電車内で清純お嬢様・氷上美咲の初めてを頂いた本郷浩二。
乳首アクメ、初中イキ──毎朝の調教で女体は目覚めだした。
美咲の通う学校に教師として赴任し、次の舞台は学校へ。
校舎裏での露出&羞恥プレイを重ね、さらなる性感を開発。
毎日丁寧に焦らし続けた先に、念願の生ハメ中出しが!
さらに、美咲の幼馴染・小日向飛鳥が催眠術の標的になり……
大好評御礼! 第2巻もプレミア仕様!
フルカラー挿絵5枚&書き下ろし短編つき!
1.夢では終わらない
2.赴任の朝
3.七月一日
4.Black&White
5.開発の成果
6.悪だくみ
7.一人悩ましく
8.スピーカー
9.下準備
10.秘め事は陰の中で 小休憩
11.秘め事は陰の中で 昼休み
12.親しき人、或いは其れは 前編
13.親しき人、或いは其れは 後編
14.テスト前週間
15.開け放つ悦びを
16.見られるわけには 前編
17.見られるわけには 後編
18.本音と建前
19.一線を越えて
20.目覚めていく性癖
21.気持ちに素直に 前編
22.気持ちに素直に 後編
本編の一部を立読み
1.夢では終わらない
氷上《ひかみ》美咲《みさき》の一日は時刻表でもあるかのように規則正しい。
決まった時間に起床し、決まった時間に登校し、決まった時間に就寝する。長らく続くその習慣のお陰もあって早起きも全く苦ではないが、最近の美咲は目覚ましが鳴るより前に目覚める日が続いていた。
美咲が瞼を開くと、早朝ならではのうっすらと淡い青色をした天井。まだ太陽が顔を出し切らない黎明とあって、小鳥の囀《さえず》りも控え目だ。
ベッドの上で仰向けになって目を覚ました美咲は傍らに置かれたスマホを確認する。
「三十分も早く起きてしまいましたね……」
薄暗い中で身を起こすと、サラリとした黒髪が肩口を流れていく。
軽くまどろんだ目を擦りながら辺りを見回すといつもの美咲の部屋の光景だ。
質素とも言えるほどキレイに片付けられた部屋だが、年季の入った桐たんすや上質な一枚板の座卓が、女子学生の部屋としてはやや古風さを感じさせる。
そんな部屋の中、寝起きにもかかわらず美咲の胸はドキドキと大きな鼓動を上げていた。
「また、私は……なんて夢を……ッ♡」
瞬く間に脳内を覆う淫らな記憶に、綺麗な顔がみるみる朱に染まり、思わず美咲は両手を頬に当てて恥ずかしさに打ち震える。
まさしく夢のような――本当にそんなことがあったのかと疑ってしまうほどの出来事から早《はや》数日。
あろうことか電車の中で、婚約者でもない本郷に初めてを捧げてしまったあの日以来、美咲は度々その時の光景を夢に見るようになってしまっていた。
今朝見た夢は殊更に鮮明であり、美咲はカーッと頭から湯気が立ち上りそうなほどに赤くなっていく。今までに美咲はそういった淫夢を見たことは一度や二度はあったものの、自身の経験によってよりリアルに、そして目覚めてもハッキリ思い返せるほどに克明な夢はあまりに刺激的すぎた。
あの日。
ショーツの中に手を入れられ、アソコの中をまさぐられてイった。
アソコを見せつけるかのように座席の上で股を広げ、今度は口で、舌で、存分にはしたない音を立てながら弄ばれイった。
そして最後は自ら「最後までして欲しい」と口にし、本郷のアレを受け入れ――
頭の中がパンクしそうになるほどの恥態の数々がフラッシュバックし、美咲は思わず大きな枕へ顔を押し付け突っ伏しながら身悶えた。
「練習とはいえ、まだ学生ですのに……私は……なんてことを……ッ♡」
はしたない行為の数々に対し、あれは練習なのだと何度も何度も頭の中で言い聞かせる。
そう、あれは氷上家の長女として、恥ずかしくない振る舞いができるようにするための、いわば稽古にすぎない。本郷もそのつもりだからこそ、美咲が言わずとも当たり前のようにコンドームを取り出したし、いくらでもチャンスはあったろうに家へ連れ込むことはしなかった。
「あれは将来に備えてのお稽古なのですから……っ♡」
実際、美咲は次から次へと押し寄せる未知の刺激にただただ翻弄されるだけだった。
本郷の言う通り、もし処女のまま誰かと婚約してぶっつけ本番となれば、どうしていいか分からずうろたえる無様な姿を晒すだけだっただろう。
その点では確かに得るものはあったが――
「ですが……あのようなはしたない真似を……よもや電車の中でなんて……ッ♡」
操《みさお》を大切に守れ。
成人するまでは性行為などご法度だ。
学生は学業に専念せよ。
良き妻となりたくば貞淑さを持て。
耳にタコができるほど言い聞かされてきた言葉だ。
美咲もそうあるべきだと考え、そう振る舞ってきた。
それらの考えに大きく背いてしまったわけだが、罪悪感は不思議とそれほど大きくはなかった。
本郷が言うように「将来に備えた練習」であり、美咲も「勉強」と捉えているためだが、電車の中でというのは些《いささ》かイレギュラーで刺激的すぎた。
特に忘れられないのが、途中で現れたサラリーマンだ。
改札に向かっていくあのサラリーマンがもし振り返っていたら、一体どうなっていたのだろうか?
数日経った今でも、美咲は思い出すだけでそのスリルにゾクゾクしてしまう。
あのサラリーマンが去るまでの間、本郷の股の上に跨がりながら抱き合うような体勢で、はだけたブラウスから覗く大きな膨らみをひたすら舌で愛撫された。敏感になった身体は、肌を舌がヌルリと這うだけでビクビクと反応し、思わず声が漏れそうになるのを必死で堪えたのだが、どうしてもくぐもった声が出てしまう。
その様子を本郷は可愛いと言い、それだけで快感の質がさらに甘くなった。
ざらざらした舌が胸を這いずり回り、谷間の奥の汗を舐め、膨らんだ乳輪をひたすらクルクルと刺激されて、乳首を舐められていないというのにあまりの法悦と背徳感とスリルから、途中からはずっと腰をヒクつかせて甘イキしてしまっていた。
あの数分間の中で明確に覚えているのは「恐怖」を遥かに上回る、底知れぬドキドキ感だ。
「あそこに書いてあるのと、同じことをしたんですよね……っ♡」
美咲は整然と文庫本が並ぶ本棚の一角をチラリと見やり、たぷっ♡としたGカップを抱き締める。
視線の先、ブックカバーのつけられたそれは、毎日のように電車の中で読んでいた官能小説だ。
幾度となく思い描いた、物語の中で行われる密やかな営みと同じことをしたのだ。
小説の中では、男女が誰に見つかるやもしれない様々な場所で致す様が描かれていたが、実際にはそう簡単ではない。もし誰かに見つかってしまえば、最悪の場合本当に全てを失ってしまうだろう。
「やはり、このようなことはあの日限りにしませんと……!」
そう、それが一番だ。
練習とはいえ、節度をわきまえて時と場所を考えるべきであり、ましてや電車の中という公共の場ですることではない。
もし次にそういう機会が訪れたとしても断らなければ。
そう決意を新たにする美咲は、枕に突っ伏したままその練習相手のことを考える。
練習中は常に美咲を気遣って動き、声もかけてくれた。帰りも足腰立たなくなった美咲の腰へ手を回して支え、家の前まで送ってくれた。
常に美咲を思いやる紳士的な振る舞い。
時々意地悪な面も見せるが、本当に美咲がイヤなことは決してしない。
なにより他の異性とは違う、自分の全てをさらけ出してしまいそうになるような安心感。
これは幼馴染の小日向《こひなた》飛鳥《あすか》に言わせれば「運命の相手」というものなのだろうか?
男性が苦手で接点がほぼなかった美咲は自身の感情を上手く理解できていなかったが、少なくとも学校の男子とは違うものを感じていた。
◇
それから数分後。
完全に目が覚めてしまった美咲はダメだと思うほどにあの日の光景が脳裏に浮かび上がり、首まで真っ赤になっていた。
本郷の男らしく凛々しい顔、何度も気遣ってくれる優しい声、力強くも慈しむような手つき、包み込むような大きな体つき、そして――あまりに勇壮で太く長く、凶悪な形状をしたアレ。
目の前に迫るアレに対し、美咲は何も抵抗ができなかった。
むしろその熱量とオスの臭いに当てられ、身体がより一層疼き、これこそが自分の操を散らすモノなのだと本能的に受け入れてしまった。
そういえば本郷はアレを何と言ったか――
「おち×ぽ……――~~~~っっ!」
小さく口にした単語のあまりの恥ずかしさに、美咲は湯気が出そうな顔を枕にさらに強く埋めながらブンブンと首を振る。
どのような呼び方が普通なのかは分からないが、どちらにせよ性器を口にすることがこれほど恥ずかしいとは。
そして次から次へと脳裏を駆け巡る己の恥態の数々が追い打ちをかけ、美咲は頭が沸騰しそうになる。
「あんなに大きいのが、私の中に……」
他の人よりちょっと大きいと本郷は言っていたが、20センチはあったであろうアレの威容が美咲の頭に焼き付いて離れない。あんな大きなものが本当に入っていたのか、今でも美咲は信じられない思いになる。
驚くほどに熱く硬くなっていたアレの手触りは今も手のひらに残っており、思わず美咲は自分の手を下腹部に添え当てた。
「ん……ッ♡」
あれだけの長さだと――そう、この辺りだろうか。
寝間着の上からヘソの下辺りを撫で擦ると、情事の記憶がさらに鮮明に蘇る。
最初は慣らすようにゆっくりと時間をかけて、最後は激しく突き上げられた。
膣内の突き当たりなど、答えは一つしかない。
「子宮……ッ♡」
ただの器官名なのに、それを口にした途端に美咲の背筋を甘い震えが走り抜けた。
「あの時、ここに本郷さんのが沢山……当たっていたのですよね……ッ♡」
胸や乳首とも、クリトリスやGスポットとも異なる快感。
美咲は最後のアクメに何か本質的な違いのようなものを感じていた。
体の芯から迸る、歯止めの利かない圧倒的なまでの幸福感。全身から意識が置いていかれ、純度100%の快感の蜂蜜に頭の中を漬け込まれたような極上の体験。
「あんなに凄いなんて……ッ♡」
終始、羞恥にうろたえていた美咲だが、優しくリードする本郷の動き方のお陰か、最初の圧迫感こそあれど痛みは破瓜のピリッとした一瞬だけだった。
自分の指では到底届かなかった最奥まで、じっくり時間をかけてこじ開けられ、拡げられて。異物感、圧迫感に慣れてくると、徐々に気持ちよさが上書きしていき――
「あれが……セックスなんですよね……ッ♡」
大きな白い枕に顔を埋めながら呟く。
もしあれが「練習」でなければどうなっていたのだろうか?
コンドームを脱ぎ捨てたあの凶悪な形の性器が、大きなカリで膣内を掻き回し、最後にはあの重いタップタプの精子が一番奥で――。
いつの間にか、ヘソの辺りにあったはずの美咲の手がショーツの中へ伸びていく。
クチュ……ッ♡
「ん……ッ♡ 濡れてる……ッ♡」
ピタリと閉じたワレメをなぞると、ぬるぬるした愛液が指に絡まりつく。
もう片方の手もパジャマの中の生乳へ潜り込ませると、乳輪からぷっくりと膨らんだ乳首が熱を持って勃起している。
「あんッ♡ 乳首もこんなに勃って……ッ♡ ん……、あぁ、はあん……ッ♡」
もぞもぞと手を動かし、数か月前とは比べ物にならないほど敏感になった乳首を指先で優しく擦る。
痺れるような甘い刺激が身体中を駆け抜け、腰がピクンッ♡と震えてしまう。
プニプニとした恥丘の一本筋に細い指を挿し入れると、膣肉が吸い付くように迎え入れてくれる。
「ん……、夢に見ただけなのに……こんなに濡れて……ッ♡」
目を覚ましたばかりだというのに美咲の膣内は甘蜜で一杯になっており、柔らかい肉ヒダをかき分けるとクチュッ♡とイヤらしい音を立てる。小鳥の囀りが窓の向こうから聞こえてくるが、もう耳に入らない。
「ここに、本郷さんのが何度も……ッ♡」
意識が揺さぶられるような力強い抽送を思い出しながら、ますます顔を赤らめる美咲は中指を根元まで押し込んでいく。
――クプッ♡
「んん……ッ♡」
熱い膣肉はたおやかな指を吸い付くように包み込み、掻き回せばトロトロの愛液をさらに滲ませていく。
「はぁ……ッ♡ ん……、あッ……♡ 本郷さん……♡」
薄暗い部屋に小さな喘ぎ声とネバついた音が響く。
本郷との練習を思い返しながらパジャマの中で胸を揉み、秘穴をほぐし、甘い法悦を貪る。
試しに挿し入れた指をもう少し奥まで伸ばしてみるが、何度も何度もディープキスされた一番奥へは届かない。
あの快感を自分の指でも得られるかと思ったが、そうはいかない事実に美咲は小さなフラストレーションと共に安堵した。
もし自分の指が届いてしまえば、きっと癖になってしまう――そんな予感がしていた。
「指では……ダメですよね……ッ♡」
本郷のアレが最奥のどこか特定の場所を突き上げるたび、今まで知らない、体の芯から揺さぶられるような快感が美咲の身体を支配した。
徐々に鮮明になっていく快感と共に本郷の動きも激しくなり、最後には二人一緒に絶頂に至った。
小説との違いはコンドームの有無だけだ。
活字の中ではコンドームなしの情事が描かれており、最後には当然のように膣内へ射精されていた。
もしそんなことをすれば――
「あの熱いのが……私の中で……ッ♡」
美咲は本郷の射精の瞬間を思い返し、無意識にゴクリと唾を飲む。
本郷が射精する直前、美咲の膣内に挿入されたアレがさらに太くなり、一番奥を力強く突き上げた瞬間に一気に迸った。
子宮口の前で吐き出された精液はコンドームを急激に膨らまし、絶頂を迎えた美咲の身体はその熱さでさらに打ち震えた。
引きずり出されたコンドームは水風船のように膨れ、あれだけの量がもし膣内に直接注がれてしまったらどうなるのか。
小説の中ではまるでこれ以上ない快感のような描写であったが、もしそうであれば、きっとあの時以上の――
ここで美咲は妄想の内容が決して許されないものであることにハッと気付き、急いで腕を引っ込めると枕をぎゅぅーっと抱き締めた。
「寝起きから私は何を考えているのですか! そんなこと、万にひとつもあってはいけません! ……あっては、いけないのです……」
そう、コンドームなしでの膣内射精などまさしく本番だ。
それは結婚後にしか許されない神聖な行いであり、ましてや今の美咲の歳ではもってのほかだ。もっと気を引き締めねばと考えた美咲は、真っ赤な顔を振って脳内で渦巻く甘い記憶を引き剥がし、これからのことを考える。
「あぁ……本当に、本郷さんが善い方で助かりました……」
「練習」をした翌日、美咲にとっては恥ずかしい姿をこれでもかと見せてしまったわけであり、電車の中で一時間も二人っきりなのは気まずいことこの上なかった。
しかし、最終的に本郷との情事を申し入れたのは美咲の方だ。それで恥ずかしがって顔を合わせないのはみっともない振る舞いだろうと考えた美咲はいつも通りの電車に乗り合わせたのだ。
結果としてその気まずさは杞憂に終わり、本郷の穏やかな雰囲気のお陰で十分もすればその緊張は和らいだ。
なにより、その時本郷に聞かれて初めて気付き驚いたのが、あのムラムラした気持ちが凪いだ湖面のように穏やかに収まっていたことだ。
ならマッサージはいらないねと嬉しそうに本郷は笑い、後は楽しく映画の話に興じた。
唯一計算違いがあったとすれば、緊張して一時間も早く目覚めてしまったからか、その緊張が緩んだからか最後の方で寝てしまったが、もはや今さらだろう。
互いに深くへと踏み込まない心地よい距離感。
異性でありながら安心して楽しく話ができる相手ができたことを、美咲は非常に幸運に感じていた。
将来は本郷も言っていたように、名のある家の婚約者があてがわれるのだろうが、これだけ気楽に過ごせる相手であることを美咲は願わずにはいられなかった。
「いっそのこと……本郷さんが婚約者なら…………っ!?」
なんとなしに枕の中で呟いたセリフの意味に気付いた美咲は、アワアワとした表情で「何を言ってるのですか!」と否定しながら枕を抱き締め、ベッドの上で小さく足をパタつかせて身悶える。だが、やがて落ち着きを取り戻すと分かりきっていた結論にたどり着く。
「ですが……そうはなりませんよね……」
美咲の両親は口に出しこそしないが、学校を卒業してしばらくすれば交際相手が美咲の知らないところで見出され、そのまま双六《すごろく》のコマを進めるように人生のルートが決まっていくのだろう。
そこに美咲の意思が関与する余地はなく、本郷の名が出てくる可能性は皆無と言っていい。
つまり、本郷とどんな関係であろうと本質的には学校の男子と同じポジション、赤の他人でありせいぜい良き友人止まりなのだ。
美咲が恋を知らない、恋を諦める根本的な家庭の事情に例外はなかった。
幾度となく男子に告白されては振ってきた美咲だが、しかし本郷も彼らと同じなのだと考えると、今までにないよく分からないモヤモヤが胸の内を渦巻く。
わだかまる想いを理解できぬまま美咲が悶々としていると――
『ピピピピッ! ピピピピッ!』
不意に枕元のスマホが軽快な電子音を上げた。
いつの間にか気持ちのいい朝日が窓から差し込み、普段の起床時間になっていることに気付いた美咲は、思考をサッと切り上げて床に足を下ろすとググっと伸びをする。
しかし、胸回りに生じた違和感に首をかしげた。
「……? こないだ洗濯した時に少し縮んでしまったのでしょうか? やはり新しい服を買う時は考えないといけませんね……」
こないだ購入したパジャマはビニールで包装されていたため試着できなかったのだが、それが裏目に出てしまったかと美咲は小さく嘆息する。
しかし美咲はすぐに些細なことと割り切り、今日の通学電車に鼓動を大きくさせながらシワひとつない制服に袖を通すのだった。