一軍女子のエッチな誘惑がとまらない、沖縄での特別合宿!
旧跡見学の合間に陸上女子・姉川彩音と秘密の騎乗位エッチ。
やきもちを焼いた委員長・一色理奈にはパイズリでお仕置きされて、
ホテルのプールでは一軍女子&引率の小山内若葉先生の水着姿が!
この旅行が終わったあと、受験という試練が待ち受けているけれど、
だからこそ僕たちは、この夏をセックス三昧で満喫するのだ!
大人気ハーレムノベル、完全書き下ろしの青春バカンス編!
いざ沖縄! 三日目
1 僕と一軍女子たちの長い一日
2 不機嫌な委員長と怒りのパイズリ
3 プールサイド・トラブル
4 プール&お風呂であの娘と……
5 本命彼女とふたりきり
6 美人担任のお仕置きナイト
いざ沖縄! 最終日、そして……
1 沖縄特別合宿・最後の日
2 最大の試練の始まり
本編の一部を立読み
いざ沖縄! 三日目
1 僕と一軍女子たちの長い一日
一台のマイクロバスがホテルを後にする。
青々とした夏空が見下ろす中、バスは沖縄自動車道に入り、軽やかに疾走する。
そのバスの車内で、僕――日高陽太は窓の外に広がる光景を眺めている。
「あ――、あのホテル、マジで気に入ってたけどな。プライベートビーチはきれいだし、露天風呂だって気持ち良かったのに」
前の席から愚痴をこぼす女の子の声が聞こえてくる。振り向くと、亜麻色の長い髪をした少女が半ばガッカリしたかのような顔を見せる。
「しょうがないでしょ。私たち、遊びに来ているんじゃないんだから」
隣の席に座っている肩にかかる程度のセミロングヘアーをした少女が、さっきの少女をたしなめる。
「華蓮だって、あのホテルで好きなだけ楽しい思いをしてたくせに」
「そりゃあ、私だって楽しかったわ。でも、いつまでもここで好きなだけ楽しむわけにはいかないから」
隣に座っている大倉美愛に向かって、河合華蓮はそう言い返す。
彼女たちのやり取りを後ろからチラ見すると、昨日の光景をつい思い返す。
昨日、僕はクラスメートたちと一緒に海水浴を楽しんだ。
その時、華蓮や美愛をはじめとする一軍女子たちが見せた水着姿は、どれも違ってどれも魅惑的だった。それは僕だけでなく、他のクラスメート男子たちも同じだった。
そればかりか、その日の夜、僕は華蓮、美愛、そして、彼女たちと同じクラスの一軍女子である姉川彩音、一色理奈と立て続けにセックスをしちゃったのだ。
さらに言えば、その前日――特別合宿初日にも、彼女たちとセックスを繰り広げたのだ。
そのことを思い返すと、ハーフパンツの中にしまっているモノが、すぐにビンと反応してしまう。
華蓮、美愛から目線をそらすと、向かいの席に座る二人の女子が目に入る。
三つ編みをし、メガネをかけている一色理奈が、今回の沖縄特別合宿のしおりに黙々と目を通している。
隣に座っている黒のショートヘアーの姉川彩音は、窓の外の光景を眺めている。
インターハイ出場を決めた陸上の女子エースの彩音と鬼よりも怖く厳しい級長の理奈――
普通であれば、付き合うどころか、エッチをヤりまくる関係になるなどあり得ない二人だ。そんな彼女たちを、僕は今回の特別合宿だけでなく、それ以前から何度もヤっている。エッチな刺激をもたらしてくれている点では、正直、華蓮や美愛に勝るとも劣らない。もちろん、今の二人からは、そんな雰囲気は微塵も認められない。僕も決してそのことを表に出すまいとする。
「昨日の海水浴、マジで楽しかったのに、それっきりなんてあんまりだぜ」
「もう帰らなくてもいいから、ここにずっといたいくらいだよ」
すぐ向かいの席に座っている別の男子たちが愚痴をこぼし合う。考えていること、思っていることが、さっきの美愛とほとんど変わらない。半ば呆れたかのように無反応を装う僕だが、心の底ではやはり共感している。青々とした海、きれいなプールにいつでも、いくらでも泳げるなら、やっぱり僕だって、ずっと沖縄(ここ)にいたいと思うだろう。今回の特別合宿が終われば、どれだけ過酷なものになるか想像もつかない大学受験が待ち受けているとなるとなおさら……
心ひそかに、そんなことに思いを馳せていると、
「それにしても、昨日の海水浴の時の女子たちの水着姿、たまらなかったよ」
「あぁ、学校の水泳の授業だとずっとスク水で味気なかったもんな」
「バカ、スク水だって捨てたもんじゃないだろ」
「そりゃそうだけど、でも、あの時のアイツらの水着、マジで色気ありまくりだったぜ。普段は何とも思わないのに、思い思いに水着を着ていると、ひどくセクシーに感じるからな」
「アイツら、ここぞとばかりに攻めに来てる……というか、もしかして、俺たちのこと、狙ってなくね?」
向かいに座っている男子たちが、昨日の海水浴のことを思い返しながら、好き放題に話をしている。女子たちがすぐ傍にいるのを忘れて、浅ましくも本能の赴くがままに猥談に興じている。
「でも、やっぱり、一番、可愛くてセクシーだったのは、一軍のアイツらだよな」
男子の一人がさも当然に言い放った今の言葉に、僕はついギクッと反応してしまう。しかし、向かいの男子たちは、僕の動揺に気付かないまま話を続ける。
「大倉は思った通りの黒ビキニに紐パンだし、河合もシンプルだけど可愛いビキニ着てさ」
「一色だって、シンプルな水着着てても、あのデカパイをごまかしきれないし」
「まだまだガキだな、お前ら。一番セクシーだったのは、何と言っても若葉ちゃんに決まってんじゃんか!」
「確かに!」
華蓮をはじめとする一軍女子たちに加え、担任である若葉先生にまで劣情を催すクラスメートたちに、内心、苛立ちを募らせてしまう。
(冗談じゃない! 華蓮ちゃんや美愛や若葉さんたちは、お前らみたいな卑しいゲスどもの〝エサ〟なんかじゃないんだぞ!)
考えたくないが、華蓮たちを一軍女子との特別で大事な関係が汚され、潰されるような不安が頭をもたげ、つい心の中で怒りの声を上げてしまう。華蓮たちに限ってそんなことはないと信じているが、しかし、アイツらの欲望が決して口先だけのものとは限らないことを、同じクラスメートである僕は嫌でも思い知っている。もし、万一のことが起きそうになったら、どんなことをしてでも華蓮たちを守らなければ…と思わずにいられない。
一人、心の中で不穏な気持ちを募らせていると、僕たちの乗るバスは那覇市内に入っていった。すると、最前列の席に座っていた長い髪の長身の女性が、僕たちの方を振り返りながら席を立つ。
「皆、そろそろ着くから支度をして」
担任である小山内若葉に言われて、僕たちは下車の準備を進める。支度をしつつも、一昨日の夜のことを思い返す。
普段は真面目で厳しい美人教師の若葉さんとも、今回の特別合宿の初日の夜にエッチをしてしまっている。去年の修学旅行の三日目の夜に初めてエッチをして以来、事あるごとにセックスをしている。結構、いっぱいシたせいか、一昨日の夜にヤったのは何回目なのかわからずにいる。
クラスメートの一軍女子たちとのエッチは普通ならあり得ないけど、頑張れば決してできないことではない。でも、美人の担任教師とのセックスとなると話は別だ。ちょっとでもバレたら、僕も先生も即アウトだからだ。それを承知の上で、僕も先生も、一昨日の夜、ナイトプールでのひと泳ぎの後に、ヤっちゃったわけだが……
僕たちの乗るバスは、那覇市内をしばらく走行した後、広々としたとある駐車場に着いた。
僕たちはバスから降りると、しばらく一本道を歩く。すると、目の前にある大門に、驚嘆の声を上げる。
「すごぉ――い」
「マジ、本物だぜ」
守礼門を直に見て、クラスメートたちが口々に感嘆する。
そう、今、僕たちが着ているのは、沖縄・那覇にある首里城公園の一角、首里城の入り口とも言うべき守礼門の前だ。
今回の沖縄での特別合宿も、今日で三日目を迎える。
朝食後、昨日まで泊まっていたホテルをチェックアウトすると、そのまま首里城公園に向かった。
この日の予定は、首里城に続き、その周辺の史跡等を見学した後、国際通りで昼食やお土産の購入を済ませた、那覇市内にあるホテルにチェックインという流れになっている。
守礼門を潜り抜け、一番の目的地である首里城正殿へ向かおうとする。その途中、歓会門、龍樋等、城域内の名所、名跡を通り過ぎていく。
首里城正殿に着くと、僕たちはまた感嘆の声を上げる。
青々とした空の下、真っ赤な色彩が目につく、華麗で荘厳なたたずまいに、僕はただ言葉を失うばかりだ。そして、日本国内にあるお城や御所とは違う、独特な雰囲気に言葉を失う。
(確かに、ここ沖縄は、二百年前は日本とは別の国だったんだな)
僕は今回の沖縄での特別合宿にて、予習代わりに沖縄の歴史等についてちょこっとだけ調べた。昔、沖縄は琉球王国という別の国だったが、今は日本の一部となっている。そこに至る経緯、今に至る歴史を顧みて、つい何とも言えない思いにとらわれる。
首里城の正殿前でガイドから説明を聞くと、僕たち一行は正殿内へと入る。一階、二階の順に足を踏み入れる。
首里城正殿には、一階の大広間だけでなく、二階にも王様が座る玉座が設置されてある。しかし、いずれの階にも、王宮らしい華麗な装飾が彩られている。かつて違う国だった頃の栄華の証しを、僕たちは隈なく見て回る。
一時間ほど正殿内を見て回ると、僕たちは外へと出た。再び、首里城正殿の正面前にいる。
「今から一時間後にバスが出発しますが、それまで各人、他の場所を見て回るように。くれぐれも、他の見物客の方々や施設に迷惑がかからないように、十分に気を付けて下さい」
「はい」
若葉先生に言われて、僕たちは声を揃えて応諾する。
僕たち生徒一同が、それぞれバラバラに散らばり、思い思いの場所へと足を運ぶ。僕も他のクラスメートたちと一緒に首里城を後にしようとすると、
「お――い、日高、ちょっと」
向こうから僕に呼びかける声が聞こえてきた。振り向くと、美愛が僕の方を向きながら手を振っていた。
僕はすぐ美愛のもとへ向かう。そこには美愛だけじゃなく、華蓮や理奈、彩音、そして、若葉先生がいた。
「もう、何、勝手に一人で行こうとしてんの?」
そう言うと、手にしてたデジタルカメラを僕に押し付ける。
「おい、俺にどうしろと?」
「どうするも何も、記念写真撮ってよ」
さも当然と言わんばかりに美愛が言ってくる。そしてすぐに、華蓮たちと一緒に正殿前でポーズを取る。
僕はカメラを手に構えながら、ピント合わせをする。首里城正殿をバックにして、先生と一軍女子たちが居並ぶ。若葉さんを中心にして向かって左側に理奈と彩音、先生の右隣に美愛が笑顔を見せる。ちなみに華蓮は、美愛のすぐ横、向かって右端にいる。
去年の修学旅行でも同じように記念写真を撮ったし、美愛の秘密のセクシーショットを何度も撮っているので、こういったことは慣れっこになっている。それでも、他の女の子…特に華蓮も一緒となると、つい緊張してしまう。…が、そうも言っていられない。
「じゃあ、撮るよ」
僕はそう言うと、数拍置いた後、シャッターを切る。カメラに先生と華蓮たちの姿がしっかりと収まっている。
すると今度は、一軍女子四人で、さっきと同じように首里城正殿をバックに一列を成す。今度は、華蓮と美愛が真ん中で、理奈が美愛の隣、彩音が華蓮の隣…という構図だ。僕はそれも続けて撮る。
写真を撮り終えると、先生と一軍女子四人が僕を取り囲む。ちゃんと撮ってあるかどうかを確認するためだ。
「あ――ちゃんと撮れてる」
カメラのディスプレイに表示されている二つのフォトを見て、美愛が満足げに声を上げる。二枚ともピンボケ等のミスもなく、そのままの形でちゃんと撮られている。
「ありがとう、日高君。おかげで記念の一枚が撮れたわ」
華蓮がごく自然に感謝の言葉をかけてくれると、
「後で日高にも、焼き増しした分をあげるから」
「せっかく写真を撮ってくれたお礼ですもの。それぐらいはちゃんとしてあげるわ」
美愛と若葉さんが続けて僕にそう言ってくる。
彼女たちからの感謝とお礼に、僕は照れるばかりだ。
僕たちは首里城正殿を後にすると、円覚寺総門の前に来た。スマートフォンでそれを撮ると、すぐ近くにある橋を渡り、弁財天堂の前に立つ。さっきの円覚寺総門に続いてスマートフォンのフォトアプリに収めていると、
「あれ、日高君?」
僕に向かって呼びかける女の子の声が聞こえてきた。振り向くと、黒のショートヘアーをした長身の女子がそこに立っていた。僕はすぐに、彼女が姉川彩音であるのを認める。
「あれ、他の皆は?」
「別のところを見て回ってるわ」
「一緒に行かなくていいの?」
「気にしないでいいから」
そう言葉を交わすと、二人で弁財天堂の周りを歩く。弁財天堂を見終えると、さっき渡ってきた橋へ引き返す。
「そう言えば、この夏、インターハイに出るんだって?」
「うん、こんな時にこんなことを言うのも何だけど、私、今回のインターハイは本気だから。正直、特別合宿に参加する時間がもったいないくらいに」
僕と二人きりのせい…ってわけでもないだろうけど、彼女の口から、つい本音にも似た気持ちがポロっと出てしまう。
「練習して走り込みたいのも結構だけど、皆と一緒に楽しい思い出を作るのも悪くないよ」
「それ、華蓮や美愛からも言われたわ。わかってはいるんだけどね……」
そう言葉を交わしている内に、橋を渡り終えた。僕も彩音も、何故かそこで足を止めてしまう。
「こうして楽しい思い出を作れるのも、今日、明日限りかもしれない」
「そうだね。俺たち、大事な受験が控えてるし」
「日高君もそうだろうけど、私も……。私個人に限って言えば、今回のインターハイの結果次第では、受験の推薦にも大きな影響が出るから」
努めて平静を装う彩音だが、少なからぬプレッシャーや揺るぎない思いが、言葉の端々から容易に見て取れる。インターハイ出場、そして入賞が、今後のスポーツ推薦に大きく左右することをすぐに理解する。そのことを認めながらも、かける言葉が中々、出て来ない。同じクラスメートとはいえ、僕は運動部に入ってないし、ましてチームメイトでも何でもない。だから、彩音のひそかな苦悩を目の当たりにしても、ただ相槌を打つばかりなのがもどかしい。
わずかの間、気詰まりな沈黙が僕たちを覆う。辺りには、僕たちの他に誰もいない。
「ねぇ、日高君」
横から、静かに呼びかける声が聞こえてくる。振り向くと、彩音がまっすぐ僕を見つめている。
「せっかくだから……シない?」
努めて落ち着き払った表情を見せながら、ただならぬことを言ってくる。僕は、彩音の今の呼びかけに驚き、顔を赤らめてしまう。
「シ、シて…って……」
「こんなことヤれるの、あと、どれだけあるかわからないし。それに、日高君に元気づけてもらいたいから」
一軍女子の一人にして陸上の女子エースである彩音からのまさかの申し出に、快諾の一言がすぐに出ずにいる。
「……嫌?」
恥ずかしそうに口ごもり、立ち尽くす僕を見て、彩音が念を押すように呼びかける。そんな彩音を、僕はどうしても突き放すことができない。
円覚寺と弁財天堂の周囲に、鬱蒼とした木々が茂る林がある。見た目には深緑がまぶしく心地良いが、一方でその内側は、外からのまなざしを容易に受け付けないものがある。その林の中に、僕と彩音がいる。時々、風で揺れる音が聞こえるだけの静寂の中、この場には、僕たちの他には誰もいない。
僕と彩音は互いに向き合いながら、それぞれの右手を互いの大事なところに伸ばす。
彩音の足元には、無造作に脱ぎ捨てられた短パンがある。カモシカのように細くしなやかな右脚には、シンプルなショーツが引っかかっている。素裸になっている大事なところに、僕の片手が伸ばされていく。中指と人差し指が、茂みの内側にある裂け目に潜り込み、ゆっくりと前後運動を繰り返す。
「ぅ、あぁ……」
何とか我慢しようとする彩音だが、沸き上がる刺激に抗しきれず、ついうめいてしまう。
そんな彩音の右手は、僕のハーフパンツから肉棒を引き出し、絶えずしごいていく。
僕は彩音を気遣って、ナカを荒らす動きをゆっくりとしたものにしている。しかし彩音の方は、遠慮なく僕のモノを強くしごいていく。
恥ずかしさを隠さない僕の前で、彩音はクールな面持ちを保とうとする。しかし、赤らむ頬を鎮めることがどうしてもできない。
強めの手コキを繰り返す彩音のせいで、僕のナカの欲望が煮えたぎっていく。もう、我慢できないと言わんばかりに、彩音のナカにうずめていた二本指を小刻みにかき回す。
「うっ、イヤッ、ハァ、うぅ……」
彩音は何度ものけ反りながら、声を殺して艶やかにあえぐ。大声を出すまいと我慢しているが、裂け目の内側から蜜がこぼれ出てくる。僕の右手の二本指が、彩音のナカが微熱を帯び、潤っていくのを痛感する。指先に絡みつく生温かいぬめりを認めながらも、同時に、自分のナカで欲望がうねりを上げてきているのを認める。手加減を知らない彩音の手コキは、このまま僕を暴発へ追いやるかのようだ。
「待って」
僕はたまらず制止を呼びかける。
「そろそろ、いいかな?」
彩音が手コキを止めたのを認めると、すぐに続けて呼びかける。
彩音は僕をまっすぐ見つめながら、無言でうなずく。その表情は、既に恥じらいとときめきが混ざり合い、ほのかに赤らんでいる。
太く根を張る大きな樹木に、彩音が背もたれする。
僕は彩音の右太ももを持ち上げると、彼女に散々、しごかれ、はち切れんばかりになっている肉棒を、蜜で潤う裂け目にあてがう。ちなみに、僕のモノは厚めのコンドームにピッタリと包み込まれている。
「ヤダ、でっかい……」
思ってた以上の感触に、彩音は思わず戸惑いの声を上げる。
「嫌ならやめるよ?」
僕がそう言うと、何も言い返さず、僕を拒む動きを見せない。僕はそのままゆっくりを腰を進ませ、自らを彩音のナカに潜り込ませる。
「うぅっ、うぅ……!」
たまらずのけ反り、グッと歯を食いしばりながらうめく。それでも何とかこらえ、男自身を受け入れようと健気に耐える。
僕は蜜のぬめりに助けられながら、温かく潤っているがきつめのナカに自らを潜行させる。そして、半分ほど埋まったところで、勢い良く腰をぶつける。
「うぅ……ぐ、あっ……!」
一瞬、辺りに響かんばかりのうめき声が上がる。一瞬のうめきの後、彩音が真正面から僕にギュッと抱き付いてきた。締め付けるかのような腕力が、少なからぬ痛みを僕の神経にもたらす。…が、自らを蝕む苦痛に音を上げる代わりに、相手を気遣う言葉をかける。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫……」
彩音が荒い吐息を繰り返しながら、僕にそう言い返す。間もなくして、彩音の呼吸が落ち着く。僕を抱き締めたまま、まっすぐ目を合わせる。
「いいよ、動いて」
揺るがないまなざしと口ぶりで、僕にそう呼びかける。
僕は一瞬、うなずくと、ゆっくりと腰を前後に動かす。
「うっ、ハァ……あぁ……」
律動を繰り返す異物に、彩音は自ずとうめき声を漏らす。一方の僕は、彩音の腕力を噛み締めながら、絶えず腰を振り続ける。彩音のナカでは、窮屈な膣内を肉棒が繰り返し前後に行き来する。コンドームを着けていても、生温かい潤いをしっかりと認め、肉襞がしっかりとこすれるのを痛感する。
「あぐぅっ、んくぅっ……き、きつい……!」
「あ、姉川……君のキツキツマ×コ……たまんないよ……!」
「そんなこと言わないでよ、バカ」
彩音がすねたように言ってくると、言い返す代わりに強く腰を突く。今の一突きに押されるように、彩音がビクンと身をのけ反らせる。
それを合図に、僕は律動をペースアップさせる。静まり返っている林の中で、水音混じりの衝突音が響く。
「あっ、あぁ、うぅ、あぅ、ハァッ、あぁ、あぅっ……!」
「おい、あんまり大声出すな。バレちゃうだろ」
「わかってるけど……日高君の…すごくて……激しい……!」
戸惑いの声を返す彩音だが、その声に艶が帯びてきている。
腰をぶつけ続けながら相手を見ると、その美貌は弱りきっている…というか、恍惚でとろけながら赤らんでいるのが嫌でもわかる。一軍女子の一人にして、この夏、インターハイ出場を控えている陸上の女子エースが、今だけは本能に駆られるメスとして、つかの間の淫欲に浸っている。インターハイ、そして、その先にある受験に対するプレッシャーを忘れようと、僕とのみだらな交わりに臨んでいる。本当にほんのつかの間のことであり、後々、むなしく思うのをわかっていながらも……
「姉川……まだ、痛い? 苦しいか?」
僕が呼びかけると、彩音はすぐに首を横に振る。ペースアップした律動は収まることを知らず、膣内が肉圧を増しているにもかかわらず…である。
「大丈夫…って言うか…気持ちいい……」
艶を帯びた声を震わせると、一瞬、僕をキスをする。真正面から唇を重ねる彩音に、僕は思わず顔を紅潮させる。
「もっと……もっと強く……!」
荒く息を弾ませながら、さらなる切望を吠える。
僕は林の真ん中で仰向けに寝そべっている。真上では、彩音が僕の上にまたがりながら腰を振り続ける。
「あぁ、いい、気持ちいい……体が…止まらない……」
半ば熱に浮かされたかのような声で、戸惑いと恍惚の混ざった思いを叫ぶ。上半身Tシャツ、下半身は素裸という格好で、僕自身を下の口に飲み込みながら、騎乗位で弄ぶ。蒸せるような暑さが降りかかり、僕も彩音も汗が止まらない。
僕は仰向けのまま、彩音がもたらす刺激を甘受している。締め付けを増す膣内の肉圧がこの上ない刺激をもたらし、僕のナカの欲望をうねらせ、逆流させる。このままだと、ちょっと気を緩めただけで果ててしまいそうだ。
「え、ちょっと…ハァッ!」
僕の上にまたがったままの彩音が、一瞬、戸惑った後、声を上げてうめく。僕が真下から彩音の腰を抑え、腰を突き上げたせいだ。ギュッと締まっていくナカを突き破るようにして、僕自身が彩音のナカ、最奥へとめり込んでいく。
反撃でもするかのように突き上げを食らわす僕に対抗してか、彩音が叩き付けるようにして腰をぶつける。僕も負けじと腰の突き上げをペースアップさせる。パン、パン…とぶつかり合う音が、静かな林の中に響く。
「あぅっ、ハァッ、ダメッ、イヤッ……んくぅっ……!」