40度超えの猛暑日、夏休みに義妹と家で留守番していた俺。
突如エアコンが故障し、リビングは灼熱地獄と化した。
無口無表情な義妹・古瀬澪が、無防備にも薄着姿になりだし……
キャミソールからはみ出た横乳、ホットパンツから覗く太もも。
汗ばむ服が肌に張り付く女体を前に、なけなしの理性は蒸発した。
「いいよ、兄様のやりたいことして。何をするの?」
性に無知な処女に「気持ちいいこと」を教え込む夏が始まった!
大好評の「10年に一度」シリーズ第五弾、猛暑×クール義妹編!
第一章 無知義妹の無防備チラ乳首に理性を喪った結果
第二章 熱帯夜に無知義妹とお風呂に入った結果
第三章 義妹と里帰りした結果、夏祭りで浴衣ックス
第四章 義妹とプールに行った結果、水着で屋外セックス
第五章 想いを告げた結果、義妹と本当のセックス
第六章 十年に一度の猛暑日に、最愛の義妹と孕ませセックス
本編の一部を立読み
第一章 無知義妹の無防備チラ乳首に理性を喪った結果
「兄様、おかえりなさい」
十年に一度の猛暑日だった。
朝も早いうちから四十度を超える明らかな異常気象。
肌を焼く強烈な日差しに、息苦しくなるほど蒸した空気。少しでも涼しいうちにと早めの買い物に出たのだがまったくの無意味だった。
汗だくになりながら近所のスーパーに行った帰り。玄関を開けるとすぐに出迎えてくれたのは、澪《みお》だった。
古瀬澪。
俺の妹……ただし、義理。もっとも俺の母と澪の父が再婚したのは俺たちが小学生の頃である。すっかり実の兄妹みたいな間柄だった。
「あー、澪……?」
「……ん? 何?」
夕飯の食材を買い出しに行った俺を出迎える義妹。だが俺は彼女に相対することなく慌てて玄関の扉を閉める。だって……なぁ……。
軽く首を傾げながら俺の言葉を待っていた義妹に半目になりながら息を吐く。
「その格好は?」
頭痛を抑えるように沈んだ声が漏れた。いや、ほんと頭痛い。決して熱中症ではないと思う。原因は甲斐甲斐しく兄を出迎えてくれたはずの妹。
澪は兄の目から見ても絶世の美少女だった。
まっすぐ流れる艶やかな黒髪。涼しげな双眸は純真な光を湛える。
きめ細やかな肌にほっそりとした腕。細身の体格にもかかわらず女性的な膨らみは同世代の女子と比較にならないほど豊満。なのにさ……。
「暑いからちょっと薄着」
何か変? とその目が言っていた。彼女は俺がどうして慌てて玄関を閉めたのか分かっていなかった。
今日の暑さは異常。薄着になるのも分かる。
俺も買い出しに行くのにTシャツとスラックスだけだった。
とは言っても、今の妹がしている格好は受け入れられなかった。
キャミソールとショートパンツ。
それだけだ。
学生には思えない豊かな膨らみが薄布を盛り上げている。胸元にサイズを合わせたせいかお腹まわりにゆとりがあり、少し動くだけでおへそが見えそうだった。
ショートパンツから溢れる太ももがすらっと伸びて生足を晒している。ももの付け根が見えるほど短いパンツは兄としてあまり視線を向けてはいけない場所になっていた。
ご近所さんにその姿を見られたらどうするんだよ、ほんとに。いい年頃の女の子なんだから……。
夏休み中はTシャツだけとか気合いの抜けた格好をしているが今年は特にひどい。
暑いといってもリビングはクーラーが効いているはずである。
「ほとんど下着……というか」
ブラ着けてないじゃん。言いかけて飲み込んだ。兄が言うにはいささか問題のある言葉の気がするからな。
キャミソールの肩紐しか見えない。紐のないタイプのブラジャーである可能性は否定できないが、キャミソールで覆いきれない半球の露出部分を見ていると『着けている』とは思えなかった。
「兄様?」
「なんでもない」
俺が言葉を止めたのを訝しむ澪。不審がりたいのはこっちだ。
あまり視線を向けていると変な気持ちになりそうだ。血の繋がりはないんだ。俺の本能的な部分が彼女を異性と見てもおかしくはない。
少し早まる鼓動を隠すように視線を逸らしていく。靴を脱ぎ家に上がり、買い出しの荷物をしまうためにリビングに向かう。彼女の横を通り過ぎながら、ぽんぽんと頭を撫でる。
子ども扱いだ。これで俺の本能が鎮まってくれれば幸い。
思春期も過ぎた妹にやるには子ども扱いすぎる行為。怒るかな? と思った。けど、横目で見た澪はまったく表情を変えることはなかった。
「兄様、買い出し、ありがとう」
「おー、今日の夕食は豚の生姜焼きだ」
「嬉しい。兄様の生姜焼き好き」
そういう割には声では好き嫌いが判別できない。だけど媚びるような性格でも関係でもないことはよく分かっている。
夏休み。仕事で多忙な両親に代わって家事を担うのは俺たちの常だった。ただ料理については、澪はとても『雑』なので専ら俺の役目だ。
食材の買い出しも俺だ……澪に任せると、キャベツとレタスを間違えるレベルのやらかしを見せる。
そんな妹なのに通っている女子校では品行方正で成績優秀らしいというのが謎である。
「暑い……」
リビングに入った瞬間、俺はうめいた。
おかしい。直射日光の差す外とほとんど変わらない。むしろ蒸し暑い分、不快指数は高かった。
「エアコン、壊れたみたい」
澪もリビングに入りながら淡々と告げる。彼女の目が頼み込むような眼差しに思えるのは気のせいではなかった。
兄様、何とかならない? との無茶振りだろう。
「あー……」
この暑さなら薄着になってしまうのも分からなくはない。残念なことに俺と澪の部屋にはエアコンなんて文明の利器はなかった。
夏休みで家にいる時間、その大部分をリビングで過ごすのが俺たち兄妹だ。両親には部屋にクーラーを付けるよう頼み込んでいるが未だに実施されていない。
「……壊れたのか?」
リビングの天井付近にあるエアコンを見る。何度かリモコンでオンオフを繰り返したが涼しい風は一切出なかった。むしろ熱風に似た何かが出る始末。酷暑にエアコンも限界なのだろうか。
「今朝から全然効いてない」
澪が淡々と言う。
落ち着いてる場合じゃないぞ。割と死活問題である。
いや、澪の額には汗が光っている。顔に出てないだけで辛い状況なのだろう。
これは何とかしないとな……。
「とりあえず見てみるな」
「ありがとう」
肩をすくめて妹に笑いかける。
まっすぐな澪の目が俺を見ていた。自然と見つめ合う形になるが、それは俺が胸元や太ももに視線が吸い込まれないように尽力しているためだ。
ちょっと無防備すぎる。キャミソールから溢れそうな胸元もショートパンツから弾ける太ももも、彼女いない歴=年齢の男子には辛い。
血の繋がらない妹は魅惑的すぎた。暑いとはいえ、妹の薄着が酷い。
「あー」
買ってきた食材を冷蔵庫に入れた俺は、熱風状態になっているエアコンに向き合う。
電源を抜いて挿し直し、フィルターも掃除する。俺たちの生命線であるエアコンの復旧に向けた努力をするが、無駄だった。何をしてもエアコンが涼しい風を送ることはなかった。
リビングの気温はすっかり屋外と変わらない。汗が流れるのをそのままにしていたら、シャツもぐっしょりと濡れてしまっている。
「…………」
ふと視線を感じて振り返ると、妹はリビングで立ったまま俺の作業を見ていた。当然、澪だって暑いだろう。すでに部屋の気温は地獄になりつつある。涼しい顔をしているが、汗が玉になって頬を流れている。
問題があった。
澪の流れる汗が彼女のキャミソールの色を変える。ぴったりと張り付いた布が妹の身体のラインをはっきりと教えてくれた。それに……二つの膨らみの頂点をぷっくりと示すものが分かる気がする。
まさか濡れたキャミソールのせいで乳首が透けてしまっているのか?
エアコンを見る作業に集中できない。理性が暑さで溶けそうだった。
乳首じゃないよな?
「自分の部屋に戻ってていいんだぞ?」
気遣いは半分くらい。もう半分は澪の今の姿が視界にあると兄としていけない感情を抱きそうになるからだ。
「いい。ここにいる」
兄様見てる。と小さく口が動く。
いや、見てなくていいのだが……。
俺に掃除を任せて自分が涼しい自室に避難するのは気が咎めるのだろうか?
遠慮する関係でもあるまいし。
「暑いだろ」
「やだ、待ってる」
思いの外、強い言葉が返ってきた。
分からん。
「ならせめて扇風機つけて座って待って。地味に気が散る」
特に胸元のせいで。もちろん口には出さなかったけど。
「うん」
妥協案には素直に従う澪。ほんと無理しなくていいのになぁ。
後ろで扇風機が起動する音が聞こえた。生ぬるい風が背中に当たる。無風よりまだマシだが今日の猛暑をひしひしと感じてしまう。
だが結局エアコンを正常に作動させることは叶わなかった。所詮《しょせん》、専門知識もない学生のやること。本格的な故障だったらお手上げだった。
俺は諦めたことを示すように大きくため息をつく。
「やっぱりダメだよね、お疲れ様。ありがとう」
妹から労いとお礼の言葉があった。その声に軽く「おー」と答え、振り返り、そして。
「澪……」
俺の声が沈む。
頭が痛くなる光景が広がっていた。そして、その原因となる彼女は何も分かっていないだろうことはその表情から察してしまう。
「え? 何?」
やはり理解していない妹がいつもと変わらない乏しい表情で俺を見ていた。
部屋に帰らなかったのは義理の兄妹だからと遠慮していたのかな? そう思った。もしそうだとしたら、俺は澪に言いたい。
義理の兄に変な遠慮する前にもっとこう、するべきことがあるはずだ。今の澪に必要なのは慎みと恥じらいだ。
「…………」
天を仰ぐ。視界に映るのは慣れ親しんだ自宅のリビング。何が楽しくて我が家の天井を見なければならないのか。
それは単純に澪を直視できなかったからだった。
扇風機がパタパタと風を送っていた。汗で澪に張り付いていた薄手のキャミソールはかなりオーバーサイズで胸まわり以外はぶかぶか。ゆとりのある布地は今は扇風機の風を受けてはためいていた。
澪の白くて細いくびれ部分。お臍がちらりと見えた。小さい頃に一緒にお風呂に入ったこともあったが何かが違った。妹の綺麗な肌を目にしてしまい、罪悪感が半端ない。
百歩譲って臍が見えてしまうのはいいとする。臍だしファッションなるものも存在しているし、水着でビキニとか着れば見えてしまうものだ。
だが上の方もはためいてるせいでちらちらと見えそうになるピンク色があったのだ。
あれが乳首だったとしたら兄として腹を切りたい思いである。思わず天井を見上げてしまったのは万が一にも妹の乳首を見たとかがあってはならないからだ。
「疲れた? 兄様。肩揉む?」
澪の口調に不自然さはない。本当に善意からの言葉のようだった。
疲れたから妹に肩揉ませると?
どんな兄だよ。
もちろん澪が親切心で言っているのは分かっている。
だが、キャミソールから乳首の見えそうな義妹をそのままにしておくわけにもいかなかった。
極力澪の顔をまっすぐ見る。はためくキャミソールは意識の外に追いやる。ピンクが見えたとしても気のせいだ、と思い込む。
「ちょっと話そうか」
「?」
こてんと首を傾げる澪。
リビングソファーの端っこは澪の定位置。俺が座るのはその隣だ。普段であれば並んでテレビを見たり、俺がゲームをしたりする。仕事が多忙なうちの両親は帰りが遅いので幼い頃から兄妹の居場所はそこだった。
「兄様は座らないの?」
だから俺が座らず澪の目の前に立つのは珍しい。澪が疑問を投げかけてくるのも当然。
だが兄妹並んで団欒をする前にしなければならないことがあった。
兄として無防備な妹に注意を促さなければならない。小学校から女子校育ちでたぶん男と話すのは俺くらいである澪。どうしても世間ズレしてしまっている。
本気ではないのだが彼女の格好について一言、苦言を漏らさなければならなかった。
「澪はもうちょっと……」
あー……。
失敗した。
俺は言葉を止めてしまう。暑さで俺も冷静な判断を欠いていたらしい。
立ち位置が悪かった。澪がソファーに座り。俺が前に立つお説教スタイル。普段そんなことはしない。気立ての良い品行方正な妹なんだ。生意気な妹という概念は我が家にはない。俺が妹に注意するなんてことは今までなかった。
うっかりした。
俺が澪を見下ろすような立ち位置。ぶかぶかのキャミソール。無防備な妹。それらから導き出されるのは、ピンクの可愛い乳首。
言い訳をさせてもらえば、澪も悪い。その隠すとか気にするとか、あると思うんだけど。そういう意識がないことを注意しようと思ったのに俺が乳首を見てしまっては本末転倒である。
澪の乳首、ピンクなんだな。
アダルトな動画でしか女性のそれは見たことがなかった。初めて目にする乳首は義理の妹のものだった。
「…………」
ごくり……。
自分の喉が鳴るのが分かる。
内に湧いた情動はやはり性的なもので、澪と血は繋がってないのだなと改めて思ってしまう。
顔立ちが良いし、スタイルも良い。義妹でなければ平凡極まりない俺とは一生縁がなかったような存在。
俺の股間に血流が集まりそうになるのを感じる。
魅力的な女の子があられもない姿なのだ。俺の中にある性欲が反応してしまっていた。
でも、妹だ。ずっと一緒に暮らしてきた家族である。
下半身に集まりつつある衝動を抑えながら俺は静かに告げた。
「兄様?」
「胸、見えてる」
白状する。だが、乳首が見えたとまでは言えなかった。そこは日和ってしまった。
「…………」
割と勇気を振り絞っての懺悔だった。しかし当の澪は「あぁ、うん」みたいな反応だった。特に気にする様子もなく胸元を隠す仕草すらしなかった。
ただ俺を見上げ、続く言葉を待っていた。
いや、隠せ。
俺の心の叫びは声にならなかった。さすがに普段はここまで無防備な姿を晒すことはないのだが……ひょっとして、今日のように暑かったらこれまでもしてた、ってことか?
女子校は男の目がないから奔放と聞いたこともある。澪の学校に授業参観に行った母が言っていた。
よもや……。
一抹の不安を覚えつつ、俺は言った。兄として言わねばならなかった。
「澪、絶対外でそんな格好するなよ」
「しない」
ほっ。
当たり前だ。だけど、どこか不安に思ってしまったのは事実。澪がすぐさま否定してくれて安堵である。
「さすがに家族の前でだけ」
「いや、家族といっても俺は異性だし、そもそも血が繋がってないんだぞ」
俺ははっきりと告げる。
一瞬、澪の瞳が揺れた。彼女にしては珍しい揺らぎだった。俺が血が繋がってないと言った時に彼女に動揺が走ったのが分かってしまう。
「関係ない。兄様は兄様」
じっと俺を見上げる双眸。澄んだ目は真摯な眼差しを向けてくれている。普段であれば可愛い妹、と思うだけで済んでいた。だが気温で紅潮した澪の表情と汗ばんだ顔は無垢な少女に艶めいた色をもたらしていた。
悩ましげに息を吐く澪は俺の理性をよろしくなく乱してきた。
降参とばかりに俺は肩をすくめると澪の隣に座る。これ以上彼女と向き合っていると兄として大事なものがなくなりそうだった。
隣に座りテレビの方を見ていれば、澪の赤らんだ顔も溢れそうな胸も視界に収めず済む。
「家族と思ってくれるのは嬉しいし、俺も大事な妹と思ってる。でもまぁ、そのなんだ、無防備な格好は慎んで欲しいな、俺も年頃だし」
なぜ妹にこんなことを言わなければならないんだ。恥ずかしい。
「家族なんだから大丈夫」
全然大丈夫じゃない。
こいつ分かってないな。
チラリと横を見ると変わらず俺のことを見てくる義妹の瞳。澪を流れる汗はとめどなく彼女を濡らす。
「汗ひどいぞ」
「うん、拭く」
澪はそう言うと躊躇わずにキャミソールをまくり、額の汗を拭いた。
はっきりと見えてしまう。義妹のピンクの乳首。それも二つ。
チラリと見えるだけでない光景に俺は絶句してしまう。
俺の中で何かが置き換わる気持ち。妹ではない女を見る気持ち。
「澪……」
後から思えば俺もどうかしてたと思う。暑さで正常な判断ができていなかった。