09/18 紙版発売 10/02 電子版発売

兄嫁ふたり【娶りくらべ】

著者: 高宮柚希

本販売日:2026/09/18

電子版配信日:2026/10/02

本定価:935円(税込)

電子版定価:935円(税込)

ISBN:978-4-8296-4901-5

「私たちふたりの中から、結婚相手を選ぶのですか?」
家の事情で俊介は未亡人兄嫁のどちらかを娶ることに。
膣肉で牡竿を包んで抽送を教える長男の嫁・詩織。
妖しい深夜の蔵で大胆に腰を揺らす次男の嫁・澪。
口淫、尻コキ、素股……濃厚蜜戯で選択に悩む義弟。
嫁を選ぶ最後の決断は、まさかの3Pダブル子作り!?

目次

プロローグ 兄嫁ひとりを娶る?

第一章 長男の嫁と…憧れを超えた一夜

第二章 次男の嫁と…深夜の蔵で淫ら耽溺

第三章 詩織と絡み合う禁忌出張

第四章 裸エプロンが悩ましい澪 

第五章 交錯してしまう運命

第六章 兄嫁ふたりに3P種つけ

エピローグ これからもずっと

本編の一部を立読み

プロローグ 兄嫁ひとりを娶る?

 雨の降りしきる中、竜崎家の菩提寺では一周忌法要がしめやかに執り行われていた。祭壇には壮年男性の遺影が並ぶ。
(兄さんたち。僕はこれからどうすればいいんだ?)
 竜崎俊介は遺影を物憂げに見つめる。
 交通事故で、ふたりの兄が同時に他界したのは昨年の夏のこと。これによって三男の俊介が竜崎家の莫大な資産と、竜崎創業という企業を継ぐ流れになった。
 二十一歳の大学生には、どちらも荷が重い存在だ。
 だがそれ以上に、彼は大きなものを託されたと思っている。
 詩織と澪、ふたりの未亡人兄嫁である。
 共同して喪主を務める彼女たちは黒紋付の喪服姿で、対面の席に座っていた。法要の場とあって、いずれも黒髪を後ろでまとめている。
(義姉さんたちも、辛そうだな)
 長男、圭一の妻であった詩織は三十五歳。
 読経の間、彼女は背筋を正して、終始前を見つめていた。凜とした佇まいと、強いまなざしには長兄嫁としての気高さが窺える。
 対して次男、雄二の妻であった澪は、俯く時間が長い。
 三十二歳の次兄嫁は瞑目しながら手をあわせ、何かを祈っているようだった。ときおり揺れる睫毛には悲哀が滲む。
 ふたりの兄嫁にはそれぞれ立場があり、苦悩も多く抱えていると思われる。
(だけど、僕は決めなければならない)
 脳裏には、竜崎家の当主である祖母から告げられた言葉がよぎる。
 ──三ヶ月以内だ。兄嫁のひとりをお前の妻として娶りなさい──
 俊介は拳を握りしめる。
 若い彼にとって、あまりに酷な命令だった。

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