耽美に嬲られて

三人の令夫人

著者: 綺羅光

本販売日:2008/02/23

電子版配信日:2010/01/15

本定価:713円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-1552-2

自宅の寝室で犯され、幾度も昇りつめてしまう紗希里。

最上階のスイートルームで黒い絶望を味わわされる智那。

気丈な性格につけこまれ、獣の性交に溺れていく紫乃。

夫では与えられなかった淫楽を、甘美な熟肉に注ぎこみ、

地位も金もある人妻の、貞淑な仮面を次々と剥ぎ取りつくす。

他人の妻を盗んで狂わせて独占する――綺羅光、凌辱の美学。

登場人物

さぎり(31歳)人妻

ちな(27歳)人妻

しの(34歳)人妻

本編の一部を立読み

「このベッドで紗希里を抱く気分は格別だよ。フフフ。御主人をまんまと出し抜いてやったという実感が湧くからね」

どれほど自分が桑沢陽平に嫉妬していることかと紅田はしきりに言いながら、花唇へ向けて肉刀の先端をピタピタ押し当ててくる。

もうそれだけで待ちきれずに膣襞がうねるようにざわめいて、紗希里は泣き声があふれるのを我慢できない。

「どこにぶちこんでほしいのか、言ってごらん、紗希里」

なおも紅田はいたぶる。

縛られた状態で淫靡なクリームをたっぷり塗りつけられ、被虐の官能が燃えあがっている紗希里は、キュウと眉根を寄せて必死に羞恥と闘いながら、蚊の鳴くような声で女性器の俗称を口にした。毎回セックスのたびにその言葉を紅田に強制されるのだが、到底馴れきれるものではなく、いつも自分が最低の女になったようなみじめさや罪悪感にとらわれるのだ。

「もっと大きな声でちゃんと言うんだ。僕のジュニアに失礼じゃないか」

「うう……どこまで紗希里に恥をかかせば、気がおすみになるのよ」

「奴隷のくせにいつまでもプライドが高いんだなあ、紗希里は。そらそら、僕はいつまでもこのままでいいんだよ」

血液がごうごう押し寄せている肉びらを先端でこすられ、燃えたぎる秘口を小突かれ、夫人はじれったさにのた打ちまわる。

「ご、ごめんなさい……。紗希里を許して。アア、あの……オ、オ、オマ×コです。オ、オマ×コに、入れてくださいっ」

高熱にうなされるようにして夫人は、火を噴かんばかりの赤い顔で言う。

「御主人に聞かせてやりたいな。まさかお上品な奥様がこのベッドでそんな言葉を連発してるとは思わないだろうね」

「いやン、ひどいわ……う、あああっ」

剛柱がすさまじい衝撃とともに秘口を貫いてきて、紗希里の恨み言はたちまち淫泣に押し流された。

熱くとろけきった膣道を、紅田のペニスがぐいぐい突き進んでくる。その抜き差しを受けながら、肉襞の隙間にまで快感が流れこむのだ。

「ほら、ほら、たっぷり味わうといい」

紅田は一気に根元近くまで埋め入れると、たくましいピッチでスライドを開始した。

瞼の内側で小さく閃光が走った。夫人は緊縛された裸身を小さく痙攣させた。

「もうイクのかい? まだ入れたばかりじゃないか。少しぐらい我慢できないのかよ」

「だってぇ……あ、あっあん……」

くやしさに半べそをかきながら、奴隷セックスの快美感に火だるまにされて、たちまち夫人は淫楽の頂点まで昇りつめていった。

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