11/06 電子版発売

人妻捜査官・美優【魔指の囮】

著者: 御前零士

本販売日:2026/10/23

電子版配信日:2026/11/06

本定価:935円(税込)

電子版定価:935円(税込)

ISBN:978-4-8296-4907-7

新婚半年、正義感に燃える人妻捜査官・宮下美優。
姪を脅迫のネタにされ、卑劣な魔指に差し出す身体。
満員電車で胸を露わにされ、秘唇を弄ばれて絶頂する。
夫を眠らせたリビングで貫かれ、開発されるアナル。
裏社会の獣たちにも貪られ、開花する背徳のM性。
夫への罪悪感を抱きつつ、淫らな性奴へ堕ちていく。

目次

第一章 通勤ラッシュの罠 スカートの中へ這う痴指

第二章 捜査官・美優の追撃 金の力による揉み消し

第三章 脅迫の車内愛撫 満員電車での乳房責め

第四章 新婚の聖域を侵す魔手 眠る夫の前で

第五章 拒めぬ肛門開発 アナルへの生挿入

第六章 野外公園での交尾 覗き魔に見られながら

第七章 急行電車のダブル痴姦 前から後ろから

エピローグ 新たな決意

本編の一部を立読み

第一章 通勤ラッシュの罠 スカートの中へ這う痴指

 新たな学期を迎えて二週間が過ぎた。大学一年生の狭山莉々はその日の朝も駅のホームで溜め息を吐く。電車を待つ人の群れに阻まれ、真っ直ぐに歩くことすら難しいからだ。忙しく行き交う利用客を避ける度に、背中の中程まで伸ばされた艶やかな黒髪がさらりと揺れる。
(もう……。でも我慢しなきゃ、お互い様だもん)
 赤の他人との接触を余儀なくされる満員電車は、清潔を好む乙女にとって苦行そのものと言える。今回も人垣に揉まれるのは確定だ。仕方のないこととは言えやっぱり気が滅入る。莉々はまた溜め息を吐き、トートバッグを両手で持って乗車待機列に加わる。
 乗る予定の種別は急行で、大学最寄り駅までの乗車時間は約二十分。十両編成のそれには最後尾に女性専用車両が備わっている。しかし乙女が並んでいる位置は編成の中程だった。最後尾に乗りたいのは山々なのだが、あまりに混雑が酷くて一般車両を使うしかないのだ。
 暗い面持ちで俯く女子大生を、通りすがる男性客が見遣っておっと目を丸くする。表情が曇っていても、莉々には異性を惹き付ける眩さがあった。
 莉々は身長百五十五センチと小柄な部類に入る。しかしボディラインは流麗ですっかり〝おんな〟だった。バストはトップ八十五センチのDカップをして、ウエストは見事にくびれて五十四センチ。数字だけ見ると胸元の膨らみは控え目だが、実際には見事なボリューム感がある。若さを漲らせて張り詰め、つんと上向いているからだろう。
 ヒップは八十五センチで、小振りながらも優美な丸みを帯びている。これと言ったエクササイズはしていないが垂れることなく、柔らかさと弾力を両立している。染みひとつない白くなめらかな尻肉も魅惑的で、相対した者は思わず頬擦りせずにはいられないはずだ。
 軽い近視のために普段から縁なし眼鏡を掛けているのだが、顔立ちも可憐に整っている。長い睫毛に縁取られた瞳は穢れなく澄んで、見詰められたら赤面せずにはいられないだろう。形の良い小鼻と言い桜色の唇と言い隙がなく、笑みをこぼせば並びの良い白い歯が覗く。
 長袖ブラウスにロングスカートというお堅い出で立ちのせいで一見では分からないが、肌の白さも特筆ものだ。きめが細やかなそれは透き通るかのようで、ミニスカートを穿けば煙るように輝く太腿に男たちの視線は吸い寄せられる。そして撫で回して舌を這わせたい衝動に駆られるはずだ。
 そんな莉々だがこれまで交際の経験はない。恋愛に興味はあるのだが、どうにも奥手な性格で常に一歩引いてしまうのだ。それに歳上の男性が好みなのも影響しているだろうか。だから同年代の男子たちから告白をされても取り敢えず断ってしまい、キスすら未経験のまま気付けば大学生となっていた。
 友達が次々に恋人を作って〝おんな〟になってゆく状況だったが、焦りは感じていない。処女喪失が早ければ良いというものではないし、最高の思い出となる形で大切な人に捧げたいと考えているからだ。しかし肉体は健やかに成長を続け、それに従って性欲も強まってくる。物静かで大人しい印象の莉々ではあるが、性への興味は募る一方だった。
 初めて股間へ指を這わせたのは中学に上がった頃だ。友達との何気ないおしゃべりの中でエッチな話題になり、オナニーが気持ち好いものだと聞いたのが切っ掛けとなった。
 家族が寝静まった深夜に自室でベッドに潜り込み、妖しい背徳感を覚えながらパジャマの前をはだけ、ショーツの中へ右手を潜り込ませて──そっと右中指の先でクリトリスを撫でた瞬間、息も詰まる甘い痺れが走ったことはあまりに衝撃的だった。
 胸の先を摘まんだり転がしたりすると、あそこから湧き上がるものとはひと味違う快感が得られるとも知った。なんだか罪悪感を覚えもしたが、好奇心を抑えるのは難しかった。そしてオナニーを始めて三日と経たずにオーガズムを得たのだった。
 快感の頂は意識が宙に溶けてゆくかのようで、頭の中が真っ白になった。身体が勝手に痙攣を起こし、いやらしい声を漏らさずにはいられない。その際の身体の変化にも驚かされた。乳首が硬く勃起してクリトリスがぷっくり膨れ、膣内が温かなとろみで濡れそぼるのだから。
 女体の神秘に触れて感慨深かった一方で、ひとつ不安も覚えた。オーガズムには後を引く麻薬的な甘さがあって、もう一度、もう一度と味わいたくなってしまう。その傾向は生理前が顕著で、一日に十回近く指を遣ったこともある。恐らく自分は性欲が強いのだろう。もし恋人ができたら、この秘密は絶対に知られてはならない。淫らな女の子だと軽蔑されて捨てられては泣くに泣けない。
『……一番線、お下がりください。まもなく電車が到着します』
 駅員の案内放送が耳に入り、莉々は背を正して電車の到着に備える。電車通学を始めて二週間が過ぎたが未だに緊張が抜けない。利用するのは一般車両であり、しかも朝のラッシュ帯に直撃するため乗客は寿司詰め状態だ。乙女がなにより恐れているのは痴漢に遭ってしまうことだった。
 性犯罪に巻き込まれるのを避けたいのであれば、女性専用車両を使うのが確実で手っ取り早い。しかしそれは他の女性客も同じだ。一両しかないそこへ彼女らが殺到するのだから当然乗れない者も出てくる。莉々はまさにその状況に置かれていた。
 通学に使う急行電車の最後尾車両は到着時には既に満員だ。ドアが開いても降りる者はおらず、なのに新たな客は乗り込もうとする。だから混雑状況は他の車両より遥かに悲惨なものになる。運良く一度だけ乗り込むことができたのだが、その体験は最悪のひと言に尽きた。
 身動きひとつできない密着状態は女性同士だけにまだ我慢ができた。だが重く淀んだ空気はどうしても耐えられなかった。それぞれの女性客から発せられる香水や化粧品の匂いが混じり合い、悪臭と化してしまうのだ。そのせいで下車する頃には気分が悪くなり、一時限目の授業に遅刻する羽目になった。
 不可抗力による遅刻なのだが、それが毎回通用するほど世の中は甘くない。他に通学の足もなく、莉々は仕方なく一般車両に乗ることにした。そこは女性専用車両に比べれば混雑振りはましな方で、空気の淀みも我慢できるレベルだった。見知らぬ男性と密着するのは嫌だったが、彼等もそこは弁えていて向かい合ってくるような者はいなかった。
 これでどうにか通学の手段は確立できた。残る問題は痴漢だけだが、こればかりはひたすらに気を張るしかない。でも明るい材料はある。近年は各鉄道会社が痴漢撲滅に力を入れていて、それぞれに鉄道特別捜査団を設立して目覚ましい活躍を見せているのだ。彼等の献身的な働きによって、電車内での犯罪行為は減り続けていると聞く。ひとりで満員電車を利用する女性にとってこれほど心強い存在は他にない。
(美優姉、今日も頑張ってるのかな……)
 莉々は叔母の美優を思い浮かべる。宮下美優──彼女は母の姉の子で、去年大学時代からの交際相手と結婚して名字が瀬川から宮下となった。美優は豊島鉄道特別捜査団に所属する特別捜査官だ。彼女には幼い頃から良く遊んでもらったりしていて、莉々には姉のような存在だった。同性の自分でも見蕩れてしまうほどの美貌と抜群のスタイルをして、立ち居振る舞いは凜として格好良い。曲がったことが嫌いな性格で、特別捜査官になったのも頷ける。
 彼女とは現在も付き合いがあり、大学進学に伴って電車を利用すると話をしたところ、親身になって色々と助言をしてくれた。
 美優から教わった痴漢への対処法は、すぐに大声を出して周囲に助けを求めることだった。だが気弱な自分には少しハードルが高く、いざという時実践できるかどうか自信がない。大事なのは性犯罪者に隙を見せないことだろう。肌の露出を極力避けて地味目の装いを心掛け、目立たないようにするのだ。目標にされなければ大声を出す必要もなくなる。
(大丈夫、これでいけるはず)
 莉々は自分の痴漢対策に手応えを感じていた。事実、満員の一般車両を使い始めて二週間が経つが痴漢には遭っていない。だが人生経験の浅い乙女には、その対策が真逆の効果を生むとは知る由もなかった。
 入構した急行電車がホームドアに続いてドアを開き、乗車の待機列がぞろぞろと動き出す。小柄な女子大生は見る間に男性の人垣に包まれてゆく。周囲にOLらしき女性客がちらほらと見受けられるのが僅かだが心強い。彼女たちだって普通に利用できているのだから自分だって大丈夫なはずだ。
「……う……」
 乗車の流れにはほぼ逆らえない。されるがままに車内へ押し込められた莉々は、丁度車両の中間辺りが立ち位置となった。周りをスーツの背に囲まれ、もう他の女性客の姿を見ることは叶わない。これから降車駅までの凡そ二十分間、このままの状態で耐えるのだ。乙女は太腿の前でトートバッグの持ち手を両手で握り締め、細い足を肩幅に開いて床を踏みしめる。そしてドアが閉じ、ややあって電車はごとりと動き出す。
 急行電車がなめらかに速度を上げ、車内は耳障りな走行音で満たされてゆく。だが静粛過ぎるよりうるさい方が気が楽だ。静まり返っている中で他人と密着し続けるのはあまりに気まずい。女子大生は俯いて小さく溜め息を吐き、苦痛の時間から早く解放されることをひたすらに望む。
(……え、なに?)
 電車が走り出して三分ほど経った頃だろうか。人いきれと人垣からの圧力で美貌をうっすらと紅潮させていた莉々は、背後に不穏な気配を覚えて息を詰める。なんだかいつもと様子が違う気がする。真後ろにいる男性客がやけに密着してくるのだ。僅かに右へ振り返った乙女は思わず硬直する。真後ろの男性客はこちらに背を向けていないのだ。
 カーブに入った電車が揺れて、寿司詰め状態の立ち乗り客も一斉に揺れる。華奢な女子大生も揺らされてしまうのだが、背後の男はぴったりと密着して離れない。まるでその位置を死守するのを目的としているかのようだ。
 そして男の真意はすぐに明らかとなる。揺れが収まってひと息吐いた、まさにその時だった。ロングスカートを穿いたおしりになにか硬い物体が押し付けられるのが分かって、莉々は長い睫毛をはっと跳ね上げた。
(……な……っ、これって……)
 押し付けられた物体は縦長で、生地越しに丁度おしりの谷間へはまり込んできた。二秒、三秒と時が過ぎてゆくにつれ、女子大生の美貌は次第に紅潮を強める。背後に陣取られたこの状況から、押し付けられているのは男の下腹部だと分かる。硬い縦長の物体は勃起した男性器だった。
「……っ、はぁ、はぁ……」
 突然のことで脳裏が一気に混乱する。莉々はやっと呼吸を再開するも深く息を吸えない。危機を察した肉体はその間に感度を増し始める。それは感覚を鋭敏にすることで安全を得ようとする無意識の反応だ。だがそのせいで乙女の意識は余計に掻き乱される羽目になる。望んでいないのに、押し付けられた物体の特徴が次々に分かってくるのだ。
 まず息を呑まされるのが、棒状物体から発せられる異様な熱さだ。何枚も生地を挟んでいるのにおしりの谷間をじりじりと焼いてくる。まるで燃えているかのようで、乙女は両の腋を見る見るぐっしょりと汗で濡らす。
 擂り粉木の如き硬さにも驚かずにはいられない。処女の莉々はまだ男性器に触れた経験がなく、授業で習った不充分な知識しかなかった。その知識と実物があまりに違うために、中々現実を受け入れられない。
(こんな、うそ……。信じらんない……)
 ペニスは普段萎れていて、生殖の際には血液がそこへ集まって体積や硬度を増すらしい。だが習ったのはあくまで外見の変化だけで、これほどかっかと熱を放つとは知らなかった。硬さも同様で、紙上からは確かめられないものだ。
 男性器を代表する特徴を強引に感じさせられ、乙女の美貌は青ざめ始める。いつか恋人ができてベッドに押し倒されたら、この尋常ならざる物体が自分の中に入ってくることになる。こんなに熱くて硬い物体で貫かれたらと思うと怖くて足が震えてしまう。
「…………っ」
 硬直しきってなにもできずにいたその時、おしりの谷間に嵌まった膨らみがゆったりと上下に動く。女子大生はびくっと身を震わせ、ぞっと背筋を冷やす。男のものが動いたせいでそこに意識を引っ張られ、汚根の威容を嫌でも思い知らされる。不潔感も遅れて込み上げてきて、総身にふつふつと鳥肌が立つ。
(いやあッ)
 うなじの辺りに荒い鼻息が感じられる。それは相手が興奮状態にある証だろう。性的な部分に性的な接触をされるのだから、この男のしていることは明らかに痴漢行為だ。こんな時のために自分の取るべき行動を繰り返し思い描いてきたのに、女子大生はかたかたと震えるばかりで声を上げられない。頭の中が掻き乱されるあまり、能動的に動けないのだ。
 莉々は身を竦めて耐え忍ぶ選択をする。それは痴漢に対して最も取ってはいけない悪手だ。しかし恐怖や不潔感でろくな思考ができないのだから無理もない。更に悪いことに羞恥心も騒ぎ出す。痴漢に遭っていると周囲に知られることが恥ずかしく思えてしまい、細い喉は益々凍り付く。
 女子大生の背後に張り付く痴漢男は密かに目を細める。鼻息を荒らげながらも乱雑な動きをせず、辺りに溶け込んで目立たず──何度も場数を踏んだ者にしかできない落ち着き振りだ。だが莉々には相手が痴漢の常習かどうかに気を回す余裕はない。降って湧いた不幸に愕然とし、汚辱感に震えるのが精一杯だった。
(あ……ッ)
 可憐な獲物が抵抗できないと確信して、痴漢は悠々と牙を剥く。ごつめの両手が腕と脇の間に差し込まれ、清楚なブラウスの膨らみをそっと鷲掴みにする。乙女はまたびくっと跳ねて視線を胸元に落とす。これは現実の光景なのか。その部分に触れてきた初めての男性が性犯罪者になるとは思いもしなかった。
 莉々の乳房はふんわりと柔らかだがまだ完熟していない。張りの強い感触からその事実を見抜いたのか、男は微弱な力加減で若い膨らみを揉み立てる。胸に触れられたショックもさることながら、大きな両手が生み出すむず痒さがおぞましくて仕方がない。しかし若い女体は硬直から抜け出せず、されるがままに魅惑の膨らみをこね回されてしまう。
(やめ……てぇ……ッ)
 ほんの少し勇気を出して声を上げるだけでこの窮地から抜け出せる。でも大人しい莉々にはそれができない。叔母の教えを実践しようと自分を奮い立たせるも、やっぱり怖くて口が閉じる。大声を出したら犯人が暴れ出すのではないかと不安に駆られるのだ。
 それに周囲の利用客に助けてもらったらどうなるだろう。当然大騒ぎになって警察沙汰となり、痴漢に遭った事実は公になる。噂はすぐに拡散されて、通っている大学にも届くに違いない。そうなれば謂れのない陰口を叩かれるばかりか腫れ物を触るような扱いをされて居場所を失ってしまう。折角頑張って合格した大学なのに、そんな下らない理由で通えなくなるのは嫌だった。
「……っ、はぁ、はぁ……」
 女子大生は人垣に囲まれてひとり密かに呼吸を弾ませ、時折辺りを気にしながらひたすらに耐える。だがその間にもおしりの谷間では硬い膨らみがゆったりと上下して、両の乳房はブラウスの上からじっくりと揉まれる。混乱の最中にあるせいか、触られていると分かるだけでくすぐったさのひとつすら感じない。それが僅かな救いだ。
 痴漢は相手の気持ちなどお構いなしに欲望をぶつける。触りたいと思ったところを無遠慮に、執拗に──莉々は胸元で蠢く大きな両手を呆然と眺める。自分の身に起こっていることなのにまるで現実味がなく感じられる。男の力加減が妙に弱くて痛みに襲われないのも影響しているだろうか。
(はやく……、はやく……っ)
 被害を周囲に伝えられない以上、乙女には電車が早く次駅に着くのを祈ることしかできない。しかしいつも以上に時の流れは遅かった。何分も経ったはずなのに電車は一向に減速を始めてくれない。はらはらと気が急く間にも痴漢の責めは続き、ともすれば気を失いそうになる。
「ん、く……」
 ブラウスの上からじっくりと胸の膨らみを揉みほぐされ、おしりの谷間では硬い下腹部が粘っこい上下運動を続ける。女子大生は額にじっとりと汗を滲ませ、電車が減速を始めるその時をひたすらに待ち続けた。

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