ボッチの僕でも、クズのヤリチンになれるってホントですか?  美人女子大生を混浴温泉で寝取っちゃえ!

著者: 黄金の黒山羊

電子版配信日:2025/03/28

電子版定価:880円(税込)

ボッチな僕がギャルの延岡ルリナさん&委員長の金井純花ちゃんと温泉旅行に!
混浴露天でガチイキ3P交尾をしていたら、その様子をサークル合宿中の
女子大生・守峰佐智子さんと六条菜乃香さんに覗かれていたみたい。
処女で奥手な二人だけど、あまりにも気持ちよさそうな僕らに興味津々?
一緒に来たサークル男子は気にしないでいいから、僕と最高のエッチをしようよ。
大幅書き下ろし&特別SS収録、超人気シリーズの行きずり生ハメ温泉旅館編!

目次

プロローグ ボッチな僕の日常と新たなる旅立ち

第一話 ミステリー研究会の女子大生たちが遭遇したヤリチン現場

第二話 ゆるふわ女子大生の佐智子は温泉でエッチにどハマりする

第三話 ボッチ少年はギャルと優等生委員長を温泉でもハメ潰す 

第四話 美人女子大生の菜乃香を友達の目の前で処女喪失

第五話 女子大生の浴衣を脱がして寝取りセックス3P

第六話 星空の下、夜の露天でハメたあと部屋でも追いアクメ

第七話 チェックアウト直前にセフレたちと贅沢5P

エピローグ 帰ってきたあともラブホでセックス三昧

おまけ 菜乃香さんといちゃいちゃデート【瀬戸視点】

本編の一部を立読み


プロローグ ボッチな僕の日常と新たなる旅立ち



「――きりーつ。気をつけ、礼。お願いします」
 校内にチャイムの音が響くと、生徒の一人がそうやって号令をかけた。それにはっきり「お願いします」と続けたのはクラスの数名で、大半の生徒は「しまーす」や「……まっす」という感じの適当な挨拶をしてから着席した。
「よし、それじゃ授業。今日は前回の続きだ。え~、このクラスは何ページまで行ってたっけかな? おい金井、何ページだった? ……――おい、金井は?」
「先生、金井さんは今日お休みです」
「なんだそうなのか? あいつが休みなんて珍しいな」
「教科書は149ページだったと思います」
「そうか、じゃあそっから始めるぞ。まずこの公式の復習から――」
 そんなやり取りがあってから、教壇に立つ男性教師がチョークで黒板に文字を書き始めると、教室内の男子生徒の一人が、隣の男子にこそこそと話しかけた。
「なあ、金井のやつ今日どうして休みなんだ?」
「さあ……知らねーけど? 朝も担任が理由とか何も言ってなかったし。たぶん風邪か何かじゃね?」
「……ふーん。もしかして生理とか?」
「お前すぐそっち方面の話に持ってくのやめろよ。エグイって」
 教室の後方に位置する彼らの会話は、いまのところ教師の耳には入っていないようだ。
 二人が話題にしている「金井」というのは、このクラスの委員長の金井純花のことである。純花は彼らにとっていわゆる高嶺の花だ。彼女は、レベルの高い容姿の女子が集うこの学園においても、三本の指に入る美少女だと言われている。清楚な空気をまとう成績優秀品行方正な純花のことを、自分とは釣り合いが取れないと思いつつも狙っている男子は多い。
 その金井純花が今日は欠席した。
 これは非常に珍しいことだ。彼らの記憶が確かなら、純花がいままで欠席したことはなかったはずだ。しかし、普段なら先ほどの授業開始の号令も委員長の純花の役目なのだが、本日は他の生徒が代役を務めていた。
 そして今日は、彼らのクラスにもう一人の欠席者がいた。
「あ、そういえば延岡も休みなんだよな」
 延岡ルリナ。こちらは純花とは見た目的にも性格的にも正反対の札付きの不良ギャルだ。今日はそのルリナの席も空いていた。
「あいつがサボるのはいつものことだろ。てか延岡と金井に接点とかあるはずねーし。それは金井の休みとは関係ねーよ」
「まあそりゃそうか。あいつらタイプ違い過ぎるもんなあ」
 このとき彼らは見落としていた。今日欠席したクラスメイトが、教室内にもう一人いたことを。その男子の席は、この教室の窓際の一番後ろにある。普段から目立たずボッチとして学園生活を送っている彼が欠席したところで、ほとんどの生徒は気にも留めなかった。
「よーし、まず黒板に書いたこの問題からな。前回もやった範囲だから、授業内容を覚えてれば簡単だ。……――さっきから俺に聞こえてないと思ってヒソヒソ喋ってるお前ら。そんだけ余裕なら当然こんな問題くらい楽勝だよな?」
「――やべっ」
「うわ……最悪だよ」
「ほら、諦めて前に出て来い!」
 教師に指名された彼らは渋々と前に出て数学の問題と格闘する羽目になった。
 それはごくごく平凡で、ありがちな学園生活のワンシーンだった。
 しかし、彼らがさっき見落としていたもう一人のクラスメイトは、まさにそのとき「平凡」からはかけ離れた生活を送っていたのだった。



「ああ……最高だよ、二人とも」
 下半身を浸す感触があまりにも甘美で、僕の口からついそんな声が漏れた。
 僕の名前は瀬戸真司。今日は普通に授業がある日だけど、そんな日の午前十時ごろ、僕は登校せず自宅にいた。
 親が長期の海外出張中だから、この家には僕が一人で暮らしている。電気もつけずカーテンも閉め切ったリビングは、午前中でもさすがに薄暗い。僕はそのリビングに据えられたソファに腰かけ、背もたれに完全に体重を預けていた。そしてそんな僕の下半身でそびえたつ勃起チ×ポに、二人の女子が、唾液でヌルつく赤い舌を這わせている。
「ん、ちゅ……♡ れろ……♡」
「っちゅ♡ ちゅうう……♡」
「うああ……――」
 僕も彼女たちも全裸である。
 風呂場でもないのに裸になるシチュエーションなんて数えるほどしかないはずだ。しかもそれが、男と女が一緒にいる空間でとなると、それはもう理由が一個しか思い浮かばなかった。
 そう、僕は彼女たちと、平日の午前中からセックスに溺れていた。
 筋金入りのボッチで、クラスでも一番目立たない存在だった僕が、こうなった経緯をわかりやすく説明するのは難しい。でも敢えて言うなら、僕はひょんなことから、自分にヤリチンの才能があるっていうことに気付いたのだ。
 僕はその才能をフルに使って、これまでのボッチ生活から脱却し、人生の楽しさを最大限に味わうことを決意した。これまでたくさん惨めで寂しい思いを味わってきたぶん、たくさんの女の子とセックスで親密になってやろうと決めたのだ。
 そのヤリチン生活は、いまのところは概ね順調だ。クラスのギャルと委員長から始まって、水泳部、テニス部、陸上部なんかの女子とハメまくり、彼女たちの身体を使って気持ち良くなる最高の生活を送っている。特に放課後や休日といった学園外でのプライベートな時間には、僕が女の子の家にお邪魔したり、女の子が僕の家に来たりして、濃密なコミュニケーションを取っていた。
 そしていま僕のチ×ポをしゃぶっているのが、クラスのギャルの延岡ルリナさんと、委員長の金井純花さんである。
「ぷは……そんなにアタシたちの舌気持ちいいわけ、真司。さっきからチ×ポびくびくさせてんじゃん……♡♡」
「ん、ちゅ……♡ 真司くんのかっこよく反り返ったおチン×ン……♡ すっごくエッチな味する……♡♡」
 ダイニングキッチンと繋がっている僕の家のリビングには、テレビと、数人一緒に腰かけることができるソファが置いてある。そのソファに、僕は腕と脚を大きく拡げて座っている。客観的に見てずいぶんと横柄なポーズだ。仮に電車でこういう姿勢で座っている乗客が居たら、僕だって眉をひそめるに違いない。――けどここは僕の家なんだから許してもらおう。そんな僕の股間では、バキバキに勃起した肉棒が、亀頭を天井に向けてそそり立っている。精液が詰まった裏スジはパンパンだ。
 僕は、学園内でもトップクラスの容姿とスタイルを持つ女子二人にチ×ポをしゃぶらせながら、壁の時計に目を向けた。
「もう十時半か……。そろそろ三時間目だけど、結局サボっちゃったね」
「別にいいじゃん。それよりチ×ポに集中しなさいよ」
「そうだよ真司くん。まだ私たち、起きてから二回ずつしかシてもらってないよ?」
 二人のマ×コの割れ目からどろっと溢れ出ているのは、本番交尾で僕がチ×ポから注いだザーメンだ。ついさっきまで、僕らはコンドーム無しの生ハメ交尾に勤しんでいた。あまりにもセックスに夢中になり過ぎて、三人ともども学校をサボってしまったという訳だ。
「――ルリナさんはサボりに慣れてるからいいかもしれないけど、純花は大丈夫なの?」
「ん♡ 大丈夫♡ 今学期分の授業内容は予習してあるし――……真司くんとのエッチのほうが大事だもん♡」
「あ~あ、お堅い優等生さんにトロットロの笑顔でこんなこと言わせて、アンタも立派なヤリチンになったもんね……♡」
 皮肉を言ったルリナさんも、純花と一緒になって唾液でべたべたの肉竿に愛おしそうに頬ずりしている。二人は昨日の夜もこの家で僕とサカりまくっていたのだが、それでは不十分だったらしく、お泊まりしたあとの今日の朝からも僕のチ×ポを求めてきた。
 ヤリチン生活を始めてからの僕の日常は、色々な女の子とのセックスに彩られていた。日替わりで誰かしらのマ×コにチ×ポを突っ込み、性欲の赴くままに射精を繰り返す毎日を送らせてもらっている。半年くらい前まで童貞だったくせに、いまではセックスしない日のほうが珍しいほどだ。
 でもセフレの子たちからすれば、毎日僕とセックスできる訳じゃない。
 もちろん僕も気を使い、セックスのときは限界まで気持ち良くしてあげるよう心掛けているけれど、いまのルリナさんと純花のように欲求不満が溜まるときは溜まるようだ。
(まあしょうがないか)
 と、僕は心の中でつぶやいた。
 彼女たちがここまで性に貪欲になったのには、僕にも責任の一端がある。なら彼女たちのセフレとして、その責任を取らなければ。今日は学園でテニス部の後輩の子たちにハメてあげる約束だったけれど、連絡して明日にしてもらうとしよう。
 開き直ってサボることにして、今日は目の前の二人とのセックスに集中すると決めた僕は、彼女たちのダブルフェラに感覚を研ぎ澄ませた。
 まずギャルのルリナさんの唇は、亀頭を重点的に攻めている。グロスを塗ったぷるぷるの唇で、赤黒くパンパンの亀頭を繰り返し食んでくれると同時に、舌の先端でチロチロと表面を舐め回してくれている。その下のほうでは、先生たちからも信頼される優等生の純花が、鼻の下を伸ばしたうっとりした表情を浮かべて金玉の袋にしゃぶりついていた。
 僕の竿に付着していたザーメンの残り滓と二人のマン汁は、とっくに二人の唾液へと置き換わり、肉棒全体をテラテラと光らせている。一日何発射精しても萎えないことが取り柄の僕のチ×ポは、彼女たちが与えてくれる快感に反応してビクンビクンと震えていた。
「ああ~……最っ高だ」
 僕はソファに深く腰かけ感嘆した。
 学生として授業は真面目に受けなきゃならないと思うと同時に、クラスの女子と一緒にその授業をずる休みしてセックスしているという事実が、背徳的な快楽を僕にもたらしてくれるのだ。
 しばらくすると、ルリナさんと純花はチ×ポを攻める場所を交代した。ルリナさんが根元のほうの裏スジを舌でペロペロと舐め上げ、純花が亀頭を唇で吸い始めた。――そこで純花がソファの上に乗ってきたことで、彼女のお尻が僕の手の届くところに来た。僕は当然、右手を伸ばしてそのお尻を掴んだ。
「んっ♡ あああっ♡ 真司くぅん♡」
「ちょっと真司。その揉み方エロ過ぎない?」
「え? でも僕らエッチなことしてるんだし、当然じゃないかな……」
 僕はルリナさんと話しているあいだも、純花のお尻を揉んでいた。ぐっ、ぐっ、というふうに、手のひらに力を入れたり抜いたりすると、優等生の純花の口から官能的な声が漏れた。ルリナさんはジト目で僕を見上げてくるが、これは彼女が羨ましがっている時の表情だ。肉竿を舐めるルリナさんのお尻も、僕に掴んでもらいたそうにふりふりと揺れているのが視界に入っていた。
「く……っ、二人とも、気持ち良すぎて限界だ。そろそろ射精していいかな?」
「何? もう出るの? いいわよ、好きなだけ出しなさいよ♡」
「たっぷり射精して真司くん♡」
「あああ、出る! うううっ!」
 二人の舌と唇の柔らかさに包まれたまま、僕は射精した。はじめは純花の口が亀頭をすっぽりと覆い、僕がびゅるびゅると吐き出したザーメンの塊を喉を鳴らして飲んでいた。かつて僕にとっては触れることすら想像できなかった高嶺の花だった彼女が、授業をサボってまで僕と交尾し、僕の匂いがするザーメンで喉を潤してくれている。その光景を見ているだけで勃起が収まることがない。
 しばらくすると、純花はチ×ポから離れ、自分の場所をルリナさんに譲った。ストレートな黒髪で見るからに優等生という感じの純花が、脱色してパーマをかけたギャルギャルしい見た目のルリナさんと一本のチ×ポを分け合う風景はとても美しかった。ルリナさんは純花に代わって亀頭にかぶりつくと、頭を上下に動かしてじゅるじゅると音を立てて肉棒全体をしゃぶってくれた。
「んっ♡ じゅるっ♡ じゅるるっ♡ じゅぽっ♡」
「ああ、それいい……。射精止まるまでそれ続けてよ、ルリナさん」
「っ――♡♡♡♡」
 ルリナさんは「命令するな」と僕に言いたかったのだろう。フェラしながら僕を上目遣いでにらんできた。でも頭の動きを止めないのが彼女の優しさだ。
 やがて僕の長い射精がようやく止まると、ザーメンを胃の中に収めた二人が同時に口内を見せつけてきた。僕は満足顔で頷くと、ルリナさんのマ×コにチ×ポをハメた。ソファに腰かけたままの僕の上にルリナさんが背中を見せて座るような姿勢で、ずぶずぶと勃起ペニスが呑み込まれていく。
「あっ♡ あっ♡ ああああ……っ♡」
 気の強いルリナさんが、眉をひそめて可愛らしく喘ぐ。
 こうして僕がチ×ポをハメた女子は、この二人以外にも学園内にたくさんいる。廊下を歩いていれば、確実に姿を見かけるくらいには。何気なく友達と談笑したり僕以外の男子から話しかけられている子も、僕のチ×ポで可愛くイキ震え、喘ぎまくりながら膣内に精液を注がれた経験を持っていると思うと、とても気持ちが明るくなる。――そうやってセフレを増やしていく生活は非常に充実していた。
 チ×ポを根元までお腹の中に収めたルリナさんが、身体を上下に揺すり始めた。すると、彼女の胸にたわわに実った巨乳も同じように揺れた。僕はきつく絡みついて来るギャルクラスメイトの膣ヒダを男性器で味わいながら、ちょっと強めの力で彼女のおっぱいを背後から揉みしだいた。
「ンあっ♡ あっ♡ あっ♡ あああっ♡♡ おっ♡ おっ♡ おっ♡ おおっ♡ それ気持ちいいっ♡♡ もっとぎゅってして♡ 真司っ♡♡」
 これ以上強くしたら痛いんじゃないか。そう思ったが、僕は大人しくルリナさんのリクエストに従った。手に力を込めると、僕の左右の指がルリナさんのハリのあるおっぱいの中に埋もれた。
「んんんぐううっ!♡♡♡」
 するとルリナさんは全身を震わせ、マ×コ内部を狭く締め付けながら絶頂した。僕はそのタイミングに合わせて射精し、同い年の彼女の子宮内部にザーメンをどばどば吐き出した。
「あっ♡ ♡ハァっ♡♡ あっ♡ んんぅっ♡♡ はーっ♡ はーっ♡ はーっ♡」
「ねえ真司くん、私のことも構って……♡」
「もちろんだよ純花。ルリナさんがイキ終わったら、次は君に挿入するから」
「うん♡」
 カーテンを閉め切ったリビングで、僕らは滅茶苦茶気持ちのいいセックスに溺れていた。ルリナさんに代わり、身体の正面をこちらに向け僕の上に乗ってきた純花は、自分の指で膣の入口を拡げながら腰を沈めてきた。
「あっ♡ うっ♡ ううううう……っ♡♡ 真司くんのおチ×ポ♡ どうしてこんなに気持ちいいのぉ……っ?♡♡」
「お腹の奥に集中しててね。君に授業をサボらせちゃったぶん、たっぷりイカせてあげるから」
「うん♡ お願い♡ あっ♡ あっ♡」
「う、ああ……いい」
「真司くんっ♡ あっ♡ 私も気持ちいいっ♡♡」
「はあ、はああ……。叫び過ぎて喉乾いたから、アタシちょい水飲んでくるわ……。ああもう、足フラフラになっちゃった……。これも全部このクソボッチのせいよ……」
 そんな感じで、僕らは平日の午前中から何発ヤっただろう。快楽で脳が融けてだんだんとぐだぐだになり、三人で股を開いただらしない格好でソファにもたれていると、純花が急に心当たりのない予定について話し始めた。
「そうだ真司くん、今度の連休は駅で八時集合だからね。忘れないでね?」
「えっ? それって何のこと?」
「もちろん連休中の旅行のこと」
「……旅行? そんな話題あったっけ?」
 僕が首を傾げると、純花とルリナさんが互いに目配せした気がした。
「はあ、アンタやっぱり忘れてたのね?」
「ほら、このあいだ三人で話した時に約束したよね?」
「……?? ごめん、やっぱりいくら考えても思い出せないんだけど」
「ちょっとしっかりしてよ。ヤリ過ぎで頭までチ×ポになったんじゃないの?」
「そ、その言い方はいくら何でも傷つくなあ」
「どっちにしてもアタシと純花が覚えてるんだから、忘れてるのはアンタのほうよ」
「……まあそうか」
 どこか腑に落ちなかったけど、僕は頷いた。二人が僕より記憶力が良いのは事実だし、色んな子と約束しまくっているせいで、スケジュールの整理に四苦八苦している面もあった。女の子との約束をすっぽかすのは、ヤリチンとしてあまり好ましくない。しっかりしなきゃと思っていると、ソファの隣に座っていた純花がこちらを向き、僕に半分身体を被せながら言った。
「チケットは私たちが予約しておいたから、真司くんは自分の荷物さえ用意しておいてくれたら大丈夫。凄く雰囲気のいい温泉旅館だから。連休中は、三人でゆっくりしようね?」
「ていうかアンタはチ×ポさえ普段通りならそれでいいのよ」
 純花と逆側から身体を被せてきたルリナさんは、まるで僕にはセックスしか取り柄がないみたいなことを言った。
 この発言にもちょっと傷ついたけど――それもやっぱり事実だ。
 純花のおっぱいが僕の左胸に、ルリナさんのおっぱいが右胸に押し付けられる。僕ら三人はソファの上で同時に舌を交わらせた。
 この二人と連休中に温泉旅館でハメまくるというのも、時間の使い方としては全然有りだ。かなり話が突然で面食らったけど、まさか二人が共謀して僕の架空の予定を造り出したなんてことはないだろう。
「ん……っ♡ 真司くん、何考えてるの?」
「ボーっとしてないでアタシたちに集中しなさいよ」
「あ、ごめんごめん」
「ううん、いいよ♡ んっ♡ はむ……♡ れろぉ……♡」
「じゅる♡ じゅるる……♡ ちゅぱっ♡ ちゅうう……♡」
 結局その日の僕は、学園をサボって生まれた時間を二人との交尾に費やした。
 その次の日からも色々な女の子とセックスする日常生活を送っているうち、約束の温泉旅行の日がやってきたのだった。

第一話 ミステリー研究会の女子大生たちが遭遇したヤリチン現場


「六条、なんだよこのパンフレット」
「いいから見て、五十嵐くん」
 五十嵐昌彦は、大学のサークル室で同学年の女子ににらまれた。
 昌彦は大学でミステリー研究会という名のサークルに所属している。ミステリー研究会は名前の通り、ミステリー系の小説や映像作品に関する活動を行うサークルだ。サークルとしてはかなりマニアックな部類で、一般の学生には存在すらほとんど知られていない。
 名簿上は他にもメンバーがいるのだが、先輩たちは卒論や就活などで忙しく、実質的なメンバーは昌彦と同学年の二人の女子だった。その二人の女子のうち一人が、いま昌彦のことをにらんだ六条菜乃香である。
 菜乃香は学年内でも飛び抜けた美人だった。スタイルも良く、学際のミスコンに参加すれば、きっと優勝争いに絡むことは間違いない。ただ少々ツンツンした見た目で、性格にも難があると昌彦は思っていた。
 菜乃香は後ろ髪をさらりとかきあげつつ、テーブル上のA4サイズの紙を昌彦のほうに近づけた。
「このパンフレットを見て。何か気付くことがあるでしょ?」
「……? いや、何も気付かないけど」
「呆れた。あなたそれでもミステリー研究会のメンバーなの?」
「むっ……――一々そんな言い方する必要ないだろ」
「そんな言い方って?」
 菜乃香はきょとんと瞬きした。昌彦は小さくため息をついて「別に」と言った。
 菜乃香のキツい態度は天然だ。昌彦を嫌っているとか、傷つけてやりたいとか思っている訳ではない。同学年かつ同じサークルのメンバーとしてそれなりの付き合いを経て、昌彦にもそれがわかってきた。だがカチンとくるときはカチンとくる。
(だからこいつって美人のクセにサークル外に友達がいないんだろうな……)
 昌彦は納得しつつ、改めて菜乃香が持ってきたパンフレットをしげしげと眺めた。
 そこには紅葉の山間にあるひなびた温泉旅館が写っている。
「ん~……この旅館、どっかで見た記憶あるなあ」
「どこかでって、どこでかしら? もっと真剣に考えて」
「あっ、もしかしてあの映画か?」
「そうよ」
 昌彦が手のひらを拳で打つと、菜乃香は満足そうに頷いた。
 昌彦が思い出したのは、名探偵諸星シリーズという有名なミステリー小説を原作とする映画作品だ。その二作目に十文字旅館という舞台が登場する。このパンフレットの写真は、画角といい、映画のワンシーンを切り取ったようだった。
「五十嵐くん、やっぱり覚えてたじゃない」
「覚えてたっていうか、こないだお前らにこの部屋でその映画を観させられたばっかりだったからなあ」
 もともとミステリーには余り興味がなかった昌彦は、「なんとなく」でこのサークルに入り、学年コンパで顔だけ見知っていた菜乃香と交流を持つようになった。菜乃香はもう一人の女子ともども、昌彦にお気に入りのミステリー作品を幾度となく勧めていた。
「佐智子とも話したんだけど、今度の連休、私たちでこの旅館に行ってみない?」
 菜乃香は言った。彼女は、自分が出したクイズに昌彦が正解したことが嬉しかったらしく、無邪気な笑顔を浮かべていた。
 ちなみに彼女が口にした佐智子というのは、このサークルに所属するもう一人の女子、守峰佐智子のことである。
「名作映画の舞台になった旅館に実際に泊まれるのよ? 昨日食堂でこのパンフレットを見つけて、佐智子にも話したの。そしたらあの子も行きたいって賛成してくれたわ」
「えっ、私たちでって――俺も?」
「五十嵐くんだってこの研究会のメンバーなんだから、誘うのは当たり前じゃない。そんなにびっくりしてどうしたの?」
「え、いや、びっくりっていうか――」
「こんにちは、菜乃香ちゃん昌彦くん」
 昌彦が戸惑っていると部屋のドアが開いた。そこから入ってきた美人が守峰佐智子である。
「あ、そのパンフレット……菜乃香ちゃん、昌彦くんにも話したの?」
「そうよ、いまちょうど言ったとこ」
「そうなんだ。――そういう訳なんだけど、昌彦くんはどう? 私たちと一緒にこの旅館に行ってみない? もちろんスケジュールが立て込んでたりするなら無理は言わないけど……」
 と佐智子は言った。
 彼女は菜乃香とは対照的な、ふんわりと包み込むような雰囲気をまとっている。いまも昌彦のことを気遣う表情を浮かべていた。
「少しくらい予定があってもキャンセルしなさいよ。こんなチャンス滅多にないわよ?」
 菜乃香は強引なことを言っているが、彼女もこの大学でトップレベルの美人であることは疑いない。この大学で、この二人のことを狙っている男は数えきれなかった。そんな二人から温泉旅行に誘われるなど、まさに男冥利に尽きるというものだ。
 だが――。
(いやいや、だからって勘違いすんなよ)
 昌彦は心の中で自分を戒めた。
(つまり普通のサークル旅行ってことだろ? この二人が俺を男として意識してるって話とは全然違うに決まってる)
 昌彦は確認のため、旅行の計画についてもう少し二人に詳しい話を尋ねた。
「あ、あのさ、それってもちろん――……旅館で俺たちの部屋は別々だよな?」
「当然でしょ?」
「だよな」
「昌彦くんって自動車の免許持ってたよね? レンタカーで行けば、旅館以外にも周りにある映画のロケ地に寄ることができるかなって菜乃香ちゃんと話してたの」
 と笑顔のまま佐智子が言った。
 やはりそういうことかと昌彦は思った。そんな都合の良すぎる話など世の中には存在しない。しかしどこか安心しながら昌彦は言った。
「……はあ、六条だけじゃなくて、守峰も意外にちゃっかりしてんなあ。わかったよ。運転は俺が引き受ければいいんだろ?」
「それじゃあ――」
「ああ、俺も行くよ。その旅館に」
 それで昌彦と菜乃香と佐智子の三人の約束は成立した。
 大学生ともなれば、男女が一緒に旅行するくらいは普通のことである。ましてやその旅館を訪れることには、ミステリー研究会としての正当な理由もあった。
 大学内には浮ついたヤリサーじみたサークルもあり、そういうサークルのメンバーなら菜乃香や佐智子とスケベな展開を期待するのかもしれないが、自分はそういう連中とは違うのだと昌彦は思った。それは彼なりのプライドでもあり、旅行に誘われるくらい菜乃香たちと距離を縮めながら、二人のどちらとも男女の関係になれていないことに対する強がりじみた言い訳でもあった。
 ――だが、彼がその旅行を了承したのが、そもそもの誤りだったのかもしれない。

「……あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」
「んっ♡ はぁっ♡ あっ♡ あっ♡」
 旅行当日になって、旅館の浴衣を着て昌彦が布団の中で寝ているとき、菜乃香と佐智子は、彼の知らない年下の男に抱かれていた。
「せ、瀬戸くん♡ それ、気持ちいいっ♡」
「あっ♡ あっ♡ あっ♡♡ ああんっ♡♡ 瀬戸くんっ♡ 私にも、指じゃなくてもう一回おチン×ンちょうだい♡ セックスしてぇっ♡♡」
「いいですよ、菜乃香さん、佐智子さん。二人ともまだまだ気持ち良くしてあげるよ」
「うっ、嬉しいっ♡ ああんっ♡」
「瀬戸くんっ♡ 瀬戸くぅんっ♡」
 すやすや寝息を立てる昌彦と、壁一枚隔てた隣の部屋では、彼と仲の良い二人の美人女子大生のマ×コが、見た目地味な目立たない少年の勃起チ×ポにずぼずぼ深掘りされていたのだ。

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