09/26 電子版発売

放課後インスタントセックス8

著者: 佐々木かず

電子版配信日:2025/09/26

電子版定価:880円(税込)

三年生の春、卒業間近の学園生活でもハーレムを満喫しきる!
相性抜群の仲野羽衣奈と校内エッチ、バレー部の結城千絵とユニフォームプレイ、
叔母の風香さんとラブホデート、観音寺雛姫とお家デートで新婚ごっこ、
モデルの二見小夜とバニー&メイド服プレイ、南川雫とポリネシアンセックス。
僕も南川も過去を乗り越え、僕たち7人の絆の先に最高の未来が!
恋人以上、セフレ未満な学園青春劇、大団円の最終巻!

目次

第一話 この可愛さはクセになる!

第二話 普通の女の子

第三話 ハーレムな日常

第四話 直肌マッサージ

第五話 雛姫フェスティバル

第六話 性なる着せ替え人形

第七話 太陽でいられるために

第八話 見て、触って、キスをして

第九話 舐めて、咥えて、中出して

エピローグ 部屋来て五秒で

書き下ろし 別れのワルツ

本編の一部を立読み

第一話 この可愛さはクセになる!



 オカルト研究部は、陰気な部活だと思っていたら大間違いだ。
 全部で五人しかいないオカルト研究部の面々は明るく楽しい人たちだ。文化祭の一件で僕、石野清明が部長を務める園芸部とは親交があった。
 いつもならオカルト部の人たちも園芸部の部室に来て、放課後はみんなでしゃべってすごすのだが、今日は違った。学年末テストの期間中で、部活は基本的に休みなのだ。
 寒さに耐えきれず、僕はさっさと部室をしめることにした。水をほとんどやる必要のない多年草が多少あるだけで、いま、園芸部が世話をしている植物はすくない。
 藤野と猿渡はさっさと帰ったし、南川も友達と勉強するという。二見は元から決まっていた仕事にむかってしまっていた。水やりだけやって僕も部室をあとにすることにした。
 部室で勉強できればいいのだが、園芸部の部室にはストーブもないため、一人だと、寒くてシャープペンを持つこともままならない。さっさと部屋にもどって勉強するのがいい。
「あ、イシ勉……」
 声がしたので顔をむけると、同じ階にあるオカルト研究部の部室から仲野羽衣奈が出てきたところだった。
「仲野」
 オカルト研究部の部長である仲野は僕と同じように部室の鍵をしめるところだった。
 前髪を切り、顔がよく見えるようになった。いままで隠れていた美が見えたことで、話題性もあり、部活中に仲野を見にくる人もいるほどだ。なんでも、クセになる可愛さなんだという。
「オカ研は休みじゃないのか?」
「休みだけど……ちょっと、用事があって」
 小声で応答する仲野は、どこか緊張している感じがした。
「……どうした?」
 僕がちかづいていくと、仲野が同じだけあとずさりした。
 足を止め、僕は仲野が話すのを待った。
「きょ、今日……雫ちゃんは?」
「……友達と図書室で勉強するって言ってたけど」
 母親との関係がうまくいかず、僕の部屋に居候していた南川だったが、盗撮事件があって、一度自分の家にもどった。それが、盗撮事件が解決するやいなや僕の部屋にふたたび転がりこんできた。
「そ、そうなんだ……」
「そう……だな……」
 年末に初めてのセックスをしてから僕と仲野は何度か肌を合わせているが、ここ二週間ほどは二人きりの時間がとれていない。
 体の相性が良すぎるせいで、僕と仲野は二人きりのとき以外はセックスをしない約束をしていた。僕も仲野も、ひとたびセックスをはじめれば長時間夢中になってしまう。セックスのこと以外が頭から排斥されてしまうのだ。
 だからこそ慎重になる。
 だが、欲望に抗うのは難しい。
 仲野が僕から距離をとった理由はそのあたりにあるのだろう。偶然とはいえ、いまこの階には僕と仲野の二人しかいない。
「じゃ、じゃあ……また……明日ね……」
 そう言うと、仲野が僕の脇を通りすぎようとした。僕は仲野の手を掴んでいた。コートを着ているのに、腕の細さがよくわかる。
「い、イシ勉……?」
「仲野……忙しいか?」
「え? まあ、勉強はしないと……だね」
「僕とするか? 部室で……」
「部室? さ、寒くない?」
 寒い。冬ど真ん中。春の気配はまだ彼方。
「寒いけど……ダメか?」
「ダメじゃ、ないけど……なら……うちの部室にしよう」
 コートのポケットから鍵をとり出すと、仲野はかじかむ手でオカルト研究部の部室の扉をあけた。
 部室の中は真っ暗だった。窓という窓に暗幕が張られている。机が部屋の中央にいくつか置かれ、その上には本や紙がのっていた。同じ間取りではあるが、園芸部とはまったく装いが異なる。
「電気ヒーターがあるからさ……」
 そそくさと仲野が電気ヒーターをつけた。
 僕は部室の扉をしめると、内側から鍵をかけた。かちゃん。音が暗い部屋に響く。部室の中で光っているのは、つけたばかりの電気ヒーターだけだ。
「ふぅ……」
 と、仲野が息を吐き出す。そしてスマホを確認すると顔をあげた。
「下校時刻まであんま時間ないけど……ほんとに部室で勉強する?」
「あと一時間くらいはあるだろ」
「そうだけど……勉強するなら、電気つけたら?」
 すこし湿っぽい声で仲野が言いながら、スマホをポケットにしまう。
「そうだな」
 僕は曖昧な返事をすると、ベルトをはずしてスラックスの前をあけた。勃起していない肉棒を露出する。冷たい空気にさらされ、すこし心細い。
「べ、勉強は?」
 きいてくる仲野に、僕は肩をすくめた。
「勉強は、僕の部屋ですればいい……」
「もしかして、わたし……嘘つかれた?」
 言いながらも、仲野がヒーターの前でしゃがんだ。ハロゲンのオレンジ色の光が、仲野の背中を照らす。火傷しないぎりぎりの距離を保っている。
「部屋だと南川がいつ帰ってくるかわからないから……」
「ここだって、いつ誰が来るかわからないけど」
 そうは言うが、僕がちかづくと仲野は口をあけた。
「……イシ勉の、寒くて縮んじゃってるね」
「温かくしてくれれば、すぐ大きくなる……」
「あむ」
 と、仲野が躊躇いなく僕の肉棒を咥えた。仲野の内側の体温を感じることができ、肉棒が歓喜した。
 まだ勃起していない肉棒を、仲野が口の中で舐めはじめる。
「んま……んろッ。ん、ちゅぷ、れろ」
 仲野のちいさな舌がぐるぐるうごく。ふにゃふにゃだった肉棒が一気に血液を増やす。ころころ。飴玉を舐めるように仲野の舌が肉棒を刺激した。
「どんどん上手くなるな……」
「んぱっ。先輩に鍛えられてるからね」
 仲野の言う先輩というのは、観音寺のことだ。セフレの先輩ということで、仲野は観音寺を先輩と呼ぶ。そんな仲野の先輩である観音寺は僕の肉棒を口にするのが大好きだ。
「へへへ……いただきます」
 と、いつも恍惚とした顔で僕の肉棒を咥える。そんな観音寺と一緒に仲野もよく僕の肉棒を咥えていた。観音寺の口淫は激しく、大好物のアイスキャンディーを舐める子どものように夢中といった感じだが、仲野の口淫は、観音寺とはすこし違っている気がする。
「ちゅぅ、んぱっ、ん。ちゅ……んんちゅぅ。ん……まっ」
 夢中になっているというより、僕へ与える快感に重きを置いている。まさに奉仕精神といった感じが仲野からはする。
 肉棒があっという間に勃起してしまった。
「ん、大きい……んちゅ……ちゅぅ、んあ。ちゅぷっ、れろ」
 しゃがんだ状態で必死に肉棒を咥える仲野は、歯が当たらないようにすこし唇を尖らせていた。喉を鳴らしながら顔を前後にうごかし、じゅっぷじゅっぷ、と卑猥な音を立てる。
「はっ……はぁ……勃起したね……」
 口から肉棒を出すと、仲野が笑う。冷たい手で、肉棒を握るとゆっくりとしごきはじめた。
「イシ勉……どう? 気持ちいいかな?」
 わずかな明かりの中で淫靡に光る仲野の双眸。小悪魔という言葉が、こんなに似合う人を僕は知らない。
 制服の上にコートを着てマフラーをした仲野が、健気に勃起した肉棒をしごきながら僕の目を覗きこんでいる。限界まで怒張した肉棒の先からは透明な液が漏れ出ていた。仲野は舌を使って、その液体をちろちろと舐める。
「は、あ……仲野……気持ちいいよ……」
 僕が喘ぐと、仲野の手のうごきが速くなる。
「な、仲野……挿れたい……」
「ん」
 短く返事をすると仲野が立ちあがり、黒いスパッツを膝下までずりさげ、ついでショーツもずりさげた。
「前から挿れるなら、机の上にのるけど?」
 そう言う仲野に、僕は首をふった。
「立ったまま、うしろから……」
「ん」
 うなずくと、仲野は背中をむけ、腰を僕のほうにすこし突き出した。あっという間に挿入される体勢を整える。
「仲野、声、我慢できるか?」
「無理……だね……」
 これまでのセックスで仲野は喘ぎまくってる。もちろん声を気にしなくていい場所での性交だからだ。
 挿入した瞬間から僕と仲野の箍ははずれる。
 ここが学園だということを忘れてしまうに違いない。
 すこし考えてから仲野が、体勢を元にもどした。そして部室のうしろのほうにむかった。スパッツとショーツを膝下までずりさげた状態での移動で、どこかペンギンを彷彿とさせる歩行に、ハラハラさせられる。寒い、寒い。そうつぶやきながら仲野が部室後方にある戸棚にたどりつく。
「やっぱりあった……」
 と、戸棚からなにかとり出すと、仲野が僕のいるヒーターのちかくへもどってきた。
「これ……」
 仲野が僕に差し出したのは手ぬぐいが入った透明な袋だった。「恵万商店街」と印字された手ぬぐいで、いかにも粗品といった薄さだ。
「ちょっと前に、商店街のイベントでもらってさ……」
「これをどうするんだ?」
「ほら……結んで……わたしの口に……こうやって……」
 つまり薄い手ぬぐいで猿轡をしろということだ。僕は透明な袋から手ぬぐいを出すと、ちょうど真ん中あたりにちいさな拳くらいの結び目をつくった。
「苦しかったら、言えよ?」
「……声が出せないから意味があるんだよ」
「なら、すぐにほどけるようにするから……」
「ありがとう」
 手ぬぐいの結んだ部分を仲野の口に入れる。ふぐ。声を出しながらも仲野は笑顔だった。奇妙な興奮を覚えながら、僕は手ぬぐいを仲野の頭のうしろで軽く結んだ。
 正面から見ると、仲野が大きく鼻で呼吸をし、肩を上下させていた。暗い教室で美少女と二人きり。しかもその美少女は猿轡をしている。
「ふぅ……ふぅ……」
 呼吸をしながら仲野が上履きを脱ぎ、スパッツとショーツを足から引き抜いた。どうやらバックではなく、正面から交わりたいらしい。
 仲野がスカートをめくる。ショーツはすでに脱いでいるので、見えてくるのは仲野の秘部。暗くて子細を観察できないのが残念だが、暗いからこその興奮がある。
 僕は正面から仲野に密着する。目を合わせたまま、仲野の右足を掴むと上にあげた。そしていきり立った肉棒を雌穴にあてがう。じゅぷ。
「ふぅ、うぅッ……ぅ……」
 猿轡の隙間と鼻を使って仲野が呼吸をする。潤みきった目と、紅潮しきった頬からして仲野の興奮は最高潮。ぐりっ。狭い膣に太い肉棒の先端が埋まる。
「うぅ……はぁ……」
 相性は抜群。それに加えて、この特殊な状況が僕と仲野を狂わせる。最低限の露出しかしていないというのに、異常なほどエロい。
 仲野のちいさな体に挿入されていく凶暴な肉棒。膣は狭いが、濡れに濡れているので肉棒を奥まで運びこむのは容易だった。
 侵入してくる肉棒を仲野の膣壁が歓迎していた。
「はぁっ、あッ……うぅ……」
 キスができないから額と額を合わせる。至近距離で見つめ合い、立ったまま挿入していく。仲野の呼吸が浅くなり目の焦点が遠くなっていった。

 仲野の膣に肉棒が挿入された状態になって数分。腰を細かく動かしながら、僕と仲野はその快感に酔いしれた。
「あぐッ、うッ……」
 結んだ手ぬぐいを猿轡にした仲野は、荒い呼吸を繰り返し、快感を目と表情で伝えてくる。手ぬぐいが唾液を吸っているようだった。
 寒いはずなのに、僕らはうっすらと汗ばんでいた。互いにコートを着ているので、静電気が発生している。乾燥した空気の中で、僕と仲野の結合部だけが湿っている。
 ぐちぐち。音が響いた。額と額を合わせ、目を合わせ、呼吸を同期させてセックスに夢中になっていく。
「うぅ……うぅ、あぅ……あッ、ふぐッ……」
 猿轡がなければ、仲野は大声をあげていただろう。唾液が仲野の口から漏れ出ていた。
「うぅ……はぁ……うぐッ……あ」
 直接触れ合っている肌の部分がすくないからこそ、触れ合っている部分に集中できる。鋭い快感が下半身から全身を突き抜け、チャイムの音が遠くにきこえる。
 僕は仲野の体を持ちあげると、そのまま机の上におろした。しっかりと僕に手と足でしがみついている仲野。
 時間に制限がある。いつもより近道を選び、快感へとむかう。大きく足をひろげた仲野の膣に肉棒を深く深く突っこんだ。顔をあげ、仲野が快感に唸った。
「うぅ……うぅ……」
 自分から腰を持ちあげ、仲野はさらなる快感を求めていた。暗い部屋にあっても、仲野の美しい容姿は損なわれることがなく、それどころか、猿轡をして目を潤ませた仲野は美をまき散らしていた。僕はそんな仲野のつけたマフラーをとり、着ているコートのボタンをはずした。ブレザーの下に厚手のセーターを着ていて、これ以上の露出は難しい。
「うぐッ、あぁ。ふぅ……」
 僕はすこし乱暴にブレザーの上から仲野の胸に触れた。控えめな胸は、何枚もの布に守られていたが、手のひらにたしかな膨らみを感じることができた。
 腰のうごきを速くすると、仲野の足が僕の腰に絡んだ。僕の肩に手をのせ、顔を左右にふりながら快感に震える。
「うぐッ、ああッ……うぅ……うッ……ん、んんんんんッッ」
 仲野の膣が小刻みに震えた。ねっとりとした膣壁が蠢く。
「うぅ……ふぅ……うぅ……」
 達したらしい仲野が目をぱちくりさせて僕を見た。猿轡をされた口で微笑むと、鼻から長めの息を吐き出した。
 仲野が休憩しようとしているとわかり、僕は腰を突いた。
「はぐッ……」
 驚いたように僕を見ると、仲野が首をふる。いまは無理。すこし休ませてと無言で伝えてくる。構うことなく僕は腰をふった。
「んんんんんんッ……あぐぅ、うううぅぅ……んんん」
 達したばかりの膣は締めつけがすごい。こつこつ。子宮口に肉棒の先端をぶつけ、そのたびに仲野が首筋を立てて、唸る。
 寒さはどこかにいってしまい、二人ともセックスに夢中だった。射精感が僕を襲ったときには、仲野も完全に出来上がっていた。猿轡を唾液でびしょびしょにした状態で、恍惚とした表情を浮かべて快感に溺れる。
「んんぐッ、んんッ……ふぅ、ふぅ。あうぅ……はぁ……」
「羽衣奈、出るッ!」
 宣言したときはすでに射精していた。多量の精子が競い合うように細い尿管を押し通る。放たれる瞬間、白い閃光が弾けるような感覚に支配された。仲野の最奥部。肉棒の先端をぐりっと密着させて、精液を噴射。どびゅどびゅ。音がきこえてきそうなほどの射精のあいだ、仲野が目を見開き、僕の顔をじっと見つめていた。
「ふぅ……うぅ。うぅ……」
「羽衣奈……はぁ……」
 僕は仲野のちいさな体の上に倒れこみ、呼吸を整えた。
 しばらくして、僕が体を起こすと仲野が猿轡をはずした。
「んッ……」
 肉棒を抜くと、仲野がすこし照れたように足を閉じた。
 数秒だけ暗い部室に沈黙が流れたのち、仲野が言う。
「学園でするの……ハマっちゃうかも……」
「そ、そうだな」
 下校時刻まで時間がなかった。僕はあと処理をするために電気を点けた。机からおりた仲野がティッシュを手にしている。
「イシにゃん、部屋に行ったら、勉強の前にもう一回しない?」
「あ、ああ……」
 南川が図書館からいつ帰ってくるかわからないため、あまりじっくりセックスすることはできない。しかし、それで僕と仲野はよかった。
「中出し気持ちいいね……」
 そんなことを言いながら、仲野がショーツに足を通した。

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