セフレから始まるラブコメ2 ヒエラルキー頂点の超美形ギャルがなぜか初対面の俺にデレデレしてくる

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電子版配信日:2025/02/28

電子版定価:880円(税込)

笑顔の眩しい金髪ギャルの彩桜莉さんは──俺のセフレだ。
隠れオタクで『推し』がいる彼女の一番にはなれず、恋人未満な関係性。
一人暮らしの部屋で半同棲状態だけど、もっと深い仲になりたくて。
突然押しかけてきた彼女のパパと衝突した末に、彩桜莉さんへの想いの深さを自覚し……
「俺は、ギャルで、オタクで、めんどくさくて、おっぱいが大きくて、かわいくて、すごく魅力的な、今の彩桜莉さんが好きだ」
セフレから始まった第二巻、ついに中出しエッチの時が!
特典SS付き!

目次

第一話 だいがくせいのおしごと!

第二話 俺が和カフェに「彩桜莉のお気に入り」として拉致られた件

第三話 和菓子の弾丸は撃ちぬけない

第四話 和のスイーツは加熱しろ

第五話 私、妄想は平均値でって言ったよね!

第六話 ふつつかな和装女子ではございますが

第七話 69─シックスナイン─

第八話 妹もいればいい。

第九話 大学生なんだがビデオ通話切り忘れたら伝説になってた

第十話 紗綾嘉はスマートフォンとともに。

第十一話 エキベン・トー

第十二話 あそびにいくゾ!

第十三話 雨の日のサカクラ

第十四話 お父さんのいうことを聞きなさい!

第十五話 坂倉彩桜莉はクライシスマイクをあいしている

第十六話 お父さんのいない日曜日

第十七話 わたしはあなたの一番になりたい

第十八話 オタギャルのひとりごと

第十九話 世界の中心、彩桜莉さん

第二十話 この素晴らしいセフレに祝福を!

本編の一部を立読み

第一話 だいがくせいのおしごと!



 気持ちの良い朝だった。
 開け放たれたカーテンの向こうからは、やわらかな陽射しが差し込み、室内を明るく照らしている。早起きな雀たちがチュンチュンとさえずる音が窓越しに聞こえた。その鳥たちの声に混じるように、室内には、ちゅっちゅっという淫靡な水音が響いている。
 そして。
「颯斗《はやと》……ん……んちゅ……ちゅっちゅっ……」
「あっ……あっ……彩桜莉《いおり》さ……ああっ……」
 ベッドの上で、彩桜莉さんが俺のチ×ポをしゃぶっていた。
 そして俺は、されるがままにチ×ポをしゃぶられていた。
 ……朝から、なんでこんなことになってるんだ? 
 美味しそうに表情を蕩けさせながらチ×ポをしゃぶっている彼女は、彩桜莉さん。学内ヒエラルキー最上位に位置するギャルにして……俺の、セックスフレンドである。
 肩甲骨にかかるほどのプラチナブロンドの髪は、寝起きだから、ところどころが跳ねてしまっていた。上等な絹のような真っ白い肌は朝陽に照らされ、まるで光り輝くようである。そしてそんな美しい柔肌を、惜しげもなく全身さらけ出していた。つまりは、全裸だった。
 なぜ彩桜莉さんが全裸でいるのか。それは簡単な話だ。
 昨晩、彼女は俺の部屋に泊まったからである。
 セックスフレンドである彼女は俺の部屋に泊まり、そして俺とセックスをして、そのまま一緒のベッドで寝た。
 だから、彼女が俺の部屋に全裸でいるのは理解できる。の、だが……。
「い、彩桜莉さん……」
「ちゅっちゅっ……ぺろ……ちゅっ……アハ。起きた? 颯斗ぉ」
「起きるって……! 朝から、そんなにガッツリチ×ポ舐められてたら……!」
 そう。
 俺たちは昨晩、いつものようにセックスをして、そのままベッドにふたり並んでたわいもない雑談に花を咲かせた。それからどちらからともなく眠気に襲われ、いつものように眠りの世界へ旅立っていった。
 だというのに、なぜか今日は、微睡みの世界から覚醒したところ、彩桜莉さんがチ×ポを舐めていたのである。
 いや、マジでなんで? 
 俺が尋ねると、彩桜莉さんはいたずらっぽい笑みを浮かべて答える。
「えー、だって。颯斗、チン×ンめっちゃ勃起させてんだもん」
「ええっ?」
「アタシもビックリしちゃったよ~。珍しくアタシの方が早く起きれたな~って思って、何気なく颯斗のチン×ン触ったら、めっちゃ硬くなってんだもん! 昨晩あんなに激しくしたのに、颯斗、まだし足りなかったのぉ~?」
 彩桜莉さんは嬉しそうに言いながら、からかうようにチ×ポをシコシコと手コキする。
 ……どうやら彩桜莉さん。チ×ポが朝立ちしているのを見て、俺が興奮して勃起しているものだと勘違いしてしまったらしい。
「……ていうか、なんで何気なく俺のチ×ポ触ったの?」
「セフレだよ? 何気なくチン×ンくらい、触るよ」
「そうか……セフレって、エッチだな……」
「エッチだよ~。セフレって。颯斗も、何気なくアタシのおっぱい触っていいからね?」
「そうか……セフレって、エッチだな……」
 絶対に今度、何気なくおっぱいを触ってやろうと固く決意した。
「……っていうか、大学。今日、ふつうに学校あるから、早く準備しないと」
「ん。そうだね! じゃあ、早く射精できるように、アタシがんばるね!」
「そ、そうじゃなくって!」
「騎乗位でいい?」
「ああ、もう!」
 彩桜莉さんは俺の上に跨がると、有無を言わせず勃起したチ×ポをおま×この中にねじ込んだ。
「あんっ……あんっ……気持ちいい……」
「うう……あ、あったかい……彩桜莉さんの朝ま×こ、すげえ気持ちいい……!」
 明るい朝陽に照らされた彩桜莉さんは、色白なのも手伝って、光り輝いてすら見える。
 そんな彼女が、搾り取るように激しく腰を上下に跳ねさせているのだ。
 朝で、寝起きで、まだまだ脳みそが覚醒しきっていないような状態で、いつまでも我慢することなどできそうにない。
「い、彩桜莉さん……お、俺……っ! イッちゃう……!」
「アハ。いいよ~。たくさん出してね!」
 俺にのしかかるような体勢をとる彼女は、こちらの表情を窺いながら、一層激しく腰を跳ねさせる。
 パンッパンッパンッパンッパンッ! 
「ああっ……! やばい……! 彩桜莉さん……俺、もう……!」
 いよいよ俺が我慢できない限界を迎えたと、表情を見て悟ったか、彼女は大きくお尻を高く突き上げた。
 するとおま×こからチ×ポが、すぽんっ、と抜き出る。そしてその次の瞬間、もう我慢しなくていいんだとばかりに決壊したチ×ポから、勢いよく白濁液が噴き出してきた。
 びゅるるるるるっ! 

 ☆ ☆ ☆

「うう……早く学校行かないといけないのに……なんで俺は、精液をぶちまけたシーツを拭いてるんだろう……?」
「あはは。ごめんね~」
 未だ服も着れずに全裸のままの俺は、まるで噴水のように吐き出されたせいでシーツにぶちまけられてしまった精液を、ティッシュで拭っている。
 一方で彩桜莉さんは、後始末をする俺を横目に、いそいそと身支度を始めているのだった。曰く、「女子は身支度に時間がかかるから、悪いけどあとお願い!」とのことである。だったら最初っからおっぱじめないでくれ。
「あ。そーだ」
 眩しい裸体をさらしたまま、まず真っ先にソックスに足を通している彩桜莉さんが言った。……下着よりもまず先にソックスから履くのか……。裸ハイソックス……って、変な性癖がこじ開けられてしまいそうだ。俺は慌てて彼女から視線を逸らす。
「なに、彩桜莉さん?」
「アタシ、今日から新しくバイト始めるんだよね~。だから、これからはバイトある日は一緒に帰れないかも」
「あ、そうなんだ」
「ふふん。バイトでお金稼いで、たっくさん推し活に費やすんだ~! 楽しみぃ~!」
 彩桜莉さんはそう言って、ニコニコ笑いながら、ブラジャーをつけ始めた。……ショーツよりも先に、ブラジャーからつけるのか……。お尻やおま×こ、丸出しのまま……って、いかんいかんまた変な性癖がこじ開けられる! 
 ぶんぶんと首を左右に振って煩悩を蹴散らすと、俺はシーツにかかった精液を拭うのに集中する。
 ……彩桜莉さんの推し活。それは、彼女の大好きなアニメ『クライシスマイク』のことに違いない。
「んふふふふ~~! 来月には新しいフィギュアも出るって告知されてるし! 待っててね~颯斗! 発売当日にお迎えしてあげるからね~!」
 今、彼女の言った〝颯斗〟とは、俺……勘解由小路《かでのこうじ》颯斗、の、ことではない。
 彼女の大好きなアニメ『クライシスマイク』に登場するキャラクター……勘解由小路颯斗のことである。

 彩桜莉さんは、学内ヒエラルキー最上位に位置するギャルにして……俺の、セックスフレンドである。
 そしてそんな彼女は、アニメ『クライシスマイク』の……中でも、勘解由小路颯斗というキャラクターを愛している、いわゆる隠れオタクというやつである。

 この物語は、ごくごく普通な男子大学生である俺と、ギャルでオタクな彩桜莉さんによる、セフレから始まるラブコメである。

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