「勇者様、救っていただいたあの日からお慕いしておりました」
貝殻ビキニがするりと滑り落ち、豊満な乳房がすべて露わに……
セリン&アニア&リネア、人魚三人娘と禁断の関係を結んだ俺(勇者)。
種付けの舞台は、海だけでなく、砂漠、そして霧に隠れた山里へ。
淫魔のリリス、処女のアロエと一緒に、俺は淫らな旅を満喫中です!
伝説の子づくりクエスト第三巻は、世界を股にかける大冒険編!
【第1章】港の国フィッシュバル:人魚三人娘
1 渚の人魚セリン ~人魚の姿で~
2 褐色の人魚アニエ ~種付けを懇願する人魚~
3 小さな人魚リネア ~無表情な人魚~
【第1.5章】フィッシュバル:人魚島での休暇
1 人魚島:港にて
2 人魚島:温泉宿にて
3 アロエの冒険記 ~海辺の町で~
【第2章】デルパド:砂漠の王国
1 砂漠の女王
2 砂漠の女王イリス様 ~夫婦の寝室で~
3 昼の顔と夜の顔
4 アロエの冒険記 ~砂漠への道中、宿の中で~
【第3章】竜人族の里:霧に潜む種族
1 霧に隠れた里
2 竜人族の娘ウィリナさん ~身長差のある子作り~
3 小さな告白
4 アロエの冒険記 ~告白の答え~
【第4章】山奥の宿屋:宿屋を営む母娘
1 山奥に佇む宿屋
2 宿屋の娘ユーミラちゃん ~純情な少女の行方~
3 宿屋の母イレーナさん ~人妻と秘密の昼下がり~
4 宿屋を後に ~アロエの冒険記はお休み~
【第X章】設定集
【第XX章】その頃、ナイカパ村では
本編の一部を立読み
【第1章】港の国フィッシュバル:人魚三人娘
1 渚の人魚、セリン ~人魚の姿で~
「私達三人に……勇者様《あなた》の子種をください!」
その透き通るような美声は周囲によく渡り、一瞬でフィッシュバルの街を静まり返らせた。
一流の歌手でも到底及ばない声の持ち主は、まだ年端もいかない少女。
友達二人を引き連れた彼女は、どこか怯えるような様子でこちらを見つめていた。
少女達はどうやら〝人魚〟らしい。
リーダーの子はゴヤの街で出会った人魚の少女本人。
見世物小屋に捕らわれていたところを俺に救い出され、その後は無事に人魚の国に帰る事ができたとのこと。
だが事の顛末を周囲に話したところ、人間に捕まったことを国の偉い人魚達が問題視。
協議の結果、国の防衛力を上げるべく、何人かの人魚に俺との子供を産ませ、戦士として育てることに決まった。
そうして三人の少女が遣わされ、一時的に人間に変身できる薬を飲んでフィッシュバルで俺を待っていた……。
(……というのが昨日の昼間、彼女達に聞いた話)
色々事情があるようだが、人魚側からしたら性接待的な側面もある気がする。
(彼女達が何故それを承諾したのかはよく分からないけど……)
ちなみに怯えているように見えたのは、歩くのに慣れず震えていただけらしい。
『明日の夜は満月になります。私達が子を宿せるのはその日しかありません。
明日の夜、港の外れの岩場でお待ちしています』
妊娠に潮の満ち引きが関係しているのか、待ち合わせには日時の指定があった。
……つまり今晩。
戸惑いもあったが、その時の俺は黙って頷いたのだった。
(……この辺かな)
夜。俺は約束の場所に辿り着いた。
港から離れた場所にある、人気のない渚。
いくつもの岩礁を渡るようにして行くため、辿り着くまでの道のりは険しい。常人であれば、まして夜中なら、とても辿り着くことはできないあろう場所。
そんな場所に佇む三人の美女がいた。
薄いワンピースを身に着け、両脚で立つ姿は人間そのもの。だが人とはどこか違う雰囲気が、彼女達は人魚であることを示していた。
満月の光に照らされ、その際立った美しさがよく映えている。
「よく来てくださいました」
真ん中の少女が、こちらを見て微笑む。
それでも、さすがに緊張している様子が見えた。
「これより勇者様のお相手をさせていただきます。私の名はセリン。そしてこちらがアニエ、リネアです」
三人の人魚は丁寧にお辞儀をした。
話し役をしているのはセリン。
見世物小屋から救われた少女本人だ。
肩まで伸びた明るい髪。碧色の瞳、そして美しく白い肌。その可愛らしい容姿は、まるで絵本の中の人魚がそのまま飛び出てきたようだった。
アニエと呼ばれた女性は背が高く、長い黒髪に、切れ長気味の目、やや褐色の肌をしている。目立つのは大きな乳房、そしてくびれた腰。三人の中でも飛びぬけて色香がある。
もう一人の子はリネア。金色の髪をショートカットにしており、三人の中では一番小柄。スタイルは慎ましく、幼さを感じさせる容姿。どことなく静かな印象を受ける。
「三人ともあなたの子を授かるためこの身を捧げます。産まれた子は、我らの故郷で大切に育てさせていただきます。
不束者ではありますが、よろしくお願いします」
セリンが礼儀正しく告げると、また三人合わせてお辞儀をする。
「あ、あのさ」
たまらず俺は声を掛けた。
「そんなにかしこまらなくていいよ。勇者っていっても、俺もただの一人の男だし。気軽にね。……あはは」
「…………。やはりお優しい……」
セリンがぼそりと呟き、頬を赤らめた。
(ええ……そんな?)
予想外の反応に戸惑う俺をよそに、セリンは恥じらい、しおらしく目を逸らす。
……なんだか昨日会った時よりも、更にしおらしい気がする。
「わ、私達のことは気にしなくて結構です……。勇者様がご満足していただければと思います」
取り繕うようにそう言うと、セリンはこちらに歩み寄ってきた。
歩きながら、自身のワンピースの肩紐に手を掛ける彼女。
しゅるりと衣服が落ちると、下着も身に着けておらず、産まれたままの姿になる。
「勇者様のお好みの身体かは分かりませんが……」
白い肌には艶があり、乳房も大きく、形がいい。
ピンク色の乳首、そしてうっすらと生え揃った恥毛。思わずドキリとしてしまう。
「……綺麗だよ」
「ふふっ♡嬉しいです」
お世辞でも何でもない。
彼女の裸体は月明かりに照らされ、文字通り人間離れした美しさを纏っていた。
そのまましな垂れかかってくる彼女の身体を、そっと抱き留める。
胸の中でセリンが囁く。
「勇者様……私はあの日、あなたに救われた時から、ずっとお慕いしていました。こうなることを夢見ていたのです。でも本当にこの日が来るなんて……」
セリンの瞳は潤み、頬は紅潮している。
吐息も荒く、見ているだけで高揚が伝わってくる。
「すみません、こちらの話で……。ふしだらですよね……」
遠慮がちに言うセリン。
〝救われた時から、ずっと……〟
会えない月日が愛を育む……なんてよく言われるけど、その頃からずっと想ってくれていたなら、彼女の印象が最初の時と違う理由も分かる気がする。
これが〝人魚の恋〟というものだろうか。
その奥ゆかしさが可愛らしく、こちらもドキリとしてしまう。
「……俺も、セリンとこうなることができて嬉しいよ」
「もったいないお言葉……。愛しています、勇者様……」
互いの顔が近づき、やがて唇が重なった。
「ちゅっ……んっ……。んっ……♡」
セリンの柔らかい唇が触れる。
まるで絵本のラストシーンのような長いキスを経て、少しずつ舌同士を触れ合わせていく。
「んっ……んふぅっ……♡ちゅっ……んんっ……♡勇者様っ……♡」
タイミングを見て唇を離すと、セリンの瞳がこちらを見つめる。
トロンとした彼女の瞳は、まるでハートマークが浮かんでいるようだった。
「はふぅ……♡人間はこうするのですね……。とてもいいです……」
「人魚はキスしないの?」
「人間との恋物語では聞きますが……。それとも人魚も夫婦になれば、する方もいるのでしょうか……?」
セリンは背後にいる二人の少女をちらりと見るが、どちらもその辺りはよく分かっていない様子。
ただ俺とセリンの行為を興味深そうに見つめるだけだ。
キスを終えると、セリンを手頃な岩に座らせる。
そして俺も衣服を脱ぎ始めた。
セリンのみならず少女二人も見ており、さすがに多少の気恥ずかしさを覚える。
「っ…………!!」
俺の裸体を見ると、セリンは息を飲み、両手で口を塞いだ。
ただ恥じらいながらもその目は興味津々といった様子で、しっかりこちらを見つめている。
目の前の男の裸体、そして少しずつ硬直していく男性器。
傍目からも彼女が興奮を覚えているのが分かる。……まあこちらもセリンの身体で興奮しているのだから、お互い様なのだが。
「じゃあいくよ。セリン」
「はい……」
足元には波が打ち付け、空には満月が浮かぶ開放的なロケーション。
傍らでは、二人の少女が息を飲んで見守っている。
セリンは恥ずかしそうに両脚を広げ、その時を待っていた。
ぴっちりと閉じられた秘裂。存分に勃起した生殖棒を、その秘所へと近づけていく。
もう少し彼女の脚を開かせるようと足に触れた。……その瞬間だった。
「痛っ……!」
悲鳴と共に、彼女の脚がビクリと跳ねた。
思わず手を離す。
「大丈夫?」
「すみません、大丈夫です……」
申し訳なさそうに言う彼女。
俺は再び彼女の脚に触れる。すると先ほどより大きく、ビクンッビクンッと足が痙攣する。
「うっ、ううぅっ……!」
涙を浮かべ、自らの口を塞ぐセリン。脚を踏ん張っているが、痙攣は抑えられない。
行為を中断し、尋ねた。
「……もしかして、痛いの?」
セリンは少し間を置いて、コクリと頷いた。
「すみません……。おそらく、変身魔法の代償だと思います……」
苦痛に顔を歪め、悔しそうに言うセリン。
そしてポツリと呟いた。
「人魚が変身魔法を使うには、何かと引き換えにしなければなりません。かつて人間に恋した人魚は声を、あるいは命そのものを……。
私は声を失う訳にいきませんでしたので、脚を……」
辛そうに足を見つめるセリン。
触れると激痛がする呪い、といったところだろうか。
「港にいた時からずっと?」
「はい……」
悔しそうなセリン。
背後にいる少女二人も、浮かない表情をしていた。
思えば港で会った時は、彼女達はどこか内股気味で震えていた。歩くのに慣れてないと言っていたが、実際には痛みに耐えていたのだろう。
「すみません。ですがどうしても、勇者様に気に入られたくて……。故郷のこともありますが、私は……」
ポロポロと涙を零し始めたセリン。
無念そうな表情が、こちらの胸を締め付ける。
俺の好みに合わせたくて、わざわざ人間の姿で現れたのだとしたら……。それも想像を絶する激痛に耐えながら。
その想いに応えたいところだが、下半身にまったく触らないというのは無理だ。
射精だけしても、きっと彼女が望んでいるのではないだろう。
「ぐすっ。すみません。私、もう少しだけ耐えます。ですので、嫌いにならないで……」
「あのさ」
彼女の言葉をすっぱりと遮る。
そして提案した。
「人魚の姿《・・・・》ならどうだろう?」
「えっ?」
キョトンとした顔がこちらを見る。
「いや、その……君が人魚の姿に戻れば、しても痛まないかな……って」
俺の言葉に、セリンは明らかに戸惑っている。
「たしかに生殖器の形を見たら、無理ではないと思いますが……」
思案しながら、恐る恐る告げるセリン。
「ですが……ですが……、いいのですか? 私の姿は人魚で、明らかに人間とは……」
「いいよ」
再び遮る。
「人魚の君がいいんだ」
その言葉を聞いて、セリンは息を飲んだ。
そしてまた、ポロポロと涙を零す。
それが先ほどの涙とは違うものだと、すぐに分かった。
「ありがとうございます……」
「じゃあ、人魚の姿に戻ってもらっていい? 場所は移した方がいいかな」
「はい……」
俺の手を取り、頷くセリン。
そんな俺達の様子を、傍らの二人の人魚達もどこか微笑ましく見守っていた。
「ここならどうかな?」
移動したのは波の打ち寄せる渚。
水深は極めて浅いが、時折ザパーンと波が押し寄せ、ずぶ濡れになる。そんな場所だ。
人魚の姿では水が無いと呼吸ができないらしく、かといって水中では俺が上手く動けない。
二人にとってちょうどいいのがこの場所となる。
「はい。大丈夫です」
既に人魚の姿に戻ったセリン。
下半身にはピンク色の尾、そして色づいたヒレが生えている。
背ビレは水の中でゆらゆらと揺れ、幻想的で可愛い。
身に着けていたワンピースは、彼女が変身を解くと2枚の貝殻になった。紐で結ばれたそれはビキニのように乳房を覆うものだが、セリンの貝殻はそれなりに大きく、そのサイズを改めて実感する。
人魚スタイルとなったセリン。
またも緊張した様子だが、痛みに対する緊張というよりは、これから起きる行為に対してだということは何となく分かる。
彼女を仰向けに寝かせ、改めて貝殻のビキニを外した。
大きな乳房は、貝殻を取っても変わらず形を保っている。
再びキスをして互いの気持ちを確かめたら、視線を彼女の下腹部に触れる。
「痛くない?」
「はい……大丈夫です」
そう答えるセリン。
無理している様子は見えない。
「その……場所《・・》を教えてくれる?」
「は、はい……」
返事をして、セリンはそっと自身の下半身に手を触れる。
中央辺りに指を触れると、恥ずかしそうにそっと鱗をずらした。
うっすらと見える空洞。中は水分で満たされ、時折くぱぁ、と開閉する。
初めて見る人魚の女性器。位置は人間とそう変わらない。
「ここだね?」
「はい……」
セリンは頬を染め、そっと俺から視線を逸らす。
自ら生殖器を晒しているのだ。無理もない。
その神聖な秘穴に、俺は生殖棒を近づけていく。
仰向けになる彼女に正対するように身体を傾ける。肉竿の確度はほぼ垂直。
ちょうど種付けプレス、といった体勢だ。
「いくよセリン」
「はい、勇者様……」
頷く彼女にもう一度キスをすると、肉棒を下ろしていった。
くちゅり、と音を立てて亀頭が触れる。肉竿に手を添え、慎重に腰を下ろしていく。
「んっ…………」
刹那に漏れるセリンの甘い吐息。
肉棒は先端から、生温かい感触に包まれていく。
「あんっ……♡はぁっ……」
肉棒の侵入と共にセリンが声を漏らす。
人魚の膣内は人間と比べると硬く、熱い。
海の中での生活が故に雑菌の侵入を防いでいる……とかだろうか。
さっきもくぱぁって開閉してたし。
「痛くはない?」
「はいっ。痛くないです……。でも……」
「でも?」
「中がいっぱいで変な感じ……。あ、あの、すみません私、初めてで……。その……」
恥ずかしそうに言うセリン。
目がぐるぐると泳ぎ、明らかにテンパっている。
「勇者様が私の胎内《なか》にいると思うとドキドキして……、あ、あの、変なこと言ってごめんなさい……はぅ……」
「いいよ別に」
恥じらうセリンに微笑み、そして挿入を続けていく。
温かい膣内をゆっくり進んでいくと、間もなく肉棒が根本まで埋まった。人間よりも膣内が深い感じがするが、最奥に何かが触れる感覚がある。
「んっ……!……♡」
艶かしい吐息と共に、セリンが身を捩らせる。
「全部入ったよ。セリン」
「はあっ……んっ……♡感じます……♡勇者様っ……♡」
セリンは艶っぽい目で訴える。
「奥っ……♡ツン、ツンって勇者様のものが……♡私の中……喜んでっ……♡」
たしかに、セリンの胎奥に肉棒の先端が触れる度、セリンはピクピクと身を震わせる。
性感帯なのか、あるいは満月の排卵期によるものなのか……。
セリンの肉体が、男の侵入を喜んでいるように見える。
彼女と再び口付けを交わし、結合を喜んだ。
……だが問題はここから。
人魚との行為では、いわゆるピストン運動はできない。尾を覆う硬い鱗に睾丸が当たるのだ。試すまでもなく痛そうだ。
ゆっくり動いて、射精を迎えるしかない。
というわけで、まずは彼女との愛撫に勤しむことにする。
「ちゅっ……ちゅぅっ……♡んっ……♡勇者様っ……勇者様ぁっ……♡」
蕩けた瞳をしながら、キスを受け止めるセリン。
互いの舌が絡み合い、唾液が混ざっていく。
悪戯に彼女の口内に唾液を流し込んでも、彼女は嬉々としてそれを嚥下していく。
「んっ♡コクっ……♡んっ……♡ちゅっ……んんっ……♡……勇者様……♡」
こちらを見つめる眼差しに、更に熱の籠るセリン。
俺も応えるように、彼女の中に舌を潜らせる。
「んんっ……じゅるっ……♡はぁんっ……勇者様ぁっ♡……ちゅっ……んっ……はあ……♡」
ちゅぷん、という淫らな音と共に唇が離れる。
はあ、はあ、と息の荒いセリンをよそに、今度は彼女の乳房を掴んだ。
両手でおっぱいを寄せ、口に含んでいく。
「はぁんっ! ああっ……!」
ピクンっ、と身体を痙攣させ、甘い声を漏らすセリン。
「はぁ……♡んっ……勇者様っ……♡おっぱいは赤ちゃんのですぅっ……♡」
「可愛いよセリン。ここもすごく綺麗だ」
「ひゃうっ! そんなこと言われてもっ……♡……あんっ……♡はぁっ……!」
綺麗なピンク色をした乳首に舌を這わせる度、ピクンっ、ピクンっ、と反応するセリンの身体。
〝おっぱいは赤ちゃんのもの〟という言葉に、彼女が未経験であることを意識させられてしまう。
本人も無自覚なのか、俺の頭に手を回してくる。
「んっ……もう……♡勇者様は赤ちゃんなのですか……? ふふっ、可愛い赤ちゃんです……♡」
彼女の腕にやんわり力が籠り、俺を抱き寄せる。
その所作に思わぬ母性を感じ、興奮を覚えた。
(と言っても本当に、母親になるんだろうけどな)
空には満月。幾多の生物の誕生に関わり、今も神秘的な光を放っている。
人魚も例外ではなく、セリンはその日を選んで俺を誘ってくれたのだ。
俺はゆっくり腰を上下させていく。
彼女の膣の半分くらいまで肉棒を引いたところで、また奥へと突き刺していった。
「んっ……!……はああっ……♡」
胎内の動きを感じ取り、嬌声をあげるセリン。
本来の目的を思い出したかのように、その表情は母性からメスのものになっていった。
「んっ……んんっ……♡あっ……勇者様ぁっ……♡」
従来よりもかなりゆっくりな抽送運動。
それでも根本まで肉棒を刺す度、セリンは官能的な声をあげる。そもそも人魚が交尾で快楽を追求しないのなら、沸点は低いのかもしれない。
ずちゅっ、ぶちゅっ……という水音を含んだ結合音が渚に響く。
セリンの身体が、ピクピクと確かな反応を見せていた。
「勇者様っ……♡あっ……んっ……♡……何か……変です……私の身体……♡」
こちらを掴むセリンの手に力が籠る。
「何かキちゃいますっ……♡……あっ……♡あっ……♡変になっちゃう……!」
自らの身に押し寄せる快感に戸惑うセリン。
その言葉に俺は密かな歓びを覚えつつ、ピストンを続ける。
「それはイクってやつだね」
「あっ、んっ、……イ……クっ……?……んっ、あんっ♡……んうぅ……♡」
「二人が愛し合った証拠というか」
〝絶頂〟と表現するよりも、そっちの方がロマンチックのような気がした。
俺もだいぶ彼女に影響されているらしい。
「愛……?……あっ……んんっ……!」
セリンは何か理解したように、その表情が緩む。
「あんっ……♡んっ……♡勇者様っ……嬉しいです……!……んっ……♡ 勇者様とそうなれるなんてっ……♡あっ……♡……はぁんっ……♡」
目尻に涙を浮かべ、こちらを掴む腕に力が籠るセリン。
そして彼女は幸せそうな微笑みを浮かべ、言った。
「好きです勇者様っ……! 愛していますっ……♡」
「俺も好きだよ、セリン」
「はぁんっ……♡……勇者様ぁっ……♡ああっ……♡♡」
瞬間、セリンの膣穴がぎゅっと締まる。
彼女の想いと連動するかのように、その身体も絶頂を迎えようとしていた。
「勇者様っ……♡セリンっ……イキますっ……♡イっ……!……っ、ああああああっ♡」
ビクッ、ビクッ、と彼女の身体が痙攣し、絶頂を伝えた。
膣穴が万力の如く力で肉棒を締め付けてくる。
「イクよセリン……。……っ!」
俺も合わせて絶頂を迎えた。
人魚の胎内に人間の精子を放っていく。
一番深いところを目掛け、懸命に吐精していった。