12/12 電子版発売

旅行先で仲良くなった爆乳少女の無防備パンチラに勃起したら、向こうも発情してしまい種付けまでさせてくれた件

著者: loba888888

電子版配信日:2025/12/12

電子版定価:880円(税込)

「お兄さんも一人旅ですか? 今夜は貸し切り状態ですね」
気さくなムッチムチの美少女・峰田優凛とカプセルホテルで二人きりに。
話が弾んで仲良くなる一方、無防備なエロ姿に欲情してしまった俺。
フル勃起がバレて逃げ出したものの、寝るために戻ってくると、
オナニー音が聞こえ、さらにカーテンから巨尻が突き出されていて……
優凛は、発情した匂いを垂らし誘惑してくるスケベなメスだった!

目次

第一話 旅行先で出会った無防備女子校生

第二話 おうちデートと通い妻

第三話 海辺のリゾートで新婚旅行

第四話 子宝温泉で生ハメ子作り

エピローグ

本編の一部を立読み

第一話 旅行先で出会った無防備女子校生



「あれ? ……こんばんは。お兄さんも一人旅ですか?」
「えっ。あ、うん……」
 自分でもぎこちない返答だと思う。
 静かなカプセルホテルの一角で声をかけてきたのは、二十歳前後と思われる女の子だった。白いリボンでまとめたツインテールと、自然体に伸ばした前髪が若々しさを感じさせる。しばらく沈黙が降りると、彼女はまん丸な目を逸らした。何やらカバンを漁っているようだ。
 彼女からすれば、通路に降りて荷物を整理している最中に人がやってきたという状況なのだろう。しかし、お兄さんも、ということは彼女も一人旅でここまでやってきたのだろうか? だとしたら、女性が一人で旅行をして、しかも男に声をかけてくるだなんてなかなかの度胸だ。Tシャツとスカートを着ているだけのラフな格好だし……一体何者なのだろう……。
 興味をそそられるのは確かだが、先に言うべきことがあるのを思い出した。
「えっと……キミの部屋は俺の向かいみたいだね」
「ん。あ、すみません。邪魔でしたね」
「いや、こちらこそごめんね」
 そっと道を空けてもらい、ようやく自分の割り当てられたカプセルへ荷物を降ろす算段がつく。
 リュックサック。紙袋。紙袋もう一つ。腰のポーチも外してしまう。身軽になったのは家を出てから二十時間ぶりといったところか。夜行バスで首都圏へ出てきて、お気に入りのアニメのイベントへ参加して、現地の友達と買い物や観光を楽しんで……目まぐるしい一日だった。
 それでも、初夏の暖かい時期だからまだマシだ。冬だとコートが余計に荷物を重くしてくるからな。明日は日曜日だから、さっさと帰ってゆっくりするだけなんだが……どっちみち筋肉痛でロクに動けないだろうな。
「ふぅ…………」
 グルグルと肩を回しているうちに、少女がまた話しかけてきた。
「お疲れみたいですね」
「ああ……ちょっといろいろあってね……」
「そういうときは甘いモノですよ。お一つどうぞ」
 振り返ると、白く小さな手のひらにアメ玉が載っている。少女は穏やかに微笑んでいた。
 大人しく受け取ったものの、どうして初対面の人間にそうも親しげになれるのだろうか。俺だってイベントで大勢の人間に会ってきたばかりだが、安心して喋ることができるのは元々知り合いの人たちだけだった。この娘はちょっと心が広すぎるように思う。
「キミ、かなり優しいね」
「そうですか? 実を言うと、それリラクゼーションルームから持ってきたんですけどね」
「え」
 気の抜けた声を上げると、少女は愉快そうに口角を上げた。指差されたほうにカラフルなアメ玉を敷き詰めたポーチが転がっている。
「そういうのって……持って帰ったらまずいんじゃ……?」
「それがですね、ここってすごくサービス良いんですよ」
 少女はリピーターだったらしい。俺が初めての利用客だと見るや、フロントのスタッフがそうするかのように設備を紹介してきた。
 数百冊以上の漫画読み放題。テレビつきマッサージチェア。一人用カラオケルームにフリードリンク。さっきのアメも、カプセル内へ持ち込みOKのお菓子サービスによるものだ。
「荷物はカプセルの下にあるロッカーへ仕舞えばいいですよ。カギをかけられるし自分の部屋からすぐそばで便利です」
「あ、ああ。そうするよ」
 言われてみれば、各カプセルの下にベッド下収納のような引き出しが付いていた。そういえばフロントにロッカーが無かったな……そういうことだったのか。
「……失礼ですけど、そういうの知らない状態でココ選んだんですか? ちょっと高めじゃないですか」
「いやぁ、何ていうのかな……中身はあんま見てなくて、とにかく空いてるとこが良かったんだよね。浴場とか混んでたら嫌だろ?」
 荷物を移動させながら事情を話すと、彼女は静かに頷いた。共感してもらえたようだ。
「昼間はイベントがあって、人波に揉まれるのは分かってたからさ。部屋数少なくてちょっと高めなところなら、静かに過ごせるかなと思って」
「よく分かります。あんまり安いところだと周りが気になりますからね。ここだと上下に部屋が並んでるってこともありませんから、物音も気になりにくいと思います」
「そうだろ。そこに惹かれたっていうか、そこしか見てなかった」
「正解なんじゃないですか。今日はこのフロア、私たちしか居ないみたいですし」
「ほんと? それはありがたいなぁ。……ところでキミ、けっこう旅慣れてるね」
 自分のこだわりを分かってもらえると、なんだか急に心の距離感が縮まってくるものだ。俺たちはそれぞれのカプセルに腰掛け、本格的にお喋りを始めた。

 彼女は峰田優凛《みねだゆうり》と名乗った。女子校生だという。わざわざ学生証を見せてくれたのだが、画数が多いと言ったらクスクス笑っていた。名前の書き方は自己紹介の定番ネタらしい。それにしても、可愛らしく笑う姿と、敬語で丁寧に喋る姿とのギャップがよく名前に合っている。
 話題はお互いの素性から旅へやってきた経緯の話へ移った。俺の目的はさっき言った通り。優凛ちゃんはというと、部活をしていない代わりに、休日に観光地を巡るのが趣味らしい。それでこうしたホテル事情にも詳しいのかと納得する。
 話を聞いていると、俺が友達と訪れたスポットにも何度か足を運んでいることが分かった。
「季節によって雰囲気が違うから楽しいんですよね~。神社の裏山は行きました?」
「え? なんかあるなーとは思ってたけど、あそこって入れるの」
「お参りする場所がもう一箇所あるんですよ」
「へぇ~……なんか惜しいな……明日もう一回行ってみようかな」
 アゴを撫でながら考えていると、優凛ちゃんが急に身を乗り出してくる。
「良かったら案内しますよ。私は日曜日いっぱい遊んで帰るつもりなので」
「ほんとに? それは嬉しいなあ……」
 彼女には怪しいことなんてなさそうだし、こんなところで気の合う人に出会えるのは貴重だ。お言葉に甘えるとしよう。
 その後も話は盛り上がり、疲れ果てて翌朝に帰るつもりがやり残した遊びを優凛ちゃんと一緒に楽しむ流れになってしまった。
 彼女も俺のことを気に入ってくれているのだろうか。工学部なんかに進学してから女性との出会いが全く無かったからなあ、女の子と喋れるだけでもちょっと嬉しいっていうか、勘違いしてしまいそうになるな……。

 そんな邪念が生まれたのが良くなかったのだろうか。
 ふと気が付けば、俺の目は優凛ちゃんのメスっぽい部分を凝視していた。

 周りに男がいない女子校生だからなのか、優凛ちゃんの仕草は実に無防備だった。自分のカプセルに座っていればいいのに、わざわざ地図を説明するために俺のカプセルのほうへ移動してきた。密着するような距離で右横に座った優凛ちゃんが、スマホを覗き込んでくる。
「ちょっとマップアプリ出してもらえますか? ありがとうございます。このへんに良い喫茶店があってですね、お兄さんが良ければそこのクレープを──」
(で……でかいな……)
 きらびやかなカフェ・スイーツを映し出すスマホ画面。そんなものより、ちょこんと横に座った優凛ちゃんの魅力に目を惹かれてしまう。
 ──ばるんっ♡ ぷるっ♡ ばるぅん♡
 ──たぷ♡ たぷたぷ♡ どたぷぅんっ♡♡
(すっげ……揺れてる揺れてる……揺れすぎだって……!)
 小さな左手がスマホをいじるたびに、手より顔より巨大な恐ろしいほどの爆乳がゆっさゆっさと弾んでいた。Gカップ、Fカップなんてグラビアアイドルではよく言うけれど、そんな雑誌の顔でさえ太刀打ちできないほどのおっぱいだ。
 Jカップ? Kカップ……? このムッチムチの長乳をどう表現すれば良いのだろう。少なくとも、青いTシャツが引っ張られて生白い素肌をたっぷりと晒していることは確かだ。
 チラチラと胸元を見下ろすと、鎖骨のあたりにほくろがあるのを見つけた。目線がバレてもほくろが気になっただけって言い訳できちゃうんじゃないかとふざけた考えが浮かんでくる。実際はもうホクロでさえ性的に見え始めているのに。
 そこから少し高度を下げれば深々と出来上がった谷間がある。みっちりと肉を仕込んだデカパイの狭間。どれだけ暖かくて柔らかいものなのだろう。触ってみたい。自分のモノを挟んでみたい。そんな妄想が膨らんで、どんどん優凛ちゃんのエロさに引き込まれてしまう。
 そんなことを思っていると、急に右腕が不可思議な感触に襲われた。
「うぉ……っ」
 反射的にバッと身を離した。心臓がバクバク鳴っている。おっぱいだ。優凛ちゃんのおっぱいがぶつかったんだ。でも物凄く柔らかかった。マシュマロの山にぶつかったみたいな心地よさ。ふにゅんと乳肉に沈んだ感触が二の腕に残っている……。
 や、やっぱりノーブラだよなあれ。硬い布の感じがしなかったもんな。谷間の感じも……うぉっ! よく見たら、乳首まで浮き上がってる……なんだよこれ……爆乳すぎてブラジャーが合わないとか? そんなことあるか? 俺を誘ってきてるのか……?
 こんなラッキーなことがあっていいんだろうか……これほど可愛くて良い子に出会うなんて……こんなことをされたら、オナニーのオカズにしてしまいそうだ。
「あれっ? あ、す、すみません。当たっちゃいましたね……?」
 一方の優凛ちゃんは、鼻息を荒くした俺を見て済まなそうに声をかけてくる。エロい身体が触れて謝ってくる女の子ってなんだよ。スケベすぎるだろ。
「えっ、あ、ああ!! ぜ、全然大丈夫……」
「すみません、私ちょっと胸が大きいから……彼女さんとか居たら申し訳ないです」
「い……居ないよ。だから大丈夫、ははは」
 正直なことを言いつつも、内心では勃起しだした股間を誤魔化すほうに必死だった。こんな誠実な子にエロい目を向けているって知られたら一巻の終わりだろ。せっかく仲良くなれたのに、横に座られたくらいで興奮するなんて。童貞すぎる……。
 すると、誤魔化しの笑顔をどう受け取ったのやら、優凛ちゃんはパアッと顔を明るくした。
「そうなんですか? お兄さんカッコいいのに勿体ないですね……あ、でも、それならもう少し近くに寄ってもいいですか?」
「う……うん! 全然いいよ」
 な、なんだこれなんだこれなんだこれ。メチャクチャ懐かれてる。ぶっとい太もももデカパイも俺の身体にくっつくぐらい近寄られてる。良い香りまで漂ってきて……くっそ。ポーチを腰に乗せとかないと、絶対ギンギンなのバレる……もっとくっついてたいけど、これ以上はほんとにやばい……!
「ご……ごめんね優凛ちゃん。俺、今日かなり歩いてきたから汗くさいかも」
「そうですかね? すんすん……私は気になりませんよ。男らしいって感じで好きですけど」
 匂われて好きとか言われたらこっちが気にしちゃうんだって……優凛ちゃんの身体を……! こんなに無防備で優しく接してくれるエロい女の子、現実に居ていいのかよ……!?
 そんな風に頭をグルグルさせていたら、優凛ちゃんが顔を覗き込んでくる。何を言われるかと焦ったが、くりくりした目はじっと俺の顔を見つめて、心配そうに眉を寄せた。
「あぁでも、なんだか顔色が悪そうですね……お兄さんがお疲れなら、そろそろお風呂に入ったほうがいいかもしれませんね」
 彼女はあくまでも俺に優しくしてくれるようだ。勃起がバレていなくて済んだ安心感と、真面目に心配されている罪悪感とで変に落ち着いてしまう。うん。落ち着け落ち着け。見るな。身を乗り出してきてるせいで膝におっぱいが当たりそうなのとか見るな。直視したらますます勃起がバレてしまいそうだ。
「ココってお風呂も良い設備なんですよねー。露天風呂ありますし、サウナありますし、あと薬湯とか」
「へ、へぇー! そうなんだ。それは豪華だね」
 元の座り方に戻った優凛ちゃんを見て安心したのも束の間、彼女はさらに無自覚なエロさを見せつけてきた。
「ほら、どうですか? イヤじゃなければ私も匂ってみてください。えっと……さっき入ってきたばっかりですし、こういうトコまで良い香りになるって評判らしいですから」
 左腕を上げて半袖をずらし、もう片手で、くぱぁ……とワキを開けるポーズ。秘所を見せびらかすような大胆すぎる行為だった。俺を励ましたい気持ちと変なことをしている自覚とが混ざっているのか、女性らしい恥ずかしさを顔に出しているのがまたソソる。どれだけオスを欲情させたら気が済むんだよ……!
「えと……は、はーい。深呼吸してくださーい」
 照れ隠しみたいに促される。正直もう言われなくたって深呼吸したい気持ちでいっぱいだった。すぅ~っと鼻で空気を吸い込んだら、確かにハーブっぽい香りがする。さっき髪から香ってきたのもこんな匂いだった。
 心を落ち着かせるような薬湯の跡……でも、正直に言うとこれがメチャクチャ心臓に悪い。香るのはハーブだけじゃなかったからだ。端的に言えば、メスの匂い。優凛ちゃんの汗のニオイ。しっかり身体を洗い流したあとなのに、湯上がりの暖かさでまた出てきてしまった汗の香りがキチンと処理された腋のあたりに漂っている……生々しいニオイ……男を興奮させるニオイだ……。
「い……良いニオイだよ。すごく良いニオイ……」
「気に入りました? じゃ、じゃあ長~く浸かるのがオススメですよ」
 くんくん嗅ぎまくっていると、さすがに恥ずかしくさせてしまったようで優凛ちゃんの体勢がようやく元に戻った。まだち×ぽに来る残り香がしているし、全身から香ってくるイイ匂いの裏にあんなエロ臭を隠しているって思ったら余計ムラムラするけど……。
「うん……そ、そうするね。サウナと合わせて往復しちゃおっかな」
「お兄さん、サウナ入る人なんですね。じゃあ最後にこれだけ! お近付きの印に、サウナマット貸してあげますよ」
「えっ?」
 言っていることがよく分からなくて聞き返してしまう。優凛ちゃんは『それもそうか』という感じで微笑み、サッと床に降りて自分のロッカーを開けた。
「サウナの中にタオルが置かれてることあるでしょう? あれの代わりに、折りたたみのマットレスを自分で持ち込むんです。女の人はけっこう使うんですよ~、無いと腰が痛いし他人の汗が気になるとかで。さっきお兄さんも自分の汗を気にしてたので、マイサウナマットを持ち込んだら気楽かなって……」
「…………………………」
 わざわざ親切な説明をしてくれているのに一切返事ができない。
 それは俺の足下にとんでもない光景が広がっているせいだった。
(なんだ……この腰つきは……)
 一言で言えば、安産型のデカケツ。ロッカーを漁る優凛ちゃんはお尻を突き出すような格好になっていた。彼女が身にまとう黒色のスカートは後背位みたいな姿勢を取るには短すぎたのだ。短めの生地はほっそりとした腰から広がる巨大な骨盤に邪魔されて、若々しい青と白のしましまぱんつが丸見えになっている。
 パンツの柄こそ可愛い系だが、着用している優凛ちゃんの女体はセックス向きにできているからたちが悪い。綺麗に並んだはずの横線は丸みを帯びた巨尻に沿って歪み、男の顔を埋めるための枕みたいになっている。ふりふり、ふりふり、自分のエロさに無自覚な腰振りが陰茎を苛立たせてくる。
 おっぱいと違って覆うものがあるだけマシと言いたいが、エッグい食い込みでモリマンの土手スジを浮き立たせているところからするとパンツがあろうがなかろうが関係なさそうだ。カラダがスケベすぎてロクに隠せていない。フリフリするごとに徐々に生尻の面積が増えていき、ときどき思い出したように右手を動かして食い込みを直しているのだが、それも俺の視点からじゃ完全に丸見え。こんなのチ×ポねだられてるのと変わらないだろ……ッ!
「あれ……おかしいなー、どこだろ……」
 優凛ちゃんの探し物はなかなか見つからない。ああくそ、お尻もドスケベだけどおっぱいデカすぎて裏乳見えてるのもめちゃくちゃエロいな……。
 このまま背後でシコってやろうかと思い始めた頃、カバンの中身が奇妙なことに気が付いた。奇妙というか、本人同様あまりにも警戒が緩すぎる。大事なものが全部見えているのだ。
 替えのものと思われるレースつきの白パンティ。異常なサイズの黒いブラジャー……は、ホックが壊れてる……? さっきノーブラだったのはそういうことか? 乳がデカすぎたのか、何かあって壊れた? 他にも、シワを残したシャツやワンピースが見えるけど……え、ま、待てよコレ。
 カバンの中に、オナニーグッズまで見えてる……! あれはローターだろ。隅っこにあるのがエグい形のディルド。きっちりローションまで旅先に持参してやがる! ソレと一緒くたにされてるのはピンク色の……手袋? 靴下? なんかTバックっぽいのも見えるし……! なんだよこの子……エロいの無自覚に見えて、ムッツリドスケベ女かよ!
 完全に脳みそが優凛ちゃんのエロさに呑まれたとき、ようやく彼女が振り向いてきて──
「おまたせしました! 折り畳み式でポーチに入れられるので、手首にヒモ通して……え?」
「…………あ」
 やばい。
 視線が完全に俺の股間を見つめてる。
 一瞬にして顔を真っ赤にした優凛ちゃんは、開けっぴろげなカバンとフル勃起状態の苦しそうなズボンを交互に確認して……。
「お……う……み、見えちゃってましたか……?」
 自分がパンツと谷間を晒していたことにようやく危機感を覚えたのか、腕で隠そうとしているが……その仕草すらエロく見えてしまう。なんだかもう手遅れだった。
 このままエロいことを迫ってみるか──
 一瞬そう思いかけて、童貞らしくその考えを翻した。
 冷静に考えたら、いくら相手が無防備でイイ身体をしていても、同意を得ずに性欲向けてたらセクハラはセクハラ。性犯罪に片足を突っ込んでるわけだ。
 せっかく仲良くなれたと思ったのに、こんな勃起姿を見せてしまって……優しくしてもらえた恩を仇で返すようなマネをしてしまった。
「ご、ごめん!! さっきまでのことは全部忘れて!!」
「あっ?! お兄さん、マットは!?」
 最後まで真心を向けてくれることに強烈な罪悪感を覚える。
 俺は返事をすることもできず、大急ぎで走り去った……。

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