08/07 電子版発売

勝ち気な母が牝の本性を見せるとき

著者: 艶満

本販売日:2026/07/23

電子版配信日:2026/08/07

本定価:935円(税込)

電子版定価:935円(税込)

ISBN:978-4-8296-4887-2

「もう……こんなガサツなおばちゃんに欲情しなくたって」
整備工場長の勝ち気な美母が、愛息の強引な誘惑に陥落。
レスに悩むボディは、巨根に貫かれて牝の悦びに目覚める。
裸コートで電車、夫がいる傍での交尾、羞恥のアナル開発……
秘密を握った叔母も加わり、血を分けた三人による密通。
服装も化粧も無頓着だった38歳の母が淫らに開花する夜!

目次

第一章 美人だけどがさつな肝っ玉母ちゃん

第二章 息子の巨根に堕とされていく三十八歳

第三章 きれいになった母ちゃんを皆にお披露目

第四章 若叔母に嫉妬する可愛い母ちゃん

第五章 おしゃれな叔母さんの淫蕩な裏の顔

第六章 禁忌の愛欲と不実の子作り

エピローグ 幸せな托卵生活

本編の一部を立読み

第一章 美人だけどがさつな肝っ玉母ちゃん

 駅から五分の立地にある、二階建ての一軒家。トタン作りの自動車修理工場と、乗用車数台分の駐車スペースと隣接している。掲げられた看板は『藍野モータース株式会社』と読めた。
 ここが、藍野修太の家だ。今日も工場から機械音が響いている。小さいころから聞き慣れた音だ。彼の子守歌は、ボルト留めやハンマーや溶接バーナー、そして塗装スプレーの音だった。
「母ちゃん、ただいまっ!」
 修理の音に負けない大きな声で、母に帰宅を報告する。
「おかえりっ! 修太、着替えてちょっと手貸してっ!」
 母である紗季が、負けじと大声で応じる。女とは思えないほど力強く、勢いのある声だ。常日頃腹筋を鍛えているだけはある。
(やれやれ……面倒だし宿題もあるが……。しょうがない……)
 ため息をつきながらも、少年は簡易更衣室に入る。ビニール製のカーテンを閉めて制服を脱ぎ、作業用のつなぎに着替える。壁にかけられた鏡に、自分を映してみる。さすがにつなぎはあちこちすり切れて、機械油の染みも目立つようになってきた。そろそろ買い換える必要がありそうだ。
「母ちゃん、なにを手伝えばいい?」
 軍手をはめ、車両のエンジンを修理する母の脇に立つ。
「十二番の棚から、予備のプラグ。それと、ボルトとネジ留め剤頼む」
 紗季はボンネットの中を覗き込んだまま応じる。よほど手が離せないと見える。額と前腕には、玉の汗が浮かんでいる。
 彼女は三十八歳既婚で一児の母。長身で肩幅の広い筋肉ウーマン。大雑把に結ったセミロング黒髪に、シュッとしたフェイスライン。それらと相まって、つなぎを着ていると一見して男にも見える。
 が、その胸元を見れば、男と見誤る者はいないだろう。厚手のつなぎでも隠し切れないふたつのふくらみは、パッと見てもメートルに届いている。
 修太のサポートを受けて、修理のスピードは格段に上がる。軍手をつけた母の両手が躍り、エンジンの主要部品をたちまち交換していく。
 なにせ、九十年代のドイツ製高級車だ。部品も手に入りにくいし、修理整備が可能な工場や整備工も限られてくる。が、この道二十年近い紗季の手並みに危なげはない。故障箇所が的確に修復されていく。
「よし。エンジンかけてみるよ」
 汚れないようにビニールをシートにかけ、紗季は運転席に乗り込む。エンジンキーを回すと、豪快なスタート音が工場に響く。近年のハイブリッド車やEVとは違う。いかにもイグニッションという感じの音だ。
 彼女はさらにバックと前進、右折と左折を試してみる。問題はない。音は安定しているし、アクセルとブレーキ、ハンドルの操作に従って動く。
「おお。直ったみたいね。預かったときはエンジンすらまともにかからなかったのに。すごい……」
 タオルで汗を拭った少年は、母の技術に素直に感心する。
 三日前運ばれて来たとき、この車は自走するのがやっとの状態だった。それが、一発でエンジンがスタートするまでに直るとは。
「お疲れ様母ちゃん。はい水」
 そう言った少年は、母にミネラルウォーターのペットボトルを手渡す。自動車整備は、想像以上に水分を失う。水分補給は大変重要だ。
「ありがと。ん、美味しい」
 軍手を外してタオルで汗を拭い、紗季は喉を鳴らして透明な液体を飲み干していく。かなり根を詰めていたらしい。
 つなぎのジッパーを降ろし、襟をパタパタとさせる。インナーはタンクトップだ。胸の谷間がやたらとまぶしく卑猥だ。
(まったくこの人は……。少しは周りの視線てものを……)
 修太は呆れながらもほおを染める。母は時折こういうところがある。己の美貌と色気に、やたらと無自覚なのだ。
「さてと……。修太ご苦労さん。お母ちゃん、銀行に行ってくるからね」
 紗季はつなぎ姿のまま言う。一応手は洗っているが、身体のあちこちに機械油がついたままだ。もちろん顔にも。
「母ちゃんさあ……。出かけるなら顔洗って髪とかしてからにしなよ……。せっかく美人なんだからさあ……」
 母の容貌を見て、少年はひとこと言わずにはいられない。オイルがついた肌にバサバサの髪。土台が美人なのに、実にもったいない。
 もともと美しいのだ。シュッとしたフェイスライン。吊り目がちで透き通った猫目。キリッとした眉。宝の持ち腐れとはこのことだ。
「よけいなお世話。ここはもういいから宿題やんな」
 紗季は取り付く島もない。申し訳程度に更衣室の鏡を見て、タオルで最低限顔を拭く。そのまま、通帳を取りに母屋に向かってしまう。
(確かに……仕事はモデルや女優じゃなくて修理工だけどさ……)
 着替えながら、修太は諦念のため息を漏らす。
 母が、自動車修理という仕事にプロ意識とプライドを持っているのはわかる。が、それは女磨きを怠る理由にはならない。
「さてと……。少し整えるかな……」
 洗面所に足を運んだ少年は軽く洗顔をする。自室に戻り、スタンドミラーを立てる。肌の手入れをし、軽くメンズメイクをする。
 幼いころから、やたら美意識が高かった。化粧っけがなく男勝りな母を反面教師にしてきたためだ。手前味噌だが、中性的なイケメンだと自負している。実際、メンズモデルもしているのだ。
 工場から戻ったばかりとはいえ、容貌を整えないなど少年の矜持が許さない。誰も見ていない場所でこそきちんとしなければ。
(母ちゃんも……ボクならコーディネートできると思うんだがなあ……)
 自動車を修理する母の横顔を思い出しながら、修太は思う。思わず見惚れるほどの美しさなのだ。フェイスラインはシュッとして派手め、どちらかと言えば男顔。だが、充分に見目麗しいと言える。髪や肌の手入れ、そして化粧に無頓着というデカい玉に瑕がなければだが。
 自分も折に触れて、紗季に申し入れてきた。ヘアメイクや美容、肌の保湿、できるだけ簡単なコスメ。が、そのたびに丁重に断られてきた。
 やる理由がない。いちいち直している暇がない。見せる相手もいない。エトセトラエトセトラ。
 なにかきっかけがあればいいのだが。まつげを整えながら、少年は本日何度目かのため息をついた。

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