強制スワッピング 生贄になった人妻

著者: 石川檸檬

電子版配信日:2021/06/11

電子版定価:660円(税込)

シチュエーション

「あなた見ないで、浮気セックスしてる私を……」
秘唇をうがち抜く、夫よりも巨大な肉棒の感触。
大嫌いな男に抱かれているのに唇からは恍惚の喘ぎが……
夫の仕事のミスを埋めるため、強制されたスワッピング姦。
見知らぬ女相手に腰を振る夫の横で貫かれる麗子は、
いつしか甘美で妖しい魔悦にむしばまれていき……
(フランス書院文庫換算186ページ)

●もくじ
プロローグ
第一章 円満な夫婦を襲う災厄
第二章 屈辱の強制スワッピング
第三章 転落への性接待
第四章 輪姦される身体
第五章 裏腹な理性、裏切る媚肉
エピローグ

登場人物

れいこ(29歳)人妻

かなこ 人妻

本編の一部を立読み

(……ぇ…………そんな…………うそ……!)
 だが、そこには信じられない光景があった。
 全裸で仰向けの誠一に裸の加奈子が跨っているのだ。
 見た目だけは清楚で自分よりも若い美女は、亀頭を片手で摘み、少女みたいにホッソリした花弁の合わせ目に先っぽをめりこませている。
 夫のペニスは、妻とセックスする時と同等以上に勃起していた。
 秘所からだらだら漏れる愛液が夫の勃起を汚しつくしている。
 妻以外の女のはしたない汁で濡れているというのに、肉棒は気持ちよさそうに震えていた。
(どうしてよ、あなた……なぜ、されるがままなの……?)
 信じられないことに、夫は一切抵抗しない。
 仕事のミスを帳消しにするための催しなのだから、当然と言えば当然だが、それにしては大人しすぎる。
――あはぁ、旦那様のオチン×ンすっかり硬くて熱いです。
 三谷の連れの女は、ご馳走を前にした子供みたいにはしゃいでいた。
 妻帯者の亀頭を少しずつ呑みこんで左右に開いている花弁は、本人の見た目どおり清楚に刈りこまれていたが、早く全てを迎え入れたそうに淫乱にヒクついている。
――あ、奥様がこっちを見てますよ。奥様ぁ、あなたの旦那様のペニス、いただいちゃいますね。
 場違いな笑顔を振り撒いているが、その目の奥には男を寝取る優越感が滲んでいる。
 やはりあの女は、三谷と同じで好色な変態なのだ。
 でなければ、妻の前で夫と交わるのに喜ぶはずがない。
 彼女の言葉で、妻が見ているのに気付いた夫はすまなそうに顔をしかめた。
 仕方がないから許して欲しいとの哀願が見て取れたが、勃起ペニスは畏縮しない。ストレスがあれば肉棒は萎えるはずなのに。
(ウソでしょ……あの人が……他の女に夢中になりかけている……)
 呆然とする麗子の眼前で、食虫花じみた肉花弁が牡棒を呑みこんでいく。泥濘を歩く時みたいな湿った水音が、妻の鼓膜を強く打ちつける。
「旦那様も楽しんでいるんですから、奥さんも心から楽しんでくださいよ」
 三谷は勝ち誇った笑みを浮かべている。
(いや……いやよ……あの人が浮気しても私は……私はあの人を裏切らない……!)
 小刻みに首を振る麗子を見て、三谷の口角がますますあがる。目尻には深い皺ができていた。拒絶されているというのに、実に楽しそうだ。やはりこの男は変態なのだ。
「心は嫌がっても、身体は反応してるじゃないですか……ほら」
「ひゃんっ! 触らないでっ……え…………あっ…………あぁ……ッ」
 三谷は人指し指を立ててタイトスカートの中に潜りこませた。ショーツのクロッチを横に押しやると、恥毛がひっそりと茂る秘裂に浅く埋めこんで軽く掻く。
「見てください、奥さん。あなたの大事な部分を、たったひと掻きしただけの指です」
 麗子の眼前に自分の指を持ってきて見せつける。
 男らしく凹凸の激しい指は、爪がキレイに切られているが、先端から第一関節までに粘っこい汁が付着して、ほんのり酸っぱい匂いがする。
「胸を責められて感じていたんでしょ? でなきゃ、たった一掬いでこんなに汁がつくわけがない」
「うっ……ち、違う……違うわ……ッ」
「奥さんも我慢しないでセックスを楽しみましょうよ、ね?」
「わ、私は夫以外の男に愛撫されて感じるふしだらな女じゃない……!」
 暴かれた人妻は、哀れなまでに顔から血の気が引いている。
 大嫌いな男に触れられて濡れたなど、本人や夫の前で認めるわけにはいかない。
 三谷から逃れたくて、淫らに興奮した事実をうやむやにしたくて、お尻ですり足をする。
「我慢することはありません。旦那様が楽しんでるんです。いいじゃないですか」
 動揺する麗子は簡単に押し倒された。
 覆い被さった三谷はタイトスカートに手を伸ばす。それまでの大人しさとは打って変わった強引さだ。麗子は「いや」を連呼して暴れたが、彼は巧みにスカートから脱がす。
 はぎ取られたストッキングも含め、奪われた衣類はブラウスとブラの上に放り投げられた。貞操を具現した鎧同然だったものが残骸みたいに折り重なる。
 ただ、普段は出勤する時にしか穿かないハーフバックの白いショーツだけは、膝裏にだらしなく引っかけられた。今の麗子には、肌に馴染んだ自分の下着が白旗にしか見えず、敗北感で瞳が揺れる。
「ああっ……やめて――あぁ~ッ!」
 三谷はまったく取り合わない。ベッドに転がした人妻の、肉付きのいい白い太腿の真ん中を、手のひらで押さえつける。
 彼とベッドで愛し合う時の定番の姿である、裸ネックレスに剥かれた麗子は、後転の途中めいたポーズで固められた。いわゆる『まんぐり返し』の体位である。
「夜な夜な、旦那様だけを受けいれているオマ×コは、レモンみたいないい匂いを、他の男にも嗅がせてくれるんですね。流石はセールスレディ。サービス精神旺盛だ」
 すっかり丸見えになった陰唇に、三谷は鼻を近づけ、音を立てて匂いを嗅ぎ続ける。
 恥毛を丁寧に刈りこんだ、白くて肉厚の大陰唇が左右に開き、割った果実の中から果肉が見えるように、薔薇色の粘膜が覗いている。
 膣前庭は愛液で濡れきっていて、外の花弁以上にヌラヌラと淫靡な光沢を帯びていた。芳醇な香りを放ち、男であれば放っておかない魅力に溢れている。
「内性器も外性器も……オマ×コ全体が、物欲しそうにヒクヒクしてますよ……チ×ポ欲しい、なくて寂しいって夜泣きしてます」
「うぅっ……見ないで……ぇ」
 手で顔を覆う麗子。セックスに慣れた男の膂力で隙なく押さえつけられているうえに、羞恥と屈辱で全身の力が抜けているせいで、抵抗らしい抵抗はできなかった。
「ふふふ、クールで貞操観念の強い奥さんも……有名な『企業アマゾネス』も、そこらの女と同じで、一皮剥けば牝なんですねぇ」
 卑劣だが顔のいい性豪は、膣口と鼻の先っぽ突き合わせながら言ってくる。
 荒い鼻息と吐息が敏感な粘膜を撫でる度に、人妻の背筋がゾクゾク震える。すぐ傍に夫がいるのに、彼もしたことがないくらいにまじまじと性器を観察され、しかも侮辱的な感想まで言われているのに、なぜか胸の奥に妖しい疼きが湧いてくる。
(あの人がいるのに…………私は…………)
 見て見ぬ振りができないくらいに、意思に反して身体は悦んでしまっている。
 心を腐らせる危うい甘美感が、心身をゆっくり包んでいくのがハッキリわかった。
「大人しくなりましたね……では、これは挨拶代わりです……」
 百戦錬磨の女たらしには、人妻の気丈な心が淫靡にしおれていく雰囲気もわかる。
 手応えを感じても彼は油断せず、隙を見逃さない。
 右手の中指と人指し指を立て、濡れた股間へ垂直にアプローチする。
「ほら、指が入りますよ~。旦那様以外の男の指が、奥さんの貪欲オマ×コの中にずぶずぶ~ってね」
 抵抗の心力を削ぐ事実を聞かせつつ、二本の指先を膣口に埋めていく。
 彼の太めの指の侵入と入れ替わりに、内部に満ちていた粘汁が音を立てて溢れだす。
「あぁあ……だめぇ…………はああ……あの人がいるのにぃ…………」
 異物が膣内を開いていく。
 いけないと思っても、今度は膣までもが妖しく痺れて動けない。
「あはぁンッ……はぁあ、入ってくるぅ……指が私の中にぃぃ」
 女体が徐々に仰け反る。
 閉ざされていた膣洞が、ミリ単位で深くこじ開けられていく。
 指と膣肉の擦過感は一段と甘く濃密になり、胴底全体が断続的に痙攣した。
「ほお……どこもかしこも溝の深い粒粒で一杯だ……ミミズ千匹というやつですね」
 性豪が感嘆の溜息を吐いた。
「締めつけも体育会系の十代に劣らない……これはすごい……貞淑な人妻で名器持ち……しかも仕事のできるキャリアウーマン……ふふふ、本当にいいオンナですねぇ奥さんは」
「ひぃっ! あぁっ、あっ、あっ、そ、そこだめぇっ!」
 膣口から数センチ抜けた辺りで、お腹側に指が曲がった。鉤状になった指先が、麗子のGスポットを擦る。
 ごく狭い範囲であり、他と比べてザラついた肌触りがしている場所は、クリトリスなどと同じく敏感な性感帯のひとつだ。限られた者しか持たない悩ましい弱点だが、彼女は備えていた。
「Gスポットがあるとはますます淫らな。こういうのは、気持ちいいですか?」
 性豪は探る目つきで麗子の顔を見つめつつ、指を繰る。
「あああっ、だめぇ、ふあっ、ンンン、そこはほんとにダメなのっ……ンあああぁッ」
 麗子は嬌声を張りあげた。
 軽く引っかかれているだけでも、麗子は平静ではいられない。
 ひと掻きされる度に、濃密な性感がお腹から響き、限界まで背中が反れてしまう。
 双乳を揺らして反れきった身体は強張り、全身が粘く震える。
「痛快な反応です。だいぶ開発されてますね。いやらしい」
「言わないでっ、あぁあああっ……はああ、だめぇ……か、感じちゃうっ……ッ」
 我が物顔で擦られる弱点は、夫に開発された場所ではない。
 結婚前に付き合った男たちに弄られて、貪欲器官に仕立てあげられたのだ。
 三谷の言葉は、過去の男を夫に意識させる危ういキーワード。
 決して口にされたくない台詞だった。
 だから声を遮ろうとしても、憎たらしいまでに丁寧に指の腹で愛撫されるうちに、肉ヒダが嬉しそうにざわめく。耐えようのない性感が湧いて、よがり声があがってしまう。
「あん、あンッ、だめっ、夫の前で、ふああっ、そんなに苛めないでぇ、ンンッ!」
 秘密を守るのも大事だが、責め立てられることも問題だ。
 とうとう、触れられてない膣の最奥までもが疼きだし、引っかかれる快感を際立たせる。
(このままじゃ、イカされちゃう……あの人がすぐ側にいるのに……っ)

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