惑しながら青い光を眺めていると、今まで知らなかった、知ろうともしなかった、オカルトめいた知識が脳裏に溢れ出してくる。
 どうやら自分は、意図せずに魔術攻撃を受け、それを返り討ちにしたこと。
 手のひらから出る青い光は、滅ぼした魔術師から簒奪した力であること。
 それは見せた者を支配し、言いなりにさせる、催眠術のような作用を持つこと。
 そんな知識が流れ込んできて、最初に浮かべるのはやはり、苦笑いだ。
(風俗で童貞を捨てたはずなのに、三十で魔法使いになるとは……)
 随分と皮肉な話だが、手に入れた力にはワクワクする。
 早速外に出て、通行人で実験すると、後は思った以上に簡単だった。彼らは言う通りに街中で、踊ったり、気前よく金をくれたり、コンビニでコーヒーを買ってきたりした。
 こうなると次に思いつくのは、金を手に入れること。
 死んだ魔術師は、政治家を操って世界をどうこう、と厨二病めいたことを考えていたようだが、黒宮にしてみれば知ったことではない。
 そして、この力があれば、大金を手に入れるのは容易かった。

◇◇◇

 舞台はマンションの最上階に戻る。
 金も住居も手に入れたので、次は何をしようと考えていた黒宮は、何気なくつけたテレビのニュースに驚いた。
『……先週から行方が分からなくなっていた、中世神秘思想展のミイラが、本日未明、市内の路上でバラバラになっているのを発見されました。盗難にあって遺棄されたものと見られ、警察は犯人の手がかりを追うと共に……』
 映し出された市内の路上というのは、以前住んでいたアパートの裏手である。
「やれやれ……ご愁傷様だったな、魔術師さん」
 そう呟いてチャンネルを変えようとすると、別のものに視線が釘付けになる。
 場面はスタジオ。
 記事を読み上げていたリポーターの姿が映し出されていた。
 さらさらと流れる亜麻色のロングヘア。
 美しく整っているが、ふんわりとして少し天然っぽい顔。
 そして……テーブルの上に載せられた、何カップなのか分からない巨乳。
「うおっ、誰だこれ」
 黒宮は魔術師のことなど即座に脳裏から追いやり、美人リポーターの乳揺れを拝むのに集中した。
 彼女が着ているピンクのワンピースは、開いた胸元がフリルで縁取られたデザインで、よくよく見れば谷間も少し覗き見える。
 コメンテーターのどうでもいい解説に相槌を打つたび、ワンピースの下で窮屈そうに双球が揺れるのを、黒宮は凝視し続けていた。
 番組が終わると、ソファーにもたれ掛かり、ふーっと息を吐く。
「あんな美人いたんだな……」
 水科香織、というらしい。
 試しに検索すると、案の定、『期待の乳揺れリポーター』とかそんなノリで紹介されていた。
 マイナーな報道番組に出始めたばかりだが、これはコアな人気が付くだろう。
 男の性分として、黒宮の脳裏には、彼女の裸体が浮かび上がっていた。バストカップはいくつだろうか。Gカップは軽く超えているはずだ。
 あのふわふわしたワンピースの下がどうなっているのか、一度でいいから見てみたい。頭に血が上って、渇望めいた思いが浮かんでくる。
 いっそ、どこぞの芸能人と不倫か何かして、スキャンダルになり、干された後にAV落ちしてくれれば……
 と、そこまで考えて、ふと我に返る。
「……待てよ。そうだよ、この力があるじゃないか」
 手のひらに浮かび上がる青い光。
 魔術師から奪った力の、正しい使い方に気付いた瞬間であった。


◇巨乳リポーター 水科香織


「ふう、一段落したな」
 黒宮はテレビ局の重役室で、ふんぞり返って時間を潰していた。
 巨乳リポーター、水科香織のテレビ局を調べた彼は、受付から芋づる式に洗脳をかけてゆき、最後に社長まで支配した。
 後は幹部級のお偉方を集めて、まとめて洗脳して一丁上がりである。
 公式には『特別アドバイザー』なる肩書きをもらい、これからは正々堂々、局内に出没できるようになったのだ。
 勢いだけでここまで来てしまったが、テレビ局を選んだのは正解だと思う。
 廊下を歩くだけで、綺麗な女の子たちと何度もすれ違ったし、アイドルグループや女優もいる。芸能事務所や、モデル事務所の出入りも多い。
 黒宮の下半身は、今まで機会に恵まれなかった、最高の美人相手のセックスを期待して、むくむく勃起する。
(ま、他の女のことは、後でゆっくり考えればいい)
 時計を見る。
 そろそろ、香織の出演する報道番組の収録が終わる頃合いだ。
 香織のマネージャーは一足先に洗脳済み。収録後は、香織が重役室に『一人で』来る手はずになっていた。
 明日は一日オフだという。
 つまり、これから丸一日は、あの男好きのする満点ボディを好きなようにできるのだ。
 想像するだけでペニスがバキバキになり、ズボンの生地を破りそうなほど持ち上げる。
 三十分にも満たない待ち時間が、彼にはひどく長く感じられた。
「失礼します」
「どうぞ」
 ノックの音と共に、待ちに待った水科香織が、部屋に入ってくる。
 その姿を見て、一瞬、彼は固まってしまった。テレビで見る以上の、驚異的な美人だ。
 こうして生で見ると、肌は輝くように白く、染み一つない。顔は実物のほうが二割増しくらいで綺麗だし、何よりバストは──
(おっと、まだ洗脳してないからな)
 意志の力で胸元から目を逸らすと、机の上で腕を組み、さも真面目そうな表情を作る。
 机の下では肉棒がガチガチに勃起しているのが滑稽だが、それは香織からは見えない。
「まず自己紹介を。私は黒宮恭一といいます。最近こちらの特別アドバイザーに就任しましてね。まずは、水科さん、あなたの才能を最大限に活かした仕事をご案内しようと思いまして、お呼びさせて頂きました」
「まぁ、そうなんですか。特別アドバイザーさんだなんて、凄いです。どんな仕事があるんでしょう?」
「ええ、そこでですね……少し、私の手を見て頂けますか?」
「……? 青い、光……?」
 黒宮は勝利を確信したが、同時にごくりと生唾を飲み込む。
 今までは流れや勢いでやってきた洗脳だが、今回は初めての計画的な作業だ。
 何より、絶対に失敗したくなかった。
「これから、俺がお前の主人だ。俺の言うことは絶対で、たとえ嫌でも従わないといけない」
「……はい……」
 洗脳開始直後は、皆、ぼんやりと怪しい精神状態になる。
 力が徐々に定着していくと、個人差はあるものの、自然と命令どおりに振る舞うようになるのだった。
「よし、少し試してみるか」
 ズボンの股間部分を膨らませたまま、黒宮が立ち上がる。誰がどう見ても勃起しているが、香織はそこに反応しなかった。
「近くに寄れ」
 命じれば、彼女はぼんやりとしたまま、近付いてくる。
「すごいバストだな。何カップだ?」
「Hカップ……です……」
 直球でセクハラな発言をしても、彼女は顔色を変えず、ぼうっとしたまま答えた。
(Hカップか。すごいな。ここまで来ると、もう想像の外だ)
 思わず唾を飲み込んで、目の前にある圧倒的な量感の胸をガン見する。
「触らせろよ」
「はい……」
 それはもうあっさりと、彼女はおっぱいを差し出してきた。
 わざわざバストの下で腕を組み、ずいっと押し出してくる。
 ワンピースの下で、量感たっぷりのバストが、たぷんと揺れた。
「へへ、素直じゃないか……」
 つん、とおっぱいをつつく。
 ぷるん、ぷるん。
 つんつんと突いた指が、ぷるぷると震えるおっぱいに沈み込む。指先から電撃が走るようだった。
 テレビでガン見してからずっと気になっていたおっぱいだが、やっぱり生で触るのは違う。こんなに素敵なものが、これから自分のものになるなんて信じられない。
 何度もつついていると、乳首に当たったようで、こりっとした感触と『あんっ』という艶っぽい声。
「ここがいいのか、うん? へへ、これからたっぷり時間を取って、どこが弱いのかじっくり調べてやるからな……」
 黒宮はサマーコートを羽織ると、勃起したままのペニスを隠した。
「さっそくお前の能力を最高に活かした仕事をしよう。行くぞ」
 地下駐車場に停めておいた車へ、二人で乗り込むと、黒宮は慎重に車を走らせた。

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