11/13 電子版発売

悪役貴族が築いたハーレムを満喫するクズな転生者

電子版配信日:2026/11/13

電子版定価:880円(税込)

鬼畜なエロゲーの竿役&悪徳貴族に転生したレイエックこと俺。
善人を目指すも、既に出来ていたハーレムに抗えるはずもなく──
没落貴族の美人姉妹・ミリス&イリアを、性のご奉仕メイド扱い。
さらに主人公パーティの巨乳ヒロイン・レギーナに手を出したり、
ミリス達の囚われの母・シェイラを、3Pエッチのために救出したり、
悪役ムーブをしているだけなのに、なぜか勝手に聖人扱いされ……
クズ竿役がメインシナリオを破壊する、勘違い系エロゲ転生ファンタジー!

目次

1 クズな転生者は流されやすい

2 クズな転生者は欲望のままに奇跡を起こす

3 クズな転生者はやっぱり流されやすい

4 そして物語が始まる

書き下ろし番外編 オーク騒動

本編の一部を立読み

1 クズな転生者は流されやすい


 快適な目覚めは健康な身体の証。
 以前の俺なら『もう一眠り』と訴えてくる身体に鞭を打って起き上がっていたが、今は意思に身体が逆らったりしない。
「レイエック様。おはようございます」
「ああ、おはよう。ミリス」
 反抗的な目をするメイドのミリスの挨拶に適当に答え、ミリスの目の前に立った。
 するとミリスは、顔を赤くしながらキッと睨みつけてきた。
「はやくしろ」
「……っ! はい……」
 目は反抗的なままだが命令に背きはしない。
 ミリスは少しぎこちない動きではあるが、俺の服を脱がしていく。
 俺が真っ裸になったところでミリスは顔を逸らす。
 没落したとはいえ元は貴族の娘であるミリスはいつまで経っても初心《うぶ》な反応が抜けない。
 その反応が俺を喜ばせているとも知らずに……。
「お前は覚えが悪いな……やはり、イリアに――」
「し、失礼します」
 ミリスの妹であるイリアの名前を出すと、ミリスは美しい薄い金色の髪を揺らしながら、慌てた様子で膝をついた。
「んちゅ……じゅるる……んぼっ」
 そして始まる奉仕。
 教えた通りに亀頭に軽くキスをした後、そのまま咥える。
「んぶぅ、じゅるるっ」
 口を窄め頭を前後させる姿はお世辞にも上手とは言えないが、決して歯を立てるようなことはしない。
「んっ……そろそろだ……」
「んぶぅっ!?」
 俺はミリスの頭を両手で掴むと、喉奥まで一気に押し込んだ。
「おごっ、ごふっ」
 苦しそうにするミリスだが抵抗はしない。
 いやできないのだ。俺はミリスの喉奥でそのまま果てた。
「おごっ、ごぷっ、んぶぅっ」
 苦しそうにしながらも、しっかりと俺の精液を飲み込んでいく。
「ご苦労」
「……おま×こもお使いになられますか?」
「いや、今はいい」
 朝のルーティンを終えて、ミリスは俺に服を着せていく。そして、俯きながら部屋から去っていった。
「またやっちまったよ、悪役ムーブ……」
 俺は頭を抱えながら姿見に映る自分を見た。
 何処にでもいる平凡な男だった俺は、今では少し強面のイケメンになっていた。
「まさか、エロゲーの竿役に転生するなんて……」
 18禁ファンタジーRPGの大作『ドレイヤファンタジー』
 そんなゲームの悪役にして竿役『レイエック・ミスタリア』
 そんなレイエックに転生したのは一月ほど前。
 転生当初はバッドエンド回避だと息巻いていたが……今ではレイエックが築いたハーレムを堪能している。
「抗えるわけないだろ」
 レイエックの環境には、男の欲望と夢が詰まっていた。
 上位貴族、辺境伯家長子としての確かな地位。
 良い女を無理やり囲ったハーレム。
 それだけでも十分だというのに――
「ミックの世話をしにいくか。ははっ……あいつの扱いだけは、元のレイエックとは違うな」
 ミックという翼竜の存在。
 そう、レイエック・ミストリアは、翼竜で駆る騎士『ドラグーン』の卵なのだ。
「一つ目の目標である『善人になる』は無理」
 俺は元々環境に流されやすいクズだ。
 そんなクズに今の環境を捨てられるか? 断言しよう、無理だね!
 だが、このままでは俺は主人公の魔の手から逃れられない。
 ならば、やるべきことは一つ……!
「主人公に勝つしかねぇ……!」
 その為にも翼竜『ミック』の育成は急務だ。
 元のレイエックはミックの育成に力を入れていなかったが、翼竜は進化することで『翼王竜』という、そこそこ強い魔物になる。
 それでも、主人公の相棒である本物のドラゴン『炎竜』にはスペック面で劣るが、やり方次第では良い勝負はできるはず……まぁ、『炎王竜』に進化されたらそれまでだが。
「よぉ、ミック。来たぞぉ」
「ぴぎぃ!」
 ミックがいる厩舎に行くと、ミックは嬉しそうに頭をぐわんぐわん振っている。
 転生してから一月、女達の好感度は順調に下がっているが、ミックの好感度だけは鰻登りだ。
「ほら、オーク肉のステーキだぞ」
「ぷぎゃぁああっ!!」
 ミックは涎を垂らしながらステーキを凝視している。
 以前は生肉しか食べさせてもらっていなかったが、俺がそこを変えた。
 だって肉なんて焼いた方が美味いに決まっているだろ?
 ゲーム知識でもなんでもないが、ミックの反応を見るに大正解だったのは間違いない。
「食べていいぞ」
 俺がそう言うと、ミックはガツガツとステーキを頬張る。
 世にも珍しい白い翼竜の身体が、ソースで汚れてしまっていた。
「珍しいだけなんだよなぁ……」
 通常は黒いはずの翼竜。
 白い翼竜は相当珍しい……というか、ミック以外いないはずだが、スペック面は翼竜そのままだ。
 正直に言えば、珍しい翼竜なんかよりも、素直に飛竜のどれかが欲しかった。
 まぁ、レイエックの騎竜はミックだと、ゲームの時点で決まっているので言っても仕方ないが。
「レイエック様っ」
 名前を呼ばれ振り返ると、そこには車椅子に乗った、ミリスの妹であるイリアの姿があった。
 欲望に忠実な獣に無垢な笑みを向ける少女。
 姉よりも更に薄い金色の髪は角度によっては白髪にさえ見え、自力では歩けない身体の弱さも相まって儚げな印象を受ける。
 元の家ではその身体の弱さを理由に、多くの時間を部屋に閉じ込められていたそうだが、ミスタリア家に来てからは割と自由に過ごしている。
 誰も文句は言わない。その自由は俺が……いや、前レイエックが保証したからだ。
 ミスタリア辺境伯には多少睨まれてはいるが、それでも俺はイリアの自由をそのままにしている。
 イリアはミリスの鎖だ。
 ミリスはイリアが健やかに過ごせるなら絶対に俺から離れない。どんな辱めを受けても、妹を溺愛する姉は全てを受け入れるのだ。
 やることが汚いぞ、前レイエック……。
 まぁ、それを正さずにタダ乗りしている俺も、人のことは言えないが。
「だいぶ一人で移動できるようになったんだな」
「はいっ、頑張りました」
 そう言って力こぶを作ってみせるイリア。
 全く膨らんでいない力こぶは置いておいて、注目すべきはその胸だ。
 服の上からでもわかる豊満な胸がぶるんと揺れた。
 姉との格差が激しい……イリアの方が小柄で年下だというのに、残酷な現実だ。
「へぇ……頑張ったな」
「えへへ……」
 俺が褒めると無邪気に笑うのは、イリアが俺の裏の顔を知らないからだ。
 前レイエックも、鎖としてしか価値を感じていなかったのか、イリアには卑劣な行いはしていない。
 何故、前レイエックがイリア自身に価値を見出さなかったのか……それはイリアの年齢にある。
 イリアは幼い。幼女といってもギリ通るだろう。
 そんな、幼女にセックスマシーンの前レイエックは興味を示さなかったのだ。
 だが俺は違う。
 俺は変態の国からの転生者。ロリ巨乳に興味がないはずがない。
 それでも俺は手を出せない。イリアに手を出してミリスまで失うなんて馬鹿な真似はできないからだ。
「それで、何か用か?」
 魔導エレベーターなるものがある我が家とはいえ、車椅子の一人移動は大変だ。
 なにか重要な用事でもあったのかと思った俺の言葉を聞いて、イリアはぷくっと頬を膨らませる。
「今日はミックちゃんと遊ばせてくれるって言いましたっ!」
「ああ……」
 そういえば言ったな。
 完全に忘れていて、ミック育成の為に魔物を狩りに行くつもりだった。
「もちろん忘れてないぞ」
「絶対に忘れてましたっ! 何処かに出かける気だったでしょう?」
「これは……」
 イリアは俺の手荷物をじとっと見てくる。
「近くの湖に行くつもりだったんだよ。もちろん、イリアも連れてな」
「……え?」
「いやなら、別の場所にするけど」
「いきますっ!」
 俺は食い気味のイリアに苦笑しながら、ミックに鞍を取り付けた。
「二人乗り用の鞍だし、イリアは軽いだろうから楽勝だ――」
「イリア!!」
 ミックへの言葉を掻き消すように叫ぶ声。
 ばたばたと走って近づいてきたのは、イリアの姉、ミリス。
「レイエック様にご迷惑をかけちゃダメ。レイエック様、失礼しま――」
「お兄――レイエック様。ご迷惑ですか?」
「いや、別に」
 イリアがお兄ちゃんと言いかけたことに動揺して、素っ気ない返事になってしまった。
 ロリ巨乳にお兄ちゃんと呼ばれる……凌辱ルートも悪くないが、溺愛ルートもそれはそれで悪くないな。
「お姉さま、レイエック様もこう言って――」
「ダメったらダメっ!!」
 ミリスの怒鳴り声にイリアが怯む。
 イリアが涙目になっていることに気付き、ミリスも黙り込んでしまった。
「ああ……その……」
 ミリスは俺に散々変態行為をされているのだ。
 溺愛する妹に近づけたいはずがない。
 だが、イリアにとって俺は新しくできたお兄ちゃんである。
 前の家での不自由な生活の反動か、自由にさせてくれる俺によく懐いている。
 裏の顔を知るミリスと表しか知らないイリアとでは、俺に対する考えは相容れないだろう。
 このままでは姉妹仲を悪くしてしまうかもしれない。
 それはダメだ。単純に姉妹仲を引き裂く趣味はないし、イリアに鎖としての価値がなくなってしまう。
「ミリスも来るか?」
「……え?」
「お姉さまもいきましょう!!」
 嬉しそうに手を叩いたイリアを見てミリスは顔を引き攣らせる。
 しばらくして諦めたようにため息をついた。
「わかりました。私もお供させて頂きます」
「よしっ、そうと決まれば」
 俺は振り返ってミックを見る。
「三人……いけるか?」
「ぷぎゃぁ……」
 ミックは無理だと首を振る。
「一人につきステーキ一枚だ。何人いける?」
 俺は指で数字を作った。ゆっくりと数字を増やしていき、三のところでミックが叫ぶ。
「ぷぎゃあああ!!!!」
「ミックちゃんは食いしん坊さんですね、可愛い……」
 いつでも来いと羽を広げたミックを、イリアが恍惚とした表情で見ていた。
 前から俺、イリア、ミリスの順にミックに跨る。
 俺としては真ん中で姉妹サンドイッチにされたかったが、足の弱いイリアを二人で挟み込む形に落ち着いた。
「うーん……最高」
 俺はイリアにしっかりしがみついておけと言った。
 その指示にはミリスも反論しなかったが、警戒心の薄いイリアがその豊満な胸の形が潰れるほど抱きついてくるので、計らずとも俺の欲望を満たす結果になった。
「わぁ……」
 ミックが飛び立つと、イリアは歓喜に目を輝かせる。
 普段よりもゆったりとした動作ではあるが、どうしても揺れ動く。
 少し揺れるたびに、押し付けられるロリ巨乳に鼻の下を伸ばしていると、イリアは俺の首に手を回して肩の辺りから顔を出した。
「こらっ、危ない!」
「お姉さま、ちょっとだけ……ちょっとだけです」
 興奮した様子で前方を見るイリアのおっぱいを背中で感じながら、俺は目的地を指差した。
「あそこが湖だな。大抵誰もいないし、ミックの水浴びによく利用している」
「お兄――レイエック様がミックちゃんを洗ってあげるのですか?」
 肩から顔を出しているイリアの吐息が俺の肌に触れる。
 少しくすぐったかったが、全く嫌な感じはしなかった。
「お兄ちゃんって呼びたいなら呼んでいいぞ?」
「本当ですかっ!?」
「ああ、俺もイリアを妹みたいに思っているからな」
 姉は凌辱ルート。妹は溺愛ルート。
 なかなかの趣味の悪さで自分に少し引いた。
「では、お兄様と」
「ああ、そっちかぁ。まぁ、それでいいや」
「はいっ」
 ミリスをお姉さまと呼んでいるのだから、考えてみれば当然か。
 無邪気にお兄ちゃんと呼ばれるのもいいが、お兄様呼びもそれはそれで悪くないので問題ない。
「さぁ、着いたぞ」
 湖のほとりに着地した後、おっぱいとの別れを惜しみながらイリアの身体をミリスに預けて先に降りる。
「ほら、おいで」
 俺が手を広げて降りるように促すと、イリアは少し躊躇った様子でそわそわとする。
 安心できるよう急かさずに笑みを向けていると、イリアはぎこちない動きで飛び降りてきた。
「わっ、ちょっと怖かったです」
「でも、ちゃんとキャッチしただろ?」
「はいっ」
 足の悪いイリアは自分では着地できない。
 それでも飛び降りてきたのだ。イリアの俺への信頼はなかなかのものだと思う。
「手を貸そうか?」
「いえ、大丈夫です」
 イリアをお姫様抱っこしているせいで手が空いていないが、空いていたとしても手を借りることはなかったであろう冷たさがミリスの言葉にはあった。
「イリアは私が……」
 車椅子を持ってこられなかったので、イリアの移動は俺かミリスが支える必要がある。
 ミリスはキッと俺を睨みながら渡せと目で要求してくるが、俺はそれをひらりとかわした。
「待って――」
「ミリス、俺は契約を違《たが》えない」
「……へ?」
 俺とミリスとの契約はイリアの健やかな生活の対価としてミリスが身体を差し出すというもの。
 つまり、ミリスが身体を差し出す限りイリアには手を出さないと言いたかったわけだが、ミリスの表情から察するに俺の意図は伝わったようだ。
 ナニをされるかわからないというのに、妹を害されないとわかっただけで笑みを浮かべるなんて、ミリスは本当に妹思いだ。
「今日は期待しているぞ、ミリス」
「……はい」
「何のお話ですか?」
「ああ、夜にミリスの勉強を見ているんだよ。ミリスは少しばかり勉強が遅れているからね」
 没落して十分な教育を受けていないミリスの勉強が遅れているのは嘘ではない。
 俺の部屋で夜な夜な行なわれているのは、勉強とは程遠いことだが。
「私もお兄様に教えてほしいですぅ……」
 イリアの言葉を聞いて下半身に血が集まる。
 意味が違うとはわかっていても、密着していることもあって興奮してしまう。
「絶対にだめっ!!」
「お姉さま……」
 俯くイリアを見てミリスはおろおろとしている。
「ミリスとは別に時間を取ろうか」
「レイエック……!」
「心配するな。勉強を教えるだけだ、ちゃんとした勉強をな。なんなら、ミリスも来ていいぞ」
 ミリスの目から怒りの色が消えた。
 監視付きを許可したのがよかったのかもしれない。
「ミリスは一人じゃないと集中できないところがあるからな。イリア、わかってくれるな?」
「はいっ、別で時間を取ってくれるなら、イリアはいいです」
「ああ……よしよしっ。イリアは可愛いなぁ」
「えへへ……」
 イリアの頭を撫でる俺を見るミリスの目は、お世辞にも好意的ではない。
 エロゲーなだけあって、ヒロインにはち×ぽを突っ込むだけで堕ちる女もいるが、ミリスはレイエックを悪と印象付ける為の被害者モブだからか、堕ちる雰囲気は全くなかった。
「ほら、この辺りに座ろうか」
 イリアを座らせた後、ミックに自分で水浴びをさせる。
 ばちゃばちゃと楽しそうにはしゃぐミックにイリアの目は釘付けだった。
「ミリスにはミックを洗うのを手伝ってもらおうか」
「……はい」
 イリアの後ろに控えていたミリスの腰に手を回して引き寄せる。
 俺に身体を預ける体勢になったが、ミリスはイリアの視線を気にするだけで抵抗はしなかった。
「んっ……」
 俺が用意したせいでメイド服というにはあまりにも丈の短いスカート。
 そんなスカートの中に手を忍ばせ、これまた俺が用意した、割れ目の辺りがぽっかりと空いた改造下着のせいで遮る物のない割れ目をつーっとなぞる。
「濡れてるな」
 愛液で濡れた指を見せつけ耳元で囁くと、ミリスは顔を真っ赤にして俯いた。
 俺が指に付着した愛液を舐め取ると、口をぱくぱくさせながら震えていた。
 やはりミリスは最高だ。
 間違いなく俺を憎んでいるというのに、体質なのか少し愛撫するだけで受け入れる準備が整ってしまう。
 心と身体のギャップ。
 そのギャップがミリスの魅力を引き上げている。
 これでストーリー上特に関係のないモブだなんて嘘だろ? 俺としては、主人公とかち合う可能性が高いヒロインより助かるけど。

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