憧れのGカップ女上司がオレのせいで弱みを握られ中年親父に強制絶頂で調教されていた件について

著者: 逢川かえで

電子版配信日:2022/07/29

電子版定価:880円(税込)

シチュエーション

27歳のエース社員・姫島綾と4歳年下の部下・津久見聡。
仕事を通じて秘めた恋愛感情を抱きはじめた二人。
津久見のミスをかばうため、取引先の中年男へ謝罪に出向く綾。
「早く一人前になって先輩に告白を」と津久見が決意したその夜、
綾はウブな身体を弄ばれ、老獪な超絶セックスで何度も絶頂を……。
第28回フランス書院eブックス特別賞受賞作、ついに解禁!
(文庫換算 230ページ)

●もくじ

プロローグ
第一章 蹂躙される女神
第二章 心もカラダも堕とされた夜
第三章 パーティ会場で発情させられて
第四章 バスルームでの徹底調教
第五章 大好きな恋人の目の前で
エピローグ

登場人物

綾(27歳)OL

本編の一部を立読み

「あんたの部下……津久見くんのミスを表沙汰にしないかわりに、あんたが一晩ご奉仕してくれる……そういう話じゃなかったっけな、姫島さん?」
 佐伯はそう聞いてきた。もちろん、綾が自分に逆らえないことをわかっているのだ。
(そう……津久見を守るためだ……私に拒否権は無い……)
 綾は改めて、自分の立場を思い知らされる。そして、
「も……申し訳ありません……。続きを……してください……」
 そう佐伯に懇願するしかなくなった。
「このまま愛撫を続けてもいいのかい? 姫島さん?」
「はい……続きをしてください……何でもしますから……」
 貞淑な綾にとって、自分から愛撫をねだるなどということは人生で一度もなかった。恥ずかしさで顔が真っ赤になってしまう。
「じゃあ、お望み通りに。……もうダメと言われても止めないからな?」
 男はニヤリと笑い、再び下腹部へと指を伸ばした。うっすらとした綾の恥毛をくぐり抜け、秘裂へと指を沿わせていく。
(ああ……今、そこを触られたら…!!)
 綾は『あること』を懸念していた。そんな思いを知ってか知らずか、男は巧みな指捌きで綾の媚肉をぱっくりと開いていった。
 そして——
 ぐちゅっ……。
 淫らな水音をたてて、男の中指がとうとう綾の秘所へと侵入した。
「うあああっ…!!」
 強烈な快感に体が跳ねてしまう。仰け反る綾を男は左手で抱きしめ、右手の指をゆっくりと抽送しはじめた。
 ぐちゅぐちゅ……ぐちゅぐちゅ……と淫猥な音が室内に響く。
「おい、聞こえるか? この音……」
「やっ…!!」
「ずいぶん感じてくれてたんだな?」
「…っ!!」
 綾が懸念していたのは、まさにこのことだった。乳房、両耳、うなじ、そして乳首——美しい体を巧みに愛撫され続け、強烈な快感がもたらされたことで、綾の秘所はすでにびしょ濡れの状態だったのだ。
(知られてしまった……濡れていることを知られてしまった……)
 綾は恥ずかしさで死んでしまいそうだった。
 そんな綾に追い打ちをかけるように、指の抽送を続けながら男は耳元で囁いてくる。
「さっき胸や耳を弄られてどうだった?」
「それ……は……」
「命令だ、正直に答えろ」
「あっ……き……気持ち……うあっ……良かったです……とても……」
 男の愛撫に屈して感じてしまったということを、自分の口で言わされる——綾の体の内側で、羞恥の炎が強く燃え盛った。
 不意に、男が中指を第二関節からグイッと曲げた。
「あああっ!!」
 迸る悲鳴。男の指が、綾のGスポットを探り当てたのだ。男はぐいぐいと指の腹を押し当ててくる。
「うううっ……あああっ!!」
 今まで経験したことのない快感に、綾は激しく身をよじらせた。
(ビンカンなところを責められて……腰が砕けそうっ…!!)
 過去の男は全くもたらしてくれなかった快感を、佐伯は続けざまに綾の肢体へ叩き込んでくる。
「あああああぁ……はああああぁ……」
(こ、怖いっ……このままだと私……どうなってしまうの…!?)
 糸を引くような喘ぎ声を部屋じゅうに響かせながら——綾は男が繰り出してくる未知の快感に怯えていた。
 苦悶の表情を浮かべる綾の耳元に、男が声をかけてくる。
「姫島さん……あんたもしかして、イッたことが一度もない人かい?」
「…っ!!」
 言い当てられて、綾はドキッとした表情を隠しきれない。
「たまに居るんだよなあ。若い時にヘタクソな男と付き合ったせいで、イッた経験も無いくせに『自分はセックスが苦手だ』とか思い込むコがさぁ……」
 今までにも多くの若い女を抱いてきたのだろう。佐伯は綾のことをすべて見透かしているかのような口調だ。
 指の抽送がスピードアップする。
「うああああああっ!! あああああああっ!!」
 たまらず絶叫する綾。
「でも、それは間違ってるぜ姫島さん。もうわかっただろう? 心は男を拒んでいても、欲求不満なあんたのカラダは……滅茶苦茶にイカされたがってるんだ」
「くうっ……ああん、ああんっ! ああん、ああんっ!」
 緩急をつけた指の動きに、綾は必死で喘ぐことしかできない。
(私は今夜一晩、どんな屈辱にも耐えるつもりでこの部屋に来た……でも違う…!! 私は今、屈辱じゃなくて……快感に耐えているっ…!!)
 押し寄せる気持ちよさに、我を失ってしまいそうな綾。予想外の事態に、もうどうすることもできない。
 男は舌でうなじを、左手で綾の胸を、そして右手で綾の秘所を同時に責め始める。
「ああっ! だめっ! それだめぇっ!」
 強烈な快感に、思わずそう叫んでしまう。だが、どれほど「ダメ」と叫んでも、男の責めが止まることはもう無い。
(あああ……来る、来ちゃう! このままこれを続けられたら何かが来ちゃう!)
 綾は、生まれて初めての絶頂がすぐそこにまで迫っていることを予感した。
(私、どうなっちゃうの!? 怖いっ、恥ずかしいっ…!! でも、もう…!!)
 そして——
 男が強い力で綾の体を抱きしめた瞬間——
 ゴツゴツした中指に、Gスポットを強く責められ——
「ああんっ!! ああんっ!! ああああああああああっ!!」
 綾の体が大きく跳ね上がり──秘所から、プシャアッと潮が噴き出した。
 まぶたの裏で、火花がチカチカと瞬く。
 綾は頭が真っ白になり、はあ、はあと荒く息をついて、茫然と部屋の天井を見つめた。
 絶頂の経験が一度もなかった綾にも、はっきりとわかった。
 これが「イカされる」ということなのだと。
(イカされちゃった……私……イカされちゃったんだ……)
 そのとき綾の脳裏に浮かんだのは、優しく微笑む津久見の顔だった。
(私が好きなのは津久見なのに……違う人にイカされちゃうなんて……)

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