本販売日:2026/05/22
電子版配信日:2026/06/05
本定価:1,089円(税込)
電子版定価:1,089円(税込)
ISBN:978-4-8296-4877-3
亡き父の仇に捕らわれ、水江姉妹は地下室の肉玩具に!
父を殺めた巨根に狂わされ、中出しに噎び泣く牝犬へ。
裏穴にプラグを埋められ、強要される禁断のレズ愛撫。
魔窟を逃げ延びた先で二人を待つ、常連客たちの裏切り。
即尺、混浴プレイ、ローション地獄、まな板ショー……
特殊浴場と化した銭湯で生贄に供される看板姉妹。
プロローグ
第一章 奴隷所有権 狙われた水江姉妹
第二章 地下室調教 雪乃・強いられた絶頂
第三章 父の仇に犯されて 汐理・屈辱の種付け
第四章 百合と肛姦 剥奪された人権
第五章 交姦姉妹 愛する人の前で
第六章 強制ソープ嬢 極道の妻にされて
本編の一部を立読み
プロローグ
「あなた。ねえ、触って」
歌うような優しい声が、隣の寝室から聞こえた。
「どうした?」
居間でテレビを見ていた男は慌てて立ち上がる。
「……赤ちゃん、動いたかもしれない」
「本当かい?」
飛ぶように寝室に行くと、妻の暁美がベッドに座っていた。
黒目が大きく、笑うと両頬にえくぼがくっきりと刻まれる。首と腰が細く、それでいて胸と尻がぷっくりと大きかった。
昔は聖子ちゃんカットの似合う少女だった。今もその雰囲気のままだ。
二人目の子どもを身ごもっている腹は、ほんの少しだけ膨らんでいるのがわかる程度。パジャマの膝には、四歳の娘が頭を乗せて、すやすや眠っている。
男は娘を起こさないようにゆっくりと、妻の下腹部に手を当てた。
優しく、掌で赤ん坊ごと包み込むように。
「ね、ほら。動いてる。にゅーって。分かる?」
妻がはしゃいだ声を上げた。
掌が、波打つようなかすかな動きを感じ取る。
「うん……動いてる。動いてる。……暁美、ありがとう」
不意に感極まって、男は妻を抱きしめた。
「うふふ、どうしたの急に。甘えん坊さんね」
「まだ信じられないんだ。君とこんな風に幸せになれるなんて」
「なに言ってるの。あなたがあの時、助けてくれたから……。だからでしょう。これから先だって、ずうっとそうよ」
妻は子供をあやすように、男の背を叩く。
「ああ、これからもずっとだ。何があっても、ぼくが君を守るから……」
十二年前の真夏の夜、妻はヤクザに強姦されかけた。
町の銭湯《水江湯》の看板娘である妻は、当時十八歳。町のマドンナだった。
それゆえに運悪く目を付けられた。路上で襲われ、卑猥な性具をたっぷり積みこんだ車に連れ込まれた──それを間一髪のところで、偶然通りかかった彼が助けたのである。
そのまま交際が始まり、六年前に結婚。
めでたく女の子をさずかり、今は二人目の子供が妻の腹にいる。
「……そろそろ、出所するわね、あの男」
ぽつりと、妻が言った。同じことを考えていたのだろう。
犯人は強姦未遂で逮捕され、長い裁判の末懲役十年となっていた。
もうそろそろ刑期が明ける。いや、もう既にこの世に解き放たれていてもおかしくはない時期だった。
「大丈夫だ……大丈夫。僕がいるから。君も、雪乃も、赤ん坊も。全員、守るよ」
男はお腹の子供ごと、妻を抱きしめた。
膝で寝ていた娘が目をこすりながら顔を上げる。
「パパ、ママ、ネンネしないの?」
その愛らしい仕草、声に、男は顔をほころばせて娘を抱きしめた。
この幸せを奪われてなるものか。絶対に守る。守らなくてはならない。
──そんな光景が、死にゆく男の脳裏をよぎった。
(どうして……誰だ……)
水江湯から少し離れた私道で、見知らぬ男とすれ違った。それだけだと思った。
次の瞬間後ろからドンと突き飛ばされ、背中が灼ける感覚があった。
「佛川組、小山勇。《親父》──巌本克洋の借りを返しに来た」
腹を押さえて呻く男に、若い声が名乗りを上げた。
「暁美さんは、親父のモンだぜ」
再び、背中が熱くなった。男の意識はふっつりと途絶える。
1998年の春のことだった。