淫らな恩返し 私、あのとき助けてもらった人妻です

著者: 青橋由高

本販売日:2025/11/21

電子版配信日:2025/12/05

本定価:935円(税込)

電子版定価:935円(税込)

ISBN:978-4-8296-4838-4

「どうしてこんなにエッチなことしてくれるんですか?」
柔膣で硬直が包み込まれる快美感に、和也は我を忘れた。
元女優の眩しい美貌、眼前で露わになる33歳の成熟した美乳。
スタイル抜群の隣人妻・美咲と過ごす二人きりの時間。
献身的に情熱的に肉棒に奉仕する人妻には秘めた想いが……
先輩上司の彩も巻き込み待っている夢の恩返しハーレム!

目次

プロローグ 運命の出会い


第一章 「あのとき助けてもらった人妻です」

       恩返しは私の身体で


第二章 「私にも恩返しさせてくれない?」

       独身女上司の意外な献身


第三章 「だったら、負けてられないわ」

       対抗心でさらに甘くなる蜜戯


第四章 「私たちのすべてでご奉仕します」

       両手に花のハーレムエンド

本編の一部を立読み

プロローグ 運命の出会い

 東妻和也は河川敷沿いの道路を歩きながら、引っ越し先について頭を悩ませていた。
(こっちのほうが会社には近い。でも家賃は高い。迷うなぁ)
 どうにか二つに絞り込めたうちの候補の一つが、この近くにあるマンションだった。近隣の環境を知れば、選択の参考になると考えたのだ。
(なんか、急に雲と風が出てきたな。……うわっ!)
 強い日差しが一転、突然、当たると痛いほどの大粒の雨に加え、真っ直ぐ立っていられないほどの強い風に襲われた。
(夕立……いや、ゲリラ豪雨!? まだ六月なのに!)
 周囲で唯一、雨宿りができそうな橋の下へと避難したその直後、
「ふごっ!?」
 和也の顔面に、なにか白くて大きなものが飛んできた。
(なんだ……日傘? 風で飛ばされたのか?)
「ああっ、ごめんなさい!」
 この日傘の持ち主らしい女の声がしたほうを見た瞬間、和也がかけていた眼鏡がぱきんと音を立て、足元に落ちた。どうやらぶつかった衝撃で、ブリッジ部分が割れたようだった。
(げ。まずい。僕、眼鏡がないとほとんど見えないのにっ)
 それでも和也は、自分の眼鏡よりも先に、飛んできた日傘に手を伸ばす。しかし、さらに強まった風で日傘が川に飛ばされてしまう。
(え、嘘!?)
 その日傘を追って、持ち主と思しき女は躊躇なく川へと入る。見た目以上に水深があるのか、すでに女の膝から下は川に浸かっていた。
「危ないっ! 僕が行きます!」
 川に入った和也は女を強引に岸へと戻すと、日傘に向かって足を進める。猛烈な雨と風によって勢いを増す水位と川の流れに抗い、どうにか日傘を掴むことができた。
(よし! あとは岸に戻るだけ……えっ?)
 もう少しで川岸に辿り着くというところで、突風に煽られた。バランスを崩した和也は、盛大な水飛沫を上げて川の中で転倒する。
「だ、大丈夫ですか!?」
「ご安心を。日傘は無事ですよ。……いててて」
 痛みに顔をしかめつつ立ち上がり、日傘を持ち主の女に差し出す。
「あ、ありがとうございます! ホントに助かりました……っ」
 眼鏡と雨のせいで、表情はまったく見えない。それでも、女が本当にほっとしているのは和也にも伝わってきた。
(きっと、凄く大切なものだったんだろうな、あの日傘)
 ずぶ濡れになった甲斐があったと、和也も嬉しくなる。
「あの、お礼をさせてください」
「いえいえ、気にしないでください。僕が勝手にやったわけですし」
「では、服を乾かすだけでもっ。わたしの家、この近くなんです」
 正直に言えば、この提案は魅力的だった。が、
(顔はよく見えないけど、声からすると若い女の人だ。そこに見知らぬ男がお邪魔するのも悪いし……)
 和也は丁重に申し出を断る。
「あの、せめてお名前だけでも……!」
「いえ、名乗るほどの者ではありません」
 まさか、自分の人生でこんなセリフを口にする日が来るなんて、などと思いながら、和也は河川敷をあとにした。相変わらず降り続けるゲリラ豪雨が、まるでシャワーみたいに心地よかった。

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