08/28 電子版発売

女性の将来なりたい職業ランキング第一位が性奴隷な世界11 ハーレムバカンスin南の島

著者: 琴弾南中

電子版配信日:2026/08/28

電子版定価:880円(税込)

テスト期間の苦しい禁欲生活が終わり、クラス1可愛い朝山蜜柑、
お嬢様な真島由利、売れっ子女優の範馬鏡子、陸上女子の能代真由──
俺の大切な女の子たちと、南の島でハーレムバカンス開幕!
保護者として参加した金髪褐色のサーファーギャル、初芝湊さん。
年下女子たちが過激な勝負水着でアプローチして絶頂しまくる姿を
うらやましそうに見ているだけ? 勇気を出してこっちにおいでよ!
投稿サイトナンバー1ノベル、二泊三日の南の島編! 全編書き下ろし!

目次

一話 テスト期間は禁欲期間

二話 テストは終わっても……

三話 南の島へ、出発?

四話 空港へ向かうだけのはずだったのに……

五話 機内でも仲良く

六話 南の島へ到着

七話 別荘で四人と

八話 バカンス一日目

九話 海で遊ぼう

十話 発情した湊さんを見つけて……

十一話 我慢って、出来るわけないじゃん

十二話 年上を堕とす

十三話 明日帰る、その前に……

本編の一部を立読み


一話 テスト期間は禁欲期間



「さて、新しい一週間が始まったわけだが……」
 朝のホームルームにやってきた担任はとてもニコニコしている。
 今日は月曜日で、先生自身になにか良いことでもあったのかと思ったが、そんなことではなかった。
「忘れている奴はいないと思うが、再来週は中間テストだからな。復習と予習はしっかりしとくんだぞ」
 その言葉にクラスの誰もが言われなくても分かっているという感じで頷いている。
 ただし、数人はその言葉に絶望したようにガチリと固まってしまう。
 俺こと三笠圭(みかさけい)も薄っすらと背筋に流れる汗の感触に身震いしてしまう。
 スーッと視線をずらして、朝山蜜柑(あさやまみかん)の方を見る。
(あっ……)
 そこには魂が抜けた蜜柑の姿があった。
 朝、一昨日の能代真由(のしろまゆ)とのデートが上手くいったことを確認しに来た時は、とてもいい笑顔だったのだが、ここから見ても、魂が抜けているのが分かる。
 次に範馬鏡子(はんまきょうこ)を見る。
 土日は撮影だと言っていた彼女は、今日も俺を睨んできていた。
 ただ、先週と比べて、睨んでくる鋭さはだいぶ優しくなったような気がするのは自惚れかもしれない。
 そんな鏡子だが蜜柑ほど絶望はしていないものの、顔を青くしている。
 転校してきてすぐに中間テストということで、厳しいことは感じているのだろう。
「どうしたものか……」
 そんな俺の呟きは誰にも届かなかった。
 そんな感じで、朝から気分が憂鬱になる告知を聞いた蜜柑は、
『緊急会議!』
 なんていうメッセージを俺と鏡子だけではなく、真由と真島由利(まじまゆり)ちゃんにも送っていた。
 いつもの通り、お昼休みに集まることになったのだが、集合場所になったのは空き教室だった。
 弁当を買って、そこに向かうと既に四人が待ち構えている状況だった。
「あっ、圭……♡」
 俺を見て、真由が微笑む。
 その首にはチョーカーが巻かれている。
 学校にチョーカーをしてくることに対して、教師に怒られないものかと思うが、蜜柑は先々週あたりから着けているわけで、蜜柑が注意されていないのであれば、真由も当然、見逃されることになったらしい。
 チョーカーは誰かの所有物であるという意思表示みたいなものだ。
 二人は誰かのお気に入りであるということを口にはしないけれど、態度で示していることになる。
 それを否定するようなことは教師も出来ないのだろう。
 もしもここで指導して、チョーカーを取りあげて、二人が捨てられるようなことになったら、誰が責任を取れるのかという話になる。
 別にチョーカーが取りあげられたら、また新しい物をプレゼントするのだが、下手に触れないでおこうという感じなのが、教師たちの結論だと思われる。
 まぁ、化粧も明らかにおかしなやつでなければ指導されることもないし、制服の着用なども緩いから、チョーカーもそんな感じなのだろう。
「さて、全員集まったし……」
 ズーンと沈んだ雰囲気の蜜柑が口を開いた。
「あっ……」
 浮かれていた真由の顔が蜜柑よりも青くなる。
 青く、いや、それを通り越して、白くなっている。
「テストが近づいてきたわけだけど……」
「そうですね」
「だってね」
 由利ちゃんはのんきそうに蜜柑の言葉に頷いている。
 鏡子はというと、困った表情はしているけれど、それだけ。
 何も言わない真由はというと、魂が抜けてというか、真っ白になっている気がする。
「真由……」
「だ、大丈夫、私は圭に飼われるから……」
 いや、それは嬉しいというか、望むところな話ではあるのだが、
「真由、留年するような女で良いの?」
「うっ……」
 蜜柑が的確に真由を刺しにいった。
 この世界、ストイックな人しかいない。
 そこに来て、性的な欲求の低さがあるために、学生の本分は学業でしかない。
 恋愛を楽しんでいる学生は皆無。
 場合によっては部活に打ち込んでいたり、バイトにかまけていたりしない限り、大きく成績を落とす者はいない。
 成績が落ちることは仕方ない。
 体調や実力不足など、いろんなことがあるだろうことは教師も理解している。
 ただ、著しく成績を落とした場合は話が変わる。
 部活のし過ぎなら、部活動を禁止されるし、バイトならバイト禁止を言い渡されるだろう。
「圭にも迷惑がかかるんだよ?」
「……それは」
「実際、さっき、先生に釘を刺されたし」
「だ、誰?」
「保健室の……」
 テストの成績が著しく悪い生徒は当然、留年になる。
 とはいえ、そこまで極端に成績が問題になることはないと思いたいのだが、俺たちは授業をサボっていることもあるわけで、悪い意味で注目されていることは間違いない。
 蜜柑に釘を刺したのは保健室の養護教諭の先生だ。
「……成績悪い場合は、留年も視野に入るし、圭にも責任を取ってもらうかもしれないって」
 蜜柑が悔しそうにそう言うと、真由が頭を抱える。
 部活でもバイトでもなく、俺とエッチをし過ぎて、成績が落ちたというのなら、そこを禁止される可能性は高い。
 いや、禁止されても男女関係のことだから、そこまで踏み込んだことまでにはならないかもしれない。
「や、やばい……」
「あの……」
 そっと由利ちゃんが俺の傍までやってきて、囁くように確認してきた。
「真由先輩って、成績悪いんですか?」
「……まぁ」
 取り繕っても仕方ないし、真由の反応を見れば、それが答えだと思うからこそ、俺は悩んだ末に頷いた。
 真由はかなり勉強が苦手だ。
 出来ないわけではないのだが、考えるのが得意ではないというか、集中力が続かないというのか、物覚えが悪いのだが、覚えたことは決して忘れないところもあるので、頭が悪いというのと話が違う。
 なお、去年は同じ陸上部だったこともあって、俺が勉強を見ていたこともある。
 大変ではなかったのだが、苦労は感じた。
 人に勉強を教えることが楽しいと思えたきっかけでもあるので、そういうところで、俺は真由に惹かれたのかもしれない。
「……大丈夫では、なさそうですね」
「……あぁぁあぁ」
 この世の終わりみたいに焦点が合わない瞳で、ゆらゆらと頭を揺らしている真由。
 ちょっと可愛いと思ってしまうのだが、そうも言っていられない。
「なんなら、俺が勉強を教えようか?」
「えっ?」
「あっ……」
 真由の瞳に生気が戻った。
 それと蜜柑が俺を見つめてくる。
「……けーい」
 これで救われたとでもいうように、真由が俺の方へフラフラと歩み寄ってくる。
「真由」
「うん?」
 そんな真由を蜜柑が呼び止めた。
「圭と一緒の部屋で、勉強を教わるだけで済むの?」
「……」
 蜜柑の言葉を聞いて、真由に雷が落ちた。
「あぁぁぁ……」
 ゆっくりと俺を見て、それから、蜜柑を見る。
 真由は悲しそうな瞳で俺を一瞥し、蜜柑のところへと行ってしまう。
「……酷いな」
「圭も我慢できるの?」
「……」
 蜜柑の鋭い質問に、俺は笑顔を返すだけだ。
 自分でも蜜柑の言葉に納得してしまったのだ。
 テスト勉強が気付けば、保健の実践的な勉強へ切り替わる未来しか見えない。
「じゃあ、私の家で勉強しませんか?」
 そう言って、手を上げたのは由利ちゃんだった。
「由利ちゃんの家?」
 蜜柑が驚いたような反応を見せる。
「私の家なら、邪魔も入りません。それに……」
「それに?」
「腕の良い家庭教師のお姉さんたちがいますから」
 由利ちゃんが良い笑顔でそう言ったのだが、お姉さんたちという言葉に俺は引っかかるものがある。
「由利ちゃん」
「はい」
「そのお姉さんたちは保健の方も凄い人かな?」
「ですね」
 予想通り、間違いなく双子のお姉さんメイド、瑠花(るか)さんと梨花(りか)さんだ。
 なんか、あの二人はいろんな意味で凄い人たちだ。
「お二人曰く、勉強したことを教え合ったら、すぐに頭に入るそうですよ」
「……」
 それで済むような話ではない気がするのだが、それ以上、考えても仕方ない。
 梨花さんと瑠花さんについては、深く考えても答えは出ないと思う。
「「……失礼なことを考えていませんか?」」
「「「「「えっ?」」」」」
 そっと俺の両肩に手が置かれて、そして、その言葉と声にいち早く反応したのは当然、俺だった。
 そして、次に反応したのは由利ちゃんだったのだが、蜜柑も真由も鏡子も突然の乱入者に驚いて、声をあげてしまった。
「すみません。いち早くお伝えしたくて……」
「……えぇ、大事なことでしたので」
 そう言って、梨花さんと瑠花さんが殊勝な態度で謝ってくれる。
 今日も二人はメイド服を身にまとっていて、魅惑的だ。
 こんな美人な二人にお世話をされることを想像するとにやけてしまいそうになる。
 だが、そんな二人は今、真剣な表情を浮かべている。
「えぇっと、誰?」
 蜜柑が恐る恐るという感じで二人にそんなことを聞いている。
「由利様にお仕えしている千条(せんじょう)梨花……」
「……千条瑠花と申します」
 二人は丁寧にお辞儀をして、自己紹介をしてくれる。
 場違いな感じしかしないのだが、それを誰も指摘できない。
 学校に突如として現れた双子美人メイドを目の前にしたら、混乱しか覚えない気がする。
 俺は由利ちゃんのお弁当の一件で一度体験しているから、そこまで驚いていない。
「それで、二人の話って?」
 驚いていないというよりは、二人が口にしている大事なことの方が気になってしまっているというのが本音かもしれない。
 薄々は二人がやってきた理由を理解していても、往生際が悪いとは思いつつ、二人に確認してみてしまった。
「そうでした。貴重なお昼休みですので、単刀直入に……」
 瑠花さんが俺の言葉を受けて、大袈裟な反応を見せてから、ポケットから何かを取りだす。
 梨花さんも静かに瑠花さんと同じように何かを出して、
「「当たりました……」」
 そうして見せてくれたのは棒状の検査キットだった。
 一瞬の静寂。
 蜜柑と真由と由利ちゃんと鏡子も、スクっと立ちあがって二人に駆け寄る。
「妊娠したんですか!」
「えっ、圭の?!」
「本当に……」
「本物だ、これ……」
 それぞれが違う反応を見せつつも、全員が羨ましそうに検査キットというか、妊娠検査薬に釘付けになる。
「あれ、ということは薬飲んだんですか?」
「妊娠薬は飲みましたが、副作用については問題ないかと」
「問題ない?」
「えぇ……」
 そうして、梨花さんと瑠花さんが由利ちゃんのお兄さんが作った新しい妊娠薬を利用して、妊娠したことを暴露してしまった。
「なにそれ、それが本当なら色々と大変なことになるのでは?」
「ですので、まだ、秘密な話です」
「ここでしちゃっていいんですか?」
「えぇ、ご主人様に関係する方々にはお伝えしても問題はないことですから」
「ご主人様?」
「圭様のことですよ」
「「「あぁ……」」」
 瑠花さんと梨花さんの二人を質問攻めにしていた蜜柑と真由と鏡子が納得した顔で頷く。
「……圭の子どもってこと?」
「「はい」」
 恐る恐るという感じで再度確認した蜜柑に、瑠花さんたちはしっかりと頷いた。
「「「……」」」
 蜜柑と真由と鏡子が無言で俺を見つめてくる。
 由利ちゃんはというと、前から知っていたからか、見つめてこない。
「……やっぱり、圭と一緒に勉強は出来ないかな」
 重々しく蜜柑が言った言葉は呆れとか、不満とか、いろんな感情が込められていて、今度は笑うことも出来ずに、俺は頷くばかりだった。

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