とろける妻交換 六つの淫らな寝室

著者: 桜庭春一郎

本販売日:2024/05/23

電子版配信日:2024/06/07

本定価:825円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-4730-1

(アキくん、愛美さんにおしゃぶりされてあんな顔を……)
負けじと柚香は他人棒にねっとり舌を這わせる。
倦怠期に悩む夫婦は、夫の上司との夫婦交換に挑戦。
ベッドの上で互いの妻を取り替える禁断セックス。
兄嫁、隣人妻、金髪妻、レズビアンカップル……
足を踏み入れたら元の世界には戻れない背徳の寝室!

目次

第一章 床上手な上司の熟妻と夫婦で交わって

第二章 アナル好きな兄嫁に後ろの味を教えられて

第三章 隣家の元ヤン人妻の極上性技を味わって

第四章 保育園の先生と浣腸排泄交尾をして

第五章 英会話教室の金髪妻に二本刺しをして

第六章 事実婚のレズカップルに精子提供して

エピローグ

本編の一部を立読み

第一章 床上手な上司の熟妻と夫婦で交わって

 駅から五分、南向き、日当たり良好。築八年の2LDKマンション。それが、天王寺昭貴、柚香夫妻の家だ。
 寝室のダブルベッドの上、夫と妻は裸で肌を重ねている。世界一愛おしい者と触れ合っている。心地いい。幸せ……のはずなのだが……。
「アキくん……私が上になってもいいかな……?」
「ああ……それじゃあ……柚香が上で頼む……」
 美しい妻が、仰向けになった夫の腰を跨ぐ。
 彼女は二十七歳。清楚な美人だ。焦げ茶髪ロングの絹のような髪が目を引く。卵形の顔立ちと黒目がちなアーモンド型の双眸は、女優と見まがう容貌を形成する。百六十六センチの長身。胸のふくらみは九十センチを越える一方、腰が細く尻が小さい。いわゆる巨乳スレンダーだ。
(柚香が上か……参ったな……。大丈夫かな……)
 対面騎乗位でつながろうとする柚香を見ながら、昭貴は不安になる。
「ああああ……入れるね……? んんん……ああ……入る……」
 膝を突いた美妻は、ゆっくりと白い小尻を沈めていく。粘膜をかき分け、肉の杭がジンワリと愛壺に埋め込まれていく。
「あっあっ……。アキくん……アキくん……! あああーーーっ……」
「おおお……柚香……柚香あ……」
 互いに名前を呼び合いながら、夫婦は情熱的に交わる。が……。
(やっぱり……あんまり気持ちよくないな……。やば……このままじゃ……中折れするかも……)
 昭貴は焦る。妻との交わりに、さほど快感を覚えない。
 端的に言えば、柚香は騎乗位が下手なのだ。彼女に申し訳ないとは思うが。性運動のたびに体重をかけられて重い。ストロークも摩擦もいまいちで、肉茎の敏感なところが刺激されない。太ももやお尻に余計な力が入っているせいだ。このままでは快楽が足りず、萎えそうだ。
「柚香……俺が上になってもいいかな……?」
 頃合いを見て、体位を変えることを申し出る。
「うん……。じゃあ……私が下で……」
 妻の美貌が少し悲しそうになる。彼女は察しがいい。わかっているのだ。己の手管が稚拙であることを。騎乗位で夫を感じさせられていないことを。
 正常位に移行して、改めて柚香の蜜壺に挿入する。
「あああ……柚香……。柚香の中……気持ちいいよ……」
 両手をベッドについて上半身を支え、昭貴は荒っぽく腰を使う。浅いところで出し入れしていると、亀頭とカリが心地よく締めつけられる。
 柚香のそこは、いわゆる巾着。入り口が猛烈に収縮する。浅くつながってピストンすると、驚くほどの快感を得られるのだ。
「あああっ……あああっ……! アキくん……私……イきそう……。あああ……い……イっちゃうっ……!」
 美妻の表情と声が切迫し始める。彼女の身体は敏感だ。二十七歳という年齢で、いわゆる中イキも覚えている。内側の刺激だけでオルガスムスに達することができるのだ。
「あああ……柚香……。かわいいよ……そのまま……イっていいから……!」
 成年の腰使いが荒々しくなる。まだ射精には至らない。が、大好きな妻が絶頂を迎えようとしている姿は素晴らしい。このままアクメに押し上げてやりたくなるのだ。
「あっあっ……ああああーーーーっ……! イくっイくっ……イくっ! あっああああああああーーーーーーっ……!」
 結婚指輪が光る美しい手が、枕を力の限り掴む。白く美しい身体を仰け反らせて、柚香は絶頂を迎えていた。
「はあ……はあ……はあ……。ああ……すごくよかった……」
 美妻は顔を恍惚と輝かせ、肩で息をしている。
(俺のものでイってくれるのはうれしいんだけど……)
 昭貴は少し不満になる。最近、柚香が先にアクメに達してしまうことが多い。理由はふたつ。彼女の身体が感じやすいこと。そして、己が最近ED気味で勃起力と射精力に問題を抱えていることだ。
「あああ……。柚香……たまらないよ……お腹にかけるから……!」
 中途半端な状態に耐えられず、勃起したものを愛壺から抜く。淫らな汁にまみれたものを一心不乱に手でしごく。
「あああっ……! 柚香……柚香……! 出すよっ……!」
 ドビュッビュルビュルビュルッ。白いほとばしりがぶちまけられる。美しい妻の下腹部をドロドロに汚していく。
(また……柚香の中でイけなかったな……)
 賢者タイムは最悪だった。妻の側に問題があるわけではない。結婚当初、いや、恋人として触れ合っていたころは、互いに満足できた。セックスで柚香にアクメを迎えさせることも。彼女の愛壺で射精することも。
 それが、今はできなくなっている。まずいことだった。
「アキくん……その……ごめんなさい……。また私だけ先にイっちゃった……。私の中で……アキくんにもイって欲しいのに……」
 事後のピロートークも、幸せとは言いがたい。柚香は自分の問題に気づいている。己の中が、愛する夫を果てさせることができていない。
「気にしないで……。と言いたいところだけど……実は俺ちょっとED気味かも……。まあ……日を改めて話し合おうよ。カウンセラーや医者に夫婦でかかった方がいいかも知れないしな……」
 妻と裸で向き合い、両手を握り合わせながら応答する。夫婦の問題だからと、内々で無理に解決しようとするのは危険だ。小さなすれ違いから破局に至ることは充分あり得る。最近ネットでいろいろ調べてわかった。
(今すぐどうこうって話じゃなくても……本当になんとかしないとな……)
 柚香の柔らかい身体を抱きしめながら、昭貴は切実に思った。
 愛する妻と一緒に気持ちよくなりたいと思う。両親から遠回しに孫催促をされている。なにより、自分たちもそろそろ新しい家族が欲しいのだ。

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