「私がどれだけイカされても、心は君だけのものだ」
誰よりも気高く凛々しく美しい俺の恋人・小鳥遊さんが、
親友の白鳥に貫かれている映像で激しく興奮してしまう俺。
他の男に抱かれてくれる小鳥遊さんのおかげで、
俺のいびつな悲願はついに達成されたのだ、しかし……
世界で一番熱いナンバー1NTR系純愛物語! 完全書き下ろし!
プロローグ 龍と鋼と白鳥
第一話 乱入する虎
第二話 想定内で想定外のサプライズ
第三話 乱れた青春、王道の青春
最終話 「恋人」みたいなキス
おまけエピローグ 虎の涙
本編の一部を立読み
「それじゃあ、挿れるよ」
静寂の中、数秒の時間が流れる。
特に何も聞こえない。
しかしこの個室の中で、間違いなく男女の肉体が重なったのだ。
俺の恋人の膣に、翔の凶悪な男根がねじ込まれている。
扉についているであろう小鳥遊さんの両手の熱が浮かんで見えた気がした。
中からは翔の心地良さそうに弛緩しきった声だけ聞こえてくる。
「あぁ、相変わらず素晴らしいよ。柔らかくも強い圧迫感。男を悦ばせる温もり。最高だ」
そう口にした後、彼はくつくつと笑った。
「余計なことは口走るなと言わんばかりに締め付けてきたよ」
小鳥遊さんの膣が如何に翔を絞ったか。それを想像するだけで俺は胸が灼ける思いである。
翔は続けた。
「でも、小鳥遊さんが喋りたがらないから、僕が鋼太郎に現状を伝えるしかないんだよね。鋼ちゃんはどうだい? 彼女の口から色々と聞きたいんじゃないか?」
「……それは小鳥遊さんの意向を尊重したい」
「そうか。彼女はなるべくこんな場所でのセックス中に声を漏らしたくないらしい。代わりに僕がなるべく事細かに実況しようと思うがどうかな?」
今にも心臓が張り裂けそうな息苦しさの中、返答する。
「……頼む」
「分かった。ちなみに先ほどからどんどんと膣から愛液が溢れ出している。床に水滴がいくつか滴り落ちているほどだ」
「……まだ動いていないんだろう」
「そうだね。でも彼女は、僕と重なっただけで淫らに昂っている」
そこで扉がどん、と拳で軽く叩かれた。小鳥遊さんだろう。
「そんなに威圧しても駄目だよ。鋼ちゃんが知りたがっていることを答えているだけなんだから。それでどうする鋼ちゃん。そろそろ動くかい?」
「……小鳥遊さんの準備が整っているなら」
「それなら問題無い。それでは、御馳走になるよ」
個室の中から、何やら物音がする。
それらは集中して耳を傾けなければ捉えられない程に微かだ。
衣擦れ。
肉と肉がぶつかる音。
愛液を纏った膣が男性器に擦られる音。
そして、小さな小さな吐息。
「スカートが捲り上がった腰を両手で掴んで、ゆっくりゆっくりと男性器で奥まで愛でているよ」
翔はそう実況した。
「彼女の背中が強張ってきているのが如実に分かる。きっと声を必死に我慢しているんだ。その懸命さはきっと鋼ちゃんにも伝わっているよ」
彼の言う通り、扉の向こうで小鳥遊さんが必死に口を真一文字に結んでいるのが容易に想像出来た。その姿がいじらしくも愛らしく、俺の情念を激しく燃やし立ててくる。
「少しずつ、回転を上げていくよ」
翔のその宣言は俺と小鳥遊さん、両方に対してのものだった。
その言葉通り、彼の下腹部が小鳥遊さんの桃尻を叩く音が顕著に聞こえるようになる。
ぺち、ぺち、とまだ可愛らしい部類の響きではあるが、間違いなく陰茎が膣を貫いている音に俺は身悶えした。
そんな折、初めて小鳥遊さんが言葉を発した。
「……鋼太郎」
俺は喜々として反応する。
「どうしたんだい?」
「……いや、特に用事というわけでもないのだが……んっ、んっ……」
口を開いたことにより、不意に吐息が漏れてしまったようだ。その音色は何よりも甘い。
「……ただ、君と言葉を交わしたくて仕方なくなった」
「俺も、小鳥遊さんと話したい」
「……そうだな……はっ、ん……何を、話そうか…………んっ、ふぅ……」
普段通りの澄ました口調ではあるが息遣いは浅く、その合間合間に微かな喘ぎが挟まった。
彼女との絆を確信したくて仕方がない俺は突拍子も無い話題を振る。
「……将来の話がしたい」
「将来?」
「ああ」
「……ああ。良いな。鋼太郎の話を……あっ、ん……聞かせてくれ」
翔は黒子に徹してくれる。ただただ黙って陰茎を小鳥遊さんの膣で摩擦させ続けた。
「……俺は、一軒家を買うのが夢なんだ」
「……悪くない」
「……そこには、君が一緒に住んで、猫を飼っていて……それで……」
その会話の最中にも、ぺち、ぺち、と肉同士が軽く衝突する音が聞こえており、それは粘り気を増していた。
「……それで、俺達の、子どもも居る」
そこまで言い切ると、途端に交接が激しくなる。
傍で聞いているだけで、ズンズンズンと小鳥遊さんが力強く突き上げられたのが分かった。
「あっ、あっ、あっ♡」
それは一呼吸分だけで、すぐにまた緩やかなピストンに戻る。
小鳥遊さんが呼吸を整える様子が伝わった。
そして彼女の言葉が返ってくる。
「理想の生活だ」
その声は、少しばかり濡れているような気がした。
俺は泣きそうな面持ちになってしまうが、ここで踏ん張らなければ小鳥遊龍姫の恋人である資格を失う。
「そう思ってくれたんなら嬉しい」
「私の夢も語ろうか」
「……是非聞きたい」
「私は、鋼太郎の赤ちゃ……」
そこまで口にすると、またしても翔の激しいピストンが彼女を襲った。
「あいっ、いっ、いっ、いっ♡」
今度はすぐには中断されない。
小鳥遊さんははしたない声を漏らしながらも、続きを言おうとした。
「あ、赤ちゃん、を……あっ、それっ、あっ、やばっ、んっんっ♡ あぁっ、奥っ、すごっ、あっあっ、そこっ、好きっ♡ はぁ、はぁ、はぁ……やっ、違……鋼太郎の、赤ちゃんを……あっあっあっ♡ うぅ、でかいち×ぽ、響く……あぁっ、おま×こ、痺れるっ♡」
俺は感情がぐちゃぐちゃになる。
俺の子どもが欲しいと必死に口にしようとしながらも、他の男の強烈な男根で喘ぐ恋人が愛おしくて堪らない。