卒業を控え、一軍女子と陽太の前に立ちはだかる試練、進路選択。
身体を幾度となく重ねあった女子たちとの別れの日も近い。
美人担任の小山内若葉先生、陸上女子の姉川彩音
巨乳委員長・一色理奈、読者モデル・大倉美愛との日々に感謝しつつ、
本命の河合華蓮と同じ大学に入るため、 陽太 の受験勉強は続く。
そして運命の合格発表。陽太と一軍女子たちの未来は?
大人気ハーレムノベル完結! 完全書き下ろしの青春クライマックス編!
最大の試練
1 禁欲、する前に……
2 誰もいない空き教室
3 補習最終日の楽園
4 受験が終わり……
5 合格発表
卒業、そして
1 それぞれの進路
2 溜まりに溜まった性欲を
3 卒業旅行で最高の思い出作り
4 一軍女子たちとの夜
5 終わり? それとも?
人生の新章へ〝あの娘〟と一緒に
本編の一部を立読み
最大の試練
1 禁欲、する前に……
暑さが増す今日この頃、僕――日高陽太はクラスメートたちと一緒に教室で授業を受けている。
ちなみに、今日は夏休み初日。なのに授業とは変な話である。
実は今、僕たちは、大学受験に向けて補習を受けている。一週間補習を受けた後、最終日にそれまでのまとめとして学力診断テストを受ける。そのテストの結果は、今後の大学受験に大きく影響する。だから、大学受験に臨む者は、嫌でも今回の補習を受けなければならない。もちろん、僕もその一人だ。
教室内に、流れるように英文を読む声が聞こえてくる。黒板を背にし、英語教師である小山内若葉が、英語のテキストを手に英文を読んでいる最中だ。僕たちは真剣になって英文を読む声に耳を傾け、時にはノートに文章を記したりする。
僕も他の皆と同じように英文を読む声に聞き入り、時折、チラッと黒板を見る。黒板には、テキストに書かれている英文が書き記されている。すぐ傍には、英文を読み終え、説明をする若葉先生の真剣な姿がある。
僕は先生に目を向けるも、すぐに脳裏にただならぬ光景が浮かび上がる。
去年の修学旅行以来、若葉さんと幾度も繰り広げたセックスが、このタイミングで否応なしに浮かび上がる。
僕と若葉先生は、去年の修学旅行以来、皆の目を盗んで、ひそやかなセックスを何度もシているのだ。バレたらお互い即アウトなので、何とか隠し抜こうとする。もちろん、先生は普段、鬼のように厳しく、僕とのひそやかで爛れた関係など絶対におくびにも出さない。僕も先生との秘密の関係は絶対に内緒にしている。それでも、若葉さんとのみだらな交わりは、色濃く記憶にこびり付き、この大事な時期においてもまったく引っ込んでくれない。
しかも、僕がひそやかで爛れた関係を結んでいるのは、若葉先生だけではない。
今、一緒に補習を受けている三人のクラスメート女子とも、セックスを交えた関係を続けている。
まずは、メガネと三つ編み、そして、大きな左右のふくらみが特徴的な一色理奈。若葉先生に勝るとも劣らない鬼の厳しさで級長を務めている。
僕の前列の席に座っている亜麻色の長い髪をしている大倉美愛。読モ、グラビアの仕事もしており、抜群の美貌と美巨乳で、グラビアの読者のみならず、少なからぬクラスメートや同級生男子たちの劣情を誘っている。
そして、最前列の席で真剣に授業を受けている、肩にかかる程度のブラウンの髪をしている河合華蓮。テニス部のレギュラーにして、僕の大本命の女子。
彼女たち一軍女子とは、去年の修学旅行の時、僕が露天風呂を覗き見したことがきっかけとなって、セックスを交えた秘密の関係を結んだのだった。あの時の修学旅行で終わるどころか、その後も仲良くし続け、事あるごとにセックスをしていった。
つい一週間前の沖縄での特別合宿でも、僕は彼女たち一軍女子たちと毎日のようにセックスをした。もちろん、僕も彼女たちも、そのことは固く秘密にしている。
しかし、今、大事な補習を受けているのに、クラスメートにして、クラス、学年のみならず、学校内でも抜群の一軍女子と評判の彼女たちをチラッと見るだけでも、何度か繰り広げたセックスを思い出してしまう。ダメだとわかっているのに…否、ダメだとわかっているからこそ、却って、ただならぬ記憶が僕の中で頭をもたげてくる。
それでも、何とか一人、ひそかに雑念を振り払いながら、他の皆と同じように補習を受けようとする。
実を言うと、僕がひそやかな関係を結んでいる女の子は、他にももう一人いる。しかし、彼女は僕たちと一緒に補習を受けず、別の件に集中している。もちろん、大学受験を受けるつもりなのだが、その前にどうしても果たさねばならないことがあるために、僕たちとは別行動を取っている。
教室内の時計の針が正午ちょっと過ぎを指している。
さっきまで補習があったが、今は一人、また一人と生徒たちが出ていく。今回の補習は、毎日、午前中のみとなっている。ただし、ほとんどの生徒は、午後から予備校に行ったり、その他、受験のために進学塾に行ったりして、さっきと変わらない忙しさ、厳しさの中にある。
かく言う僕も、午後から家庭教師による指導を受けることになっている。
…が、何故か今、屋上手前の階段の踊り場で仁王立ちしている。しかも、そこにいるのは僕だけではない。
僕の目の前には、引き締まったスレンダーな長身の女子生徒がひざまずくように身を屈めている。黒のショートヘアーとクールな美貌をしているが、今、彼女は、僕の制服のスラックスからさらけ出された肉棒を握り締め、くわえしゃぶっている。
「ん、んぅ……んふ……」
かすかなうめき声を漏らしながら、何のためらいもなくフェラチオをしてくれる。
彼女が僕のモノをくわえ、しゃぶるなど、普通では絶対にあり得ないはずになっている。しかし現に、僕の肉棒を貪っている。別に脅したわけでも無理強いしたわけでもない。互いに合意の上でシてもらっているのだ。
実は彼女は、僕のクラスメートであり、華蓮や美愛、理奈と同じく一軍女子の一人である。
彼女の名は姉川彩音。僕のクラスメートであり、陸上部の女子エースだ。
今回、うちの学校の陸上部は、初めてインターハイ出場を果たした。陸上部の女子エースである彩音は、出場メンバーの一人として、僕たちのように補習を受ける代わりにインターハイの練習に励んでいるのだ。本当は、他の皆と同じように補習を受けなければならないけど、差し迫ったインターハイを選び、血のにじむような猛練習に励んでいる最中である。
猛練習の最中なのに、その合間を縫って、こうして僕と二人きりのただならぬひと時を過ごしている。
彩音のフェラは余計な技巧を交えず、ストレートな前後運動でもって肉棒に摩擦を加える。と同時に、握り締めた手でもって根元の部分もしごいていく。
彩音の口の動きが速まり、強まる。貪る動きがペースアップしていくのを、肉棒を通して否応なく痛感する。
「んぐ、んぐぅっ、んぐ……!」
彩音のうめきが若干、息詰まっていく。彼女の口内で、僕自身がガチガチに硬くいきり立ち、膨張していくせいだ。
「お、おい、姉川……ヤベェ…出ちまう……」
ため息混じりに苦悶の声を上げる。彩音の執拗なフェラのせいで、僕のナカで欲望が煮えたぎっていく。しかし、彩音は僕のモノを離そうとしない。このまま僕を限界を追い込むつもりだ。自分自身も今、貪っている男根で窒息しそうなのに……。まるで、僕と根競べをするかのようだ。
「ダメだ、もう! マジ、出る……!」
肉棒をくわえられたまま、苦悶にのけ反り、うめく。その瞬間、彩音の口内にとらわれたままの肉棒から、弾け飛ぶように欲望がほとばしる。
ドバァッ、ビュウゥッ!!
「んぐぅっ!」
肉棒を深々とくわえていた彩音は、口内でドッと流れ込む欲望にうめく。
僕は欲望を吐き出し、ため息をつくと、目線を下げる。視線の先には、ひざまずき、肉棒をくわえたままの彩音がゴクッと喉を鳴らす姿があった。
一呼吸、間を置いた後、ようやく肉棒が解放される。欲望の残滓が肉棒にこびり付いているものの、僕の目は、荒く息を弾ませ、蒸せるように咳き込む一軍陸上女子に集中している。口元からは、小さな白濁がよだれのように漏れ出る。
呼吸を落ち着かせると、彩音がゆっくりと立ち上がり、僕とまっすぐ向き合う。
「少しはスッキリした?」
「そりゃあ、スッキリしたに決まってんじゃないか」
「嘘ね、それ。まだまだヤりたくてしょうがないでしょ」
クールな面持ちで鋭く言ってくる。そして、さっきまで貪っていた僕のモノを握る。
肉棒を握られ、恥ずかしそうに頬を赤らめ、戸惑う。そんな僕に対して、彩音はクールな面持ちを崩そうとしない。
「君も自分でわかってるけど、大事な受験を前にして、いつまでもこんなことを続けているわけにいかない。エッチから完全に手を引き、本気で禁欲に臨まないと、自分自身、絶対に受験に失敗する。華蓮たちだって、皆、余裕で受験に臨めないから、今までのようにはいかなくなる」
そう、だから、本格的に禁欲に臨む前に、今、こうしてエッチをしているのだ。
あえて言い返さないが、神妙な面持ちでもってその旨を伝えようとする。
「もし、華蓮や美愛、理奈とヤりたいなら、今しか機会はないわ。それを逃せば、皆、受験に合格しない限り、エッチはおろか、仲良く付き合うこと自体、絶望的になるわ」
「あぁ、わかってるよ」
僕がそう言い返すと、彩音は僕の目の前で制服のスカートの内側に両手を差し込ませる。間もなくして、グレーのショーツが彩音のスカートの内側から引き抜かれる。
「本当はこんなことをしていられないけど、特別に許してあげる」
顔色一つ変えず、僕に向かってそう言ってくる。
「受験も大事だけど、今はインターハイが目前に迫っているから。今回のインターハイ、どうしても負けるわけにいかないから、ぜひとも、日高君に気合を入れてもらいたいの」
僕のことを求める陸上女子エースに、僕の股から垂れるモノはすぐに反応してしまう。
「あっ、ハァッ、あぅ、うぅ……!」
暑い空気に覆われた屋上手前の階段の踊り場に、艶やかなうめき声が響く。
彩音は壁に両手を付いて突っ立ちながら、押されるように身を前後に揺らす。
彩音の背後では、僕が荒く息を弾ませながら腰を振り続けている。彩音のスカートをめくり上げ、引き締まった美尻の真ん中に、コンドームに覆われた肉棒を突き刺し、抜き差しさせている。
僕が律動を繰り返すたびに、彩音のナカは締め付けを強めている。熱と潤いがゴム越しに僕自身に絡み付く。摩擦と肉圧に、僕のナカでまた欲望が煮えたぎっていく。
「ハァ、あぁ、あぅ、んうぅ、んくぅっ……!」
背後から犯す動きに、彩音は何度もビクンとのけ反り、艶やかなあえぎを繰り返す。インターハイ、そして、その先にある厳しい受験に臨まねばならない陸上女子エース、一軍女子も、今だけは、本能に心身を委ねる一匹のメスでいようとする。
「マジ、たまんねぇ……。彩音、君は?」
「私も……とっても気持ちいい。ホントに、日高君とのセックス……最高……!」
「褒めても、何も出ないぜ」
「私もいいけど、華蓮や美愛、理奈にも近いうちにシてあげて。私と同じように、華蓮たちも、日高君と思いっきりエッチしてからでないと、大事な受験に向けて気合を入れられないから」
そう言ってくる彩音に肉の一閃を食らわす。狭まる膣内を突き破るかのような一突きに、彩音は身を大きくのけ反らす。
「んぐぅっ……すごっ、激しい……きつい……!」
恍惚とも苦痛とも取れるうめきが、僕の耳に流れ込む。
僕のナカでは、欲望が沸騰し、マグマのように煮えたぎりながら、うねりを上げている。いつでも暴発してしまいそうな状態にある。それでも、ギリギリまで肉棒による蹂躙を続ける。これが終わったら、受験に合格しない限り、彩音の体を味わうことがないからだ。
「あ、姉川……俺……」
「わ、私も……もう……これ以上は…あっ、ハァッ!」
パン、パンとぶつかり合う音に、熱に浮かされたかのような二つの声が交差する。彩音のナカで潤いが増し、肉圧が強烈になっていく。彩音もそろそろ限界に差し掛かっているようだ。それでも僕は、体が許す限り、荒く息を弾ませながら背後から犯し続ける。我が身を支える彩音の手足が震えているが、彼女の美尻をつかみ僕の両手も震えが収まらない。
「ま、また…出る……!」
「は、早く、来て……わ…私……もう…ダメ……!」
息も絶え絶えに彩音が限界を訴える。間もなくして、僕自身は、彩音のナカ、最奥へ先っぽをめり込ませる。と同時に、彩音の膣が強く抑え付けるかのように僕自身をガッチリと確保する。
「あっ、ハァッ……!」
彩音が喉を突き出すようにして身を大きくのけ反らす。肉棒が深々と突き刺さった秘裂の隙間から、イヤらしい潮が噴き出る。そして、彩音のナカで締め付けられたままの肉棒が、搾られるように欲望を吐き出す。
ドブゥッ、ドビュゥッ!