魔王を倒して、平和な毎日を過ごしていた俺(勇者)。
偽勇者が出現したという噂を聞き、新たな旅に出たが……
薬屋の淑女・ヘレニアと閉店後の店内で淫らな過ちに溺れ、
路地裏の見世物小屋でサキュバス・リリムに精を絞り取られ、
玉座で威厳を見せるルメリア王妃を少女のように喘がせて、
酒場の看板ウエイトレス・メリーベと朝までセックスを……。
eブックスで大人気の子づくりクエスト、待望の第二巻!
【第0章】ナイカパ村:そして旅立ちへ
1 過去との邂逅
2 平和な日々
3 勇者の名を騙る者
X 閑話 ~妊婦シスターと秘密のイチャイチャ~
4 旅立ちの決意
5 旅立つ前に
6 旅立ち。うん、旅立ち……??
【第1章】ナイカパ村:薬屋の淑女ヘレニアさん
1 隠れ家生活
2 過ちの夜 ~アロマの匂いの中で~
3 旅立つ男と見送る女
4 ???の冒険記
【第2章】ゴヤの街:路地裏の娼婦
1 見世物小屋
2 極上の娼婦 ~街のホテルの一室で~
3 路地裏の娼婦
4 アロエの冒険記 ~ゴヤの街を出て~
【第3章】ガンディルノ王国:留守番の王妃ルメリアさん
1 留守番の王妃
2 女王の蚊帳の中で ~秘密のマッサージ~
3 女王の餞別
4 アロエの冒険記 ~ガンディルノ王国の散策~
【第4章】フィッシュバル:酒場のウエイトレスメリーベさん
1 港町の喧騒
2 酒場の女メリーベさん ~泥酔の中で~
3 渚の静寂
4 アロエの冒険記 ~海辺の町で~
【第X章】設定集
本編の一部を立読み
【第0章】ナイカパ村:そして旅立ちへ
1 過去との邂逅
どこまで続いているか分からないほど広く、薄暗い部屋。
歩みを進める度、床がコツン、コツン、と高音を響かせる。
「……これはこれは。勇者サマではないか」
玉座に座る身長数メートルの異形の化け物は、俺の姿を見るなりそう言った。
嘲笑しているような態度が鼻につく。
「何やら城をこそこそ嗅ぎまわっていたようだが、そろそろ死ぬ覚悟ができたかね?」
「……お前と議論するつもりはない」
俺は羽織っていたマントを翻した。
手のひらの上に、雷撃魔法を召喚する。浮かんだ黒球がバチバチと雷を纏い、暗闇を照らしていく。
「数々の国、都市、町、村が滅びた。多くの人が死んだ。お前の仕業だと証拠は出ている」
「人口が増えたところもあろう。魔族との混血だがな。くくく」
「……下衆が」
「何を言う」
怒りを秘める俺に対し、ヤツは嬉々として演説を始めた。
「我々魔族は、人間に虐げられてきた弱者なのだ。人間に迫害され、闇に隠れて生きざるを得なかった。そんなか弱き我らが、人間から奪って何が悪い」
「それも方便だと分かっている。嬉々として街を襲うお前らに何の説得力も無い」
「……人間は産み出すのが得意。我々は産み出すのが少々苦手なのだ。奪うのは自然の摂理とは思わんか」
黒球にまとわりつく雷が轟音を立て始める。
肥大化した雷撃魔法は、放たれる前からその威力を誇示していた。
「もう黙れ。全てはお前を殺してから考える。……魔王」
「一人で攻めてくるとはバカな奴。骨まで焼き尽くしてやろう」
「うおおおおおおお!」
俺は一歩踏み出し、先制の一撃を放った。
「…………………………」
視界に映る見慣れた天井。
意識が覚醒し、すぐさま身を起こした。心臓は動悸し、身体中に汗が滲んでいる。
(……懐かしい夢を見ていた)
意識は未だ夢うつつながら、即座に悟る。
辺りを見回す。
教会地下にある寝室。見慣れた風景。
両隣には、寝息を立てる二人の女性の姿があった。セリシアさんとマリーさんだ。
二人とも美しい裸体を無防備に晒しつつ、申し訳程度にシーツを纏わせている。
(……魔王を倒したことまでは夢ではなかったようだな)
その頃から月日が流れ、およそ3年。
目の前の平和な光景に、思わず安堵する。
しかし俺の様子に気付いたのか、二人も目を覚ましてしまった。
「……ふぁあ……。どうしたんですかぁ勇者様。もしかしてもう朝……?」
マリーさんがあくびをしながら言う。
教会の時計は3時半を指していた。
朝の準備まで、まだ1時間以上ある。
マリーさんはぽやぽやした様子で辺りを見回している。
「……もう少しだけ寝まふ……」
そう言って彼女はシーツを身に纏わせ、再び眠りに着いた。
起こしてしまった申し訳なさを感じてつつ、何か言う間もない。
「どうかされましたか?」
そう尋ねるのは、反対側に寝ていたセリシアさん。
半身を起こし、心配そうにこちらを見つめている。
「起こしてしまってすみません。大丈夫です」
「………………」
そう告げても、セリシアさんの心配そうな目は変わらない。
俺の異変に気付いているようだ。
「……少し、昔の夢を。あの戦いを夢に見てしまいまして」
「そうでしたか……」
理由を聞けたからか、彼女はどこか安堵した様子を見せる。
「私達には推し量ることしかできませんが……。
……あの戦いからよく戻って来てくれたと思います。今こうして同じ時を過ごせて、私は幸せですよ」
慎重に言葉を選びつつ、今の幸せを伝えてくれるセリシアさん。
彼女は俺に寄り添うと、ぽっこりと膨らんだ自身の下腹部を撫でた。
そのお腹は今、新たな生命を宿していた。
あと2、3月ほどで産まれるはずだ。俺との二人目の子供となる。
「ありがとう。セリシアさん」
そう言って俺は、セリシアさんに口づけた。
「ちゅっ……ふふ」
キスを受け止め、幸せそうな笑みを浮かべる彼女。
隣で眠るマリーさんも俺と子を成し、今や1児の母。
子育てに奔走する中、昨夜は子供達が寝入るのを見計らって、久々に3人での逢瀬を果たしたのだった。
「………………」
何気なく、セリシアさんのお腹を撫でる。
教会で蜜月な日々を過ごした結果、またこうして子を宿した。
膨らんだ胎内に俺の子供がいると思うと感慨深い。
その豊かなおっぱいも、妊娠を経てさらに二回りほど大きくなっている。
まだ意識も微睡にある中、そんな風に彼女の裸体を見つめていると、図らずも肉棒が硬くなってきた。
「あら」
勃起した俺の生殖棒を見て、セリシアさんは笑みを浮かべる。
「また元気になってますね? 昨夜はあんなにしたのに……」
「ええ。セリシアさんを見ていたら」
羞恥を覚えつつ、正直に告げる。
今すぐにでも身体を重ねたい気分だが、隣に眠るマリーさんが気掛かりだ。
あと1時間ほどしたら教会の仕事が待っている。起こしてしまうのは可哀想というものだ。
するとセリシアさんが身を寄せてきて、俺の耳元で囁いた。
「……マリーが朝のお勤めに行ったら、少しだけしましょうか」
彼女も同じ考えだったようだ。
もう一度だけ口づけを交わして、二人身体を横たえる。
セリシアさんの巨乳に触れ、期待に胸躍らせながら、俺は再び眠りにつくのだった。
2 平和な日々
ナイカパ村の外れ、人気のない山奥の小屋。
一台のベッドがギシギシと音を立て軋んでいた。
「んんっ……! はんっ……あっ、あんっ……、はぁぁっ……♡」
艶やかな褐色の女体が弾み、大きなケモノ耳がゆさゆさと揺れる。
蕩けた瞳でこちらを見つめ、肉棒の抽送を受け止めるガレアさん。
彼女の嬌声は、穏やかな朝のひと時を官能の色に染めていた。
「はんっ……あぁっ……♡……んっ、あっ、あっ……、くぅんっ……♡」
切なげな表情を浮かべ、こちらに快楽を訴えてくるガレアさん。
俺はそんな彼女の豊乳を口に含む。
先端に舌を這わせると、滲み出てくる白濁の味が広がった。
おっぱいから溢れ出る、母乳を愉しむ。
「あっ……♡んぅっ……こらこら! お前の子は、そろそろ乳離れするというのに……!」
呆れたようにそう言いながらも、ガレアさんは俺の後頭部に手を回す。
授乳を促すようなその姿。
しかし赤子と違い、彼女の膣内には今も生殖棒が行き交っている。
亀頭が最奥へと到達する度、ガレアさんは悩ましく声をあげる。
「んっ、あっ、あんっ……ふふっ。こっちの子はっ……、随分とすけべでっ……! んんっ……♡まったく、こまったものだっ……、はぅ、んっ♡……くぅんっ……♡」
授乳する母親の顔と、肉棒を受けるオンナの顔。
その両方を見せるガレアさん。
俺はそんな彼女の乳首を甘嚙みし、刺激を促していく。
「はんっ……♡あんっ!……んぅぅっ……んんっ!……キそうだっ……! んぅっ……」
ガレアさんの膣内が震えを見せた。
絶頂の兆し。
俺もそんな彼女に応えるように、胎奥を突いていく。
彼女の最も気持ちいい場所、タイミングは、もう手に取るように分かる。
「はうっ……イっ……んうぅぅぅぅっっ…………っ!」
絶頂の痙攣が始まる直前、俺は空いた乳房に手を伸ばした。
乳首を軽く摘み、刺激する。
その瞬間、ガレアさんの大きく身体が跳ねた。
「……んっ! あっ、あああああっ……♡♡」
ビクン、ビクン、と大きく身体を震わせるガレアさん。
ほとんど同時に、摘ままれた乳首から母乳が飛んだ。
ぴゅっ、と勢いよく噴出した白濁の液体は、彼女の腹、そして俺の頬へと掛かる。
甘嚙みされた乳首も同じように母乳を吐き出し、俺の咥内へと溜まっていった。
「あっ、あっ、あっ、あぁんっ……んっ……♡……んっ」
母乳を垂れ流しながら、ヒクヒクと痙攣するガレアさん。
俺は白濁をひとしきり味わい嚥下すると、おっぱいから顔を離し、結合を解いた。
ガレアさんは、未だ快感を隠しきれない様子でこちらを見る。
「おっぱいがこんなに……。まったく。
……ヤンゴもまだ完全には乳離れしてないんだからな……んっ……」
「そうですね」
「まったく、自分の子と同じおっぱいを……まあ、今に始まったわけではないが」
珍しく行為を咎めるガレアさん。
だが上気した顔で荒ぶる呼吸を整えている様子は、どうやっても色っぽい。
その惚けた瞳が、ちら、と俺の肉棒を見つめた。
「だが……お前はまだ今日は一度も……」
言いかけて、ガレアさんは途中で言葉を飲み込んだ。
まだ俺は一度も精を放っていない。そう言いたいのだろう。
結果的に行為を求める自身の言葉に、羞恥を覚えたに違いない。
彼女の求めるような視線が刺さる。
「あっ……」
俺が体勢を整えると、彼女の口から息が漏れた。
硬度を取り戻してきた肉棒を、ふやけた割れ目に宛がう。
射精を待ちわびる精虫達が、睾丸でうずうずとしているのが分かる。
「んっ……、んんっ……!……あっ……♡」
挿入と同時に、俺の背中に腕を回すガレアさん。
お互い見つめ合ったまま、肉棒の抽送を開始する。
「……やっぱりかわいいですよっ……。ガレアさんっ……!」
「うっ……、……ばかっ……!……何を言ってっ……んうっ……♡」
頬を赤らめるガレアさん。
俺はその唇を塞ぐ。
「んっ……ちゅぅっ……んっ……♡」
唇を重ね、舌同士を深く絡み合わせていく。
膣壁が肉棒をぎゅっと締めつけ、その悦びを示した。
「んっ、私もっ……愛してるっ……!……ぁんっ、ああっ……♡」
「僕もですっ……っ……!」
「ああんっ……あっ、んっ、あぁっ……♡」
存分に昂ぶっていた身体。火がつくのに時間は掛からない。
ガレアさん腕に力が籠る。
負けじと俺も彼女の胎奥を全力で突いていった。
「んっあっ、あぁっ……♡勇者ぁっ……♡」
母乳に濡れ揺れる乳房、汗ばんだ肌が、艶めかしい。
普段の真面目な姿とのギャップに、いつもながら興奮する。
「あっ♡はあぁっ……♡んっ♡んっ♡はぅんっ……♡」
肉棒の抽送に合わせて弾む裸体。
お腹を見せ服従を示す獣のように可愛らしい。
「うっ……!」
十分に溜めた精液。
射精感を覚えるのに時間は掛からない。
そんな俺の様子を、ガレアさんも察したようだ。
「んっ……今日は、中に欲しいっ……♡出してっ……! あんっ……♡」
「ガレアさんっ……!」
欲望のまま胎内を突き、射精の予兆を覚えたところで、彼女の最奥に肉棒を留める。
密着したその体勢で、存分に精液を送り出していった。
「んっ……あんっ♡……あぁっ♡……んっ……♡」
ドクっ、ドクっ、と勢いのよい射精が始まる。
ガレアさんは両脚を俺の腰に絡め、全身で抱き締めるように密着を強めた。
そんな女体に促されるまま、生殖棒はドクドクと遺伝子を吐き出していく。
「んっ……♡いっぱい……出てるっ……」
射精の感触を、目を閉じて感じるガレアさん。
膣内は大きく顫動し、生殖棒の吐精を促していく。
やがて射精が収まると、彼女はうっすらと目を開けた。
その表情は、多幸感に溢れていているのだった。