ただれた夏休みを過ごして迎えた新学期、次は体育祭だ!
元陸上部のセフレ幼馴染・天宮夏希はクラス代表選手に推薦され、
さらには僕まで男女混合リレーの選手として抜擢されることに。
おまけに夏希を敵視するライバル選手・サユリまで登場!
かつて期待のエースだった夏希となにやら因縁があるようで……
本番に向け必死に練習しつつ、その後は激しく身体を重ねる、
汁まみれの体育祭編! 完全書き下ろしの第5巻!
第一話 意外とナイーブな幼馴染ギャルを慰める話
第二話 普通だと思ってた女友達に保健室まで誘い出される話
第三話 悩める幼馴染ギャルを励まそうとしたらお風呂に入ることになった話
第四話 コワモテな陸上ギャルと話し合いをしようとしたら横から襲われる話
第五話 全力を尽くした幼馴染ギャルをみんなでねぎらう話
エピローグ 仲良きことは、良きことなのかな
本編の一部を立読み
第一話 意外とナイーブな幼馴染ギャルを慰める話
◆ ユウト Side ◆
「夏休み、なんかオモロイことあった?」
「いんや、別に。中学ンときのダチと久々に遊んだくらいかな」
そんな男子生徒の他愛もない世間話が、個室の薄い扉越しに聞こえてくる。
僕は決して清潔とは言えないタイルの壁に背を預けたまま、その声と便器に水の弾ける音が鳴りやむのを息を潜めて待っていた。
男子トイレの個室内は一見すると清掃が行き届いているようだが、床や壁には経年劣化による傷みが目立ち、染みついたアンモニア臭と芳香剤の混ざり合った独特な臭いが鼻をつく。
(なんだってこんなことに……)
いちおう先に申し開きをしておくが、別に排泄の音を聞かれたくないからタイミングを見計らっているわけではない。
そもそも僕に便意はなく、こんなところに押し込められてることにも別の理由があった。
「そういやもうすぐ体育祭じゃん? なんか出んの?」
「どうすっかなぁ。ほら、うちのクラスって何人か陸上部いただろ」
「あーね。でも、おまえもサッカー部だろ? 長距離ならワンチャンいけんじゃね?」
「それでモテるってんなら、やる気も出るんだけどな」
男子生徒たちの会話はそこで終わり、ベルトのバックルが擦れる金属音と水の流れる音が続く。
やがて、不揃いな足音が遠ざかっていくのを感じ、僕はようやく安堵の息をついた。
――いや、気を緩めるにはまだ早いのだが……。
「んっ、んっ……れる、れぅ……ちゅ、じゅるる……」
下腹部のあたりからくぐもった吐息が聞こえてきて、溜息まじりに視線を落とす。
和式便器に跨るようにしゃがみ、僕の股間に顔を埋めて熱心に我が愚息を愛でているのは――眞鍋詩織《まなべしおり》だった。
「ねぇ、さすがにここじゃマズイって……」
「ちゅる、んむ……なによ、しっかりデカくしてるくせに……ちゅ、れろ……だいたい、あんたが悪いんでしょ……はむ、れる……」
僕が苦言を呈しようにも詩織はまったく取り合わず、乱れひとつないサラサラの髪を揺らしながら慣れた動きで肉棒をしゃぶり上げていく。
どうしてこんなことになってしまったのか、理由は実のところ僕にも分からない。
つい先ほどまで僕たちは体育の授業でバレーボールをしていて、詩織と接触したのだってせいぜいボールが女子側のコートに飛んでいった際に受け取りに行ったときくらいのものだった。
もちろん、会話らしい会話だってしていない。というか、そもそも学園にいるときの詩織は僕のことを毛虫かなにかだと思っている節すらある。
だから、あの程度のことで暴走スイッチが入るとは考えがたかった――のだが、少なくとも現状はこのようなありさまである。
授業後、教室に戻る前に用を足しておこうとトイレに立ち寄った矢先、僕は背後から猛然と腕を掴まれ、有無を言わさぬ勢いで個室に押し込まれてしまった。
「あんな汗くさいにおいさせて……んっ、んっ、んっ……ここだって……じゅる、じゅぞぞぞ……」
「ちょ、そんなに吸わないでっ……!」
生暖かい舌の腹を裏筋に這わせながら、バキュームみたいに亀頭を絞り上げてくる。
先走り汁でも吸い上げているのかもしれないが、言語化できない強烈な感覚に腰から力が抜けそうになった。
「文句言ってないで、さっさと出しなさいよ……! ぁむ、ちゅぅ……んくっ……れぅ、れろぇろれろ……んんっ……」
僕の反応が気に入らないのか、詩織は僕のペ×スを握る指先にギュッと力を込める。
しかし、語気の荒さに反してその吐息には甘いものが混じりはじめ、キリリと逆ハの字を描いていた眉もいつしか切なげに歪みはじめている。
「んぅ、はぁ……れろ、れぅ……んぁっ……♡ んむ、ちゅるる……んんんっ……♡」
なにが起こっているのか分からず困惑していると、視界の中でモゾモゾと不可解な動きをしているものに気づいた。
詩織の腕だ。僕の愚息を握りしめているほうではなく、もう一方の腕。それが向かう先は――彼女自身の下半身だった。
短く切り詰められたプリーツスカートは太腿を開いてしゃがむ詩織のそこを隠すにはあまりに頼りなく、もはやほとんど丸見え状態になってしまっている。
しかも、本来であれば秘部を隠すべき薄桃色のショーツはすでに左の太腿にぶら下げられてその役割を放棄させられており、露わになったそこには詩織の細い指が這わされていた。
「んっ、ちゅっ、んっ……はやく、だしてっ……♡ んぅ、はぁ……れろ……あっ、くぅぅ……♡」
徐々に詩織自身の顔つきも蕩けはじめ、こちらを見上げる瞳はなにかを期待するように潤みはじめていた。
熱を持った舌がヘビのようにペ×スに絡みつき、柔らかな唇が亀頭を優しく包み込む。
細い指先がほどよい力で根元を締めつけながら何度となく擦り上げてきて、ジワジワと押し寄せる快楽の波に少しずつ限界が近づいてくる。
「詩織……」
「んむぅっ……♡」
手を伸ばし、サラサラの髪を掻き分けながら詩織の耳を撫でると、その肩がビクッと強く震えた。
「んぁぅ……はぅぅ……♡ んっ、んっ、んっ……ユウト、だしてっ、だしてっ……れぅれぅれぅ……♡」
何度も小刻みに体を震わせ、それと呼応するようにペ×スへの動きも勢いを増していく。
夢中になって亀頭をしゃぶるその顔は今やすっかり愉悦に染まっており、先ほどまでの不機嫌そうな気配は微塵も残っていない。
「んぅぅ……♡ だめっ、はやくっ……んっ、んぁ……♡ ユウト、おねがい、あたし……ちゅ、じゅるるっ……♡」
徐々に漏れ出す艶声も熱を帯びはじめ、そこにぴちょっぴちょっと水音のようなものも混じりはじめる。
滴る愛液が太腿を伝い落ちたのか、あるいは激しすぎる動きに飛沫が散ったのか――視線を下げると、和式便器に溜まった水が波打っている様子が窺えた。
僕のペ×スを擦り上げるのと同じくらい詩織が自身の媚肉を掻き回す指先も苛烈さを増していて、どうやらすでに彼女も限界を迎えつつあるらしい。
「だめだ、出そう……!」
「ぁむ、れぅ……だしてっ、いっぱいだしてっ……♡」
あまりにも淫靡な光景に、わずかばかりに残っていた理性も真っ白に塗り潰されていく。
陰茎を這う艶めかしい舌と亀頭を包み込む温かな粘膜の感触に、いよいよ僕は自分の限界を悟った。
「ぐぅっ……!」
「んぶっ……! んくっ……んんっ、んぅぅぅぅ――――ッ♡」
詩織の頭を掴み、その喉の奥にありったけの精を解き放つ。
同時に彼女の全身が一段と強く震え、プシュッとなにかが噴き出すような音がした。
次いで、チョロチョロと便器になにかが注がれる音が続き、詩織の体がビクンビクンと断続的に痙攣し続ける。
「んぐっ、んぅ……はぁ……んっ、んっ、んんん……♡」
やがて強張った肩から力が抜けていき、詩織は熱く甘い吐息を漏らしながら丁寧にペ×スをしゃぶりはじめた。
「ちゅ、じゅるる……んく、んぐっ……れる、ちゅ、れろ……ちゅぅぅ……♡」
便器の水音はまだしばらく続いていたが、気にした様子もなく口の中に溜まった精液を嚥下し、尿道に残った分を絞り出すように指先で陰茎をしごきながら鈴口を吸い上げてくる。
「ちゅるるる……ぷぁ……んふふ、おいしかった……♡」
そして、思うさま精液を堪能して満足したのか、愛おしげに亀頭に頬ずりしながらそんなことを呟く。
あまりにも妖艶なその姿に愚息が早くも反応してしまいそうになるが、さすがにそこは理性で抑え込んだ。
ここで下手に隙を見せれば、場合によっては次の授業をサボることになってしまう。
「ねぇ、ユウト……」
そんな僕の葛藤を知ってか知らずか、詩織はその場にゆっくりと立ち上がると、僕の手になにかを押しつけてくる。
どういう意味かはまったく分からないが、それは千切られたトイレットペーパーの塊だった。
「こ、これは?」
「分かるでしょ」
「い、いや、さっぱりだけど」
「あんたに、拭いてほしい」
「ええっ……!?」
そんなこと、分かる人間がどれほどいるというのだ。
この期に及んでいったいどういうつもりかと問いただしたい気分ではあったが、とはいえ、こんなところで押し問答をしたところで意味がないことは分かっている。
詩織が拭いてほしいなんて言ってきた時点で、どうせ僕にそれを断る権限なんてない。
「ふ、拭き方とか、よく知らないんだけど……」
「優しく拭いて……それと、キスして」
「ええっ……!?」
「はやく!」
「こ、声は抑えて……!」
僕は言われるままに詩織の唇を塞ぎ、トイレットペーパーの切れ端を詩織のぐしょぐしょになった花弁にあてがった。
「んぅぅっ……♡ ユウトぉ……♡ ちゅ、れろ、れる……♡」
熱を帯びた舌が勢いよく口の中に滑り込んできて、僕の舌を無理やり引きずり出すかのようにねっとりと絡みついてくる。
密着した詩織の細い体がピクッピクッと小刻みに震え、そのたびに甘い吐息が漏れた。
「ぁむ、れぅ……れろれろ、ちゅ……♡ ユウト、すき、すき……♡」
僕の体を強く抱きすくめたまま、詩織が譫言《うわごと》のように囁く。
トイレットペーパーは早くもドロドロになって役目を果たさなくなっており、しかし、捨てようにも詩織が何度も執拗に秘部を擦りつけてくるため、それもままならない。
マズい状況だ。この調子だと遠からず押し切られてしまう。
「ねぇ、ユウト……このまま……」
詩織の柔らかな舌がぺろりと唇を舐めて顎を這い、頬を伝って耳たぶに触れる。
ぐっと背伸びをして耳許に口を寄せながら囁くその声音は、催眠音声かと錯覚するほど甘やかだ。
不覚にも僕の手は詩織の滑らかな太腿を撫で、そのままスカートの下の柔らかな尻肉に触れようとしていた。
――と、そのとき、廊下のほうからチャイムの鳴る音が聞こえてくる。
「……だ、ダメだよ、詩織」
その音が、わずかばかりに残っていた理性をギリギリのところで繋ぎとめてくれた。
「このまま二人で授業をサボるなんてことになったら、夏希《なつき》や姫香《ひめか》にどんな目に遭わされるか……」
「あたしよりその二人のほうが気になるってわけ?」
「も、黙秘権を行使します」
「じゃあ、体操服だけおいていって」
「た、体操服……!?」
詩織の言動はいつだって予想不能だが、さすがにその条件には意表を突かれてしまった。
だが、もう時間も残されていない。
教室まではダッシュで向かえば一分足らずで着くだろうが、それでも場合によっては授業開始に間に合わない可能性だってある。
「ぼ、僕の体操服なんてなにに使うつもり?」
「どうだっていいでしょ。エッチしてくれないなら、さっさと行きなさいよ」
いちおう訊いてみるが、すっかり不機嫌モードになってしまった詩織はまったく取り合ってくれない。
扉の内側に備えつけられているフックからナップサックをひったくると、そのまま個室の鍵を開けて外へと飛び出してしまう。
いったい、僕の体操服を持って何処に向かうというのか。
詩織の左太腿には未だにショーツがぶら下がったままで、そんな格好のままで表へ出ようとする後ろ姿に不安ばかりが募っていく。
「……あれ?」
しかし、僕がデロデロになったトイレットペーパーを便器に流し、まだ少し自己主張を続けていた愚息を無理やりズボンの中に納めて男子トイレを出たとき、すでに詩織の姿は消えていた。
そのまま立ち去るのも気が引けてオロオロとしていると、すぐ隣の女子トイレのほうから妙に艶めいた吐息が聞こえてくる。
「……んんっ、ふぅ……♡ すぅぅ……はぁ……すごい匂い……♡ はむ、ぁむ……ユウト、すき、すき……♡」
なにが行われているのかは分からないが、なにかとんでもないことになっているのは間違いなさそうだった。
しかし、さすがに女子トイレの中に踏み入るわけにもいかず、この期に及んで僕にできることはなにも残されていない。
(夏休みが終われば、少しは平和になると思ってたのに……)
兎にも角にも一年三組の教室に向かって全力でダッシュしながら、僕はこの先に待ち受けているであろう決して健全ではない学園生活に暗澹《あんたん》たる溜息を吐く。