押しかけ熟女家政婦【お世話させてください】

著者: 古城蒼太

本販売日:2025/11/21

電子版配信日:2025/12/05

本定価:935円(税込)

電子版定価:935円(税込)

ISBN:978-4-8296-4837-7

「もっともっと気持ちよくして差し上げますわね……」
独り暮らしの遼太郎の前に現れた熟女家政婦・志保。
掃除、洗濯、料理はもちろん、滾る欲望の処理までも!
やがて始まる夢の同棲生活。ベッドでお風呂で玄関で、
とろける朱唇と豊満なHカップでお世話されて……
愛の巣と化したワンルームで展開される華やかな蜜戯!

目次

第一章 押しかけ熟女家政婦・志保

第二章 ワンルームでの甘い手ほどき

第三章 私の身体で上達されたのですね

第四章 嫉妬に駆られた叔母・玲子

第五章 蜜愛の同居生活は終わらない

本編の一部を立読み

第一章 押しかけ熟女家政婦・志保

「遼太郎さま、すぐにお夕食ができますから、もう少しお待ちになってくださいね」
 ワンルームマンションの狭いキッチンから沢村志保の弾んだ声が聞こえた。
 葛城遼太郎は英語のノートから顔を上げ、少しうろたえながら応えた。
「あ、ありがとう、志保さん。ごめんね、また食事の準備をさせちゃって……」
「謝らないでくださいませ。志保はこんなふうに遼太郎さまにお仕えできることが、嬉しくてたまらないのでございます」
 遼太郎は感謝と当惑を同時に感じながら、志保の後ろ姿に眼をやった。
(志保さんはもうぼくの家の家政婦じゃないんだ。こんなふうに甘えるのは、やっぱりまずいよな……)
 三角巾に白い割烹着という古めかしい──いや、ほとんど時代錯誤的な格好をした志保は、火にかけた煮物を竹べらで掻きまわしている。縦に割れた割烹着の後ろから、黒いスカートに包まれた雄大な尻が覗いている。
 志保が調理台の奥の食塩の小瓶に手を伸ばした拍子に、割烹着がさらに開き、巨臀がぐいと突き出された。スカートの布地が限界まで張り詰め、まろやかなヒップを斜めに走るパンティのラインがくっきりと浮かび上がる。
 遼太郎はスエットパンツの中で肉棒が荒々しく勃起するのを感じた。
 慌てて視線を逸らし、入試問題集のページを凝視する。
(善意で料理を作ってくれる志保さんをエロい眼で見るだなんて……いくら何でも人間として駄目すぎる……)
 少年は深呼吸をし、肥臀巨乳の家政婦のイメージを頭から振り払い、込み入った英文に意識を集中させようとした。
 遼太郎が南麻布の広壮な屋敷で祖母と暮らしていたのは、ほんの一か月前のことだった。その頃は志保が住み込みの家政婦として、家事をすべて一人で取り仕切っていた。
 しかし、祖母は何の前ぶれもなく病に倒れ、その数日後に急死した。
 茫然とする遼太郎に追い討ちをかけたのは、事後処理に当たった大叔父の話だった。葛城家の財産はとうに底を突き、少なくない借金までが残されていたのだ。経済観念が乏しいうえに見栄っ張りだった祖母が、息子夫婦の死後に浪費を重ねたせいであった。
 結局、借金返済のために屋敷は売却されることになった。それでも、多少の金額は手もとに残り、遼太郎が当座の生活に困ることはなかった。法的な後見人の役割は、大叔父の正隆が務めてくれた。
 しかし、資産家だが人間嫌いで偏屈な正隆は、姉の孫を引き取ろうとはしなかった。マンションの契約書と鍵を遼太郎に渡すと、〝寝る場所は用意してやったから、口座に残ったカネで向こう四、五年は暮らせるはずだ。進学する気があるのなら学費くらいは俺が出してやるが、それ以外のことは自分で何とかしろ〟とだけ告げ、宮古島の冬別荘に出かけてしまった。
 こうして遼太郎は、蒲田の賃貸マンションで独り暮らしを余儀なくされたのだった。
 温室育ちの遼太郎にとって、掃除や洗濯や料理を自分一人でこなさねばならないのはつらかった。だが、それ以上に彼を苦しめたのは孤独だった。
 朝起きるときも、食事をするときも、自室で週末を過ごすときも、そばには誰もいない。寂しさがしみじみと身に染みるのであった。
「できましたわ、遼太郎さま」
 志保がキッチンから現れ、治部煮、豆腐の味噌汁、白菜の浅漬け、ひじきと油揚げの炊き込みご飯を狭い座卓に並べはじめた。
 前屈みになったせいで、量感に満ちた胸もとがいっそう強調される。箸や皿や椀を置くたびに、割烹着の胸もとを押し上げる爆乳がゆっさゆっさと重たげに揺れるのだった。
 遼太郎はごくりと唾を飲み込んだ。
 たしかに料理は美味そうだった。
 だが、それ以上に彼の食欲を刺激したのは、たわわに実った志保の双つの果実だった。落ち着きを取り戻したはずの股間の毒蛇が、再び獰猛な鎌首をもたげた。
(ああっ、また勃ってきちゃった……)
 情けない思いとともに、遼太郎は心の中で溜め息をついた。
 志保は幼い頃から家政婦として尽くしてくれた。しかも、いまは彼のために無給で家事をやってくれているのだ。
 そんな志保に淫らな欲望を抱き、陰茎を硬くしている自分が恥ずかしかった。
 ぶざまに膨らんだ股間を隠すため、前屈みで座卓まで移動する。さいわい、ゆったりとしたスエットパンツを穿いていたので、座る姿勢にさえ気をつければ、志保に勃起を気づかれる心配はなさそうだ。
 志保は頭の三角巾を取ると、遼太郎の反対側の座布団に腰を下ろした。
 二人は差し向かいで夕食を食べはじめた。
「やっぱり、志保さんの作る料理は美味しいなあ……」
 遼太郎が治部煮をひとくち食べ、無理に明るい口調で言うと、美貌の家政婦はにっこりと微笑んだ。
「煮物と炊き込みご飯は多めに作っておきました。余った分は、あとでフリーザーに入れておきますね。明日にでも召し上がってください」
「う、うん」
 遼太郎はうわずった声で応え、炊き込みご飯を掻き込んだ。
 狭い座卓を挟んで差し向かいで食事をするのは、これが三度目か四度目だ。しかし、どうしても慣れることができない。どぎまぎしてしまうのだ。
 同じようなことを考えていたのか、志保がなかば独り言のように言った。
「何だか不思議な気が致しますわ。遼太郎さまとこんなふうに向かい合って、お夕食を頂くだなんて……」
 南麻布で暮らしていた頃、志保は祖母と遼太郎の給仕役に徹していた。みずからの食事は、遼太郎たちがテーブルを離れたあとに一人ですませていた。当然ながら、食卓をともにしたことはなかったのだ。
「たしかにちょっと不思議な感じはするけど……でも、一人で食べるより、志保さんといっしょに食べるほうが楽しいよ」
「そう言っていただけると、志保も嬉しゅうございます」
 志保は恥ずかしそうに頬を赤らめた。
(いまさらだけど、志保さんって……やっぱり美人だな……)
 遼太郎は下腹部の疼きを感じながら、家政婦の顔を盗み見た。
 志保はたしか四十四歳のはずだが、実年齢よりかなり若く見える。
 丸顔で瞳の大きい容貌は母性的な雰囲気を漂わせていた。髪は後ろでお団子にしているため、解いたところはあまり見たことがない。口もとにはいつも柔和な笑みが浮かんでいる。
 割烹着姿で食卓に着く清楚な姿は、古い日本映画の一場面を思わせた。
(でも、綺麗なだけじゃない。身体だって凄い……)
 背は中背だが、胸は驚くほど豊かで、腰まわりもボリュームたっぷりだ。
 かつて祖母は苦々しげな口調で、志保を──さすがに本人がいないときに──〝牝牛のような女〟と呼んだことがあった。それが嫉妬の表れであることは、幼かった遼太郎にも理解できた。祖母は胸も尻もない、枯れ木のように痩せこけた女だったのだ。
 志保の優しい美貌と母性を感じさせる肉体を窃視しているうちに、股間がさらに張り詰めてきた。
(ぼくはいつから、志保さんをこんな眼で見るようになったんだろう? 南麻布にいた頃は、志保さんを異性として意識したことは一度もなかったのに……)
 志保は若くして夫を亡くしたあと、葛城家で住み込みの家政婦として働きはじめた。幼くして両親と死別した遼太郎にとって、厳格で気位が高かった祖母より、温和な志保のほうが心を許せる存在と言ってよかった。
 遼太郎にとって志保は家族の一員だった。思春期を迎え、自慰の味を覚えたあとも、彼女を欲望の対象として捉えたことはなかったのだ。
 遼太郎の祖母の死と屋敷の売却により、住み込みの家政婦だった志保も、必然的に仕事と住居を失った。いまでは三鷹に部屋を借り、家政婦紹介所に登録して仕事を続けているという。
 そんな志保が遼太郎のマンションを唐突に訪ねてきたのは、二週間前のことだった。〝遼太郎さまのことが心配なので、ご様子を伺いに参りました〟と言って上がり込むと、散らかっていた部屋を勝手に掃除し、食事の準備まで始めたのだ。
 遼太郎は大いにうろたえた。
 志保はもはや葛城家の家政婦ではない。しかも遼太郎は、借金の返済後に残った少しばかりの遺産で、今後の生活費を賄わねばならないのだ。志保を雇う余裕などあるはずもない。
 しかし、豊麗な家政婦は〝お給金を頂く気はございません〟と応え、以後何度も遼太郎のマンションを訪れては、家事を処理してくれたのだった。
(そうだ、ぼくが志保さんを女として見るようになったのはあの日からだ。志保さんが初めてこの部屋に来てくれたとき──あのときから、ぼくは志保さんを異性として意識するようになったんだ……)
 祖母を失い、生まれ育った家を奪われ、狭いワンルームマンションで独り暮らしを余儀なくされる……。遼太郎がそんな孤独と寂寥に苛まれていたときに、志保は訪ねてきてくれたのだ。
 優しい笑みとぬくもりに満ちた声。てきぱきと家事を片付ける軽やかな身のこなし。まろやかな曲線を描く巨尻。スカートから覗く白いふくらはぎ。そして、悩ましく揺れる豊満な乳房……。
 志保の存在それ自体が遼太郎の心を癒してくれた。
 彼女がいるだけで、日当たりの悪い部屋が明るく感じられたのだ。
 だが、それだけではなかった。
 狭い居室に唐突に現れた美熟女は彼の欲望を強烈に刺激した。
 性春真っ盛りの少年の肉体は、狂おしい反応を示した。
 あのときから遼太郎は志保を思いながら怒張をしごき、夜ごとに熱い白濁を虚しく迸らせるようになったのだ。
 すでに二週間が過ぎたいまも、遼太郎の剛棒は痛いほど張り詰めていた。
(あの日を境に、志保さんのことを考えるたびに勃起するようになった……大きなお尻や揺れるオッパイをチラ見するようになったんだ。志保さんをエッチな眼で見るだなんて最低だけど……ああっ、でも駄目だ。どうしてもおかしなことを考えちゃう。くそっ、志保さんが美人すぎるのがいけないんだ。オッパイやお尻がエロすぎるのがいけないんだ……ああっ、ぼくは志保さんが……志保さんが欲しい……)
 遼太郎の身体は欲情の劫火に焼かれていた。

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