10/10 電子版発売

親友が放置してる彼女を奪うことにした。~付き合い始めた彼女と夏の濃厚イチャラブ旅行~

著者: abel

電子版配信日:2025/10/10

電子版定価:880円(税込)

親友の彼女だった瑠那の身も心も奪い、相思相愛になった俺。
両家公認の婚約者として過ごす夏、二泊三日の旅行に行くことに!
白ビキニ姿の瑠那と砂浜で遊んで、そのまま旅館で水着エッチ。
二日目の夏祭りでは花火をよそに、浴衣姿の彼女に誓いのキス。
最後の夜は愛しい想いをぶつけるように、夜明けまで何度も中に出し……
幸せいっぱいな二人の溺愛旅行編! 特別書き下ろしを2編収録!

目次

第一話 瑠那と夏休みと誘惑の裸エプロン

第二話 瑠那とデートとショッピング

第三話 瑠那と水着と試着室でドキドキフェラ

第四話 瑠那と旅行とホテルと海と

第五話 瑠那と調査とお昼ご飯

第六話 瑠那と浴衣と夏祭り

エピローグ 瑠那と未来の約束を

番外編 新妻・瑠那の旦那様リフレッシュ大作戦

本編の一部を立読み

第一話 瑠那と夏休みと誘惑の裸エプロン



「お待たせしました、秋斗《あきと》さんっ」
「お待たせ、瑠那《るな》」
 正午を目前に控え、秋斗と瑠那は昇降口で合流した。今日は夏休みを告げる最後の日、そう、終業式だった。
 クーラーもきいていない体育館での理事長のありがたい挨拶に誰もが辟易しながらも、これから始まる自由の日を考えれば耐えられるものだ。
「さ、帰ろうか」
「はいっ」
 秋斗が差し出した手を瑠那は嬉しそうに掴んだ。五指を絡めて、離れまいと恋人繋ぎでしっかりと握り締める。もう日差しもキツイ夏日だというのに、それでも瑠那は密着することを選ぶ。
「へいへい瑠那ちゃーん。お熱いね~」
「秋桜《しゅお》ちゃん。えへへ、らぶらぶですから」
「かーっ。このバカップルが~!」
 手を繋いだ二人をからかうようにクラスメイトの|四ノ月秋桜《しのつき》が姿を現した。さっそくとばかりに繋がっている手を見てはにやにやと笑っている。
 非常に笑顔の似合う少女だ。まるで向日葵のような笑顔を向けられると、釣られて秋斗も笑顔になってしまうほどだ。
 秋桜はにこにこと笑顔で夏休みの予定を尋ねてくる。
「瑠那ちゃんと先輩は夏休みどう過ごすんですか?」
「どうって……」
「瑠那と朝から晩までいちゃいちゃする。あとたまに勉強」
 そう言葉にしたように、秋斗の中で夏のスケジュールは決まっていた。
 瑠那と過ごす。それもたっぷり特濃で。恋人と一つ屋根の下なのだから当然の選択だろう。
 もちろん勉強の時間を欠かすことはしない。父に瑠那との関係を認めてもらう以上、勉学の手を抜くわけにはいかない。
 他の学生は長期休みに浮かれて気が抜けているというのに、表情を引き締める秋斗を見て秋桜も圧倒される。
「おおう、先輩がブレなさすぎる……! これが愛の力なんだね、瑠那ちゃん」
「えへへ。だって秋斗さんですから」
「くぅ、瑠那ちゃんの笑顔が眩しいっ! これが恋人の出来た親友の輝きか!?」
 秋桜のリアクションは大げさだが、眺めていて華がある。見ていて飽きない少女だ。
「瑠那ちゃんは実家に帰らないの?」
「うーん……帰らない、かなぁ。秋斗さんと離れたくないですし」
「俺が一緒に行って娘さんを俺にください! ってやろうか?」
「わぁ! それは素敵だと思うよっ」
「でもお父さんもお母さんもすっかり秋斗さんのこと気に入ってたじゃないですか。むしろ二人が来ちゃったくらいですし」
 瑠那は実家に帰るのを渋っている。実家にいても心が安まらないのかもしれない。
 瑠那の両親とはすでに顔合わせも済ませている。星崎《ほしざき》家と草薙《くさなぎ》家の面々での挨拶も終わっており、秋斗と瑠那は学生ながらに婚約関係を認められているのだ。
 だから、瑠那が実家に帰る必要はない。ないのだが。
「よし、じゃあ瑠那が実家に帰る暇がないくらい俺が愛すればいいな!」
「はいっ! 私、秋斗さんと夏休み中ずーーーーーーっといちゃいちゃしていたいですっ」
「瑠那ちゃんがこんなにも明るく恥ずかしいことを言葉にするなんて……。愛だねぇ」
 しみじみと呟く秋桜を尻目に、瑠那は秋斗の手を強く握り締める。早く帰りたいとの無言のアピールだ。
 瑠那からのアピールに気付いた秋斗はそっと手を握り返す。実のところ、秋斗も早く帰って二人でいちゃいちゃしたいのだ。
「それじゃあ四ノ月さん、俺たちはそろそろ行くよ」
「あっ、引き留めてごめんなさい。それじゃあ瑠那ちゃん、『頑張ってね』!」
「はいっ!」
 嵐のように秋桜は去っていった。軽い足取りから察するに、彼女もまた夏休みを心待ちにしていたのだろう。
 昇降口に残された秋斗と瑠那は改めて二人の家に向かって歩き出す。しっかり手を繋いで、離れないようにと指を絡めて。
「今日も暑いなぁ」
「暑いですねぇ」
 暑い暑いと言いながらも二人は絶対に手を離さない。手のひらに汗が滲んできても構わず繋いだままだ。
 二人の間に手を離すという選択肢は存在しない。いや、それ以上に離れるという選択肢がない。
 だって好きな人と接触しているのだ。むしろもっと密着したいくらいなのに、これみよがしに通行人に見せつけるわけにもいかないから我慢しているくらいだ。
 そんな二人なのだから、当然家に帰ってやりたいことは一つである。
「ただいまー」
「ただいま帰りました」
 二人同時にただいまの言葉を口にして、瑠那が一足先に玄関に上がり込んだ。
 追い掛けて上がり込んだ秋斗の手を引っ張って身体をくっつけてくる。
 ようやく二人きりになれたのだ。
 瑠那は大胆に秋斗の胸板に頬ずりをして、すんすんと鼻をならして秋斗の匂いを堪能する。
「すんすん……。はぁ、秋斗さんの匂いです……♡」
「汗臭いだろ?」
「そんなことないですっ。秋斗さんの汗の匂い、瑠那、大好きですからっ♡」
 秋斗の匂いを嗅げば瑠那はたちまち蕩けていく。とろんとした瞳が秋斗を見つめ、背伸びをしてキスをねだってくる。
「秋斗さぁん♡ 瑠那、ちゅーしたい……♡」
「瑠那」
「ちゅ……♡」
 当然、秋斗も応える。
 早くキスがしたかった。早く瑠那の華奢な身体を抱き締めたかった。
 そんな二人が二人きりの家に帰れば、もう我慢なんて出来るわけがない。
「秋斗さん、秋斗さん♡ 瑠那、やりたいことがあります。ちょっと待っててもらえますか?」
「ああ、構わないよ」
「ちょっとだけ待っててください。着替えてきますから♡」
 蕩けた声の瑠那ははにかみながら先にリビングを通り抜け寝室に向かっていった。
 一方の秋斗は玄関に取り残されている。瑠那が待ってて欲しいと言ってきた以上、その言葉を信じて待つだけだ。
 時間にして五分も経たないうちに瑠那は戻って来た。問題はその格好だが。
「っ! 瑠那、その格好は……!」
「えへへ♡ 秋斗さん、ご飯にしますか? お風呂にしますか? それとも……瑠那に、しますか♡♡♡」
 瑠那は着ていた全ての服を脱ぎ去っていた。全裸の上に身に着けていたのは、お気に入りの猫柄のエプロン一枚だ。
 そう、裸エプロンだ。
 陶器のような白い肌が晒され、肉付きの良い太ももがエプロンの裾から顔を覗かせている。
 小振りな乳房は隠れているが、エプロン越しでも横乳は見えている。
 秋斗には刺激が強すぎる光景だ。
 というより、瑠那の狙いは秋斗を欲情させることなのだ。
「~~~~~~っ! っ、っ、っ……!」
 恐らくだが、秋斗の人生の中で最難関の選択を迫られた瞬間だったのだろう。
 目元を押さえながら頭を伏せた秋斗は、激しい葛藤の末に声を絞り出した。
「……まずは。まずは、昼飯にしよう。昼、そう、昼飯……!」
 今すぐにでも瑠那を押し倒したい衝動を抑え込んで、昼食を選択した。
 それはせっかくの裸エプロンを活かしたいのだろう。このまま押し倒すのではなく、あくまでも『エプロン』を身に着けた瑠那を眺めたいのだ。
「はぁい♡」
 秋斗の意図を察した瑠那は笑顔で応えるが、いやらしさを隠しもしない妖艶な笑顔をしている。
 瑠那も今すぐ押し倒して欲しいくらいだ。でも、秋斗がそれ以上を望むのならそれに応えたい。
 瑠那とリビングに移動して、瑠那はこれみよがしに背中を見せつけながらキッチンに立った。
 冷蔵庫を開けて食材を吟味して、手早く用意できそうなメニューを考える。
 秋斗はテーブルに座ってそんな瑠那の背中を眺める。だが、眺めるだけでも刺激が強い。
 なにしろ瑠那の背中はエプロンの紐でしか隠せておらず、綺麗かつ艶めかしい肌が丸見えなのだ。
 それに加えて瑠那が動く度に揺れるお尻が堪らない。あまりにも刺激が強すぎる光景に、秋斗の興奮も止まることを知らない。
「ふんふんふーん……♡」
 瑠那は自分の格好を意識してか、油を使う料理は危ないと判断したようだ。あまり火を使わないメニューを用意しようとしている。
「素麺でいいですか? 簡単なものになっちゃいますけど」
「大丈夫」
 大丈夫と答えているが、とても大丈夫ではない。瑠那からの提案も上の空だ。それだけ裸エプロンで動く瑠那が魅力的なのだ。
 大鍋に水を入れ 乾麺状態の素麺を用意して、お湯を沸かす準備を進める。
 しかし瑠那は敢えて火を点けず、次の準備に取りかかった。
「えっと、確か、こっちに……♡」
 続けて瑠那はつゆの準備を進めようとしてもう一度冷蔵庫を開けた。
 今度は上体を倒し、お尻を突き出すような体勢で、だ。
 突き出されたお尻はアナルまで丸見えだ。
 それでいて秘部はもうテラテラと光を反射するほど濡れていた。
 そんな光景を見せつけられて、平静でいられるわけがない。
「……瑠那、もうダメだ。ああもう、裸エプロンはずるすぎる!」
「にゃんっ♡」
 見事に秋斗は瑠那の作戦に陥落する。
 空腹などどこかへいってしまった。今すぐ瑠那を愛したくて、立ち上がると瑠那を後ろから抱き締める。
 瑠那は待ってましたとばかりに笑みを浮かべ、期待に表情を輝かせる。
「昼飯なんて食べていられるかっ! 瑠那、セックスするぞ!」
「にゃぁ♡ にゃぁぁぁ……♡」
 背中から瑠那を抱き締めて、髪に顔を埋めた。
 肺いっぱいに瑠那の匂いを取り込んだと思えば、瑠那を振り向かせてキスをする。
 いくら我慢の限界が来ても、セックスはキスから始めたい。
 それは秋斗も瑠那も決めている愛のやり取りだ。
「ん、ちゅ……♡」
「瑠那……ちゅ、ちゅ……っ」
 唇をついばみ、口全体で瑠那の口を味わう。舌を伸ばして瑠那の口内を蹂躙すると、瑠那も嬉しそうに秋斗のされるがままに舌を受け入れる。
 むしろ口内を犯し尽くそうとする舌を唇で挟んで強く吸い取ってくるほどだ。
「瑠那、瑠那、瑠那……!」
「ひゃぁんっ♡ 秋斗さん、秋斗さぁん♡」
 続けて秋斗はエプロンの脇から瑠那の乳房に手を重ねた。エプロン一枚でしか隠せていない瑠那の乳房はすでに乳首が勃起している。
 手のひらに収まるほどの小振りな乳房を優しく揉む。すべすべの肌と、どれだけ揉んでも飽きることのない弾力が秋斗を夢中にさせる。
「んにゅぅ♡ 秋斗さんにおっぱい揉まれてるのっ。もっと、もっと揉んでください……♡」
「もちろんだっ!」
 瑠那の要望の応えて少し強く乳房を揉みしだいた。秋斗の手の中で形を変える柔らかな乳房は、揉めば揉むだけ瑠那から喘ぎ声を引き出せる。
「はぁんっ♡ にゃぁ♡ にゃぁんっ♡ にゃぅん……っ♡♡♡」
「はぁ、はぁ……可愛い。瑠那、可愛すぎる……!」
「はぁぁぁんっ♡ 乳首、乳首ぃ♡♡♡」
 手のひらの中で主張してきた乳首を指先でくりくりと刺激する。それだけで瑠那は身体を震わせて表情を蕩けさせた。
「瑠那……!」
「はふぅ♡ ちゅ♡ ちゅ……♡」
 乳首を刺激しながらキスをする。ズボンの中で勃起していた肉棒を押しつけるように身体を密着させると、瑠那はより嬉しそうに蕩けていく。
「はぁん♡ 秋斗さんのおちん×ん、固いです♡ 大きく、熱いです……♡」
「瑠那……」
「ん、ちゅ♡ ちゅぅ♡ キスしゅき♡ もっと、もっとキスしてぇ♡」
 乳房を揉み続けながらキスを繰り返す。その間もずっと肉棒を瑠那に押しつける。ズボン越しだというのに射精してしまいそうなほど興奮していた。
「瑠那、やりたいことがあるんだ。いいよな?」
「はい♡ 秋斗さんのしたいこと、全部瑠那にしてくださいっ♡」
 詳しい内容も言ってないのに瑠那は即断して秋斗を受け入れる。それがまた嬉しくて、秋斗はズボンを脱いで肉棒を露出させた。
 瑠那の太ももに手を添えて、両脚を開く。肉棒を瑠那の股間に重ねると、太ももで肉棒を挟んだ。
「はぁぁんっ♡ あつい、おちん×ん、熱いですぅ♡」
「瑠那の太もも、柔らかい……。凄い、気持ち良い……!」
 肉棒の熱が瑠那に伝わる。
 太ももの柔らかさが秋斗を包み込む。
 挿入していないのに、まるで挿入しているような感覚だ。
「熱い、熱いです♡ 秋斗さんのおちん×んで、火傷しちゃいそう……♡」
「いいよ。火傷でもなんでも。どんな瑠那でも俺のものだからっ」
「――――はぁぁぁぁぁぁんっ♡♡♡ これ、これぇ♡♡♡」
 秋斗はそのまま膣内に挿入せず、瑠那の太ももで肉棒を扱き始めた。
 肉付きの良い太ももに挟まれながら秘部を擦る。秘部が刺激され愛液が垂れてくると、愛液と潤滑油にして肉棒の動きがより激しくなる。
「ほら瑠那、こういうのもえっちだろう? 素股って言うんだ。えっちな瑠那なら調べたことくらいあるだろうっ!」
「は、はいぃぃぃ♡ すまた、知ってますぅ♡ で、でも♡ こ、こんなえっちで、気持ち良いって、しら、知らにゃぃぃぃ♡♡♡」
 肉棒によって秘部が撫でられ、太ももと柔らかい秘部によって肉棒も刺激される。挿入していないのにまるで挿入しているかのような気持ち良さに秋斗も瑠那もお互いに夢中になっている。
「瑠那、瑠那、瑠那っ!」
「秋斗さん♡ 秋斗さんっ♡ 秋斗さぁんっ♡」
 加えて後ろから瑠那を犯している今の状況は、秋斗にとっても瑠那にとっても非常に刺激の強い状況だ。
 瑠那は身体を倒し、シンクに手をついて悶える。あまりの快感に脱力しかけるが、秋斗に快楽を送るために懸命に太ももを閉じる。
「秋斗さん♡ 瑠那の、瑠那の太もも、気持ち良い、ですかっ♡」
「最高だ。瑠那の太もももおま×こも柔らかくて、俺を気持ち良くしてくれる!」
「あはぁ♡ 嬉しいです♡ もっと、もっと瑠那で気持ち良くなってぇ♡」
 瑠那は秋斗が気持ち良くなると感情がさらに昂ぶり発情する。
 秋斗は瑠那が気持ち良くなるとさらに興奮して欲情する。
 挿入も膣内出しもしていない。
 ただの素股だというのに、二人はますますヒートアップしていく。
 太ももの柔らかさと秘部の熱さが肉棒をより刺激する。
 溢れる愛液が肉棒に塗りたくられ、まるで瑠那に包まれているような感覚だ。
「秋斗さぁんっ♡ 秋斗さん♡ もっと、もっと気持ち良くなって♡ 瑠那の太ももで、秋斗さんに気持ち良くなってもらうの♡♡♡」
「っく、瑠那……締まる……!」
 瑠那が下半身に力を込め、太ももで肉棒を締め付ける。柔らかな感触が押しつけられ、極上の触感となる。
 溢れる愛液が潤滑油の代わりになって、いくら締め付けられても肉棒が引っかかることはない。
 ますます腰の動きが加速していく。そして、すぐに限界は訪れた。
「っ……瑠那、イクっ。射精《で》るっ!」
「はぁぁぁぁぁぁぁんっ♡♡♡ 瑠那も、瑠那もぉ♡ い、イっちゃ――――んん~~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡」
 太ももの感触に耐えきれなくなった秋斗は堪らず射精した。吐き出された精液が瑠那の太ももを汚す。
 それと同時に瑠那も絶頂を迎えた。全身で快楽を受け止めながら、太ももに掛かる精液の熱を堪能する。
「あ、ついです♡ 秋斗さんのせーえき、あつい……♡」
 太ももで精液の熱を感じている瑠那はうっとりと蕩けた声を上げる。
 その表情はすっかり欲情に染まっていて、理性の欠片も感じられない。
 ぞくりと背筋が震える。もっともっと乱れさせて、もっともっと自分に夢中にさせたい――そんな独占欲がより一層刺激される表情だ。
 瑠那はもう秋斗のものだというのに、それでも足りないくらいだ。
 もっと、もっと、もっと、もっと――――。
「瑠那っ!」
「にゃ……? にゃ、にゃぁっ♡♡♡」
 いつもだったらこのまま挿入していた。秋斗の肉棒はすでに回復しているし、瑠那の秘部も肉棒を受け入れたくてトロトロになっている。
 それでも秋斗は挿入を後回しにした。もっと、もっと瑠那を愛したいから。
 瑠那の身体を抱きかかえ、調理台の上に乗せた。
 エプロンを捲ると、隠れていた秘部からとろとろの蜜が零れていた。
 秋斗は吸い寄せられるように秘部に吸い付いて、水音を立てながら蜜を舐め取る。
「じゅるるるるっ」
「んにゃぁぁぁぁぁぁ♡♡♡ 秋斗さん、秋斗さぁんっ♡♡♡♡♡」
 身体に力が入らない瑠那は秋斗にされるがままだ。
 いつもであればセックスに発展していた状況で、秋斗に追撃の愛撫をされるとは思っていなかった。
 困惑しつつも、秋斗から送られてくる快楽が脳を焼く。
「んぁぁぁぁっ♡ はにゃぁぁっ♡♡♡ 秋斗さんが、秋斗さんが、瑠那のおま×こ、ペロペロしてるのっ♡ 秋斗さんの、秋斗さんの気持ち良いのぉっ♡♡♡」
「じゅるるる……! ん、ちゅ……瑠那の蜜、美味い。美味い……!」
「にゃぁん♡ にゃぁ……♡ えへへ、めしあがれ♡ 瑠那を、瑠那をめしあがってくださぁい♡♡♡」
「瑠那っ!!!」
「にゃ~~~~っ♡♡♡」
 瑠那はとことん秋斗を悦ばせる天才だ。自然と秋斗が悦ぶ言葉が浮かび上がってくる。
 秋斗の舌が秘部を舐め蜜を吸い取っていく。しかし瑠那の蜜はその程度では飲み干せないほど大量に溢れている。
「はぁ、はぁ……!」
「にゃ……♡ にゃっ♡ はぅんっ!?」
 身体を起こした秋斗は瑠那の乳首に吸い付いた。
 蜜を垂らす秘部には指を挿入し、優しく指の腹で瑠那のGスポットを撫でる。
「瑠那、美味い。瑠那はどこも美味しい。はぁ、はぁ、俺の瑠那。俺の瑠那……!」
「あはぁ♡ はぁい♡ 瑠那、秋斗さんのものです♡ 秋斗さんの、お嫁さんだもんっ♡♡♡」
 興奮している秋斗はいつもの冷静さも見失って瑠那を貪る。
 そんな秋斗が瑠那にとっては堪らなく愛おしい。自分に夢中になってくれることが、自分を愛してくれていると実感できるから。
 だからもっと愛して欲しい。もっと理性を投げ捨てて、がむしゃらに求めて欲しい。
「秋斗さぁんっ♡♡♡」
「瑠那……!」
 乳首に夢中な秋斗の顎に手を添えて、唇に誘導してキスをする。
 暴れる秋斗の舌を歓迎しながら、瑠那から秋斗を抱き締めた。
「はぁ、瑠那可愛い。愛してる……好きだ。ああもう、どれだけ言葉にしても足りない……!」
「えへへぇ♡ 瑠那も、瑠那も秋斗さんのこと大好きぃ♡ もっとして♡ もっと言ってぇ♡ 瑠那、秋斗さんに可愛いって言ってもらいたいの♡♡♡」
 瑠那の顔を舐め回す。舌に唾液を乗せて、瑠那の顔を唾液まみれにする。
 そのまま秋斗は瑠那の耳に甘く噛みついた。小さくも柔らかい耳たぶは、唇に揉まれてぐにぐにと形を変える。心地良い感触と瑠那の味は、どこまでも秋斗を虜にさせる。
「はぁぁぁぁんっ♡♡♡ 耳、久しぶりなのだめぇ♡ 気持ち良すぎちゃうぅ♡♡♡」
「ん、ちゅぅ……あむ、ん……っ」
「はにゃぁん♡ らめ、らめぇ♡ とけちゃうよぉ♡」
 瑠那が耳からの快感に蕩けると、秋斗は秘部に沈めていた指の動きを再開する。
「はぅっ♡♡♡ そ、そこぉ♡ いきなりおま×こまでぇ♡♡♡」
 耳を甘噛みし、秘部を攻め、そして空いている手で乳首を抓む。
 三箇所からの一斉の快楽は、瑠那をあっという間に絶頂へと導いた。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡ らめ、らめらめらめぇ♡ こんにゃの、またぁ……にゃぁぁぁんっ♡♡♡♡♡」
 秘部が締まり、指を締め付けてくる。身体を反らして絶頂する瑠那に、秋斗はまだだと追い打ちを掛ける。
 再び瑠那の秘部に舌を這わせた。今度はクリトリスへの愛撫も重ねて。
「瑠那、もっとだ。もっともっと乱れて……!」
「にゃぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡ また、またおま×こぉ♡♡♡ 秋斗さんがぁ♡ おま×こまた舐めてるのぉぉぉ♡♡♡」
 瑠那はもう何度絶頂を迎えたかわからないほど絶頂していた。
 秋斗が送る刺激一つ一つで小さな絶頂を迎えていて、どんどん体力が削られていく。
 それでも嬉しくて堪らない。もっともっと秋斗に求めて欲しくて、もっともっと愛してもらいたい。
「秋斗さん♡ あきとしゃぁんっ♡♡♡ もっと、もっと瑠那を気持ち良くしてぇ♡ 瑠那のこと、もっと愛してぇっ♡♡♡」
「ん、じゅるるるるっ……瑠那の蜜、どんどん溢れてくる。甘い、甘すぎる……!」
 濃厚な瑠那の蜜を飲み続ける。舌の動きに翻弄されている瑠那は、必死に両手を秋斗に伸ばした。
 秋斗は優しく瑠那の手に自分の手を重ねる。
「あき、秋斗さぁんっ♡ て、手ぇ繋いで欲しい♡ 瑠那と、瑠那と恋人繋ぎしてぇ♡♡♡」
 瑠那は恋人繋ぎで固く結ばれるのが好きだ。ぎゅっと力を込められると確かな愛情を感じるし、一つになったと思えるほどの密着感がこれ以上ないほど幸せを感じさせてくれる。
 秋斗は瑠那の望みに応えて指を絡め、ぎゅっと握り締めた。
 両方の手で恋人繋ぎをしながら、秋斗はより強く瑠那を求め手を握る力を強くする。
「にゃぁ、にゃぁぁぁぁっ♡♡♡ これ、これなのぉ♡♡♡ 手、ぎゅっとされるの好きっ♡ 秋斗さん、秋斗さんもっとぉ♡ 瑠那が、瑠那がどろどろになっちゃうくらい愛してぇっ♡♡♡」
「当たり前だ。任せろ、任せてくれっ! 瑠那が俺以外のこと何も考えられないくらい愛するからなっ!」
 秋斗も興奮しすぎて頭に血が上っている。もはやまともな思考など望めない。
 もう瑠那を愛することしか考えられない。瑠那をもっと気持ち良くさせることしか考えられない。
 瑠那が、瑠那が、瑠那が、瑠那が。秋斗の思考は全部瑠那に染め上げられる。
 構わない。困らない。自分の一生は瑠那を愛するために使うと決めているのだから。
「瑠那、瑠那、瑠那っ!!!」
「にゃぁっ♡ にゃぁんっ♡♡♡ は、は、はぁぁぁんっ♡ しゅごいの、あきとしゃんしゅごいのぉ♡ もっと、もっと、もっともっともっとぉ♡♡♡」
 瑠那ももう呂律が回らないほど蕩けている。もう秋斗のことしか考えられない。自分の全部は秋斗のためにあるとわかっていても、今、心の底から秋斗のものになっていたことを悦び快楽に悶える。
 嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて。
 愛情をぶつけられる快感が思考をショートさせる。
「ま、た♡ また、いくっ♡ あきとしゃんきもちよすぎて、いく、いくいくいくいくぅっ♡♡♡」
「イケ、瑠那。何度でもイッていい。何度でも気持ち良くするから!」
「ぁ――――♡♡♡ あ、ぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡ はぁぁぁぁぁ、らめ、らめぇ♡ いくいくいく、い、くぅうううううううううううううううっ♡♡♡♡♡」
 大声を上げながら瑠那は悶え絶頂する。身体を弓なりに反らし、秘部から大量の愛液を噴き出して。
 立ち上がった秋斗は鼻息を荒くしながら瑠那の両脚を開いた。どろどろの蜜を垂らす秘部は、今か今かと肉棒を待ち望んでひくひくと蠢いていた。
 股間の肉棒はすっかり力を取り戻している。
 天を衝かんといきり立つ肉棒は、早く射精をさせろと秋斗に訴えてきていた。
「瑠那っ!!!」
「――――っ♡♡♡」
 瑠那に有無を言わせず、滾る剛直で貫いた。
 秘部は待ち侘びていた肉棒に歓待の宴を開き、柔肉を締め付けて快楽を贈る。
「は、は、は――♡♡♡ はぁぁぁぁぁっ♡♡♡ あ、あきと、あきとしゃぁんっ♡♡♡」
「瑠那、瑠那、瑠那、瑠那、瑠那っ!!!」
 秋斗ももう余裕なんてない。ひたすらに腰を振って瑠那に快楽を与え続けるだけだ。
 太ももに挟まれる感触も極上だった。しかし、やはり膣内の感触は別格だ。
 精液を搾り取るための性器はとことんまで肉棒に奉仕をしてくれる。
「こんな、こんにゃのっ♡ んにゃ、にゃぁぁぁぁんっ♡♡♡」
 加えて瑠那の喘ぎ声が耳に届けば秋斗はより奮い立つ。愛しい瑠那の嬌声はなによりも秋斗を興奮させる媚薬だ。
 瑠那の膣内で肉棒が固さを増す。亀頭で子宮を突き上げると、瑠那はより高い声で喘ぐ。
「あたま、おかしく、なりゅ♡ あきとさんで、いっぱいで♡ あきとさんしか、あきとさんしか、わからにゃいぃぃ♡♡♡」
「いいんだよ瑠那、俺を見て。俺を見ろ。俺のことだけを考えろ。瑠那は俺のものだ、俺のものだっ!!」
「はい♡ はい♡ はいぃっ♡♡♡ 瑠那あきとしゃんのものっ♡ あきとしゃんのおよめさんっ♡♡♡ るな、るな、あきとしゃんのこと大好きぃっ♡♡♡」
 愛の言葉を吐けば吐くほど夢中になる。瑠那に好きと言われれば言われるほど思考が麻痺していく。もっともっとと限界を超えてでも愛したい欲求に突き動かされる。
 目の前の愛おしい肉体に愛をぶつけたい。
 いくら交わしても足りない愛の言葉を吐きながら、精液を注ぐために抽挿を繰り返す。
「愛してる、愛してる。好きだ、大好きだっ!」
「瑠那も、瑠那もっ♡ るなもあきとしゃんのことすきぃ♡ だいすき、あいしてます♡ あいしてるのぉ♡♡♡」
 瑠那は何度も絶頂を迎えている。表情は蕩け、理性は溶けてしまった。
 すぐに秋斗にも限界が迫る。溶けた理性では射精を堪えることなど出来るわけもなく、最愛の瑠那に精液を注ぎたくてがむしゃらに腰を振る。
「はぁ♡♡♡ あきとしゃんのおちん×ん、瑠那のなかで、おっきい♡ だして、だしてぇ♡ 瑠那になかだししてっ♡ あきとしゃんのあかちゃんほしぃ♡♡♡」
「そうだ。そうだよ。瑠那を孕ませたい。瑠那に俺の子供を産んで欲しい。瑠那と家族になりたいっ!」
 瑠那と結ばれてから一月ほど経つが、まだ瑠那に妊娠の兆しはない。こればかりは授かり物だから仕方ないと割り切っているが、それでも早く二人の愛の結晶が欲しい。
 もちろん学生の身で妊娠などとんでもないことである。将来に不安がないわけではない。
 しかし二人に躊躇いはない。二人でならば、どんな困難も乗り越えていけると確信しているから。
「ひぁぁぁんっ♡♡♡ はい、はい♡ るな、るなあきとしゃんのおよめさんなのっ♡ あきとしゃんの、あきとしゃんの……あぁ~~~~~~~~っ♡♡♡」
 瑠那ももう限界を超えて悶えている。ドロドロに蕩けた思考で秋斗への愛をうわごとのように口にするだけだ。
 汗だくになりながら二人はセックスに耽る。お互いが欲しくて堪らなくて、無我夢中になっている。
「あきとしゃん♡ あきとしゃんっ♡ あきとしゃぁんっ♡♡♡」
「瑠那、瑠那、瑠那っ!」
 そしてラストスパートとばかりに瑠那の身体に覆い被さり、至近距離で見つめ合いながら腰を叩き付ける。
 調理台が悲鳴のように音を立てて軋むが関係ない。瑠那は密着しようと両脚で秋斗の腰を抱き寄せた。
 それが最後の引き金だった。抱き寄せられた秋斗は、瑠那の最奥で射精の蓋を解き放つ。
「瑠那っ!!!!!」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡ もう、るなも、もう――――にゃ、にゃ、にゃああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ………………っ♡♡♡♡♡」
 秋斗の射精を子宮で浴びて瑠那も絶頂した。
 ぎゅっと膣内が精液を絞ろうと引き締まり、流れ込んで来る精液を受け止める。
 秋斗も腰のペースを落としつつも、全ての精を吐き出そうと腰を動かし続けた。全ての精を注ぎ込むと、全身から力を抜いて瑠那の身体に覆い被さった。
 肩で呼吸をしながら、瑠那の身体の柔らかさを堪能する。
「はー、はー、はー、はー…………っ」
「にゃ、にゃぁ……にゃ、にゃぁん…………っ♡」
 秋斗も瑠那も限界だ。
 お互いに言葉も絞り出せず、ただ精液を零さないようにと無意識に腰を押しつける。
「秋斗さぁん……♡」
「瑠那……」
 そっと瑠那の手が秋斗の首に回され、ぎゅっと抱き締められる。
 幸せそうにはにかんだ瑠那と見つめ合い、どちらからともなくキスをした。
 セックスの終わりを告げるキスは、行為中のどのキスよりも幸せを感じるものだった。

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