本販売日:2025/07/23
電子版配信日:2025/08/01
本定価:935円(税込)
電子版定価:935円(税込)
ISBN:978-4-8296-4815-5
「悠君の気持ちも、これから私がすることも、
二人だけの秘密にしようね。約束できる?」
下着を脱がしてくれて陰茎に奉仕を始める月子。
想いが溢れ友達の美母に告白した悠に舞い降りた奇跡。
深まりゆく姦係、そして快楽に溺れる二人の未来は……
ナンバー1作家・懺悔、禁断で至高の友母小説!
プロローグ 初恋
第一話 禁じられた関係
第二話 夜這い
第三話 膣内射精
第四話 友達がいない友達の家で
最終話 ずっとあなたが欲しかった
エピローグ 願い
本編の一部を立読み
プロローグ 初恋
僕には長谷川将という幼馴染が居る。幼稚園の頃からワンパクで、徒競走ではいつも一番だった。天性のリーダーシップも兼ね備えていて、常にグループの中心だ。
僕はと言えば内向的な性格で、昔から一人で本を読むのが好きだった。将君はそんな僕の手を引っ張ってドッジボールに誘ったり、神社裏の林にカブトムシの採集に誘ったりした。
彼が居なければ、僕は友達の輪に入ることもできなかっただろう。
そしてそんな親友には月子さんという母親が居る。
友達の親というのは必然的に顔を合わすことが多い。特に月子さんは在宅ワークの仕事をしているので、将君の家に遊びに行けばほぼ顔を合わせることになる。そして子どもながらに昔から彼女の特異性には気づいていた。
自分の母親と比べ、そして他の友達の母親と比べて明らかに違いがあった。
特にその差異は保育園の送り迎え、運動会、授業参観のような多くの保護者が集まる時に際立つ。
友達の母親を呼ぶ時は普通、「おばさん」と言う。顔を合わせれば「おばさん。こんにちは」と言い、家で遊んでいる時にお菓子を出してくれれば「おばさん。ありがとう」と言う。
しかし唯一の特例があった。
僕は月子さんを「おばさん」と呼んだことがない。
彼女に対して「おばさん」という呼称はあまりに似つかわしくなく、気が引けてしまうのだ。そんな感情を幼児の頃から無意識に抱えていた。なので物心がついた頃から彼女のことを「月子さん」と呼んでいる。
思春期を迎える前の僕には、女性を美しいと表現する術を持っていなかった。
それでも僕は確かに月子さんの放つ何かに惹かれていたように思う。
その名の通り月子さんが放つ輝きは淡く儚い。
こんな言い方は失礼だろうが存在感はおろか幸も薄そうで、そんなところを神秘的に感じていた。
それは僕が成長し、声変わりをして、陰毛もまばらに生えてきて、自慰を覚えた頃には顕著に感じ取るようになる。
いつか将君からちらりと聞いたことがある。
「うちの母ちゃん、十六歳で俺を産んだんだぜ」
僕ら同級生の母親と比べると月子さんは一回りほど年齢が低い。そんな年齢を抜きにしても若く、そして綺麗だ。
ショートカットの髪に、透き通るような肌。すらりとした手足。いつも上品な服を着ていて、物腰や声色も柔らかい。
そんな彼女が将君と並んでいると、何も知らない人はまず姉弟だと勘違いするだろう。
思春期に突入した僕は、ずっと月子さんに抱えていた感情をようやく理解するに至った。
彼女の顔を見る度に胸が切なくなり、声を掛けられると全身が毛布に包まれたような幸せに満たされる。
僕は、月子さんに恋をしているのだ。
友達の母親が、初恋の相手。