過去に戻り、憧れの学校の二大美少女を堕とす超能力者・中山。
快楽の果てに恋人になった高山彩奈。開発され成熟しきった石野晴香。
幼馴染で親友同士の二人を部屋に誘い込み、遂に晴香の処女喪失へ。
騎乗位で自ら肉棒に腰を沈める晴香と、破瓜の瞬間をカメラに捉える彩奈。
さらに彩奈の裏穴処女も頂き、美尻を二つ並べさせ夢見た同時絶頂へ!
美少女二人との至高の初体験がここに。タイプリープ青春ノベル最終巻!
プロローグ
石野晴香~夢の続き~
石野晴香~親友の秘密~
石野晴香~頼み事という名の罠~
石野晴香~欲しかったモノ~
高山彩奈~繋がる心~
高山彩奈~繋がる身体~
高山彩奈~気持ちの良い朝~
石野晴香~切なる願い~
石野晴香~幻想の死~
石野晴香~親友の相手~
石野晴香~答え合わせ~
石野晴香~彼女を変えるキス~
石野晴香~初めてのフェラ~
石野晴香~本当の願い~
石野晴香~初体験~
高山彩奈~もう一つの初体験1~
高山彩奈~もう一つの初体験2~
エピローグ
書き下ろし テスト勉強『保健体育・女性生殖器編』~発情スイッチは突然に~
本編の一部を立読み
プロローグ
「さて、残すはハルちゃんだな……」
月曜日の朝、少し早く目が覚めた中山祐樹《なかやまゆうき》は、県立鏡月台学園へと向かう準備をしながら、そう呟いた。
超能力で過去に戻ってきた理由――ターゲットの内の一人『高山彩奈《たかやまあやな》』とは、土曜日に正式に恋人関係になった。
元々は快楽に沈めようと思っていたが、触れ合う内に絆《ほだ》されてしまった結果だった。
彩奈も彩奈で、何故か中山に惚れてしまった結果、そこらの恋人たちが裸足で逃げ出すような熱量のカップルとなったのであった。
もっとも、中山は彩奈と恋人になろうと、もう一人のターゲットである石野晴香《いしのはるか》を諦めるつもりはない。
彩奈もそれは承知しており、幼馴染であり親友である晴香の、秘密の開発にも協力する、共犯関係にもなっている。
「今日はどんなエッチな顔を見せてくれるのか、楽しみだよ……」
晴香は既に、中山たちによって身体に刻み込まれた熱に振り回され始めている。後はその淫熱とも言えるそれを、中山に向けるだけだ。
中山は、晴香を堕とす為の計画を練りながら、そう呟く。
窓の向こうで、ようやく顔を出した太陽と薄くほどけていく雲が、一日の始まりを告げていた。
石野晴香~夢の続き~
(こ、こんな事……もう止めなきゃ……)
「あ、あ、あ、ああああぁぁぁぁっ!」
月曜日の早朝。
内心の決意とは裏腹に、ぷっくりと勃起したクリトリスを指で苛めながら晴香は達した。独り遊びによって晴香が絶頂を迎えた回数は土曜日の朝から既に五十回を超えていた。
土日はほぼずっと股を弄っていたと言ってもいい。
達する度に自己嫌悪に陥り、もう止めようと決意する。
しかししばらくするとまた身体が疼き出し、気が付けば指が股間を触っているのだ。
(お豆、ヒリヒリしてる……)
二日間、苛められ続けたクリトリスは真っ赤に腫れ上がり、ヒリヒリとした痛みを訴えていた。
(ぜ、全部中山くんのせいなんだからね!)
それもこれも全部中山のせいだ。
晴香は心の中で、同級生を非難する。
(な、中山くんが、ゆ、指なんか入れたりするから……!)
全ての原因は金曜日の事だった。
中山に教えられたクリトリスの快感。晴香は最初はそれで満足していたのだった。しかしその晩、中山に指を挿入される夢を見てしまってから全てが狂った。どこまでも快感を欲しがる身体はクリトリスでは満足し切れなくなってしまったのだ。
何度クリトリスを苛めても。何度達しても。
どこかに欲求不満の熱が燻っていて、また晴香に指を伸ばさせるのだ。
(せ、責任、取ってもらうからね!)
八つ当たりだとわかっていながら、自分では怖くて中を触れない晴香はその欲求不満を現実の中山にぶつけるしかない。
(な、中山くん、指、い、入れて、くれるかな……?)
中山のニオイを嗅ぐ前から、はしたないお願いをしようとしている事に顔を赤くしながら、晴香は羞恥心を上回る期待に、朝から蜜を滲ませていた。
■
「ハルちゃん……?」
中山の驚いたような声。それはそうだろうと晴香は思った。
車内に乗り、いつものように角場をキープしてすぐに、晴香が中山の腰を抱き寄せるようにして身体を密着させたからだ。これまでであれば身体を寄せるのは、次の駅に着いてからだったにもかかわらずに。
(ごめん、中山くん。でももう無理……! 我慢できないの……!)
これまで次の駅に着いてから始めていた理由は簡単。
空いている訳ではないが、身体を密着させるには乗客がやや少ないからだ。そんな場所でぴったりとくっついているのは不自然なのは晴香にもわかっている。
わかっているのだが──
「ん……くぅ……はぁん……」
身体が言う事を聞かない。知らぬ内に中山に開発された身体は、その主を求めて暴走していた。
超満員とは言えない車内。密着しているだけでも不自然だというのに、晴香は発情した猫のように中山の脚に、腰に、まだ硬さを持っていないペニスに、股間を擦り付けていた。
まるで痴女のように。
「……今日はまた随分積極的だね」
「中山くぅん……」
晴香は発情し涙目になった瞳を向け、そして願いを込めて名を呼ぶ。自分でもびっくりするくらい甘ったるく、媚びた声だった。
けれどもう後には引けなかった。そのまま顔を寄せ上目遣いで囁く。
「今日ね……朝から……すっごく……そ、その……え、エッチな気持ちなの……だ、だからお願い……お願いだから……」
「また、クリを触って欲しいの……?」
(そ、そうじゃなくて……!)
返ってきた中山の言葉に内心で首を振りながら晴香は気が付いた。
晴香の中では既にこの日、中山に指を入れてもらうのは確定事項《・・・・》になっていたが、当の中山とはクリトリスを触ってもらって以来、会っていなかった事に。
そもそも晴香側に立って見れば、金曜日の夜の事はあくまで夢だ。中山は晴香が夢で中山に指を入れられた事も知らないし、晴香が現実でそれを望んでいる事は知らないのだ。
だからこれは晴香側から伝えなければ──お願いしなければいけない事だった。
「そ、そうじゃなくてね……あ、あのね、今日は……そ、その……」
そこまで口にして晴香は言い淀む。
今目の前にいるのは現実の中山である。同じクラスで、隣の席のクラスメイト。
これから口にするお願い《・・・》が。そんなお願いを口にする女が、彼の目にどう映るかを考え、晴香は躊躇する。
(満員電車で自分から指を入れてって頼むなんて……)
どう考えても痴女か変態である。晴香が理性と欲求の狭間で揺れ動いていると、中山が晴香の耳元で囁いた。
「大丈夫。ちゃんと約束は守るよ。だから、どうして欲しいか言ってごらん……?」
「中山くぅん……」
晴香は更に潤んだ瞳で中山を見つめた。中山は約束、つまり車内での行為は無かった事にすると言っているのだ。それは身体の欲求に負けかけている晴香に取っては、文字通り殺し文句となった。
「ゆ、指……指、入れて欲しいの」
「一応聞くけど、どこにだい……?」
「お……お、おま×、こに」
夢でのリハーサル《・・・・・》が、自然と晴香に卑称を口にさせていた。
「……わかった」
コクリと頷いた中山を見て、晴香は中山の腰に回した腕にキュッと力を込めた。