本販売日:2025/04/23
電子版配信日:2025/05/02
本定価:1,155円(税込)
電子版定価:1,155円(税込)
ISBN:978-4-8296-4799-8
夢のマイホームを手に入れた結婚三年目の幸せな夫婦。
隣家を訪れた妻は、悪魔の罠に嵌まり全裸に剥かれる。
裏穴に執着する隣人の荒縄拘束、淫具責め、連続浣腸……
果ては、寝入る夫の前で尻穴を嬲られてしまう優衣。
抗う心とは裏腹に、妖しい肛悦に惑う美臀が恨めしい。
「奥さん、お尻の穴がクセになるくらいに仕込んでやるよ」
第一章 人妻を狙う引っ越し先の隣人
第二章 嵌められた淫獄地下室
第三章 刻みつけられた肛虐の記憶
第四章 夫の前で堕とされる二十七歳
第五章 姉の危機に身を挺して羞恥刑を
第六章 衆人環視の超絶二穴責め
最終章 売り飛ばされた生贄夫人
本編の一部を立読み
第一章 人妻を狙う引っ越し先の隣人
新興住宅地「夢の丘ニュータウン」の看板を見て、優衣は瞳を輝かせた。
社宅を出て、中古とはいえ夢に見たマイホームを手に入れ、夫とのこれからの幸せな暮らしに胸を躍らせる。
夫の学とは、結婚して三年目になるが、まだ子供はいない。
子供好きな夫がそろそろ子供をつくろうと、公園も近くにあるというこの住宅地を選び、一軒家を購入することに踏み切ったのだ。
「青木様、お荷物はこれで以上になります。ご利用、有難うございました」
そして、今日は念願の引っ越しの日。
「ご苦労様でした。これ、よろしかったら飲んでください」
パンダの絵柄の引っ越し業者に、優衣はスポーツドリンクを手渡した。
五月とはいえ、身体を動かせば汗ばむほどの陽気に、肉体労働が苦手な夫の学は額に大粒の汗を浮かべている。
引っ越し業者が一礼してトラックで走り去って行くと、開口一番、学が深いため息を吐いた。
「ハアアッ、これからこの段ボールの山を片付けるのかー、休日中に終えられるのかなあッ」
引っ越し荷物の山に、げんなりした夫の顔を見て優衣がクスクスと笑った。
家を購入したせいで、夫の通勤時間は片道一時間ほど大幅に増えてしまった。
夫の負担も考えて、優衣は家の購入に初めは気乗りせず、かと言って夫の会社の近くでは土地も高く、マイホームなど夢のまた夢だ。
「優衣とこれから生まれてくる子供のためだろう。俺、頑張るからさッ」
そんな力強い夫の言葉に後押しされ、購入を決意した。
せめて引っ越しの片付けくらいは、夫に負担をかけたくはないのが本音だ。
「大丈夫よ、姉さんも月曜日には手伝いに来てくれるって言っていたし、家具や家電の重いものは業者さんが運んでくれたし、後は小間物でしょう。私に任せて」
優衣は学の背中をぐいぐい押して、嬉しそうに新居に入っていった。
中古とはいえ、まだ築一年ほどしか経っていない、新築同然の物件だ。
そんな掘り出し物件を、破格の値段で購入できたのには訳がある。
仲介業者から聞いた話では、建て主の妻が浮気の果てに家出し、一人残された夫は、早くこの家を手放したかったというやるせない理由があったが、学はその話を優衣には伏せていた。
「やっぱり、素敵ねぇ。あなたの言った通り、ここに決めて正解だわ」
優衣はセミロングの黒髪をサラサラと揺らし、大きな瞳を輝かせて家中を見てまわった。
そんな優衣の後ろ姿に、学も笑顔を浮かべ後に続く。
「リビングには何色のカーテンが似合うかしら……グリーンはどう? ねえ、あなた、グリーン好きよね」
優衣が振り返って微笑む。
「好きな色選びなよ、優衣に任せるから」
クルクルと家中を見て回る、そんなあどけなさの残る五歳年下の妻の優衣を、夫の学は眩しそうに見つめる。
3LDKの庭付きの戸建。二人のいるリビングには庭からの明るい日差しが差し込み、優衣の白いブラウスが日に透けて、豊かな乳房の膨らみと、しなやかな身体つきを浮き上がらせた。
「優衣……」
突然、学は優衣が消えてしまいそうで、思わず名を呼び抱き寄せる。
「クスッ、どうしたの? あなた」
優衣の大きな瞳が学を見上げた。
「一瞬、優衣が消えてしまいそうな気がして」
真顔で話す夫に、優衣が優しく見つめる。
「消えないわ……私、ずっとあなたの傍にいるから」
その言葉に吸い込まれるように、学は背を丸め優衣の柔らかな唇にキスをした。
ねっとりと舌を絡ませ、唾液を啜り合う。左手で優衣の細く括れたウエストを抱きしめ、白く滑らかな首筋に舌を這わせた。
最近、夫は残業続きで忙しく、愛し合うのも久しぶりである。
「あっ……んンっ、はああンッ」
愛する夫の舌先に、優衣は甘い喘ぎを上げずにはいられない。
久しぶりの夫の温もりに、身体から力が抜け、崩れていくのがわかった。
「優衣……」
耳元で夫に熱い声で囁かれると、優衣は広く逞しい胸に身体を預け、リビングの床に倒れ込んだ。
夫の熱い手が、優衣の身体を包み込むように撫でていく。
口腔に舌先を差し込み、ゆっくりとブラウスの上から胸を揉みしだき、敏感な乳首の場所を探し当て指先で掻いてくる。
「あ、ううん……あ、あなた、はああン」
優衣の唇から熱い吐息が漏れた。
ブラウスのボタンが外され、水色のブラジャーが剥き上げられ、プルルルンッと弾け出た乳房を夫の口に含まれた。優衣は思わず身体を仰け反らせ、小さくかぶりを振った。
「あああッ、いい」
優衣は夫を見つめようと閉じた目を開くと、視界の端でスッと何かが動いたような気がした。
顔を窓の方に振り向けると、隣家との境にある垣根の上に人の顔が見えた。
「きゃあッ、まっ、待ってッ、あなたっ……だ、誰か……見ていたわっ」
「えッ?」
優衣の言葉に学も思わず庭先に目を向ける。
しかし、人の背丈ほどの隣家の垣根があるだけで、誰の姿も見受けられなかった。
「優衣、誰もいないよ」
「でも、確かに……誰かいたわッ」
そう言って優衣は、庭先を隈なく見ている。
「ハハハッ、きっと、引っ越しの準備で疲れているんだよ……ほら、誰もいないよ」
学は笑いながら、リビングの掃き出し窓を開けて、庭を見回しながら言った。
優衣も恐る恐る後に続き、夫に寄り添い辺りを見回す。
「優衣は怖がりだなあ、ハハハッ」
学は優衣の肩を抱きしめ、額にキスをする。その笑顔に優衣は唇を噛み、それ以上何も言えなくなった。
(気のせいだったのかしら……でも……)
優衣は人影を思い出して、背筋に悪寒が走った。楽しかった気分はすっかり冷めてしまっていた。