実母と義母

著者: 高竜也

本販売日:1988/12/23

電子版配信日:2012/02/10

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0226-3

彼は義母と……でも僕は実の母。

いいや、そんなことは問題じゃない!……

実母と義母……存在は違おうとも、

若い息子たちは母を犯し、母の肉に溺れていく。

未来に待っているのが、

恐ろしい破局であることを忘れて……

登場人物

ようこ(35歳)実母

のりこ(27歳)義母

きみこ 女子学生

ゆき その他

本編の一部を立読み

「ママ。重いからそこにつかまって」

啓太は、母の体を浴槽の縁にもたれかけさせた。体から力が抜けているため、上半身が極端に前に折れ、今にも湯面に顔がくっつきそうである。

啓太は万一のことを考えて、浴槽の一部に蓋をした。そして母の上体をそこに乗せた。

真後ろに座りこむと、高々と突きだしたヒップの下から、割れ目のすべてが見える。

すごく大きい!……

それが啓太の第一印象である。

確かに、女陰は前から見ると黒い茂みに巧みに隠されて、よくよく見ても亀裂の一部が垣間見える程度である。ところが、一転して裏返しにすると、前後の割れ目がすべて見えてしまうから、初めて見る者などはギョッとして目を剥く。啓太は、以前に父と母の肉交を盗み見ているから、そういう事実を知ってはいたものの、いつもかなり離れたところから見ていたので、実際にこう間近に見ると、やはりその巨大さに驚かされる。

それにも増して、びっくりさせられるのは、なんとも説明しがたい形の卑猥さと、色合いである。

啓太は雄犬が雌犬の尻の匂いを嗅ぐように、母の開かれた谷間に顔を近づけた。逆さに見る構図は、少年の目に毒々しく移った。それでいて、女陰からかもしだされる異様な雰囲気に酔い、そして、呑みこまれた。

詳しく観察すると、大部分は別個に収縮したり細かく震えたりしている。それぞれが独立した性感帯であり、それらの集合体が、偉大な女陰を形成していた。

「啓ちゃん、何してるの」

母の声はか細く聞きとりづらかったが、それだけ母が高揚していたということか。

啓太はつきたての餅のように柔らかいヒップの双丘を、それぞれの手でしっかりと押さえつけると、割れ目を中心にして左右にひろげた。それまで重なり合っていた粘膜がパックリと割れ、複雑な形をした膣口の奥が、途中まではっきりと見えた。

単純な穴ぼことはわけが違うんだ。だから指を入れるとざらつくのか……。

啓太は、指の代わりに長々と舌を差しだして、秘唇の奥へ突きこんだ。途端に、谷間全体がぬめっと動き、舌がざらつく肉壁で締めあげられた。すぐ目の前の皺々の肉のすぼまりもキューッと縮まる。

一本の指を、そっとあてがい、軽く押した。母がそこだけに気をとられないよう、膣口におさめた舌を、陰茎のように出し入れすることを忘れなかった。

どちらの効果があったのかわからないが、母が呻き声をあげ、切なそうに腰を揺さぶった。啓太は指と舌の相乗作用で母が感じたものと判断し、両者を同時に動員して前と後ろのホールを刺激した。

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